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会場中、涙と鼻水でぐじゅぐじゅ ~ キネ旬ベスト・テン表彰式


映画カッパさん(「映画的日記」http://kappacinema.blog.fc2.com/)、
ありがとうございました!!

キネ旬の表彰式に行って来たよー!

2014年にも招待券をいただいて、大雪の中行って来たんでしたねー。
で、2015年にも招待券を送っていただいたんだけど、
その時はなんと腸閉塞で入院してて、看護婦さんに譲ったんだっけ。

001チケット.jpg

そして、またまたまた、招待券をお譲りいただいて
貴重な機会をたまわりました。
ホントにホントにありがとうございました。



<文化映画ベスト・テン>
1位/ふたりの桃源郷

2位/あるアトリエの100年
3位/五島のトラさん
4位/表現に力ありや ―「水俣」プロデューサー、語る―
5位/クワイ河に虹をかけた男
6位/鍛金 ―玉川宣夫のわざ―
7位/さとにきたらええやん
8位/名塩雁皮紙 ~谷野剛惟のわざ~
9位/氷の花火 山口小夜子
10位/不思議なクニの憲法



<外国映画ベスト・テン>
1位/ハドソン川の奇跡

2位/キャロル
3位/ブリッジ・オブ・スパイ
4位/トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
5位/山河ノスタルジア
6位/サウルの息子
7位/スポットライト 世紀のスクープ
8位/イレブン・ミニッツ
9位/ブルックリン
10位/ルーム

<読者ベスト・テン(外国映画)>
1位/ハドソン川の奇跡

2位/キャロル
3位/スポットライト 世紀のスクープ
4位/ルーム
5位/レヴェナント:蘇えりし者
6位/オデッセイ
7位/ブリッジ・オブ・スパイ
8位/スター・ウォーズ/フォースの覚醒
9位/ブルックリン
10位/トランボ ハリウッドに最も嫌われた男



<日本映画ベスト・テン>
1位/この世界の片隅に

2位/シン・ゴジラ
3位/淵に立つ
4位/ディストラクション・ベイビーズ
5位/永い言い訳
6位/リップヴァンウィンクルの花嫁
7位/湯を沸かすほどの熱い愛
8位/クリーピー 偽りの隣人
9位/オーバー・フェンス
10位/怒り

<読者ベスト・テン(日本映画)>
1位/この世界の片隅に

2位/シン・ゴジラ
3位/怒り
4位/君の名は。
5位/リップヴァンウィンクルの花嫁
6位/64-ロクヨン- 前編 64-ロクヨン- 後編
7位/湯を沸かすほどの熱い愛
8位/永い言い訳
9位/海よりもまだ深く
10位/淵に立つ

http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/



2月5日(日)、会場は「文京シビックホール」
「ふーん、文京区の区民会館だろ?」なんて思ってたら、とんでもない。
すげーでかくて、カッコいい建物だったよ。
まだ、新しいんじゃないのかな。
地下鉄丸ノ内線・後楽園駅直結。
そう、東京ドームの隣だよ。

002シビックホールロゴ.jpg

003五輪フラッグ.jpg

004梁.jpg

開場する前にコーヒーでものんびり飲もうかな、
なんてボチボチ出かけたんだけど、開場1時間前だというのに大行列!
地下2階から、1階のホール入口までもう千人くらいは並んでいたー。

005行列.jpg

もう、前のほうの席なんて望むべくもないので、
列になんか並ぶのはやめて、予定通りカフェでコーヒー飲んだった。(笑)



006入口看板.jpg

さてさて、開場!
ロビーに入ると、おお、授賞式らしい雰囲気。
受賞者へ贈られた花のにぎわいさー!

007キネ旬パネル.jpg

008柳楽花.jpg

009杉崎花.jpg

本物のトロフィなんかも展示されているじゃんかー。
いいね、いいね、気分が盛り上がってきたよー。

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012片淵.jpg

よしよし、チンタラ席に着きましょ。

013ステージ.jpg



まずは、各部門の1位受賞作品の上映会から。



『ふたりの桃源郷』<文化映画ベスト・テン第1位>

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2016 日本
●監督/佐々木聰
●製作/久保和成
●脚本/
●出演/田中寅夫、田中フサコ ほか

日本テレビ系の山口放送が、25年にわたって撮り続けた
テレビドキュメンタリーシリーズをまとめた映画。

戦後間もない頃、職も食もままならない都会を捨てて、
岩国(?)の山奥に自力で開墾移住して、電気も水道もない
自給自足の生活を続ける夫婦のハナシ。
なんと、そこで3人の子供を産み育て、その子供達も結婚して
都会で立派に暮らしているからすごい。

夫婦は、一度は大阪の都会に出て暮らすけど、やっぱり “山” へ戻ってしまう。
日々迫りくる老い。
だんだん、畑仕事もままならなくなってくる。
それを助ける、子供達夫婦。
みんなの気持ちを繋ぐものは、あの日見た “山” なのだ。
エコロジーとは、夫婦愛とは、家族とは、戦争とは・・・
たくさんのことを教えてもらったよ。

015ふたりの桃源郷内容.jpg



上映会ののっけから、涙と鼻水の滝。
会場のあっちこっちから、すすり泣きが聞こえたなあ。
すばらしいドキュメンタリー!



『ハドソン川の奇跡(Sully)』<外国映画ベスト・テン第1位>

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2016 アメリカ
●監督/クリント・イーストウッド
●製作/クリント・イーストウッド、フランク・マーシャル、アリン・スチュワート、
    ティム・ムーア
●原作/チェズレイ・サレンバーガー、ジェフリー・ザスロー
●脚本/トッド・コマーニキ
●出演/トム・ハンクス、アーロン・エッカート ほか

2009年、ニューヨーク・ハドソン川に不時着して、
奇跡的に全員が生還した飛行機事故の実話を題材にした映画だよ。

これは、よくある、ただいたずらにドキドキさせる
「旅客機パニック映画」とはちょっと違うんだな。
もちろん、飛行機内のパニックも故障した飛行機が飛ぶようすも、
救出のようすも、極めてリアルなCGを使ったり、大がかりなオープンセットを使ったりで、
手に汗握るシーンがダイナミックに繰り広げられるんだけど、
それにさらに、「裁判モノ映画」の醍醐味も加えたおもしろさなんだなー。

017ハドソン内容.jpg

きっとこの映画は、9.11テロで悲嘆にくれたニューヨーク人、アメリカ人の不安や無力感を
おもいきりすっ飛ばしてくれる!
そういう意味では、「社会派映画」の隠し味も含まれている傑作なんだと思う。



会場、また涙と鼻水の渦。



『この世界の片隅に』<日本映画ベスト・テン第1位>

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2016 日本
●監督/片渕須直
●企画/丸山正雄
●プロデューサー/真木太郎
●原作/こうの史代
●脚本/片渕須直
●声の出演/のん、細谷佳正 ほか

すばらしいアニメだなあ!
ジブリの独特な空想の世界もいいけど、
こんな、上質な実写映画のようなセンスのアニメもいいなあ。

アニメって、実写ではやりずらい「表現の強調」を
絵の世界のこととしてやれるもんだから、
激しいことはすごく激しく、楽しいことはより楽しく、
悲しいことはすごく悲しく、悲惨なことはめっちゃ悲惨に描くことができるよね。
だから、わかりやすくなる反面、つい、くどいというか大袈裟というかな表現に
なりがちになっちゃうよなあ。

でも、このアニメ映画は見事に節制がきいていると思う。
戦争の、しかも広島の原爆被害の悲惨さを描いているんだけど、
『火垂るの墓』のようなストレートで目を伏せたくなるような表現でないんだな。
当時の広島と呉に暮らす、一人ののんびり屋さんの女性のリアルな生活を
ほのぼのと描いた作品
なんだよ。

当時の街の風景描写なんかも、徹底的にリアルにこだわったみたい。
学校生活あり、不器用な恋や愛があり、昔ながらの結婚あり、
暮らしの中の嫌なこと、うれしいこと、美味しいことあり・・・
どちらかというとほのぼのとしたコミカルなタッチ
お、そういえば、何の因果か『あまちゃん』みたいなタッチといえるかもしれないなあ。

019この世界の内容.jpg

でも、そんな文体で、
暮らしの中に「戦争」がさらっと爪跡を残すもんだから、
逆に痛さや悲惨さがくっきりと浮き彫りにされる。
暮らしの中に「戦争」が残す辛さ、悲しみが、心の中にぽつんぽつんと取り残される。

物語の中には、いたいけなヒロインのキラキラしたセリフが
たくさん散りばめられていた
よー。

映画カッパさんの感想もどうぞ
http://kappacinema.blog.fc2.com/blog-entry-1309.html



会場中、またまた涙と鼻水マックス!
おいおい泣いている、おばはんもいたよ。



涙&鼻水の上映会が終わって、
さてさてお待ちかねの個人賞の表彰式でございます。

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わかりずらい人だけ紹介。上段左から4番目が『この世界の片隅に』の片淵監督。
その右隣が、仕事で来れなかった村上虹郎の代わりに立った
『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也監督(35才)。
上段一番右が、評論家の川本三郎。
下段一番右が、ミュージシャンで助演男優賞受賞の竹原ピストル。

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<個人賞>

主演女優賞/宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』)

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宮沢りえちゃんは、実は表彰式スタート時点でいなかったんだよね、
仕事がぶつかってて。
でも、本人いわく「役は自分の体を通り過ぎていくもの。だから自分の人生そのもの。
それに対していただける賞だもの、遅れてでも参加したい」とのことで、
表彰式の最後のほうでやってきました。

彼女の表彰には、ゲストとして監督の中野量太氏も登場。
宮沢りえと同い年ということで、フランクな感じだったよ。
本人は、映画監督として経験が浅く自信がなかったそうだけど、
主演に宮沢りえ、助演に杉崎花に打診して、オッケーをもらった時点で、
「この映画は成功する」って確信したんだそうだ。
この映画は、ぜひとも観たい!



主演男優賞/柳楽優弥(『ディストラクション・ベイビーズ』)

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本人、ちょっと緊張してたかな?
おもしろいこと言おうとして、ややすべり気味。(笑)
子供の頃に映画に初主演してから12年間、
役者を続けようかやめようかくすぶっていた
ことを告白していたねー。



助演女優賞/杉咲花(『湯を沸かすほどの熱い愛』)

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感謝、感謝のごあいさつでした。
まだまだ子供だなあ、なんて思っていたら、
やはり大物俳優への道を着々と歩み出したねー。



助演男優賞/竹原ピストル(『永い言い訳』)

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この人は、音楽シーンでも映画シーンでも知らなかったよ。
でも、受賞のあいさつを聞くとなるほど、
声もオーラもいい感じだったな。
「こんなすごい賞をもらうことがわかったいたなら、変な芸名つけるんじゃなかった」
ってコメントがウケてた。



新人女優賞/小松菜奈(『溺れるナイフ』、『ディストラクション・ベイビーズ』、
               『黒崎くんの言いなりになんてならない』、『ヒーローマニア-生活-』)

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本人は、ハタチになったタイミングで出た『溺れるナイフ』のことを称えていたな。
キネ旬では、『ディストラクション・・・』の評価が高かったし、
虹郎くんの代わりに監督も来ていたので、すぐにフォローしてたけどね。
始終緊張した表情だったけど、8頭身?9頭身?実物を見るとものすごいスタイルしてたよ。



新人男優賞/村上虹郎(『ディストラクション・ベイビーズ』、『夏美のホタル』)

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父・村上淳、母・UA(ウーア)。
本人は、仕事がバッティングしてて来なかった。
『夏美のホタル』はまだ観てないので、その後どうなったかわからないけど、
もう少し活舌を改善してほしいなあ。



監督賞/片渕須直(『この世界の片隅に』)
読者選出日本映画監督賞/片渕須直(『この世界の片隅に』)

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うん、いかにもアニメ監督といった感じの物腰と話し方の人だね。
(まあ、平たく言うとオタクっぽい?)
元ネタの漫画が優れているせいもあるのかも知れないけど、
演出と編集が実に見事!
時代検証とその視覚化に、ものすごい情熱を傾けたそうで、
それを上質な実写映画のように節制の効いた物語に仕上げた腕は
やはり、珍しくもアニメでも監督賞が取れる実力と納得できたね。



脚本賞/庵野秀明(『シン・ゴジラ』)

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「作品が自分のすべて」というポリシーのもと、
表彰式には来なかったねー。
うん、確かにあの長くて理屈っぽい脚本は大変だったんだろうなあ。



外国映画監督賞/クリント・イーストウッド(『ハドソン川の奇跡』)
読者選出外国映画監督賞/クリント・イーストウッド(『ハドソン川の奇跡』)

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もちろん、来なかったわー。
キネ旬でも、もう幾度目かの受賞だったかな?
クリント・イーストウッドは、俳優としてもバツグンだけど、
彼の監督作もマジで名作ばかりだよね。
もう、完全にハイブランド化してる。
今回の映画もそうだけど、監督として担ぎ出されたのか
自身で発案・発動したのか、知りたいところではあるなあ。



<キネマ旬報読者賞>
読者賞/川本三郎(「映画を見ればわかること」)

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この人は、小説なんかの評論でも読んだことがあるなあ。
村上春樹作品の評論などでもおなじみだよね。
本人は、キネ旬掲載の記事で評価されたんだけど、
受賞のコメントで『この世界の片隅に』を称えていたねー。
さすが、この人のコメントが一番わかりやすかった。(笑)



キネ旬選出&読者選出で監督賞をダブル受賞した片淵監督の
トロフィ授与の時に、ビッグサプライズが!!


20%くらい、ひょっとして?って思っていたんだけど、
なんと、ヒロインの声を演った
能年ちゃんが特別ゲストとして登場!!

会場がドッと沸いたのはもちろんだけど、
またまたまた、みんな涙と鼻水ーーー!
最初から最後まで泣かさせる表彰式って、こんなのある?
みんなの涙の訳は、会場のみんなの気持ちが、
「ある想い」でひとつになったからなんだろうね。

知っている人は知っているけど、実は
この『この世界の片隅に』には、少し辛いエピソードがあるんだよね。

この映画、立案の時点から監督の熱い希望で、主役の声をのんちゃん
(僕の中では、能年ちゃんはいつまでも能年ちゃん)に決めていたらしい
んだよね。
そのせいで、出資者が一つも見つからなくなってしまったみたいなんだね。
で、クラウド・ファンディングにせざるを得なくなってしまった、
といういきさつ。

で、なんで能年ちゃんが声優をやったら、お金が集まらなかったのか?

これは、僕はホントのことは知らないんだけど、
能年ちゃんは事務所ともめにもめて、独立を果たしたんだけど、
事務所のサシガネで仕事を干されていて
事務所からは各方面に「使わないでくれ」という通達が出ていた
というウワサがあるんだよね。

「能年を使えば、同事務所のすべてのタレントをおたくには出させない」
というマイナスのバーターでもあったんじゃないかというウワサ。
だって『あまちゃん』で、あれだけ大人気を博した能年ちゃんなのに
全然テレビ等で見ないでしょ?

ウワサでは、その事務所からどんな仕打ちを受けるかも知れないから、
どの会社も、危なくて能年ちゃんがらみに近づけなかったという
ウラがあったんじゃないか、というわけよ。

だから、製作も、配給も、宣伝も、メディアも沈黙してしまったのだ
というわけ。

おまけに、「能年玲奈」の名前も芸能界では使えなくなってしまった
というわけ、本名なのにね。

ちなみに、いま話題の清水富美加も同じ事務所。
ガッキーも同じ事務所だけどね。

いや、知らないよ、ウワサ、ウワサ。
何がどうして、どうなったのか、ホントのこと知らないからね。

で、そんないきさつらしきことを知っていた人はみんな、彼女の登場の瞬間に、
この作品に関わった人たちの逆境に立ち向かうがんばりや
能年ちゃんのがんばり、封切りを応援してきた人たちの気持ちに対する感動が、
グッと胸にこみ上げた
んだろうね。
「ある想い」というのは、そういうこと。

キネ旬は、昔から社会派の作品を賞する傾向が強いと思うんだけど、
受賞のいきさつまで社会派とは、やるねー!

監督のダブル受賞の2つのトロフィのうちの1つを持ってあげてる能年ちゃんが、
「監督の受賞が、自分のことのようにうれしいです」と言ったのに対し、
司会のフジテレビアナの笠井さんがすかさず
「いや、自分のことだと思います」ってツッコンだ時に、
また涙がこみ上げてしまった。

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「ありがとう、この世界の片隅に、ウチを見つけてくれて」

その場で、ヒロインのキャラ声で劇中のセリフを演ってくれた能年ちゃん、
この先、どんな片隅にいても、
たくさんの人が何度でもキミを見つけてくれるよ、きっと。



みなさーん、「文京シビックホール」の大ホールの座席には、
たくさんの鼻水がついてるので、注意してくださーい。







♪ 春はもうすぐ / NSP





♪ 雨は似合わない / NSP




わらのスライム


埼玉県の行田市にある「古代蓮の里」というところに、
“藁で作ったスライム” が展示されているというので
行ったった。

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002タワー.jpg


なんだ、このタワーは?

003タワーと看板.jpg

おおー、あったあった。
手前のやつは、よく見る青いやつなんだろうけど、
奥のやつは何?キング?
わはは、全然くわしくなかったりして。

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012スライム大小人あり.jpg
バニーマンさんのご要望にお応えして、人が入っているバージョンもアップ

大きさの感じがわかりずらいかもしれないけど、
小さいほうは、高さ2mくらい。
でかいほうは、高さ6~7mくらいあるんじゃないかな。

なんで藁で作ったスライムなのか、って思ってたんだけど、
あ、そうか!
荒川のあたりには田んぼがけっこうあって、
稲作がさかんなんだったなー。

ちょっと調べると・・・
「コシヒカリ」、「キヌヒカリ」、「彩のかがやき」、「朝の光」、
「あかね空」、「ゆめみのり」なんて銘柄があるんだそうだ。

へぇー、しかし、埼玉県産の米なんて、スーパーで見たことないけどなあ。
いったい、どこへ行っちゃっているんだろうなあ?
水田の広大さからすると、そんなに少量でもなさそうだけど。

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でっかいほうは、中に入れるようになっているんだよ。

007スライム大中.jpg

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ほらほら、梁がめぐらせてあって、
2階建ての家くらいの高さがあるんだな。



009タワー2.jpg

なんでタワーかというと、
実は、ここの敷地はかなり広くて、
古代蓮の蓮池が広大に広がっているし、
木や花などの植物がたくさん植えられているので、
きっと眺めがいいんだろうねー。

いまは真冬なので、蓮は1輪も咲いていなくて、
泥沼というか湿地帯というかがあるだけなので、
登らなかったよ。

010梅.jpg

でも、白い梅が咲いていた。
んー、あたり一面がいい匂い!

011蝋梅.jpg

おー、かわいらしい蝋梅も。



ドラゴンクエストって、一度もやったことがないし、
ロールプレイングゲームも好きじゃないし、
風が強くてめっちゃ寒いんだけどさ、

スライムの好きなふたりが、喜んでくれれば倖せ、ってことで。







♪ 私の願い / オフコース





♪ Creep / Radiohead(acoustic)




“生きる” って? ~ 『BIUTIFUL ビューティフル』


1月25日に、メキシコ国境沿いに壁を建設することを命じる大統領令に署名。
27日に、シリア難民の無期限受け入れ停止や、
すべての国からの難民の受け入れを120日間停止、
イラン、イラク、リビア、ソマリア、スーダン、シリア、イエメンの
7カ国からの入国は90日間停止主旨とした大統領令に署名。

不法入国やテロリストの入国を防ぐためとされているけど、
正式なビザや居住許可の認められた人まで締め出しを
食らっていたらしいね。

大統領令という大きな権限を使っての措置だけど、
案の定、28日に、NY連邦裁判所が合法的に入国許可を受けている人
は大統領令の対象にならないことを決定。

それに対し、司法長官代理をクビにして、
おもいっきり白人至上主義の人間を司法長官に据えたというから
こりゃもう、とんでもない人物がアメリカのリーダーになった感が
はっきりしてきたよなあ。

トランプ大統領は、ホントに軽はずみな人間なのか、
何か巧妙な戦略を持って、わざと “情報騒動” みたいなことを
起こしているのか
、どうなんだろうなあ。

だってね、大統領ぐらいの人物になると、
ツイッターでちょっとつぶやくだけで、株価も為替も激しく動く
んだよ。
トランプ大統領は、世間話でなくて、政策に関わるようなことを
中学生みたいにかるくアップして、何かをねらっているのかねぇ。

大統領のスタンドプレイで、政府とその他の機関との分断化がどんどん進むのか?
行政機関も企業もグルで、大統領の尻拭いまで予定調和でやってんのか?
いずれにしても、日本はいろんな面でアメリカから「自主独立」する
時を迎えたんじゃないだろうか。



僕のまわりに、難民として移民して来た人はもちろん見当たらないし、
不法入国や不法滞在してる人も知らない。
中国残留孤児で、帰国してこちらで結婚して暮らしている人は1人
知っていたけどね。

おっと、「移民」と「不法入国者」を一緒にしちゃだめだよな。
それは、「移民」は一時的か永久的にかはわからないけど、
正式に国民になることを認められた人なんだし、
かたや「不法」なんだから。

移民の暮らしは、過酷なんだろうな。
だって、なんらかの理由で、自国にいたって辛くて大変だから
移民することにしたんだろうけど、
移民先の国でだって優遇されるわけがないんだから。



この映画は、もともとスペインの国民であって、
かつてメキシコに移住していて、
また、スペインに移民として戻ってきた男のハナシ。

001ストリート.jpg

いつの時代かはっきりしないけど、
「スペイン内乱」がらみの現代で、何かつらいことがあって
メキシコに移民したのかも知れない。
それで、やっぱり移民先での暮らしも過酷で、
またスペインに戻ってきた、そんなところなんだろうなあ。

男は、バルセロナの街で暮らしているんだけど、
これまた、厳しい生活をしているんだ。
子供が二人いて、学校に通わせているんだけど、
奥さんは精神を病んでいて別居状態で、どこにいるのかもわからない。

002食卓.jpg

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まともな職に就くこともできず、
不法入国・不法滞在している人たちに闇商売をやめさせて職を斡旋したりして、
いくばくかの金を稼いで生きているんだよ。
やっぱり、移民しても最低レベルの生活環境しかないことをこの映画は教えてくれる。

004逮捕.jpg

ある時、体調が悪くて病院に行ったら、自分が余命数カ月であることを知らされる。
泣きっ面に蜂。
不幸 × 不幸で、どん底とはこのことだよな。
残された子供たちはどうするんだ!?



この男は、不思議な力を持っているんだよ。
まあ、日本でいう「霊能力」というやつだな。

病院だったか、警察だったかの霊安室で、亡くなったばかりの人の所へ行って、
その霊があの世へ旅立つ時にコメントを聞いて、
遺族に伝えてあげるという仕事もやっているんだ。

信じる人もいるけど、フツーの人から見たら、
他人の悲しみにつけこんだ、インチキ詐欺に見えるよね。

この映画は移民の厳しい暮らしを描いた社会派の作品ではあるけど、
でも、実はそれが主題ではなくて、かと言ってオカルト映画でもない

不思議な設定なんだよ。

スペインで、こういう霊能力のようなものが信じられているのかはわからんなあ。
でも、メキシコはマヤとかインカの国であって、スピリチュアルなことは
思い切り信じられているから、こういう映画ができるんだね、きっと。

で、主人公の男は、自分が死ぬ前に、
子供たちに少しでも多くのお金を残してあげようと
死にそうな体をおして一所懸命働くんだよ。

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でも、亡くなる直前に体を動かせなくなり、
不法滞在していて、セネガルに帰国しようとしていた女にその金と
子供たちの世話を託してしまったもんだから、
命を削って稼いだお金もまんまと奪われてしまう。
どん底 × どん底 × どん底 × どん底 × どん底くらいのどん底!

これを「ビューティフル」というのは、皮肉ってことか?



男は、この世を旅立つ時に、
清々しい気持ちで森の中に立っている自分を知る。
霊能力の伏線がここで生きるんだな。

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メキシコにこういう概念があるかどうかわからないけど、
それは明らかに「成仏」の姿に違いないと思ったなー。

「成仏?」、「なんで、この男はこんなにすっきり気分なんだ?」。
だって、唯一頼りの父親の自分がこの世にからいなくなり、
1円(1ユーロか?)の金もなく、
わが子を愛せない母親はどっかをほっつき歩いているという状況に、
子供たちが突然ぽつんと残されたというのに、
なんで清々しく成仏できるんだよ?って思うよね。

そう、この映画は、「人にとって、生きるということはどういうことか?」、
行きつくところ「何のために生きるのか?」、「生きがいとは何か?」、

という問いを観た人に突きつけているんだな。

僕が、たとえばこの主人公のように・・・
金がなく、趣味もなく、名誉もなく、これっぽっちも倖せがない、
つまり、自分のまわりから “倖せ装飾物” を全部削り落として
生きることになったとしたら・・・そんなことを想像しながら、
何のために生きるんだろう?何をもって生きがいと感じるんだろう?
何をすれば倖せになれるんだろう、そして成仏できるんだろう?
って考えてみたら、うん、わかった気がする。

そうか、この映画は、黒澤の『生きる』をオマージュした作品らしいんだなー。
なるほどー。

僕も「成仏」できるよう、がんばってみよっと。



ほとんどバラしちゃったけど、
この映画はストーリーをバラしたらヤバイ、
というテの作品でもない気がするので、許してー。

おっかなくない、とってもいい人間のハビエル・バルデム
観られるぞー。(笑)


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●BIUTIFUL ビューティフル(Biutiful)
2010 メキシコ・スペイン
上映時間:148分
監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
原案:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ
脚本:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、アルマンド・ボー、ニコラス・ヒアコボーネ
製作総指揮:デヴィッド・リンド
製作:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ、フェルナンド・ボバイラ、ジョン・キリク
アソシエイト・プロデューサー:アルフォンソ・キュアロン 、ギレルモ・デル・トロ
撮影:ロドリゴ・プリエト
編集:スティーヴン・ミリオン
音楽:グスターボ・サンタオラヤ
美術:ブリジット・ブロシュ
製作会社:チャ・チャ・チャ・フィルムズ、ユニバーサル・ピクチャーズ、
     フォーカス・フィーチャーズ
配給:ファントム・フィルム
出演:ハビエル・バルデム、マリセル・アルバレス、アナー・ボウチャイブ、
   ギレルモ・エストレヤ、エドゥアルド・フェルナンデス、シェイク・エンディアイェ、
   ディアリァトゥ・ダフ、チェン・ツァイシェン、ルオ・チン、アナ・ワヘネル ほか
受賞:第83回 アカデミー賞(2011年)
   ・主演男優賞 ノミネート
   ・外国語映画賞 ノミネート
   第68回 ゴールデングローブ賞(2011年) 外国語映画賞 受賞
   第63回 カンヌ国際映画祭(2010年)
   ・主演男優賞 受賞
   ・パルムドール ノミネート







♪ Here at the Western World / Steely Dan





♪ Sign in Stranger / Steely Dan




ブーブー祭


ブーブー祭.jpg


へー、へー、へー。
何気に大胆な表現じゃないかい。

今朝の新聞に折り込まれていたチラシの端。
埼玉が誇る、豚肉とハム・ソーセージのテーマパーク
サイボクハムのやつだ、へー。

「ブ」の濁点が、ブタの鼻になっているから、
豚肉とひっかけているのかと思いきや、
ほとんど豚肉とは関係なさそうだし、
「ブ」の後の音引きがフキダシみたいになってるし、
ま、いいかあ。



昔、セミナーで、
「広告クリエイティブの活性化は、もはや “清く、正しく、美しく” から
抜け出す以外方法はない。タブーや常識を破ろう」
なんて習ったことがあったけど、こういうのをいうのかなあ。

へー。
んー、行こうかなあ、やめよっかなあ。
参加者のきれいな女子と、「へぇー!?」な仲になれるかなあ。
「手づくりこんにゃく教室」もあって、
お腹の調子がよくなりそうなイベントともいえるよなあ。

でもなあ。







♪ Any Major Dude Will Tell You / Steely Dan





♪ Haitian Divorce / Steely Dan





♪ Doctor Wu / Steely Dan




何かをぶん殴りたい気持ち ~ 『ディストラクション・ベイビーズ』


この映画を観ていて、こんなことを思い出した。

その昔、カメアシ(写真撮影のアシスタント)をやっている女子と話したこと。
音楽好きで、自身も大学時代にバンドでベースをやっていたコだ。

「どんなバンド、やってたんだよ」
「パンク」
「へー、パンクって、もひとつわかんないんだよな」
「何が?」
「曲調ということで言えば、たとえば、ロカビリーとかサンバとか言えば
 リズムもコードパターンも大体類型化できるだろ?」
「ピストルズのイメージで言えば、ロックンロールのリズムとコードが多いけど、
 決まりはないと思う」

「歌詞とか、思想・主義という意味では?
 政治とか、社会とか、金持ちとかの、軋轢とか、不平等とか、エゴとかを
 糾弾してるイメージが強いけども何かを正そうとかしてるのかな?」
「違うと思う」
「じゃ、なんで批判的なメッセージを発してるんだろう?
 パンクって、社会派メッセージソングじゃないの?」
「反抗してるのよ。理由とか目的なんかないのよ。
 社会を正そうとしてるんじゃない。ただの反抗。反抗することが目的なのよ」



この映画は、珍しい映画だなー。
何がって、最初から最後まで、ぶん殴るシーンばかりだからだよ。
喧嘩。
ぶん殴る、蹴っ飛ばす・・・。


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柳楽優弥が演じる主人公は、やたらと喧嘩をするヤツだ。
何かがきっかけで、争いになって喧嘩するというんじゃない。
その辺を歩いていたりする見知らぬ人を、いきなりぶん殴るのだ。

何が気に食わないのか、まったくわからない。
突然、殴りかかるんだ。

だからって、ものすごく強いというわけでもない。
相手が複数だったりして、ボコボコにされたりもする。
でも、後日、同じヤツを見つけて、仕返しをふっかけたりする。
3回はやってみないとだめなんだそうだ。

しつこい。
めげない。
そういう意味では、喧嘩が強いともいえる。

まるで、喧嘩が趣味。
スポーツでもやるように、楽しんでいるようにみえる。
そう、理由や目的などないんだな。
これが、愛媛の松山に実在したヤツだというから驚きだよなー。

当然、いろんな人の恨みをかうことになる。
彼との喧嘩に絡んだことのある不良の高校生や、やくざや、
やくざのぱしりの若者や、キャバ嬢なんかの。

そうして、大好きな殴り合いが、大ごとになっていく・・・。



“反抗期” という言葉があるように、
若者には何かと理由もなく反抗したくなる時期があるよなあ。
自分だって、そういう時期があったわー。
パンクとは、そんな若者の負のエネルギーのことなんだと思っていた。


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でも、それが不幸にして両親が亡くなってしまって、
身よりもなくて引き取り先で働かざるを得ないやつや、
何らかの理由でスマホゲームばかりやっているやつや、
自分ではどうしようもない理由でチンピラにならざるを得なかったやつや、
やむを得なくキャバ嬢になってしまったコにとっては、
僕らの知っている反抗期的なパンクとは違った意味をもつんだろうな。

希望を失ってしまった若者にとっては、
ホントの反抗心と、憤懣やるかたないものに対する暴力というものが育って、
いつか爆発してしまうんじゃないか。


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この映画は、いまの日本になんとなく流れる空気を見事につかんでいると思う。
若者にとって、大人を信用できない社会、がんばってもなんともなる気がしない社会・・・。
そんな社会で、内在・膨張しつつあるものが、いまに暴れ出すぞー、
という警鐘を鳴らしているんじゃないだろうか。

そうならないようにするには、僕は一所懸命働く以外に何をすればいいんだろう、
何をしてくればよかったんだろう、って考えさせられる。



技術的には、CGや極端なアップとかスローやコマ飛ばしなどのテクニックを一切駆使しないで
喧嘩のシーンを描いて、なお、すごい迫力とリアリティが表現されている
のがすばらしいなあ。
ほとんど引きで撮っているから、他人が喧嘩しているところを、通りすがりの自分が眺めている感じ。
なのに、「カタ」ではなくホントに殴って、蹴っ飛ばしている迫力が表現されているよ。

音がすごい!
顔を殴る音なんかでも、ハリウッドや韓国映画のクライムアクションの
バシーッ、ボコッ、というかっこいい音じゃないんだよ。
パン、ゴッ、って感じだから、ホントに殴っているように聞こえる。

役者の演技がすばらしいんだろうねー。
いや、ホントにぶん殴っているのかもしれないなあ。
柳楽くんのキネ旬・主演男優賞獲得は、納得!





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●ディストラクション・ベイビーズ
2016 日本
上映時間:108分
監督:真利子哲也
脚本:真利子哲也、喜安浩平
製作:西ヶ谷寿一、西宮由貴、小田切乾、石塚慶生
プロデューサー:西ヶ谷寿一、西宮由貴、小田切乾、石塚慶生
ラインプロデューサー:金森保
企画プロデュース:朱永菁
撮影:佐々木靖之
編集:李英美
録音:高田伸也
美術:岩本浩典
衣装:小里幸子
メイク:宮本真奈美
アクション・コーディネーター:園村健介
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
音楽:向井秀徳
主題歌:『約束』向井秀徳
制作会社:東京テアトル
製作会社:「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会
     (DLE、松竹メディア事業部、東京テアトル、ドリームキッド、大唐国際娯楽、
      エイベックス・ミュージック・パブリッシング)
配給:東京テアトル
出演:柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、北村匠海、池松壮亮、三浦誠己、
   でんでん、岩瀬亮、キャンディ・ワン、テイ龍進、岡山天音、吉村界人、松浦新 ほか
受賞:第8回TAMA映画賞
   ・特別賞/真利子哲也と柳楽優弥およびスタッフ・キャスト一同
   ・最優秀新進男優賞/村上虹郎
   ・最優秀新進女優賞/小松菜奈
   第41回報知映画賞
   ・監督賞(ノミネート)/真利子哲也
   ・主演男優賞(ノミネート)/柳楽優弥
   ・助演男優賞(ノミネート)/菅田将暉
   第38回ヨコハマ映画祭
   ・2016年日本映画ベストテン/第3位
   ・森田芳光メモリアル新人監督賞/真利子哲也
   ・撮影賞/佐々木靖之
   ・主演男優賞/柳楽優弥
   ・助演男優賞/菅田将暉
   ・最優秀新人賞/小松菜奈
   ・最優秀新人賞/村上虹郎
   第90回キネマ旬報ベスト・テン
   ・日本映画ベスト・テン/第4位
   ・主演男優賞/柳楽優弥
   ・新人女優賞/小松菜奈
   ・新人男優賞/村上虹郎







♪ 約束 / 向井秀徳





♪ たどりついたらいつも雨ふり / ザ・モップス




仕事のスキマにオフ会 2016 in Shinjuku ~ その2(完)


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12月31日、僕らは午後5時に、新宿の中央東口の前で待ち合わせたんだよ。

その後、スタジオ・アルタのすぐ左、百果園のある通り「モア商店街」
まっすぐ突き抜けて靖国通りへ。
そして、靖国通りを渡って、映画なんかでよく見る「歌舞伎町一番街」の看板をなめて、
ドンキのあるその隣の筋・「歌舞伎町セントラルロード(ゴジラロード)」
左に入って歌舞伎町の深部へ。


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真正面にゴジラのいる東宝ビルが見えた。
長年東京で働いている僕でも、この「映画施設」の規模には
何度見ても驚きを隠すことができないわ。
タワー部分はホテルだけど、4~5階部分は全部映画だからねぇ。
カッパさんはもちろん、超驚いていたなあ。

「ここは、元は “コマ劇場” だったんですよ」

でも、僕のホントねらいはそこじゃなく、
その東宝ビルの左横にある「シネマシティ」だったんだよ。
前に記事でも書いた、新宿ミラノ座の前の広場。

スッと左に曲がって・・・「カッパさん、あれが・・・」
って言いかけてびっくり! ミラノ座の入っていたビルそのものがなくなっていたのだ!
2016年12月31日現在、空き地!

「あれが、『新宿スワン』で “屋根の上ロケ” が行なわれたミラノ座だよ」
なんて言って、山田孝之が落ちた階段を探そうかななんて思っていたんだけど、
見事になくなっていたさー。
しかも、その横で建設中だった30階くらいあるアパホテルが
できあがっていたもんだから、まったく風景が変わってしまっていたよ。

おー、オールナイトで映画を観て、シネマシティ広場で友と語り合った青春の日々よ、
巨大なビルの陰に押し込められてしまったのか。



そんな見物ののちに、僕らは前回書いた「ベトナム料理店・ハノイ」に行ったのだ。
そこに2時間もいた後、「よしゃ、次行きましょうか」ということになったんだけど、
実は、メイドカフェには午後9時に予約を入れてあったので、
歌舞伎町付近を少しブラブラすることにしたのだった。

「ハノイ」を出て、上海マフィアが北京マフィアの腕を中華包丁で切り落として
2人殺したと言われる事件
(1994年8月10日・青竜刀事件)があった路地を
眺めながら「花道通り」を少し東へ歩いて、
昔、13万円ぼったくられたキャッチバーのあった付近を通過。
歌舞伎町だというのになんとなく人けがなくて、
いかにも怪しい空気のエリアだ。

さらに「区役所通り」に向かってちょっと行くと、角にあの「風林会館」が。
「ここの1階の喫茶店は、一般の人がいる店の中で、やくざが中国人マフィアに
射殺されたとこなんですよ」
(2002年9月21日・パリジェンヌ銃撃事件)なんて言って、
カッパさんをビビらせながら、やくざの親分の車が横づけする雑居ビルの多い
区役所通り
を「靖国通り」に向かってGO!

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パ○ジェ○ヌのオムライス、食べに行く?



あったあった、ここがゴールデン街の入口ですよー、
というわけで僕らは、ゴールデン街散策へ。

004ゴールデン入口.jpg

花園1丁目から5丁目(ちなみに4丁目というのはない)あたりの、
アオセン長屋の狭い路地をうろうろぐちゃぐちゃ闊歩。
かなり怪しい裏路地ばかり(表路地などない)だけど、
昨今は外国人観光客なんかもたくさんいて、コワイことは全然ないんだよ。

ゴールデン街は、僕が知る限りではやくざ沙汰の極めて起こりにくいエリアなんだな。
どこも、小さなドアだけがついた、一見さんには極めて入りにくい店ばかりだけど、
実はぼったくる店などないし、昔から唐十郎とか、寺山修司とか、
金持ちでない映画関係、演劇関係、音楽関係なんかの文化人と呼ばれる人たちが通うエリアで、
やくざ屋さんがボロい商売のできるところではないんだな。

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さらには昨今は、フツーのサラリーマンやOL、外国人観光客なども来るので、
街ぐるみで問題の起きない工夫がなされているのではないかな。
きっと、その筋の人がやっている店はないんじゃないだろうか。
または、やっていたとしてもまっとうに商売しているんじゃないかと思う。

裏路地の迷路をうろうろしながら、“紅テント” で有名な「花園神社」
「吉本興業の東京本部」をガイダンス。
そんなことをしてから、メイドカフェに行ったのだった。



メイドカフェを出てからは、ノーブラ ノープランだったんだけど、
僕らは何の迷いもなくゴールデン街へ舞い戻り。

して、たどり着いたのが「シネストークYOYO」というバー。
映画好きが集まる店、って聞いていたからだよ。

そう、ゴールデン街では過去に数々の役者や演出家、監督、作曲家、
ジャズプレイヤー、テレビのディレクターなどと出くわしているので、
ひょっとしたら、もうすぐ『新宿スワンⅡ』が公開されるので、
園子温監督あたりに遭遇しないものか
と期待していたんだけど・・・。

「シネストークYOYO」に着いて、店の扉をカッパさんが開けたら・・・
カッパさんすぐにこちらを振り向いて、「あかん、あかん」とな。
追って僕が中を覗くと・・・けばけばしい赤や緑や青やの、
なんだかわけのわからない荷物
があって、
その横にけばけばしいマゼンタカラーのアフロヘアの人
たたずんでいるではないかっ!!

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写真手前が入口。一番奥に僕、その隣にカッパさんが座った

カッパさんがビビるのもあたりまえだけど、
僕は、すぐにこれはなんともないとわかったので、
カッパさんを引っ張ってさらっと入店!
そう、僕らが遭遇したのは、「新宿タイガーマスク」だったのだ!

映画関係者と遭遇しないか、と期待していたんだけど、
妙な変化球が飛んできたもんだ。
そう、新宿タイガーさんだって、無類の映画ファンなのだ。

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「新宿タイガーマスク」は、朝日新聞の配達おじさんなのだ。
40年前から新宿の駅前あたりで配達をしてるらしいんだな。
僕は、およそ30年くらい前から、新宿の道端で5回くらいは見かけているので、
店の中を覗いた瞬間にタイガーさんとわかったよ。
幾度となくテレビなんかにも出ているので、なかなかの有名人なんだよ。

ちなみに、なんであんなカッコで配達しているのかは、
WIKIを読んでもよくわからんなあ。
せっかくの本人と話せる機会だ、なんでか本人に聞いてみようって
わくわくしてたんだけど、誰かと電話で話した後、
荷物だけ残してどっかへ行っちゃった。
お店の人に聞くと、シャイな方らしく、
僕の “聞く気まんまん” が伝わってしまったのかもな。



お店の切り盛りは、カウンター内の女子ひとりだけ。
20代か、いっていても30代前半くらいかなあ。
とても気さくでいい感じの人だったなあ。
聞けば、ふだんはOLしてて、金曜日の夜だけここでバイトしてるんだそうだ。
うん、たしかにプロっぽくない。
うん、そこがよかったねー。

で、大晦日ということで、蕎麦を出してくれたんだよね。
年越し蕎麦は今年はなしか、と思っていたんだけど、
おおー、こんなとこでありつけるとは!

それでこれがうまかった!
麺は作り置きだからふにゃふにゃだっけど、
茶そばかへぎ蕎麦みたいに緑色の濃いやつで、太くて個性的で、
何よりも冷たいかけ汁がユニークな味だったよ。

こっちふうの「醤油+かつお出し」ではなく
うすい透明な汁で、あご出し風かなあって思った。
冷かけでは、あまり食べたことのない味。
カッパさんはいたく喜んでいたよ。

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そんなこんなしているうちに、カッパさんの隣にいかにもサラリーマン
といった風采のおじさんが入店着席。
なんか落ち着きないと思ったら、入ってきたばかりなのにすぐに次へ行くとのこと。
なんでかというと、年明けまでに100件だか新宿の呑み屋を回るんだそうだ。
その時点で、午後10時頃だったからね。

せかせか、スマホでSNSにオンタイムで中継しているようす。
何店回ったか聞かなかったけど、1軒2,000円しか使わなかったとしても、
100件行ったら20万円じゃん。
ひと晩で一人で、20万円使うのかい!?
またまた、変な人に会ってしまった、って感じ。



ややあって、お店の女子が交替ということでやってきたのが、
その蕎麦を作り置きしてくれたという「はな(?)」さん。
その蕎麦の出しのタネあかしをしてくれたよ。

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焼いたあご(トビウオ)がそのまんま入ったボトルだねー。
おー、めずらし!
こんなのがあるんだねー。

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そのはなさん、聞けば「X-MEN」の大ファンなんだそうだ。
マーベルのX-MENだけでなく、DCコミックス系のヒーローものにも
詳しそうだったなー。

おお、変な人ばかりが集まる店かと思っていたら、
ちゃんといるじゃないか、映画ファンが。
でも、ぼくもカッパさんも「X-MENシリーズ」のご都合主義な
ストーリー展開にいまだにアタマがついていけてないので、
踏み込んだハナシができずじまいだったわー。ざんねん

それから、園子温監督がよく行く店も知っているとのことで、
一発でこの店のファンになってしまったよ。
少し通ってみようかなー。
できれば、カッパさんとも行けたらもっとおもしろいだろーなあ。



・・・僕らはその店で何を呑んでいたんだけっけか?
バーボン? 何杯?
僕の記憶にはかなり薄いわ―。
そう、ベトナムから始まってけっこう呑んだんだろうなあ。

午後11時もかなり過ぎていたはずなんだけど、
カッパさんは電車で横浜までちゃんと帰ったらしいです、
後日、徳島からお電話をいただいたので。

ベトナム人、メイド、タイガー、100軒めぐりおじさん、
X-MENファン女子・・・と2016年の締めくくりにして、
最後の最後に妙な終わり方をカッパさんにお届けできて、
とってもうれしいつかりこでありました。なはは



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それから、数日後・・・風邪ひいてしまったあ。







♪ STAY TUNE / Suchmos





♪ It's BAD / 田原俊彦




仕事のスキマにオフ会 2016 in Shinjuku


2017 あけましておめでとうございます!

・・・あ、とっくに明けてまして、もう9日だわ。
よし、明日からまたがんばるかあ。


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23日に食べたケーキに載っていたマジパン?砂糖菓子?



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31日午後5時、JR新宿駅中央東口、アルタの正面。


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この日は、ひとときカッパさんとのオフ会だったのだー。
9月に、Omunaoさんや Brumeさん、魔笛さんと一緒に
神楽坂でお会いしてから3カ月ぶりー。


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最近のアルタ前は、こんな感じ


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新宿区指定有形文化財「馬水槽」



31日なのに、蕎麦屋でなく、なぜかベトナム料理屋へGO!
「チャー・ジョ(野菜と春雨の揚げ春巻き)」と
「バインセオ(ベトナムのお好み焼き?オムレツ?)」と
「ボー・ヌーン・オンチェ(牛肉の竹詰め焼き)」をたのんでカンパーイ!
牛肉の竹詰め焼きは、少し仁丹みたいな味がして、
カッパさんの口には合わなかったかもかなあ。

同業者なので、仕事のハナシなども。
大手広告会社・D社の女性社員自殺問題について、
「きっと、僕と同じ意見なんだろうなあ」っと想像していたんだけど、
やっぱりそうだったよ。

広告の仕事は、締め切りに追われて、上司とクライアントにダメ出しされて
毎日、寝ないで働くもんなのだ、ということ。
始めから、そういう職業なんだということ。
広告業界じゃなくたって、そういう職業なんていくらでもあるよねぇ。

みんな一所懸命、仕事の質と円滑さを追求すれば、忙しくなるものなのだ。
楽をすれば、クライアントも会社も、自身さえもますます辛くなるものなんだ。
本気でやっているからこそ、厳しく、忙しくなるのだ。
それを楽しめないのなら、やめればいいのだ。

・・・って感じ。
でも、現場を見ていたわけではないので、必ずしもそう決めつけるわけにはいかないよなあ。
忙しいだけでなく、パワハラのようなことがあったとしたのなら、それは大問題だわさ。
でも、彼女はひょっとしたら、パワハラと勘違いしていたんじゃないか、というハナシ。

その時、22日からクリスマスも正月もすっとんで、1日・20時間働き続けていた僕的には、
そうでも考えないと、やってられない気分ではあったかも知れないなあ。



ひとときの休憩時間と、意見一致の盛り上がりをもらって勢いづいた僕は、
下調べしてあった「メイドカフェ」へ行こう、って提案(始めから行くつもりだったんだろーが)。
僕は、キャバクラとかフーゾク等へ行く趣味がまったくないんだけど(いやホント)、
メイドカフェには死ぬまでに一度は行ってみなきゃ、と思っていたんだよ。

はい、仕事柄、世のトレンドをひと通り知っとかなきゃさ、ということで(がはは、いやホント)。
カッパさんご来東ということで、こりゃ、強力な共犯者を得たぜー、
って勝手に勢いをもらったのだー、わっはっはっはー。
こういうきっかけでもなきゃさ、行かねーべー、というわけでさー。

カッパさんも僕も、生まれて初めてで(いやホント)、少し緊張したわ。
それでね、やっぱ想像通り!
「お帰りなさいませー」とか、お互いの手をくっつけてハートを作って
「もえもえー」とかやらされて、こっぱずかしかったあー!
自分の娘みたいなトシのコばかりだからねぇ。

でも、お酌とか話し相手になったりはしないんだなー。
つまり、フーゾク営業じゃないというわけ。
カッパさんの恥ずかしそうな顔が忘れられないわー(なはは)。

● 想像していたのより、かわいいコばかり
● 客も若者ばかり、たぶんおっさんは僕らだけだったはず
● いわゆるオタクな感じのやつ(色白・メガネ・ぽっちゃり)ばかり
かと思いきや、全然そうではない
● お店の女の子や客がカラオケしたりしてるのだが、
意外にもデスメタルとかハードコアのりだった
● 1ドリンク・小1時間で、1人・2,500円だった(カッパさんが払ってくれました)

・・・なかなかいい勉強になりましたとさ。
カッパさんは、内緒にしたいと言っていたのだけど、書いたったー。
はい、あくまで「トレンド研究」ということで(いやホント)。


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お店の写真を拝借
僕らと、もえもえ~してくれた「りぃな」ちゃん。
アイメイクモリモリぱっちりのコがほとんどな中、
ナチュラルメイクで逆に目立っていたなー。



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コレ、どうするよー



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♪ ケンタッキーの東 / ザ・ナンバーワンバンド





♪ To All Tha Dreamers / SOUL'd OUT




ニュース番組観てて・・・


“真珠湾” って聞いたら、どうしてもこれ思い出しちゃうんだよねぇ。



♪ うわさのカム・トゥ・ハワイ / ザ・ナンバーワンバンド


1982年のジャパニーズ・ラップミュージック


そうだ石巻、行こう。 [オムライス篇]


石巻出張5回目。

11月の末頃に、石巻の水産加工食品を集めたお店ができた
と聞いていたので、仕事のチームのみんなで行ってみたよ。

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石巻のメインストリートとでも言えそうな通りに面した、
大きな商業ビルの1階、名称は「ASATTE(あさって)」
なんか、想像してたのよりかなりオシャレ!


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入口に向かって左側が物産、右側がレストランと
同じフロアに複合的な造りになっているんだな。


まずは、左のほうから見て行くと・・・

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ゆったりしたスペースに、冷蔵用の陳列台がちらほら。
カキ、ツブ貝、ホタテ、ホヤなどの燻製とか、しめさばとか・・・
おつまみやおかずになりそうなグルメフードがずらり。


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左奥の壁際は天井までの高さの棚になっていて、
協賛各社のギフト詰め合わせ品の展示コーナーとなっているんだね。
なるほど、1セット3,000円前後とお手頃な価格設定だな。


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魚介類ばかりかと思っていたら、農産系もあるんだね。
地元で採れたリンゴなどのフルーツや野菜類も。
木箱を直置きにしたりして、最近流行りの演出もぬかりないわ。

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ササニシキで代表される、県産の「米」も販売中。


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石巻のギフト棚の隣には、調味料類もあった。
醤油、油はもちろん、地元産の「塩」などもあって、びっくり。
おっと、地元の会社が作ったのヨーグルトもあった。
ヨーグルトは、お腹の調子の調整やNK細胞の活性化のことを知ってから、
つとめて食べるようにしているので、あっちこっちで何かと気になるんだよ。


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ギフトの受付コーナー。
企画もののギフトセットはもちろん、
好きなものを選んで自由に詰め合わせを作ってもらって、
すぐに発送してもらえる。
これはいいねー!



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物産エリアのもっと奥に行くと、
さらにゆったりしたスペースに、こんなコーナーが。

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生活雑貨系なんだね。
革細工のコースターや木工の置物・・・

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陶器のテーブルウェア・・・

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布のやつは、ブックカバー。
麻かな?
皮のやつは、ウォレットとトレーだね。

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右の棚には、陶器の食器類。

聞くと、このエリアにあるものは、ぜーんぶ手仕事で作られたものだそうだ。
地元の手づくり工房の品物や、アーティストの作品を集めてあるんだって!
なんと、オシャレな。

「食品」においても「雑貨」においても、
“宮城・石巻の県産品のセレクトショップ” を作っちゃった、ということなんだね。
んー、ここは仙台ではなく石巻だろー?
あるまじきオシャレさ。(汗・ごめん)

しっかし、石巻ぜんぶのお店を知っているわけではないけど、
こんな素敵な空間が、ほかにこの街にあるんだろうか?



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併設の「日高見レストラン」
石巻在住の腕利きの洋食シェフ(高野亮さん)と、
石巻の日本茶の会社(お茶のあさひ園)が共同出資で作ったんだそうだ。
ものすごく広くて、ココ全体のイメージと統一された
「白 + 生木」のナチュラルな内装だね。
こういうとなんだけど、「MUJIカフェ」と似たセンス!

ちなみに、「石巻でお茶が作られているんですか?」って
かわいいフロア女子に尋ねたら、ちゃんと作っているんだそうだ。
石巻には、日本最北端のお茶畑があるんだそうだ。
へー、いいこと聞いたねー。

入口の立て看板には、「アンガスビーフステーキランチ・1,800円」
なんて書いてあったので一瞬ビビったんだけど、
ちゃんと庶民的なメニューもあったねー、よかったー。

オムライスと、カレーライスと、パスタだっけ?ハンバーグだっけ?
あれれ、忘れてしまった。
えーと、たしかどれも850円くらいだったはず。
ミニサラダがついていたっけ。
ドリンクは別。

我々チームの皆さんは、思い思いに注文。
僕は、もちろんオムライスでっせー。

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ほれほれ、こんな感じ。
これは、ケチャップのフライドライスを作った上に
中身トロトロのオムレツを乗っけて、
真ん中からペティナイフで切って、
トロトロを開いて作るタイプ
のオムライスだねー。

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フツーは、これにドミグラスソースなんかがかかっているのが
本格的な洋食屋のオムライスのはずだけど、
ここんちはケチャップをチュー、チュー、チューって、
どうでもいいって感じにかけてあるんだな。

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これは僕が想像するに、
ドミソースはコスト的に出しにくいか不人気で、
じゃ、日本人の口に合わせてケチャップにしようということになったけど、
シェフは納得がいかず、まあ、申し訳程度にかけとけ、
ってことになってるんじゃないかと。

だってね、これは食べるとわかるけど、
ケチャップをたくさんかける必要がない味なんだなー。

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まずは、オムレツ部分。
これは、明らかに洋食屋のオムレツだねー。
良質な玉子にふんわり熱を通してあって、
焼いた玉子と半熟部分のハーモニーで、
玉子そのものの味が楽しめるんだねー。

そして、洋食屋さんの常套手段だけど、バターの風味
玉子の焼き面からしっかりバターが浸みるように作られているな。
つまり、これだけで上等なオムレツができあがっているわけだ。

だから、ホントはこのプレーンな味を邪魔しないような
ドミグラスソースをすこーしだけかけてある、というのが正解のはず。
そういう微妙な味にこだわっているからこそ、
ケチャップも申し訳程度なかけ方なんだなと理解できるわさ。

そして、中身。
これは、中華屋がケチャップをラードで炒めつけるようなタイプじゃないんだけど、
たぶん玉ねぎとピーマンをしっかり炒めてあるんだろうね。
やはり、ただのケチャップライスじゃなかったよ。

雑な言い方だけど、これは “青パプリカライス” と呼ぼう。
玉ねぎの甘味と、ピーマンの香りを生かしたケチャップ炒めライスだなー。
なるほどー、本来、香りづけに使われるピーマンを
マジで香りづけに使っているんだね。

うまいなー、ピーマン炒めライス。
あ、でも、ピーマンの嫌いな人は絶対だめだろうなあ。

だから、玉子のプレーンな味とバターの香りと旨味。
そして、ピーマンの香りと玉ねぎの甘味。
これらがうまーくマッチしているので、
それを楽しみたいのなら、ケチャップをドバーってかける必要がないんだな。

オムライスって、みんな食べ慣れているので、
ステレオタイプな味にしか反応しないことが多いけど、
ここのは何気に絶品だよ。
これ以上、食べる人に媚びないで、絶妙なオムを作り続けてほしいなー。

食後、僕は石巻で採れた茶葉で製された「深蒸し煎茶」をたのんでフィニッシュ。
なかなか爽快なランチございましたやー。



会議の所要時間、5時間。
予定より1時間遅れて、仙台発-東京行きの新幹線も終発の手前。
なかなか濃厚な一日であった。

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お土産買って来たよー。

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ほら、これなんだと思う?

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はははー、これはねー、三陸名菓のひとつ・・・
いしのまきのぉ・・・あれ、ちがった、岩手の大船渡のお菓子だったー!



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♪ 空はまるで / MONKEY MAJIK





♪ さらばシベリア鉄道 / 大瀧詠一






♪ moon river / Aoi Teshima




そうだ石巻、行こう。 [石巻焼きそば篇]


午前4時55分、埼玉県の西武新宿線の某駅。

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あー眠い、おー写真もネムイ

始発、ヒア・ウイ・ゴー!
高田馬場をめざせー。

002始発.JPG






ほいほい、高田馬場でJR山手線に乗り換えて東京駅に到着。
今度は新幹線に乗り換えだぜ。
「はやぶさ・こまち1号」も本日の始発。

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緑のが「はやぶさ」で、赤が「こまち」。
行先の違う列車が2つ、ドッキングしているんだな。

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くっついて走って行って仙台で切り離して、それぞれ別ルートへ。
「はやぶさ」に乗ってて寝過ごしたら青森を経由して函館
「こまち」で寝過ごしたら秋田へ。
いずれにしても仙台で絶対起きないと、とんでもないところまで行ってしまう。

006はやぶさ表示.JPG

007座席表示.JPG

僕が乗ったのは、「はやぶさ」3号車13列のE。






イェーッ、たった1時間半で仙台に着くんだねー。

008仙台駅.JPG

009かもめの玉子電飾看板.JPG

010青葉亭.JPG

011スマイルホテル.JPG


仙石東北ラインに乗り換えるぜー。

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仙台駅構内にある「ドンク」
おいしいパンで朝食だべ。


いざ、石巻へ!

015仙石電光掲示.JPG

016仙石東北ライン表示.JPG






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着いたー。
これは、仙石線のラッピング列車だな。
妖艶じゃないタイプの003・フランソワーズ・アルヌール。


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022漫画の国.JPG

023ロボコン.JPG

石ノ森章太郎シリーズだねー。

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左が石ノ森章太郎だろうな。


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駅の外にあるのに、駅のホームからダイレクトに入れる喫茶店、
マンガッタンカフェ「えき」
そのまんまの名前だな。

「マンガッタン」とは、石巻のことさ。
マンガとマンハッタンをひっかけたんだろうな、
なんだか恥ずかしー。


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これも、改札の内側にあるんだよ。

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駅舎の中から見た駅前。
入口の上部には、ステンドグラス調のサイボーグ009が。

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駅の中からも外からも入れる、マンガッタンカフェ「えき」。
お店のおねえさんに・・・
「外から入って来た人は、改札を通らずに
ここから駅の中に入って電車に乗れるんですか?」って聞くと、
「入れません」とのこと。
ここで切符も売ってくれるのかと思った。

「じゃ、ホームから入って来た人は、
そのまま外に出られるんですか?」って聞くと、
「出られません、入ってきたホーム側の扉から
ホームに戻っていただきます」とのこと。

「へぇー、じゃ、お客さんがどっちから入ってきたか、
一人一人覚えとかなきゃならないんですか?」と僕が聞くと、
「はい」とのこと。
わはは。

"別世界へつながる扉が2つあるのに、
入って来た扉から元の世界に戻るしかできない喫茶店"。
向こうの世界のことを知るには、向こうの扉から来た人と話すしかない。
または、自分が来た世界に戻って、
向こうにつながる別の入口を探さなきゃならないのだ。

・・・ってか。

「ずんだ餡のロールケーキ」と「石巻ブレンド」がおいしかった。



ネット検索によると、
たしか、市役所の裏のほうに・・・

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・・・あったあった、これや、石巻焼きそばの店。
おおー、レトロだねー。
古民家風というか、古商家風というか。

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おおー、これはレトロ"風"ではなくて、ホントに古いんだ。

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「宮学給第六五号」、「県学校給食指定工場」と筆文字看板。
いつ掲げられたんだろう?

ちなみに・・・
日本最古の学校給食が始まったのが、明治22年。
6大都市の小学校で始まったのが昭和19年。
文部・厚生・農林の行政通達で、
東京・神奈川・千葉で始まったのが昭和21年。
昭和29年(1954年)、学校給食法が施行。
「揚げパン」や「ソフト麺」が出るようになったのは、
昭和40年前後だそうだ。

037かのまたや入口.JPG

うどん屋さんなのか。

ちわー、って中に入ると、
お昼どきのせいか、街は閑散としているのに、けっこうお客がいる。
典型的な蕎麦屋というか、うどん屋というか、昔の食堂というかの内装で
40人くらいは入れる広さだな。
お客がたくさんいるので、内観の写真を撮るのがはばかられたわ。

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うわー、安い。
値段もレトロだぞ。

そうか、うどん屋なんだ。
でも、ちゃんとあるぞ、石巻焼きそば。
テーブルにメニューがあるけど、券売機で購入。
そうこうしているうちにも、
近所の会社員風のグループが続々ご来店。


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石巻焼きそば だし・480円 + かきあげ100円 なりぃー。

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見た目はいわゆる焼きそばだけど、
ほう、そうか、和風だしの味なんだねー。
水産業の町だからして、魚介だしの焼きそばねぇ、なるほどなるほど。

うん、おいしいよ。
びっくりするほどうまい、というほどでもないけど、
安いし、ソース味もいいけどだし味もいいね、って感じ。
学校給食や学食にくらべたら、はるかにうまいぜー。
たぶん、キミの想像通りの味。
目玉焼きをつぶせば、味のシフトチェンジもできるのさ。



実は、石巻にちょくちょく出張する仕事を承っていてね。
ハタと思いついて来たんじゃないんだけどね。
打ち合わせの時間より少し早く行って、
名物のひとつくらい食べてみようと思ったわけ。



仙石東北ラインは、仙台と石巻ー女川を結ぶ在来線。
たった2両の編成。
塩竈や松島の海岸沿いを走っている。

晴れていると、この車両から観える風景が、とても気持ちいいんだよ。
石巻に向かって走っていると、右手に海岸がちらちら、
左手に緑の丘がちらちら。
海や野山の風景が、スライドのようにかわるがわる眺められるのさー。

停車駅のホームも、映画に出てきそうな昔ながらの
野ざらしタイプが多かったりして。
制服のスカートの下にジャージをはいた女子高生が
ぽつんと電車を待っていたりして・・・。



縫うように行く、ほのぼのと癒される海岸の町々の風景。

だけど、この辺はみんな、あの日の津波の被害のあったところなのだ。

石巻に近づくと、たくさんの空き地が目につくようになる。



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♪ 気球にのってどこまでも





♪ 魔法のじゅうたん / くるり





♪ 風は止んだ / cover.





入札に勝つ方法 ~ 『悪い奴ほどよく眠る』


もしキミがゼネコンとかに勤めていて、
築地市場移転建設とか、2020東京五輪のボート競技施設建設なんかの
でっかい入札で絶対勝たなきゃならないとしたら、
どうやればいいか知ってる?



① 依頼主と結託して絶対勝つ

入札って、↓こんなふうなもんなんだよ。

●依頼の条件や仕様について細かな内容が設定されていて、
 入札参加社に等しく伝えられる
●参加社は、その内容をきっちりクリアした計画書と見積書を提出する
(フツーは、必要以上の品質や付加価値を求められない。
  必要以上のものを計画書に盛り込むと逆に失格になったりする場合もある)
●参加社の中から、最も安いところに業務委託する

まあ、できるだけリーズナブルな費用で100点をとるといったことなんだわ。
で、よく聞く「コンペ」というやつは、依頼主の要望をどれだけオーバーした
クオリティを提供するかという、150点くらいとるといった戦いなんだけどね。

で、入札。
これは必然、品質は同じでコストの低さで勝負になるんだな。
それで、参加社みんなが本気でコストの検討をすれば
費用なんてどこもほとんど変わらなくなるんだな。
ぎりぎりの相場に落ち着くということ。

「いや、ウチは利益が出なくてもこの金額でやる」というところが出てきても、
それは他社もおんなじ程度の範囲で競合してくるんだよ。
限度というのは、そんなに差がないんだな。
そうすれば、勝負が微妙なものになる。
決定的に勝つ方法などない、努力のしようがないということになる。

で、大昔から行なわれてきたのが、賄賂だよね。
委託先の決定権を持つ人物(1人か複数かわからないけど)をつかまえて、
ハデな接待をしたり、勝たせてもらったらいくらいくら払う、
といった約束をする
わけだ。



そうやって依頼主側の有力者と結託したら、
次はどうやって「勝つ」かだよね。
なんせ、一番安いところが勝つ、というのが原則だからね。

たとえば、当該案件で、A社が一番安い98億の見積もりを出したとする。
キミの会社B社は安さ2番目で、100億だったとする。
これはもうほっといたら、A社の勝ちとなるでしょ。
そこで先の結託者が登場してくるわけだ。

その部下かなんか知らないけど、審査に絡む人間に、
A社の入札に不備があった事実をねつ造させるんだな。
どこどこの部分が見積もり項目から漏れてたとか、
どこそこの部分がオーバークオリティ過ぎたとか、
場合によっては計画書のホッチキスの止め方がだめだったとか、
いちゃもんをつけて失格にしたりするんだよ。
そうすれば、2番手のB社が不戦勝繰り上げということになるでしょ。



② 賄賂を見えなくする

仮に、B社の入札価格100億のうち、20億が結託者側への賄賂しよう。
でも、これを単純にぽんと渡したら、すぐバレるよね。
建設にかかる見積もりや領収書の類と、請求書を照合すればすぐに
その20億はどこへ行った?ということになるから。

そう、それをわからなくする方法が「手抜き工事」なわけだ。
盛り土を入れる仕様で、100億でやる予定だった工事について、
こっそり盛り土をやめて完成させて100億で請求すれば、
当初かかる予定だった盛り土の代金と工事作業費用が浮くよね。
もしくは、耐震構造用の建築部材をもっと安い物にすり替えるとかね。

そうやって浮かした金を黙って結託者に渡せば、
不正が見えにくくなるというわけ。
そうやって、よくニュースになったりしてる欠陥建築物ができあがって、
後から露呈したりするんだね。

はい、上記の2点をうまいことやって、入札に勝ちましょうね。
てか、見え見えだけどね。



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この映画は、建設関係の公団と民間の建設会社が
そんなことをやらかして事件になるという物語なんだよ。
いまでこそ、これ系はたくさんあるけど、これが、1960年の作品だからね。
建設ラッシュだったはずの当時は、すごい衝撃作だったんだろうね。

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ま、それはさておき、やはりさすがの黒澤明監督の作品としか言いようがないね。
シャープでひらめきのあるカメラワーク。
超こだわりのセット。
大道具、小道具の質感、モノクロならではのメイク、ライティング。
すごいクオリティだよねー。

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特に、三船敏郎と公団の課長補佐(藤原釜足)が、課長補佐自身の葬式に行って、
車の中から葬儀場を眺めつつ、キャバレーで録音したテープを流すシーン!
緊迫した空気のシーンと、キャバレーで流れている楽しい音楽の
ミスマッチを狙ったカット
なんだけど、これには鳥肌が立ったねー。
ああ、これが世界のクロサワなんだー、って目からウロコが落ちたわ。
このやり方は、世界中の映画制作者に影響を与えたんたろうな、って思う。

あと、最初のほうの結婚披露宴のシーンで、
新聞記者の会話を通して登場人物の相関関係を紹介するやり方は、
フランシス・フォード・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』でパクったんだそうだ。

それから、俳優の演技!
この作品の主演は三船敏郎なんだろうけど、
僕に言わせればMVPは、間違いなく西村晃でしょ。
ド迫力の怪演!
精神的に追い詰められていく課長、といえばコレで決まりだよ。

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そして、香川京子ちゃん。
僕の中では子供の頃から、香川京子といえば母親くらいの年齢になっていたので、
「お金持ちの奥さん」というイメージしかなかったんだけど、
若い頃は、独自の個性のあるかわいこちゃんだったんだねー。
山本美月系とでもいうのかなあ(あ、山本美月が香川京子系なのか)。
こりゃ、小津監督や黒澤監督に好まれたわけだ。

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築地市場の移転や五輪施設の問題で湧くいま、
こんな作品は笑いごとじゃないぜー。
というわけで、あえておすすめしちゃおうかなと思ったわけ。



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●悪い奴ほどよく眠る
1960 日本
上映時間:150分
監督:黒澤明
脚本:小国英雄、久板栄二郎、黒澤明、菊島隆三、橋本忍
製作:田中友幸、黒澤明
撮影:逢沢譲
照明:原一郎
音楽:佐藤勝
録音:矢野口文雄 、下永尚
音響効果:三縄一郎
美術:村木与四郎
小道具:浜村幸一
衣装:栗原正次
特殊技術:東宝技術部
配給:東宝
出演:三船敏郎、森雅之、香川京子、三橋達也、志村喬、西村晃、加藤武、藤原釜足、
   笠智衆、宮口精二、三井弘次、三津田健、中村伸郎、藤田進、南原宏治、清水元、
   田島義文、松本染升、土屋嘉男、山茶花究、菅井きん、賀原夏子、田代信子、
   一の宮あつ子、樋口年子、近藤準、佐田豊、沢村いき雄、横森久、田中邦衛、
   桜井巨郎、清水良二、生方壮児、土屋詩朗、小沢経子、峯丘ひろみ、上野明美、
   小玉清 ほか
受賞:第15回毎日映画コンクール
   ・音楽賞 受賞
   ・男優助演賞(森雅之) 受賞
   第34回キネマ旬報ベスト・テン 第3位







♪ Fair Warning(full album)/ Van Halen





♪ TOBACCO ROAD / CREATION





♪ Inside Looking Out / Grand Funk Railroad




もう、神様ったら ~ 『神様メール』


もし、キミのお父さんが「神様」だったらどうする?

で、当然キミのお母さんがマリアでしょ?
ということは、兄貴がイエス・キリストなわけだ。
だから、キミはイエスの妹(または弟)ってことだな。

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キミのお父さんは、世の中を良くしようとして働いてきたわけだ。
でも、戯れに人間と関わって(作って)しまったせいで、
世の中、アダムとイヴから始まって、愚かな人間だらけになってしまった。

お父さん、もう完全にアタマにきて、ひねくれてしまった。
だから、お父さんのやることといったら、人間たちへの意地悪ばかり。
家の奥の部屋に引きこもって、パソコンを使ってあらゆる人間に
不幸や災難をもたらしている
んだよ。
(おお、人間の不幸って、こうやって生み出されているのかあ)

それを見かねたJC(お兄ちゃん)は、親父に反抗。
世間に出て行って、12人の使徒とつるんで世の中をよくしようとしたんだけど、
やはり愚かな人間のせいで殺されてしまったのだ。

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妹のキミは、そんなお兄ちゃんの善行にも冷たい親父が大嫌い。
なんとかして、親父の悪行をやめさせるテはないかと、
親父のパソコンを勝手にいじって、人間界に異変を生じさせる!

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そして、人間世界へと冒険の旅へ!
がははー、なに言ってんだかわかんねぇー?



うーむ、エスプリのきいたコメディなんだなあ。
「はい、笑うとこー」って感じに媚びていないところがいいなー。
そして、ヨーロッパ映画らしいファンタジー。
よくよく考えると、かなり哲学的だね。

お父さん役(神)は、『チャップリンからの贈りもの』のブノワ・ポールヴールド。
お母さん役(マリア)は、『アメリ』にも出てたヨランド・モロー。
『エール』のフランソワ・ダミアン。
なんと、カトリーヌ・ドヌーブが濡れ場を演じる!

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ハリウッドでは、こんな映画は作られないなあ。





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●神様メール(Le tout nouveau testament/THE BRAND NEW TESTAMENT)
2015 ベルギー・フランス・ルクセンブルク
上映時間:115分
監督:ジャコ・バン・ドルマル
脚本:ジャコ・バン・ドルマル、トーマス・グンズィグ
製作:ジャコ・バン・ドルマル、オリビエ・ローサン、ダニエル・マルケ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
録音:ドミニク・ヴァルニエ 、 フランソワ・デュモン
編集:エルベ・ド・リューズ
美術:シルビー・オリベ
衣装:カロリーヌ・コネール
メイク:カーチャ・ヴァン・ドルマル
音楽:アン・ピエールレ
配給:アスミック・エース
出演:ブノワ・ポールブールド、カトリーヌ・ドヌーブ、
   フランソワ・ダミアン、ヨランド・モロー、ピリ・グロワーヌ、
   ローラ・ファーリンデン、セルジュ・ラリヴィエール、
   ディディエ・ドゥ・ネック、ロマン・ジェラン、マルコ・ロレンツィーニ ほか
受賞:第73回 ゴールデングローブ賞/外国語映画賞ノミネート
   第68回カンヌ国際映画祭/監督週間正式出品作品
   第6回マグリット映画賞(ベルギーのアカデミー賞)
   ・最優秀作品賞、監督賞、脚本賞、オリジナル音楽賞 受賞
   ・助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、録音賞、新人男優賞、新人女優賞 ノミネート
   第43回ノルウェイ国際映画賞/観客賞 受賞
   オースティン ファンタスティック映画祭2015/最優秀コメディ作品賞 受賞
   バイオグラフィルム映画祭/観客賞 受賞
   ハンブルク映画祭/芸術映画賞 ノミネート
   サテライト賞/最優秀外国語映画 ノミネート
   シッチェス・カタロニア国際映画祭/最優秀女優賞 受賞







♪ Black Friday / Steely Dan





♪ Bodhisattva / Steely Dan





♪ The Fez / Steely Dan




プロフィール

つかりこ

Author:つかりこ
北海道生まれ。広告制作会社勤務。スポーツ、飲み食い、音楽、読書、映画などなど、興味がゆらゆら。

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