らいらい話。

2018/12/18 11:21:58 | ウソみたいなホントの話 | コメント:16件


失うものが多くなってきたような気がする。

身内や親類縁者、知人友人など人の命、
ずっと昔から大切に使ってきたモノ、
長年お付き合いしてきたクライアント、趣味・・・

「攻撃が最大の防御」と、得ること、成すことばかりに
注いで生きてきたパワーが減退して、
守ること、維持することに目の向くことが多くなってきた
ということかな。



懐かしい昭和の食堂を食べ歩いて記事にされている
hobohoboさんの「ほぼ毎日、ほぼ昭和食堂」は、
安い、おいしい、懐かしい(あったかい)のオンパレードで、
ヘビロテさせていただいているんだけど、
そちらでも最近、廃業閉店する店のハナシがちらほら。

平成が終わりそうないま、もうすぐ昭和も、
「平成の前のレトロ」になってしまうわけで、
今日を僕が生まれた昭和中期に置き換えてみれば、
明治時代に戻るくらいの昔のことになってしまうんだなあ、
なんて、変な計算をしていたら思い出した!
昭和食堂での出来事。



四谷見附交差点(東京都新宿区四谷。四谷怪談の四谷)の一角に、
「来々軒」という中華食堂があったんだよ。
四谷新道(しんみち)通りと、新宿通り(国道20号線)に
挟まれたエリアの角。
あっちこっちにある来々軒の元祖ではないはずだけど。


001四谷来々軒.jpg


閉店しちゃったのは、ついこの前だと思っていたんだけど、
2007年の6月というから、ろくな生き方をしてない内に
11年も経ってしまったんだな。
2007年の時点で、始めて60年と言っていたっけ。

井上ひさしさんが、若い頃に四谷新道通りの下宿に
住んでいた
んだそうだ。
その頃のことを書いた小説に『ナイン』というのが
あるんだけど、それにもそれらしき中華食堂のことが
書かれていた記憶があるなあ。

「lamentable(ラメンタブル)=悲しい」という英単語を
覚えるのに、語呂合わせで「ラーメン食べる “悲しい” 気持ち」
と教わったのだけど、ラーメンを食べるのはうれしいので、
試験で “うれしい” と答えて間違えたとかなんとか。



だからと言って、四谷の『来々軒』は、構えて入るような
中国料理店ではなかったんだよ。
極々、庶民的な中華食堂。

たとえば、家常豆腐定食が680円
ラーメンだって、たしか500円くらい。
海老チリとか、東坡肉とか、海鮮の黒酢胡椒炒めみたいな
一品料理類はそれなりの値段だけど、
ほとんどのものはライス、スープ付で1,000円未満なのだ。

でも、ラーメンと餃子のセットがウリの食堂でもない。
ものすごくあるメニューはかなり本格的。
料理人は、たぶん日本人じゃないし。
つまり、いっぱしの料理店なのだ。
ただ、リーズナブルなランチセットも、晩ご飯の定食もある
中華レストラン
だということ。

それでいて、すごくうまい、ということもない
いわゆるフツーにうまい、というやつ。
昔、香港や広州で食べた本物がそんなにうまいものでもなかった
というのを思い返せば、ある意味、本格的と言えるのかも知れない。
(汗)

店内は当然、昭和の中華屋そのもので、
決してかっこいいとか、かわいいということはないけど、
ものすごくオンボロということもない。
狭くはなく、けっこう広い。

さらには、行列ができるほど混んでいるということもない
かと言って、いつもガラガラということもない。
ランチ時も、晩ご飯時も、そこそこ客がいるし、
地下には宴会のできる卓なんかもあって、
時々、会社員の打ち上げみたいなグループも見かけるくらい。

毎日行きたい、という気にもならないけど、
もう行かねーぞ、という気になることもない。
こういう店って、あるよね?

そういうんだから、長ーく愛顧されるんだろうね。
ドカーンと人気があったわけではなく、
飽きられて人が来なくなったわけでもなく。
ハレの気分でもなく、掻っ込み気分でもなく、
そう、ちょうどいい、って感じ。
地元にしっかり根付く、というのは、
そういう現象を言うんじゃないかと見本になるような店だった。

僕も、中太に20年以上も通う客の一人だったんだよ。
店のおばちゃんとは仲良くなるでもなく、
まったく話したこともない、ということもなく。



ある日、いつものように一人で晩飯を食べに。
入口入ってすぐ左にある前金制のレジ&券売コーナー
に立って、大好きな「海老あんかけ焼きそば・900円也」
を頼んでお金を払おうとしたら、いつものラオス出身のおばちゃんが、
いつもの危なっかしい日本語で話しかけてきた。

「あのー、お店、もうやめます」
「えっ、ココ?」
「はい、今月いっぱい」

「えー、どっかに移転でもするの?
 ああ、このビル古いから建て直すんだ?」
「いーえ、もうやらないです」

おばちゃんは、昔の国鉄のキップにそっくりな
固い厚紙でできた食券
を僕に渡しながら言った。

「へ?このビル、なくなるの?」
「ビルはなくならないです。持ち主は別の人です。
 ウチだけやめます」

「儲からないから?つぶれるってこと?」
「いーえ、ただやめるです」

僕は、この店がいままで親兄弟や空気のような存在だった
ことにやっと気づいて、少し大きい声になったと思う。
「えっ、なんでさー?」
「わかりません、マスターがやめるって」

おばちゃんは、そのまま僕が選んだ席までくっついてきて、
テーブルに置いた切り取りミシン目もない食券を
無造作にちぎって
スタスタと持って行った。

そして、いつものように、店の奥にある
「料理専用のエレベーター」の中にちぎった食券を載せて、
ほにゃらー(日本語じゃない)、って合図の言葉を発して
オーダーを通した。

子供の頃のデパートのファミリー食堂や駅前の食堂で、
国鉄のキップみたいな食券や、料理専用のエレベーターを
見たことがあるけど、ここんちは、たった11年前の最近でも
そういうスタイルだったんだよ。



少し経って、おばちゃんが料理を持ってきた。

おや?
それは、「海老あんかけ焼きそば」ではなくて、
「五目焼きそば」
だった。

僕は一瞬、オーダーと違うって言おうとしたんだけど、
やめといた。
ま、いいかあ。

死ぬほど「海老あんかけ焼きそば」が食べたかったわけでもないし、
「五目焼きそば」が嫌いなわけでもないし、五目は久しぶりだし、
こっちのほうが健康にいいか、ってなもん。

麺を油を敷いた中華鍋に広げて、底面だけがカリッとなるくらい
焼いた
上に、海老と白菜がドカドカ入った白湯系の上品な薄味の
あんかけをかけた「海老あんかけ焼きそば」は、
この店のメニューの中でも至極の逸品だけど、
醤油とオイスターソースの旨味のきいた「五目焼きそば」だって
相当うまいのだ。
どっちのメニューも、かなりの量があるので、
その点でも文句はないや。

3分の2くらい食べた頃
おばちゃん、他の客への応対の流れで、
僕のテーブルの横を通ったんだよ。

おばちゃん、横目で僕のほうを見ると、はっ、と血相を変えたね。
「あ、違ったね!」
僕が、ちょくちょく「海老あんかけ焼きそば」を頼むのを
思い出したかのようだ。
「海老あんかけねー」
と言って、料理専用エレベーターのほうへ歩き出した。

「あ、いいよ、いいよ。
 もう、こんなに食べたんだから」

でも、おばちゃんは怒ったような顔をして、
「だめだめ」と言って、僕の席から離れて行ったと思ったら、
料理専用エレベーターのあたりで、語気を荒げて話している。

僕はたぶん、笑顔を浮かべていたと思う、2つの意味で。

ひとつは、もう腹いっぱいなのに、この後けっこうな量の
「海老あんかけ焼きそば」がやってくる
ことへの苦笑い。

もひとつは、20年も通って初めておばちゃんとこんなに話して、
そのぎごちない誠実さに触れたこと。



五目焼きそばの残りを食べ終わる頃に、
海老と白菜がドカドカ載った「海老あんかけ焼きそば」が
おばちゃんの手で僕の前に置かれた。

頭を上げて、いつもより凛としているおばちゃんの顔を見たら、
思わず目と鼻の間の奥のほうがツンとした。

僕は、吐いてでも全部食べてやろうと思った。



しばらく経って、来々軒がなくなった後にケンタができた。







♪ VOYAGER ~日付のない墓標~ / 松任谷由美



1977年に打ち上げられたボイジャー2号は11月5日、
太陽系でのミッションを終えて、未知の星間空間へ。
あとは、少しずつ電池がなくなって、その声が地球に
届かなくなるのを待つだけ。



♪ 不思議な体験 / 松任谷由実



ボイジャーには、地球外生命体へのメッセージとして
55種の言語による挨拶や自然音、効果音、音楽、画像
などを記録した「金のレコード」が積み込まれているんだよ。







002月とツリーと東京タワー.jpg
題して「月とツリーと東京タワー」。さて、東京タワーはどこでしょう?



003所沢駅のイルミ.jpg



004黄色い花.jpg


コメント

2018/12/18(火) 23:19:05 | URL | バニーマン #-
東京タワーはツリーの左?

『不思議な体験 / 松任谷由実』はスキーの行き帰りの車の中で
よく聴きました。結構好きな曲でした。って、今でも好きですが。

無くなって、初めて気が付くことってありますね。
普通って、ものすごく偉大ですね。
偉大というのか、兎に角、普通であり続けることって、そうとう大変。

2018/12/19(水) 08:28:16 | URL | hobohobo #-
うう。。。
いいお話ですね(涙)

いつもご紹介ありがとうございます。
「狩勝」のおかあさんに「やめる」と聞いた次の日、すぐ近くの持ち帰りカレー店「ネパール」に閉店の張り紙。「でもどっかで続けるんでしょ?」「ワカラナイ…」と言ったときのネパール人店員さんの寂しそうな顔。

「来々軒」のラオスのおばちゃんとのやりとりは、つい10日ほど前の一連の出来事を思い出させます。
うう。。。
「海老あんかけ焼きそば」も「五目焼きそば」も(画像ないけど)おいしそう…

最近、小川の「いし」がずっと閉まっていて、ほぼ毎日見に行ってるんですけど、心配です。

2018/12/19(水) 12:20:35 | URL | ももこ #-
素敵な文章でしたe-420
つかりこさんがエッセイ集出したら、私は何冊も買って、
大好きな人達にプレゼントします!

20年も通ったお店がなくなるのは本当に寂しいですね。
つかりこさんのお話を聞いただけでも寂しい気持ちになりましたもん。
その後おばちゃんはどうしたんでしょうね。元気でいてくれるといいですね。

あぁお腹がすいた!昨夜の残りのお好み焼き食べよう♪

2018/12/19(水) 17:29:20 | URL | carmenc #-
短篇のようないいお話、ほっこり、せつないですね
ママさんのお人柄が素敵、きっといっぱいほのぼのするドラマがあったんでしょうね
このお店、入ろうかどうしようか迷って入らなかった記憶があります
昼時で結構混んでそうでした
入れば良かったなあ
結局どこにも入らないでお腹空かせて歩いていただけでした
そう言えば最後に四谷に行った2010年にはケンタッキーがありましたね
このお店のあった所なんですね
若い頃、たまに行ってたしんみち通りのキキというお店はどうなってるかとしんみち通りも歩きましたが、その時もどこにも入らないでアトレでパンを買っただけだったような…
四谷ってどこで食べようかといつも迷います

2018/12/20(木) 20:09:52 | URL | さとちん #-
> デパートのファミリー食堂や駅前の食堂で、
> 国鉄のキップみたいな食券や、料理専用のエレベーター
あった! 昔はよく見かけましたよね。

おばちゃんとそんなやり取りがあったら
そりゃ忘れられない想い出、忘れられない店になりますね。
完食えらい!

「月とツリーと東京タワー」 いい写真ですね。
恵比寿、さすがオサレ〜☆


『スリー・ビルボード』を近所のGEOに借りに行ったら
貸し出しは2月からですと言われました。
「ホントに?」と思ってネットで調べたら
レンタルはTSUTAYAだけって書いてあった〜〜。
(2月って言ってたのはナンナンダ?!)
こういう独占的な商売やめてほしいです(泣)

Re: バニーマンさん、コメントありがとうございます。

2018/12/21(金) 14:37:27 | URL | つかりこ #-
> 東京タワーはツリーの左?

↑ そうそう!
わかりやすいですよね。
絶好のシャッターチャンスでした。

> 『不思議な体験 / 松任谷由実』はスキーの行き帰りの車の中で
> よく聴きました。結構好きな曲でした。って、今でも好きですが。

↑ この曲は、映画『さよならジュピター』の封切りに合わせてリリースされた
「VOYAGER」というアルバムの中の1曲です。
惑星探査機のVOYAGERを擬人化して歌っているんだと思いますが、
恋人や友達のことを思い浮かべて聴いても、しびれる曲ですよね。

> 無くなって、初めて気が付くことってありますね。
> 普通って、ものすごく偉大ですね。
> 偉大というのか、兎に角、普通であり続けることって、そうとう大変。

↑ そうそう!
おっしゃる通り、あのおばちゃんのあわてようは、
そういうことを表しているんだと思っています。
「あわてよう」というのは、おばちゃん、僕が五目焼きそばを
大半食べてしまっていてお腹いっぱいでもう食べられないのに、
「海老あんかけ焼きそば」を持ってきたでしょ。
フツーなら、杏仁豆腐のデザートでも持ってきて、「ごめんねー」って
感じで繕うでしょ。
でも、おばちゃん、そういう方法が思いつかなかった。
つまり、おばちゃんもシェフもオーダーの間違いへの対処に慣れていなかった
ということですよね、たぶん。
きっと、オーダー間違いなんてしたことないと言えるくらいか、
うん十年ぶりくらいなんじゃないかと。
それからわかることはこの店は、何気なくやってきたようで、
実は厨房もフロアも実はきちんと気合入れてやってきたんだ、
ということだったんですよ。
僕は、そのことに閉店間近になってやっと気づいたわけです。

そう、「普通」は偉大。
オーダーひとつだって間違えない、いろんな人がフツーに入れて
フツーに食べられるようにとの絶え間ない努力の上に成り立って
いるんだとわかりました。

それが、あと少しでなくなってしまう、と思うと
ちょっと目頭が熱くなってしまいました。

Re: hobohoboさん、コメントありがとうございます。

2018/12/21(金) 15:26:58 | URL | つかりこ #-
> うう。。。
> いいお話ですね(涙)

↑ ありがとうございます。
僕にとっては、晩ご飯の食卓みたいなあたり前な店だったのですが、
なくなってからはちょくちょく思い出して悔しい思いをしました。

> いつもご紹介ありがとうございます。

↑ いえいえ、こちらこそ勝手に書いてすみませんでした。
ご迷惑でしたら、おっしゃってくださいねー。

> 「狩勝」のおかあさんに「やめる」と聞いた次の日、すぐ近くの持ち帰りカレー店「ネパール」に閉店の張り紙。「でもどっかで続けるんでしょ?」「ワカラナイ…」と言ったときのネパール人店員さんの寂しそうな顔。
>
> 「来々軒」のラオスのおばちゃんとのやりとりは、つい10日ほど前の一連の出来事を思い出させます。
> うう。。。

↑ そうそう、それらの記事を拝見して思い出したんです。
キップのような食券とかね。
ありがとうございます。

> 「海老あんかけ焼きそば」も「五目焼きそば」も(画像ないけど)おいしそう…

↑ 記事にも書きましたが、「すごくうまい」ということもないのですが、
「けっこううまい」のです。
値段も量も微妙にお得感があって、フツーにおいしくて、フツーにまた行く
という感じです。
思えば昭和から生き残っている食堂って、みんなそういう魔力を持っている
ような気がしますよね。
だから長く続いているんでしょうね。

> 最近、小川の「いし」がずっと閉まっていて、ほぼ毎日見に行ってるんですけど、心配です。

↑ そうそう!ショックです。
「体力の限界」って感じでやめる方が多いように思えますが、
「いし」さんもそうなのでしょうかね。
僕とカミさんで1度うかがったときは、変なこと言うと怒られそうな
気のオーラを発せらていましたが。(汗)
再開を祈っています。

Re: ももこさん、コメントありがとうございます。

2018/12/21(金) 15:35:08 | URL | つかりこ #-
> 素敵な文章でしたe-420
> つかりこさんがエッセイ集出したら、私は何冊も買って、
> 大好きな人達にプレゼントします!

↑ ははは
やさしいももこさん、いつもありがとうございます。
もし万一、万一ですよ、何かの本を出すようなことなったら、
どっさり差し上げますよ、どうせ売れないでしょうから。(笑)

> 20年も通ったお店がなくなるのは本当に寂しいですね。
> つかりこさんのお話を聞いただけでも寂しい気持ちになりましたもん。
> その後おばちゃんはどうしたんでしょうね。元気でいてくれるといいですね。

↑ その四谷のしんみち通りに、「稲草園」というベトナム、タイ系の
エスニックレストランがあって、そこと切り盛りは同じ、という噂を
きいたことがあるのですが、そっちはそっちで別のおばちゃんがいるので、
こっちのおばちゃん、どうしてることやらです。
長年のつきあいなので、顔や姿ははっきりと覚えているので、
どっかで見かけたらハグしてしまうかもしれないです。(汗)

> あぁお腹がすいた!昨夜の残りのお好み焼き食べよう♪

↑ え、焼きそばじゃなくて?

Re: carmencさん、コメントありがとうございます。

2018/12/21(金) 16:23:07 | URL | つかりこ #-
> 短篇のようないいお話、ほっこり、せつないですね
> ママさんのお人柄が素敵、きっといっぱいほのぼのするドラマがあったんでしょうね

↑ 長いテキストを読んでいただき、ありがとうございました。
ふだん仕事では、企画書などビジネス文書を書くことが多いのですが、
平易な言葉で書くと、長くなってしまいますねぇ。

おばちゃん、いま思えば「仕事人」だったのかと。
僕に関して言えば、無駄口をたたくことが全然なかったです。
でも、長かったので、きっと他のお客さんとたくさんの物語をシェアしている
のではないかと思います。

> このお店、入ろうかどうしようか迷って入らなかった記憶があります
> 昼時で結構混んでそうでした
> 入れば良かったなあ
> 結局どこにも入らないでお腹空かせて歩いていただけでした

↑ そうですねー、まあ、古ぼけた中華食堂って感じでしたので、
女性でも男性でも、一人では入りにくかったかもしれませんね。

> そう言えば最後に四谷に行った2010年にはケンタッキーがありましたね
> このお店のあった所なんですね

↑ そうそう、ケンタはいまでもありますね。
きっと、ビルオーナーがビルをリニューアルする時に、
家賃を高くするということで、来々軒の現場の人たちは出て行ったんでしょうね。
あのロシケーションはめっちゃ一等地で、思えば「食堂」の商売の成り立つ
ようなところではないですね。
ビルが古かったので、家賃もレトロで来々軒はいられたのではないかと。

> 若い頃、たまに行ってたしんみち通りのキキというお店はどうなってるかと
> しんみち通りも歩きましたが、その時もどこにも入らないでアトレでパンを買っただけだったような…
> 四谷ってどこで食べようかといつも迷います

↑ 四谷のアトレのパン屋といえば、「ポール」ですね。
けっこう高いけど、たしかにうまかったですよね。
ランチもやっていて、めっちゃお洒落でおいしかったです。
あとは、高田の馬場のタイ麺屋の「ティーヌン」の支店もありました。
いま流行りのガパオをとっくの昔からやっていて、
女性客に人気でしたよ。

見附交差点付近、しんみち付近、二丁目、三丁目、荒木町、四丁目と
いろんな店がありますが、建物の代謝がにぶいせいか、
チマチマした店が多いですねー。
でも、昔は文化放送やフジテレビ、日テレ、太田プロ、サンミュージック
などがあったせいか、いい店がたくさんあるんですよ。

ご飯系なら、「エリーゼ」(いまはない)、「バンビ」、「とんかつ三金」、
インド料理の「ムンバイ」、「スパゲティながい」、「広東料理 嘉賓」、
「メキシコ料理 エル・アル・ボル」、ラーメンの「こもり」、志那そば「こうや」、
ピザの「サルバドーレ・クォモ」、立ち食いとは思えないうまさの「政吉そば」、
フレンチ「北島亭」、そうそう有名な「オテル・ドゥ・ミクニ」や「すし匠」も近くです。
ジャズならでっかいスピーカーのある「いーぐる」。
おやつなら、たい焼き「わかば」。
清酒呑むなら「桑」、「たん焼 忍」、「萬屋おかげさん」。
三丁目や荒木町に行けば飲み屋は魑魅魍魎です。
etc.....
一言、お声かけいただけば、ご案内させていただいたのにぃ。(汗・笑)

Re: さとちんさん、コメントありがとうございます。

2018/12/21(金) 16:49:43 | URL | つかりこ #-
> > デパートのファミリー食堂や駅前の食堂で、
> > 国鉄のキップみたいな食券や、料理専用のエレベーター
> あった! 昔はよく見かけましたよね。

↑ ありましたよねぇ。
沖縄にもありましたか。
ローラースケート履いたおねえちゃんが、
オーダーとりにくるのかと思ってました。(笑うとこ)

> おばちゃんとそんなやり取りがあったら
> そりゃ忘れられない想い出、忘れられない店になりますね。
> 完食えらい!

↑ 腹いっぱいなのにどうしようかと思いましたが、
おばちゃんのぎごちないやさしさに打たれて、
がんばって食べました。(ホントは割と楽勝・汗)

> 「月とツリーと東京タワー」 いい写真ですね。
> 恵比寿、さすがオサレ〜☆

↑ おっと、さすがお目が高い!
この写真は、何のテクニックも駆使してはいなくて、ただ撮っただけなのですが、
被写体が良かったですねー。
なかなか上品なツリーだな、と思って見上げると月が出ているじゃないですか。
しかも、いい感じに雲がかかってる。
よしよしと思って見ていたら、東京タワーも見える。
もう、これは撮るしかないって、急いでカメラを出しました。
町なかの恵比寿あたりでこんな写真を撮れるなんて、絶好のシャッターチャンスだったでしょ?
おまけに、右下に白いミニスカドレスの女子も写っているしぃ。(汗)

> 『スリー・ビルボード』を近所のGEOに借りに行ったら
> 貸し出しは2月からですと言われました。
> 「ホントに?」と思ってネットで調べたら
> レンタルはTSUTAYAだけって書いてあった〜〜。
> (2月って言ってたのはナンナンダ?!)
> こういう独占的な商売やめてほしいです(泣)

↑ え?
そういうことになってんだ?
言っちゃなんですが、ツタヤの独占レンタルって、
あまりメジャーじやないタイトルが多い気がしてたけど、これも?
でも、きっと「先行レンタル」で、2月に解禁になるのでは?
まあ、あわてることないと思いますよ。
なかなか、じわーっとした作品なので。(汗)
僕なんか、『カメラを止めるな!』も『ボヘミアン・ラプソディ』も
観てないやー。

2018/12/22(土) 00:23:33 | URL | carmenc #-
四谷の角の書店に年に数回行ってたのもあって…
たしかそのビル中央出版の看板のあるビルの左に
ハンバーグがおいしかったレストランがあった筈ですが、
みつからなかったです
ポールのパンは一番好きなパンです
ポール目当てに四谷で下りることもありました
新宿通りを先に進んだ所にあった中華レストランには入ったことあります
右側にサンマルクかなだったかな?何かカフェがありましたね

Re: carmencさん、再コメありがとうございます。

2018/12/22(土) 14:07:57 | URL | つかりこ #-
> 四谷の角の書店に年に数回行ってたのもあって…
> たしかそのビル中央出版の看板のあるビルの左に
> ハンバーグがおいしかったレストランがあった筈ですが、
> みつからなかったです

↑ サン・パウロ書店ですよね。
その左?
んー、高千穂貿易という商社のビルがあるのは覚えているのですが、
左側に何かありましたっけ?
右側には、老舗のとんかつ屋「三金」がありました。
いまは、サンマルクカフェになっています。
「三金」は、閉店してからしばらく行方不明になっていましたが、
いまはその新宿通りを挟んだ向かいのあたりに再開しています。
「三金」は、バリバリのとんかつ屋ですが、
たしか、ハンバーグやメンチカツもあったような。
ひょっとすると三金のことでしょうかね?

> ポールのパンは一番好きなパンです
> ポール目当てに四谷で下りることもありました

↑ ポールは、酵母などにもこだわり、日本ではなかなか食べられない
種類のパンなんかも扱っていて、リッチなベーカリーですよね。
きっと、目当てで四谷に来るお客もたくさんいるに違いないですよね。
カフェも併設していて、フレンチだったかな?珍しいメニューも
食べられます。

> 新宿通りを先に進んだ所にあった中華レストランには入ったことあります
> 右側にサンマルクかなだったかな?何かカフェがありましたね

↑ 新宿通りを新宿に向かって左側なら、
「源源飯店」か「江南亭」でしょうかね?
いずれも、この10年以内くらいにできた美味しい店ですね。
もうなくなりましたが、「明華菜館」というのもありました。
二丁目、三丁目に向かっていくつか老舗があったと思うのですが、
んー、思い出せないですわー。

2018/12/24(月) 23:48:22 | URL | ツキ #eqP7eH0Y
こんにちは。ほぼほぼ毎日、昭和食堂からお邪魔しました。
言葉の壁はあっても、日々軽い挨拶を交わす程度。そんな何気無い関係の日常から人影が切り取られるのは寂しいことですね。
僕はモッキンポット師に迷惑をかけたようなクチではありませんが、もうすぐ会えなくなる人を前にすると何か粗相はなかったかなどと思うことがあります。そういう時って、なかなか掛ける言葉が見つからないものですね。
二皿目の焼きそば、塩辛い味がしたんじゃありませんか?

Re: ツキさま、コメントありがとうございます。

2018/12/25(火) 11:23:36 | URL | つかりこ #-
> こんにちは。ほぼほぼ毎日、昭和食堂からお邪魔しました。

↑ あ、含蓄あるコメント、いつも楽しく拝見しております。
ご来臨たまわりありがとうございます。

> 言葉の壁はあっても、日々軽い挨拶を交わす程度。
> そんな何気無い関係の日常から人影が切り取られるのは寂しいことですね。

↑ そうですよね。
何気ない関係、というのは「日常」のことなんですよね。
日常って何気ないけど、不必要なことではないし、くだらないことでもない。
何気ないだけに、なくなるまでその大切さに気付きにくいことに気付きました。
まあ、お店と客というのは、ホントはそれだけで何気い関係ではないですけどね。
記事冒頭でも書きましたが、そういうことに気付くトシになってきて、
うれしいやら、寂しいやらです。

> 僕はモッキンポット師に迷惑をかけたようなクチではありませんが、
> もうすぐ会えなくなる人を前にすると何か粗相はなかったかなどと思うことがあります。
> そういう時って、なかなか掛ける言葉が見つからないものですね。

↑ そういえば、その時もその後に行った時も、ありがとうの一つも言えなかったです。(汗)
それゆえに、深く記憶に残ってるのかもしれません。

井上ひさしさんは、代々木上原の神父のところから四谷の上智大学に通われていた
ことがあったそうで、「モッキンポット」も「ナイン」もその頃のことを
小説化したんでしょうね。

> 二皿目の焼きそば、塩辛い味がしたんじゃありませんか?

↑ あ、「海老あんかけ焼きそば」、塩味なんですよ。(笑)
あいや、はい、塩辛い思い出です。

★ツキさんのブログがわかりません。
よかったら、教えてくださいなー。

2018/12/25(火) 15:15:48 | URL | ツキ #-
憐愍という情の喩えがありますが、先人たちが霞んでいく様を滲むような気持ちで送る時にも同じ言葉を使えるでしょうか。つかりこさんの言われる、気付いて嬉しいやら寂しいやらと言うのは、おそらくは木枯らしに向かいつつも人を煩わせたくないという同世代特有の意地なのだと思います。私も器用さを求められる昨今の中高年に入りますが、穏やかな目で社会の営みを見送れることは、ある意味で幸せだと思うこの頃。もはや外野席の観覧者ではいられぬ立場となりました(苦笑)
で、
>↑ あ、含蓄あるコメント、いつも楽しく拝見しております。
書けば書くほど、ますます濃くなる黒歴史の穴。。。実面識のあるブロガーの皆さんからは、たわ言の総合デパートと呼ばれております・・

それと、
>★ツキさんのブログがわかりません。よかったら、教えてくださいなー。
申し訳ありません。当方駆け出しの身でして、ブログ通りには店を構えておりませんでして、ハイ(苦笑)
人様からはSNSは?とか、#”>)’〜&%は?などと聞かれますが、何分にも電脳難民といいますか、未だに携帯はプリペイドです(赤恥!)
二年前に世界のエンターテイナーにでもなろうと小説を書き始め、試みにキーボードを叩き始めましたが、それ以外のPCの使い道といえば如何わしくも夢のある先へ行き着くなどというのが現状であります(再赤恥!!)
そんなわけでして、華やかさのかけらもない日常をネットに晒せる場を持っておらぬ身です。悪しからず(笑)

Re: ツキさま、再コメありがとうございます。

2018/12/25(火) 18:14:01 | URL | つかりこ #-
> 憐愍という情の喩えがありますが、先人たちが霞んでいく様を滲むような気持ちで送る時にも
> 同じ言葉を使えるでしょうか。
> つかりこさんの言われる、気付いて嬉しいやら寂しいやらと言うのは、おそらくは木枯らしに向かいつつも
> 人を煩わせたくないという同世代特有の意地なのだと思います。
> 私も器用さを求められる昨今の中高年に入りますが、穏やかな目で社会の営み> を見送れることは、
> ある意味で幸せだと思うこの頃。もはや外野席の観覧者ではいられぬ立場となりました(苦笑)

↑ 単純に「憐み」というのとはちょっと違うのですが、
「憐愍」という言葉に「愛情」というようなニュアンスが含まれているとしたら、
それに違いないです。
実は僕はその時、オーダー違いに対してやさしく「煩わせないように」とは思ってはいなかったんですよ。(汗)
ホントに、「まあ、いいや、五目焼きそばだって好きだし」って思ったんです。

おばちゃんやシェフは、何十年もお店をやっていたのに、
盛りのいい焼きそばを2つも提供したでしょ?
ちょっと気付けば、杏仁豆腐でももって来れば気の利いたお詫びになるのに。
そもそも、お詫びをしてほしいとも思っていなかったのですが。

「何十年もやってるのに、オーダー間違いに慣れていないのかな?
2つも食べられないのに、もっとスマートな方法があるのでは?」と思ったんです。
で、少し考えて、「そうか、この店はオーダー間違いなどしたことがないか、何十年もしなかったんだ」
「だから、あわてて気ごちない対応をしたんだ、何十年も気合を入れて店をやってきたんだ」
と思ったんです。
「僕のフツーの日常の一部は、おばちゃんたちのたゆまない努力の上にできていたんだ」と。
そう思うと、それまであたりまえに受けとるだけを続けてきた自分のバカさ加減に気付くとともに、
ありがたいものをなくす寂しさや感謝の気持ちがこみ上げてきて、去っていく恋人に対する
「愛情」みたいなものを感じたんです。

> で、
> >↑ あ、含蓄あるコメント、いつも楽しく拝見しております。
> 書けば書くほど、ますます濃くなる黒歴史の穴。。。実面識のあるブロガーの皆さんからは、
> たわ言の総合デパートと呼ばれております・・

↑ とんでもないです。
僕は、SNSとかネットって、「何かを提供して分かち合う場」だと思っているので、
いろんな情報とか考え方とか感じ方とか、哲学とか思想とか、美とか、感性とか、
いろんなことを書いて残すべきだと。
たとえ、ウンチクおやじとか、ひけらかしとか、知ったかぶりとか言われようと。
「たわ言の総合デパート」、僕も耳が痛いのですが、上っ面なものになるくらいなら
それでよろしいのかと。

>それと、
>>★ツキさんのブログがわかりません。よかったら、教えてくださいなー。
>申し訳ありません。当方駆け出しの身でして、ブログ通りには店を構えておりませんでして、ハイ(苦笑)
>人様からはSNSは?とか、#”>)’〜&%は?などと聞かれますが、何分にも電脳難民といいますか、
>未だに携帯はプリペイドです(赤恥!)
>二年前に世界のエンターテイナーにでもなろうと小説を書き始め、試みにキーボードを叩き始めましたが、
>それ以外のPCの使い道といえば如何わしくも夢のある先へ行き着くなどというのが現状であります(再赤恥!!)
>そんなわけでして、華やかさのかけらもない日常をネットに晒せる場を持っておらぬ身です。悪しからず(笑)

↑ あー、そうだったんですね。
でも、PCがあれば充分ですよね。
仕事では、すぐに一言でも返事を返さなきゃならない場合もあるので
タブレットを使っていますが、僕もスマホで始終友達とメールのやりとりは不要と思っています。

「怒っている時に手紙を出すな」ということわざがあるようですが、
スマホですぐに返事をするから、ネットで集団ヒステリーが起こるのではと。
物事には、それにふさわしいカタチとか大きさとかタイミングいうものがあるもので、
スマホは小さ過ぎる、早すぎるがゆえに、ちっちゃく無責任な言葉ばかりが氾濫するのではと。
ぶつぶつ・・・

すばらしい小説、お目にかかれる日をお待ち申しあげます!

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