何かをぶん殴りたい気持ち ~ 『ディストラクション・ベイビーズ』

2017.01.20 (Fri)

この映画を観ていて、こんなことを思い出した。

その昔、カメアシ(写真撮影のアシスタント)をやっている女子と話したこと。
音楽好きで、自身も大学時代にバンドでベースをやっていたコだ。

「どんなバンド、やってたんだよ」
「パンク」
「へー、パンクって、もひとつわかんないんだよな」
「何が?」
「曲調ということで言えば、たとえば、ロカビリーとかサンバとか言えば
 リズムもコードパターンも大体類型化できるだろ?」
「ピストルズのイメージで言えば、ロックンロールのリズムとコードが多いけど、
 決まりはないと思う」

「歌詞とか、思想・主義という意味では?
 政治とか、社会とか、金持ちとかの、軋轢とか、不平等とか、エゴとかを
 糾弾してるイメージが強いけども何かを正そうとかしてるのかな?」
「違うと思う」
「じゃ、なんで批判的なメッセージを発してるんだろう?
 パンクって、社会派メッセージソングじゃないの?」
「反抗してるのよ。理由とか目的なんかないのよ。
 社会を正そうとしてるんじゃない。ただの反抗。反抗することが目的なのよ」



この映画は、珍しい映画だなー。
何がって、最初から最後まで、ぶん殴るシーンばかりだからだよ。
喧嘩。
ぶん殴る、蹴っ飛ばす・・・。


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柳楽優弥が演じる主人公は、やたらと喧嘩をするヤツだ。
何かがきっかけで、争いになって喧嘩するというんじゃない。
その辺を歩いていたりする見知らぬ人を、いきなりぶん殴るのだ。

何が気に食わないのか、まったくわからない。
突然、殴りかかるんだ。

だからって、ものすごく強いというわけでもない。
相手が複数だったりして、ボコボコにされたりもする。
でも、後日、同じヤツを見つけて、仕返しをふっかけたりする。
3回はやってみないとだめなんだそうだ。

しつこい。
めげない。
そういう意味では、喧嘩が強いともいえる。

まるで、喧嘩が趣味。
スポーツでもやるように、楽しんでいるようにみえる。
そう、理由や目的などないんだな。
これが、愛媛の松山に実在したヤツだというから驚きだよなー。

当然、いろんな人の恨みをかうことになる。
彼との喧嘩に絡んだことのある不良の高校生や、やくざや、
やくざのぱしりの若者や、キャバ嬢なんかの。

そうして、大好きな殴り合いが、大ごとになっていく・・・。



“反抗期” という言葉があるように、
若者には何かと理由もなく反抗したくなる時期があるよなあ。
自分だって、そういう時期があったわー。
パンクとは、そんな若者の負のエネルギーのことなんだと思っていた。


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でも、それが不幸にして両親が亡くなってしまって、
身よりもなくて引き取り先で働かざるを得ないやつや、
何らかの理由でスマホゲームばかりやっているやつや、
自分ではどうしようもない理由でチンピラにならざるを得なかったやつや、
やむを得なくキャバ嬢になってしまったコにとっては、
僕らの知っている反抗期的なパンクとは違った意味をもつんだろうな。

希望を失ってしまった若者にとっては、
ホントの反抗心と、憤懣やるかたないものに対する暴力というものが育って、
いつか爆発してしまうんじゃないか。


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この映画は、いまの日本になんとなく流れる空気を見事につかんでいると思う。
若者にとって、大人を信用できない社会、がんばってもなんともなる気がしない社会・・・。
そんな社会で、内在・膨張しつつあるものが、いまに暴れ出すぞー、
という警鐘を鳴らしているんじゃないだろうか。

そうならないようにするには、僕は一所懸命働く以外に何をすればいいんだろう、
何をしてくればよかったんだろう、って考えさせられる。



技術的には、CGや極端なアップとかスローやコマ飛ばしなどのテクニックを一切駆使しないで
喧嘩のシーンを描いて、なお、すごい迫力とリアリティが表現されている
のがすばらしいなあ。
ほとんど引きで撮っているから、他人が喧嘩しているところを、通りすがりの自分が眺めている感じ。
なのに、「カタ」ではなくホントに殴って、蹴っ飛ばしている迫力が表現されているよ。

音がすごい!
顔を殴る音なんかでも、ハリウッドや韓国映画のクライムアクションの
バシーッ、ボコッ、というかっこいい音じゃないんだよ。
パン、ゴッ、って感じだから、ホントに殴っているように聞こえる。

役者の演技がすばらしいんだろうねー。
いや、ホントにぶん殴っているのかもしれないなあ。
柳楽くんのキネ旬・主演男優賞獲得は、納得!





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●ディストラクション・ベイビーズ
2016 日本
上映時間:108分
監督:真利子哲也
脚本:真利子哲也、喜安浩平
製作:西ヶ谷寿一、西宮由貴、小田切乾、石塚慶生
プロデューサー:西ヶ谷寿一、西宮由貴、小田切乾、石塚慶生
ラインプロデューサー:金森保
企画プロデュース:朱永菁
撮影:佐々木靖之
編集:李英美
録音:高田伸也
美術:岩本浩典
衣装:小里幸子
メイク:宮本真奈美
アクション・コーディネーター:園村健介
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
音楽:向井秀徳
主題歌:『約束』向井秀徳
制作会社:東京テアトル
製作会社:「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会
     (DLE、松竹メディア事業部、東京テアトル、ドリームキッド、大唐国際娯楽、
      エイベックス・ミュージック・パブリッシング)
配給:東京テアトル
出演:柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、北村匠海、池松壮亮、三浦誠己、
   でんでん、岩瀬亮、キャンディ・ワン、テイ龍進、岡山天音、吉村界人、松浦新 ほか
受賞:第8回TAMA映画賞
   ・特別賞/真利子哲也と柳楽優弥およびスタッフ・キャスト一同
   ・最優秀新進男優賞/村上虹郎
   ・最優秀新進女優賞/小松菜奈
   第41回報知映画賞
   ・監督賞(ノミネート)/真利子哲也
   ・主演男優賞(ノミネート)/柳楽優弥
   ・助演男優賞(ノミネート)/菅田将暉
   第38回ヨコハマ映画祭
   ・2016年日本映画ベストテン/第3位
   ・森田芳光メモリアル新人監督賞/真利子哲也
   ・撮影賞/佐々木靖之
   ・主演男優賞/柳楽優弥
   ・助演男優賞/菅田将暉
   ・最優秀新人賞/小松菜奈
   ・最優秀新人賞/村上虹郎
   第90回キネマ旬報ベスト・テン
   ・日本映画ベスト・テン/第4位
   ・主演男優賞/柳楽優弥
   ・新人女優賞/小松菜奈
   ・新人男優賞/村上虹郎







♪ 約束 / 向井秀徳





♪ たどりついたらいつも雨ふり / ザ・モップス





仕事のスキマにオフ会 2016 in Shinjuku ~ その2(完)

2017.01.12 (Thu)

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12月31日、僕らは午後5時に、新宿の中央東口の前で待ち合わせたんだよ。

その後、スタジオ・アルタのすぐ左、百果園のある通り「モア商店街」
まっすぐ突き抜けて靖国通りへ。
そして、靖国通りを渡って、映画なんかでよく見る「歌舞伎町一番街」の看板をなめて、
ドンキのあるその隣の筋・「歌舞伎町セントラルロード(ゴジラロード)」
左に入って歌舞伎町の深部へ。


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真正面にゴジラのいる東宝ビルが見えた。
長年東京で働いている僕でも、この「映画施設」の規模には
何度見ても驚きを隠すことができないわ。
タワー部分はホテルだけど、4~5階部分は全部映画だからねぇ。
カッパさんはもちろん、超驚いていたなあ。

「ここは、元は “コマ劇場” だったんですよ」

でも、僕のホントねらいはそこじゃなく、
その東宝ビルの左横にある「シネマシティ」だったんだよ。
前に記事でも書いた、新宿ミラノ座の前の広場。

スッと左に曲がって・・・「カッパさん、あれが・・・」
って言いかけてびっくり! ミラノ座の入っていたビルそのものがなくなっていたのだ!
2016年12月31日現在、空き地!

「あれが、『新宿スワン』で “屋根の上ロケ” が行なわれたミラノ座だよ」
なんて言って、山田孝之が落ちた階段を探そうかななんて思っていたんだけど、
見事になくなっていたさー。
しかも、その横で建設中だった30階くらいあるアパホテルが
できあがっていたもんだから、まったく風景が変わってしまっていたよ。

おー、オールナイトで映画を観て、シネマシティ広場で友と語り合った青春の日々よ、
巨大なビルの陰に押し込められてしまったのか。



そんな見物ののちに、僕らは前回書いた「ベトナム料理店・ハノイ」に行ったのだ。
そこに2時間もいた後、「よしゃ、次行きましょうか」ということになったんだけど、
実は、メイドカフェには午後9時に予約を入れてあったので、
歌舞伎町付近を少しブラブラすることにしたのだった。

「ハノイ」を出て、上海マフィアが北京マフィアの腕を中華包丁で切り落として
2人殺したと言われる事件
(1994年8月10日・青竜刀事件)があった路地を
眺めながら「花道通り」を少し東へ歩いて、
昔、13万円ぼったくられたキャッチバーのあった付近を通過。
歌舞伎町だというのになんとなく人けがなくて、
いかにも怪しい空気のエリアだ。

さらに「区役所通り」に向かってちょっと行くと、角にあの「風林会館」が。
「ここの1階の喫茶店は、一般の人がいる店の中で、やくざが中国人マフィアに
射殺されたとこなんですよ」
(2002年9月21日・パリジェンヌ銃撃事件)なんて言って、
カッパさんをビビらせながら、やくざの親分の車が横づけする雑居ビルの多い
区役所通り
を「靖国通り」に向かってGO!

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パ○ジェ○ヌのオムライス、食べに行く?



あったあった、ここがゴールデン街の入口ですよー、
というわけで僕らは、ゴールデン街散策へ。

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花園1丁目から5丁目(ちなみに4丁目というのはない)あたりの、
アオセン長屋の狭い路地をうろうろぐちゃぐちゃ闊歩。
かなり怪しい裏路地ばかり(表路地などない)だけど、
昨今は外国人観光客なんかもたくさんいて、コワイことは全然ないんだよ。

ゴールデン街は、僕が知る限りではやくざ沙汰の極めて起こりにくいエリアなんだな。
どこも、小さなドアだけがついた、一見さんには極めて入りにくい店ばかりだけど、
実はぼったくる店などないし、昔から唐十郎とか、寺山修司とか、
金持ちでない映画関係、演劇関係、音楽関係なんかの文化人と呼ばれる人たちが通うエリアで、
やくざ屋さんがボロい商売のできるところではないんだな。

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さらには昨今は、フツーのサラリーマンやOL、外国人観光客なども来るので、
街ぐるみで問題の起きない工夫がなされているのではないかな。
きっと、その筋の人がやっている店はないんじゃないだろうか。
または、やっていたとしてもまっとうに商売しているんじゃないかと思う。

裏路地の迷路をうろうろしながら、“紅テント” で有名な「花園神社」
「吉本興業の東京本部」をガイダンス。
そんなことをしてから、メイドカフェに行ったのだった。



メイドカフェを出てからは、ノーブラ ノープランだったんだけど、
僕らは何の迷いもなくゴールデン街へ舞い戻り。

して、たどり着いたのが「シネストークYOYO」というバー。
映画好きが集まる店、って聞いていたからだよ。

そう、ゴールデン街では過去に数々の役者や演出家、監督、作曲家、
ジャズプレイヤー、テレビのディレクターなどと出くわしているので、
ひょっとしたら、もうすぐ『新宿スワンⅡ』が公開されるので、
園子温監督あたりに遭遇しないものか
と期待していたんだけど・・・。

「シネストークYOYO」に着いて、店の扉をカッパさんが開けたら・・・
カッパさんすぐにこちらを振り向いて、「あかん、あかん」とな。
追って僕が中を覗くと・・・けばけばしい赤や緑や青やの、
なんだかわけのわからない荷物
があって、
その横にけばけばしいマゼンタカラーのアフロヘアの人
たたずんでいるではないかっ!!

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写真手前が入口。一番奥に僕、その隣にカッパさんが座った

カッパさんがビビるのもあたりまえだけど、
僕は、すぐにこれはなんともないとわかったので、
カッパさんを引っ張ってさらっと入店!
そう、僕らが遭遇したのは、「新宿タイガーマスク」だったのだ!

映画関係者と遭遇しないか、と期待していたんだけど、
妙な変化球が飛んできたもんだ。
そう、新宿タイガーさんだって、無類の映画ファンなのだ。

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「新宿タイガーマスク」は、朝日新聞の配達おじさんなのだ。
40年前から新宿の駅前あたりで配達をしてるらしいんだな。
僕は、およそ30年くらい前から、新宿の道端で5回くらいは見かけているので、
店の中を覗いた瞬間にタイガーさんとわかったよ。
幾度となくテレビなんかにも出ているので、なかなかの有名人なんだよ。

ちなみに、なんであんなカッコで配達しているのかは、
WIKIを読んでもよくわからんなあ。
せっかくの本人と話せる機会だ、なんでか本人に聞いてみようって
わくわくしてたんだけど、誰かと電話で話した後、
荷物だけ残してどっかへ行っちゃった。
お店の人に聞くと、シャイな方らしく、
僕の “聞く気まんまん” が伝わってしまったのかもな。



お店の切り盛りは、カウンター内の女子ひとりだけ。
20代か、いっていても30代前半くらいかなあ。
とても気さくでいい感じの人だったなあ。
聞けば、ふだんはOLしてて、金曜日の夜だけここでバイトしてるんだそうだ。
うん、たしかにプロっぽくない。
うん、そこがよかったねー。

で、大晦日ということで、蕎麦を出してくれたんだよね。
年越し蕎麦は今年はなしか、と思っていたんだけど、
おおー、こんなとこでありつけるとは!

それでこれがうまかった!
麺は作り置きだからふにゃふにゃだっけど、
茶そばかへぎ蕎麦みたいに緑色の濃いやつで、太くて個性的で、
何よりも冷たいかけ汁がユニークな味だったよ。

こっちふうの「醤油+かつお出し」ではなく
うすい透明な汁で、あご出し風かなあって思った。
冷かけでは、あまり食べたことのない味。
カッパさんはいたく喜んでいたよ。

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そんなこんなしているうちに、カッパさんの隣にいかにもサラリーマン
といった風采のおじさんが入店着席。
なんか落ち着きないと思ったら、入ってきたばかりなのにすぐに次へ行くとのこと。
なんでかというと、年明けまでに100件だか新宿の呑み屋を回るんだそうだ。
その時点で、午後10時頃だったからね。

せかせか、スマホでSNSにオンタイムで中継しているようす。
何店回ったか聞かなかったけど、1軒2,000円しか使わなかったとしても、
100件行ったら20万円じゃん。
ひと晩で一人で、20万円使うのかい!?
またまた、変な人に会ってしまった、って感じ。



ややあって、お店の女子が交替ということでやってきたのが、
その蕎麦を作り置きしてくれたという「はな(?)」さん。
その蕎麦の出しのタネあかしをしてくれたよ。

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焼いたあご(トビウオ)がそのまんま入ったボトルだねー。
おー、めずらし!
こんなのがあるんだねー。

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そのはなさん、聞けば「X-MEN」の大ファンなんだそうだ。
マーベルのX-MENだけでなく、DCコミックス系のヒーローものにも
詳しそうだったなー。

おお、変な人ばかりが集まる店かと思っていたら、
ちゃんといるじゃないか、映画ファンが。
でも、ぼくもカッパさんも「X-MENシリーズ」のご都合主義な
ストーリー展開にいまだにアタマがついていけてないので、
踏み込んだハナシができずじまいだったわー。ざんねん

それから、園子温監督がよく行く店も知っているとのことで、
一発でこの店のファンになってしまったよ。
少し通ってみようかなー。
できれば、カッパさんとも行けたらもっとおもしろいだろーなあ。



・・・僕らはその店で何を呑んでいたんだけっけか?
バーボン? 何杯?
僕の記憶にはかなり薄いわ―。
そう、ベトナムから始まってけっこう呑んだんだろうなあ。

午後11時もかなり過ぎていたはずなんだけど、
カッパさんは電車で横浜までちゃんと帰ったらしいです、
後日、徳島からお電話をいただいたので。

ベトナム人、メイド、タイガー、100軒めぐりおじさん、
X-MENファン女子・・・と2016年の締めくくりにして、
最後の最後に妙な終わり方をカッパさんにお届けできて、
とってもうれしいつかりこでありました。なはは



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それから、数日後・・・風邪ひいてしまったあ。







♪ STAY TUNE / Suchmos





♪ It's BAD / 田原俊彦





仕事のスキマにオフ会 2016 in Shinjuku

2017.01.09 (Mon)

2017 あけましておめでとうございます!

・・・あ、とっくに明けてまして、もう9日だわ。
よし、明日からまたがんばるかあ。


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23日に食べたケーキに載っていたマジパン?砂糖菓子?



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31日午後5時、JR新宿駅中央東口、アルタの正面。


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この日は、ひとときカッパさんとのオフ会だったのだー。
9月に、Omunaoさんや Brumeさん、魔笛さんと一緒に
神楽坂でお会いしてから3カ月ぶりー。


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最近のアルタ前は、こんな感じ


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新宿区指定有形文化財「馬水槽」



31日なのに、蕎麦屋でなく、なぜかベトナム料理屋へGO!
「チャー・ジョ(野菜と春雨の揚げ春巻き)」と
「バインセオ(ベトナムのお好み焼き?オムレツ?)」と
「ボー・ヌーン・オンチェ(牛肉の竹詰め焼き)」をたのんでカンパーイ!
牛肉の竹詰め焼きは、少し仁丹みたいな味がして、
カッパさんの口には合わなかったかもかなあ。

同業者なので、仕事のハナシなども。
大手広告会社・D社の女性社員自殺問題について、
「きっと、僕と同じ意見なんだろうなあ」っと想像していたんだけど、
やっぱりそうだったよ。

広告の仕事は、締め切りに追われて、上司とクライアントにダメ出しされて
毎日、寝ないで働くもんなのだ、ということ。
始めから、そういう職業なんだということ。
広告業界じゃなくたって、そういう職業なんていくらでもあるよねぇ。

みんな一所懸命、仕事の質と円滑さを追求すれば、忙しくなるものなのだ。
楽をすれば、クライアントも会社も、自身さえもますます辛くなるものなんだ。
本気でやっているからこそ、厳しく、忙しくなるのだ。
それを楽しめないのなら、やめればいいのだ。

・・・って感じ。
でも、現場を見ていたわけではないので、必ずしもそう決めつけるわけにはいかないよなあ。
忙しいだけでなく、パワハラのようなことがあったとしたのなら、それは大問題だわさ。
でも、彼女はひょっとしたら、パワハラと勘違いしていたんじゃないか、というハナシ。

その時、22日からクリスマスも正月もすっとんで、1日・20時間働き続けていた僕的には、
そうでも考えないと、やってられない気分ではあったかも知れないなあ。



ひとときの休憩時間と、意見一致の盛り上がりをもらって勢いづいた僕は、
下調べしてあった「メイドカフェ」へ行こう、って提案(始めから行くつもりだったんだろーが)。
僕は、キャバクラとかフーゾク等へ行く趣味がまったくないんだけど(いやホント)、
メイドカフェには死ぬまでに一度は行ってみなきゃ、と思っていたんだよ。

はい、仕事柄、世のトレンドをひと通り知っとかなきゃさ、ということで(がはは、いやホント)。
カッパさんご来東ということで、こりゃ、強力な共犯者を得たぜー、
って勝手に勢いをもらったのだー、わっはっはっはー。
こういうきっかけでもなきゃさ、行かねーべー、というわけでさー。

カッパさんも僕も、生まれて初めてで(いやホント)、少し緊張したわ。
それでね、やっぱ想像通り!
「お帰りなさいませー」とか、お互いの手をくっつけてハートを作って
「もえもえー」とかやらされて、こっぱずかしかったあー!
自分の娘みたいなトシのコばかりだからねぇ。

でも、お酌とか話し相手になったりはしないんだなー。
つまり、フーゾク営業じゃないというわけ。
カッパさんの恥ずかしそうな顔が忘れられないわー(なはは)。

● 想像していたのより、かわいいコばかり
● 客も若者ばかり、たぶんおっさんは僕らだけだったはず
● いわゆるオタクな感じのやつ(色白・メガネ・ぽっちゃり)ばかり
かと思いきや、全然そうではない
● お店の女の子や客がカラオケしたりしてるのだが、
意外にもデスメタルとかハードコアのりだった
● 1ドリンク・小1時間で、1人・2,500円だった(カッパさんが払ってくれました)

・・・なかなかいい勉強になりましたとさ。
カッパさんは、内緒にしたいと言っていたのだけど、書いたったー。
はい、あくまで「トレンド研究」ということで(いやホント)。


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お店の写真を拝借
僕らと、もえもえ~してくれた「りぃな」ちゃん。
アイメイクモリモリぱっちりのコがほとんどな中、
ナチュラルメイクで逆に目立っていたなー。



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コレ、どうするよー



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♪ ケンタッキーの東 / ザ・ナンバーワンバンド





♪ To All Tha Dreamers / SOUL'd OUT





ニュース番組観てて・・・

2016.12.29 (Thu)

“真珠湾” って聞いたら、どうしてもこれ思い出しちゃうんだよねぇ。



♪ うわさのカム・トゥ・ハワイ / ザ・ナンバーワンバンド


1982年のジャパニーズ・ラップミュージック



そうだ石巻、行こう。 [オムライス篇]

2016.12.17 (Sat)

石巻出張5回目。

11月の末頃に、石巻の水産加工食品を集めたお店ができた
と聞いていたので、仕事のチームのみんなで行ってみたよ。

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石巻のメインストリートとでも言えそうな通りに面した、
大きな商業ビルの1階、名称は「ASATTE(あさって)」
なんか、想像してたのよりかなりオシャレ!


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入口に向かって左側が物産、右側がレストランと
同じフロアに複合的な造りになっているんだな。


まずは、左のほうから見て行くと・・・

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ゆったりしたスペースに、冷蔵用の陳列台がちらほら。
カキ、ツブ貝、ホタテ、ホヤなどの燻製とか、しめさばとか・・・
おつまみやおかずになりそうなグルメフードがずらり。


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左奥の壁際は天井までの高さの棚になっていて、
協賛各社のギフト詰め合わせ品の展示コーナーとなっているんだね。
なるほど、1セット3,000円前後とお手頃な価格設定だな。


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魚介類ばかりかと思っていたら、農産系もあるんだね。
地元で採れたリンゴなどのフルーツや野菜類も。
木箱を直置きにしたりして、最近流行りの演出もぬかりないわ。

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ササニシキで代表される、県産の「米」も販売中。


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石巻のギフト棚の隣には、調味料類もあった。
醤油、油はもちろん、地元産の「塩」などもあって、びっくり。
おっと、地元の会社が作ったのヨーグルトもあった。
ヨーグルトは、お腹の調子の調整やNK細胞の活性化のことを知ってから、
つとめて食べるようにしているので、あっちこっちで何かと気になるんだよ。


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ギフトの受付コーナー。
企画もののギフトセットはもちろん、
好きなものを選んで自由に詰め合わせを作ってもらって、
すぐに発送してもらえる。
これはいいねー!



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物産エリアのもっと奥に行くと、
さらにゆったりしたスペースに、こんなコーナーが。

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生活雑貨系なんだね。
革細工のコースターや木工の置物・・・

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陶器のテーブルウェア・・・

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布のやつは、ブックカバー。
麻かな?
皮のやつは、ウォレットとトレーだね。

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右の棚には、陶器の食器類。

聞くと、このエリアにあるものは、ぜーんぶ手仕事で作られたものだそうだ。
地元の手づくり工房の品物や、アーティストの作品を集めてあるんだって!
なんと、オシャレな。

「食品」においても「雑貨」においても、
“宮城・石巻の県産品のセレクトショップ” を作っちゃった、ということなんだね。
んー、ここは仙台ではなく石巻だろー?
あるまじきオシャレさ。(汗・ごめん)

しっかし、石巻ぜんぶのお店を知っているわけではないけど、
こんな素敵な空間が、ほかにこの街にあるんだろうか?



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併設の「日高見レストラン」
石巻在住の腕利きの洋食シェフ(高野亮さん)と、
石巻の日本茶の会社(お茶のあさひ園)が共同出資で作ったんだそうだ。
ものすごく広くて、ココ全体のイメージと統一された
「白 + 生木」のナチュラルな内装だね。
こういうとなんだけど、「MUJIカフェ」と似たセンス!

ちなみに、「石巻でお茶が作られているんですか?」って
かわいいフロア女子に尋ねたら、ちゃんと作っているんだそうだ。
石巻には、日本最北端のお茶畑があるんだそうだ。
へー、いいこと聞いたねー。

入口の立て看板には、「アンガスビーフステーキランチ・1,800円」
なんて書いてあったので一瞬ビビったんだけど、
ちゃんと庶民的なメニューもあったねー、よかったー。

オムライスと、カレーライスと、パスタだっけ?ハンバーグだっけ?
あれれ、忘れてしまった。
えーと、たしかどれも850円くらいだったはず。
ミニサラダがついていたっけ。
ドリンクは別。

我々チームの皆さんは、思い思いに注文。
僕は、もちろんオムライスでっせー。

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ほれほれ、こんな感じ。
これは、ケチャップのフライドライスを作った上に
中身トロトロのオムレツを乗っけて、
真ん中からペティナイフで切って、
トロトロを開いて作るタイプ
のオムライスだねー。

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フツーは、これにドミグラスソースなんかがかかっているのが
本格的な洋食屋のオムライスのはずだけど、
ここんちはケチャップをチュー、チュー、チューって、
どうでもいいって感じにかけてあるんだな。

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これは僕が想像するに、
ドミソースはコスト的に出しにくいか不人気で、
じゃ、日本人の口に合わせてケチャップにしようということになったけど、
シェフは納得がいかず、まあ、申し訳程度にかけとけ、
ってことになってるんじゃないかと。

だってね、これは食べるとわかるけど、
ケチャップをたくさんかける必要がない味なんだなー。

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まずは、オムレツ部分。
これは、明らかに洋食屋のオムレツだねー。
良質な玉子にふんわり熱を通してあって、
焼いた玉子と半熟部分のハーモニーで、
玉子そのものの味が楽しめるんだねー。

そして、洋食屋さんの常套手段だけど、バターの風味
玉子の焼き面からしっかりバターが浸みるように作られているな。
つまり、これだけで上等なオムレツができあがっているわけだ。

だから、ホントはこのプレーンな味を邪魔しないような
ドミグラスソースをすこーしだけかけてある、というのが正解のはず。
そういう微妙な味にこだわっているからこそ、
ケチャップも申し訳程度なかけ方なんだなと理解できるわさ。

そして、中身。
これは、中華屋がケチャップをラードで炒めつけるようなタイプじゃないんだけど、
たぶん玉ねぎとピーマンをしっかり炒めてあるんだろうね。
やはり、ただのケチャップライスじゃなかったよ。

雑な言い方だけど、これは “青パプリカライス” と呼ぼう。
玉ねぎの甘味と、ピーマンの香りを生かしたケチャップ炒めライスだなー。
なるほどー、本来、香りづけに使われるピーマンを
マジで香りづけに使っているんだね。

うまいなー、ピーマン炒めライス。
あ、でも、ピーマンの嫌いな人は絶対だめだろうなあ。

だから、玉子のプレーンな味とバターの香りと旨味。
そして、ピーマンの香りと玉ねぎの甘味。
これらがうまーくマッチしているので、
それを楽しみたいのなら、ケチャップをドバーってかける必要がないんだな。

オムライスって、みんな食べ慣れているので、
ステレオタイプな味にしか反応しないことが多いけど、
ここのは何気に絶品だよ。
これ以上、食べる人に媚びないで、絶妙なオムを作り続けてほしいなー。

食後、僕は石巻で採れた茶葉で製された「深蒸し煎茶」をたのんでフィニッシュ。
なかなか爽快なランチございましたやー。



会議の所要時間、5時間。
予定より1時間遅れて、仙台発-東京行きの新幹線も終発の手前。
なかなか濃厚な一日であった。

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お土産買って来たよー。

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ほら、これなんだと思う?

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はははー、これはねー、三陸名菓のひとつ・・・
いしのまきのぉ・・・あれ、ちがった、岩手の大船渡のお菓子だったー!



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♪ 空はまるで / MONKEY MAJIK





♪ さらばシベリア鉄道 / 大瀧詠一






♪ moon river / Aoi Teshima





そうだ石巻、行こう。 [石巻焼きそば篇]

2016.12.15 (Thu)

午前4時55分、埼玉県の西武新宿線の某駅。

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あー眠い、おー写真もネムイ

始発、ヒア・ウイ・ゴー!
高田馬場をめざせー。

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ほいほい、高田馬場でJR山手線に乗り換えて東京駅に到着。
今度は新幹線に乗り換えだぜ。
「はやぶさ・こまち1号」も本日の始発。

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緑のが「はやぶさ」で、赤が「こまち」。
行先の違う列車が2つ、ドッキングしているんだな。

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くっついて走って行って仙台で切り離して、それぞれ別ルートへ。
「はやぶさ」に乗ってて寝過ごしたら青森を経由して函館
「こまち」で寝過ごしたら秋田へ。
いずれにしても仙台で絶対起きないと、とんでもないところまで行ってしまう。

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僕が乗ったのは、「はやぶさ」3号車13列のE。






イェーッ、たった1時間半で仙台に着くんだねー。

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009かもめの玉子電飾看板.JPG

010青葉亭.JPG

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仙石東北ラインに乗り換えるぜー。

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仙台駅構内にある「ドンク」
おいしいパンで朝食だべ。


いざ、石巻へ!

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016仙石東北ライン表示.JPG






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着いたー。
これは、仙石線のラッピング列車だな。
妖艶じゃないタイプの003・フランソワーズ・アルヌール。


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石ノ森章太郎シリーズだねー。

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左が石ノ森章太郎だろうな。


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駅の外にあるのに、駅のホームからダイレクトに入れる喫茶店、
マンガッタンカフェ「えき」
そのまんまの名前だな。

「マンガッタン」とは、石巻のことさ。
マンガとマンハッタンをひっかけたんだろうな、
なんだか恥ずかしー。


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030_フランソワーズ・アルヌール.JPG

これも、改札の内側にあるんだよ。

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駅舎の中から見た駅前。
入口の上部には、ステンドグラス調のサイボーグ009が。

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駅の中からも外からも入れる、マンガッタンカフェ「えき」。
お店のおねえさんに・・・
「外から入って来た人は、改札を通らずに
ここから駅の中に入って電車に乗れるんですか?」って聞くと、
「入れません」とのこと。
ここで切符も売ってくれるのかと思った。

「じゃ、ホームから入って来た人は、
そのまま外に出られるんですか?」って聞くと、
「出られません、入ってきたホーム側の扉から
ホームに戻っていただきます」とのこと。

「へぇー、じゃ、お客さんがどっちから入ってきたか、
一人一人覚えとかなきゃならないんですか?」と僕が聞くと、
「はい」とのこと。
わはは。

"別世界へつながる扉が2つあるのに、
入って来た扉から元の世界に戻るしかできない喫茶店"。
向こうの世界のことを知るには、向こうの扉から来た人と話すしかない。
または、自分が来た世界に戻って、
向こうにつながる別の入口を探さなきゃならないのだ。

・・・ってか。

「ずんだ餡のロールケーキ」と「石巻ブレンド」がおいしかった。



ネット検索によると、
たしか、市役所の裏のほうに・・・

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・・・あったあった、これや、石巻焼きそばの店。
おおー、レトロだねー。
古民家風というか、古商家風というか。

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おおー、これはレトロ"風"ではなくて、ホントに古いんだ。

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「宮学給第六五号」、「県学校給食指定工場」と筆文字看板。
いつ掲げられたんだろう?

ちなみに・・・
日本最古の学校給食が始まったのが、明治22年。
6大都市の小学校で始まったのが昭和19年。
文部・厚生・農林の行政通達で、
東京・神奈川・千葉で始まったのが昭和21年。
昭和29年(1954年)、学校給食法が施行。
「揚げパン」や「ソフト麺」が出るようになったのは、
昭和40年前後だそうだ。

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うどん屋さんなのか。

ちわー、って中に入ると、
お昼どきのせいか、街は閑散としているのに、けっこうお客がいる。
典型的な蕎麦屋というか、うどん屋というか、昔の食堂というかの内装で
40人くらいは入れる広さだな。
お客がたくさんいるので、内観の写真を撮るのがはばかられたわ。

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うわー、安い。
値段もレトロだぞ。

そうか、うどん屋なんだ。
でも、ちゃんとあるぞ、石巻焼きそば。
テーブルにメニューがあるけど、券売機で購入。
そうこうしているうちにも、
近所の会社員風のグループが続々ご来店。


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石巻焼きそば だし・480円 + かきあげ100円 なりぃー。

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041石巻焼きそば02.JPG

見た目はいわゆる焼きそばだけど、
ほう、そうか、和風だしの味なんだねー。
水産業の町だからして、魚介だしの焼きそばねぇ、なるほどなるほど。

うん、おいしいよ。
びっくりするほどうまい、というほどでもないけど、
安いし、ソース味もいいけどだし味もいいね、って感じ。
学校給食や学食にくらべたら、はるかにうまいぜー。
たぶん、キミの想像通りの味。
目玉焼きをつぶせば、味のシフトチェンジもできるのさ。



実は、石巻にちょくちょく出張する仕事を承っていてね。
ハタと思いついて来たんじゃないんだけどね。
打ち合わせの時間より少し早く行って、
名物のひとつくらい食べてみようと思ったわけ。



仙石東北ラインは、仙台と石巻ー女川を結ぶ在来線。
たった2両の編成。
塩竈や松島の海岸沿いを走っている。

晴れていると、この車両から観える風景が、とても気持ちいいんだよ。
石巻に向かって走っていると、右手に海岸がちらちら、
左手に緑の丘がちらちら。
海や野山の風景が、スライドのようにかわるがわる眺められるのさー。

停車駅のホームも、映画に出てきそうな昔ながらの
野ざらしタイプが多かったりして。
制服のスカートの下にジャージをはいた女子高生が
ぽつんと電車を待っていたりして・・・。



縫うように行く、ほのぼのと癒される海岸の町々の風景。

だけど、この辺はみんな、あの日の津波の被害のあったところなのだ。

石巻に近づくと、たくさんの空き地が目につくようになる。



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♪ 気球にのってどこまでも





♪ 魔法のじゅうたん / くるり





♪ 風は止んだ / cover.






入札に勝つ方法 ~ 『悪い奴ほどよく眠る』

2016.11.29 (Tue)

もしキミがゼネコンとかに勤めていて、
築地市場移転建設とか、2020東京五輪のボート競技施設建設なんかの
でっかい入札で絶対勝たなきゃならないとしたら、
どうやればいいか知ってる?



① 依頼主と結託して絶対勝つ

入札って、↓こんなふうなもんなんだよ。

●依頼の条件や仕様について細かな内容が設定されていて、
 入札参加社に等しく伝えられる
●参加社は、その内容をきっちりクリアした計画書と見積書を提出する
(フツーは、必要以上の品質や付加価値を求められない。
  必要以上のものを計画書に盛り込むと逆に失格になったりする場合もある)
●参加社の中から、最も安いところに業務委託する

まあ、できるだけリーズナブルな費用で100点をとるといったことなんだわ。
で、よく聞く「コンペ」というやつは、依頼主の要望をどれだけオーバーした
クオリティを提供するかという、150点くらいとるといった戦いなんだけどね。

で、入札。
これは必然、品質は同じでコストの低さで勝負になるんだな。
それで、参加社みんなが本気でコストの検討をすれば
費用なんてどこもほとんど変わらなくなるんだな。
ぎりぎりの相場に落ち着くということ。

「いや、ウチは利益が出なくてもこの金額でやる」というところが出てきても、
それは他社もおんなじ程度の範囲で競合してくるんだよ。
限度というのは、そんなに差がないんだな。
そうすれば、勝負が微妙なものになる。
決定的に勝つ方法などない、努力のしようがないということになる。

で、大昔から行なわれてきたのが、賄賂だよね。
委託先の決定権を持つ人物(1人か複数かわからないけど)をつかまえて、
ハデな接待をしたり、勝たせてもらったらいくらいくら払う、
といった約束をする
わけだ。



そうやって依頼主側の有力者と結託したら、
次はどうやって「勝つ」かだよね。
なんせ、一番安いところが勝つ、というのが原則だからね。

たとえば、当該案件で、A社が一番安い98億の見積もりを出したとする。
キミの会社B社は安さ2番目で、100億だったとする。
これはもうほっといたら、A社の勝ちとなるでしょ。
そこで先の結託者が登場してくるわけだ。

その部下かなんか知らないけど、審査に絡む人間に、
A社の入札に不備があった事実をねつ造させるんだな。
どこどこの部分が見積もり項目から漏れてたとか、
どこそこの部分がオーバークオリティ過ぎたとか、
場合によっては計画書のホッチキスの止め方がだめだったとか、
いちゃもんをつけて失格にしたりするんだよ。
そうすれば、2番手のB社が不戦勝繰り上げということになるでしょ。



② 賄賂を見えなくする

仮に、B社の入札価格100億のうち、20億が結託者側への賄賂しよう。
でも、これを単純にぽんと渡したら、すぐバレるよね。
建設にかかる見積もりや領収書の類と、請求書を照合すればすぐに
その20億はどこへ行った?ということになるから。

そう、それをわからなくする方法が「手抜き工事」なわけだ。
盛り土を入れる仕様で、100億でやる予定だった工事について、
こっそり盛り土をやめて完成させて100億で請求すれば、
当初かかる予定だった盛り土の代金と工事作業費用が浮くよね。
もしくは、耐震構造用の建築部材をもっと安い物にすり替えるとかね。

そうやって浮かした金を黙って結託者に渡せば、
不正が見えにくくなるというわけ。
そうやって、よくニュースになったりしてる欠陥建築物ができあがって、
後から露呈したりするんだね。

はい、上記の2点をうまいことやって、入札に勝ちましょうね。
てか、見え見えだけどね。



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この映画は、建設関係の公団と民間の建設会社が
そんなことをやらかして事件になるという物語なんだよ。
いまでこそ、これ系はたくさんあるけど、これが、1960年の作品だからね。
建設ラッシュだったはずの当時は、すごい衝撃作だったんだろうね。

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ま、それはさておき、やはりさすがの黒澤明監督の作品としか言いようがないね。
シャープでひらめきのあるカメラワーク。
超こだわりのセット。
大道具、小道具の質感、モノクロならではのメイク、ライティング。
すごいクオリティだよねー。

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特に、三船敏郎と公団の課長補佐(藤原釜足)が、課長補佐自身の葬式に行って、
車の中から葬儀場を眺めつつ、キャバレーで録音したテープを流すシーン!
緊迫した空気のシーンと、キャバレーで流れている楽しい音楽の
ミスマッチを狙ったカット
なんだけど、これには鳥肌が立ったねー。
ああ、これが世界のクロサワなんだー、って目からウロコが落ちたわ。
このやり方は、世界中の映画制作者に影響を与えたんたろうな、って思う。

あと、最初のほうの結婚披露宴のシーンで、
新聞記者の会話を通して登場人物の相関関係を紹介するやり方は、
フランシス・フォード・コッポラ監督が『ゴッドファーザー』でパクったんだそうだ。

それから、俳優の演技!
この作品の主演は三船敏郎なんだろうけど、
僕に言わせればMVPは、間違いなく西村晃でしょ。
ド迫力の怪演!
精神的に追い詰められていく課長、といえばコレで決まりだよ。

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そして、香川京子ちゃん。
僕の中では子供の頃から、香川京子といえば母親くらいの年齢になっていたので、
「お金持ちの奥さん」というイメージしかなかったんだけど、
若い頃は、独自の個性のあるかわいこちゃんだったんだねー。
山本美月系とでもいうのかなあ(あ、山本美月が香川京子系なのか)。
こりゃ、小津監督や黒澤監督に好まれたわけだ。

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築地市場の移転や五輪施設の問題で湧くいま、
こんな作品は笑いごとじゃないぜー。
というわけで、あえておすすめしちゃおうかなと思ったわけ。



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●悪い奴ほどよく眠る
1960 日本
上映時間:150分
監督:黒澤明
脚本:小国英雄、久板栄二郎、黒澤明、菊島隆三、橋本忍
製作:田中友幸、黒澤明
撮影:逢沢譲
照明:原一郎
音楽:佐藤勝
録音:矢野口文雄 、下永尚
音響効果:三縄一郎
美術:村木与四郎
小道具:浜村幸一
衣装:栗原正次
特殊技術:東宝技術部
配給:東宝
出演:三船敏郎、森雅之、香川京子、三橋達也、志村喬、西村晃、加藤武、藤原釜足、
   笠智衆、宮口精二、三井弘次、三津田健、中村伸郎、藤田進、南原宏治、清水元、
   田島義文、松本染升、土屋嘉男、山茶花究、菅井きん、賀原夏子、田代信子、
   一の宮あつ子、樋口年子、近藤準、佐田豊、沢村いき雄、横森久、田中邦衛、
   桜井巨郎、清水良二、生方壮児、土屋詩朗、小沢経子、峯丘ひろみ、上野明美、
   小玉清 ほか
受賞:第15回毎日映画コンクール
   ・音楽賞 受賞
   ・男優助演賞(森雅之) 受賞
   第34回キネマ旬報ベスト・テン 第3位







♪ Fair Warning(full album)/ Van Halen





♪ TOBACCO ROAD / CREATION





♪ Inside Looking Out / Grand Funk Railroad





もう、神様ったら ~ 『神様メール』

2016.11.27 (Sun)

もし、キミのお父さんが「神様」だったらどうする?

で、当然キミのお母さんがマリアでしょ?
ということは、兄貴がイエス・キリストなわけだ。
だから、キミはイエスの妹(または弟)ってことだな。

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キミのお父さんは、世の中を良くしようとして働いてきたわけだ。
でも、戯れに人間と関わって(作って)しまったせいで、
世の中、アダムとイヴから始まって、愚かな人間だらけになってしまった。

お父さん、もう完全にアタマにきて、ひねくれてしまった。
だから、お父さんのやることといったら、人間たちへの意地悪ばかり。
家の奥の部屋に引きこもって、パソコンを使ってあらゆる人間に
不幸や災難をもたらしている
んだよ。
(おお、人間の不幸って、こうやって生み出されているのかあ)

それを見かねたJC(お兄ちゃん)は、親父に反抗。
世間に出て行って、12人の使徒とつるんで世の中をよくしようとしたんだけど、
やはり愚かな人間のせいで殺されてしまったのだ。

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妹のキミは、そんなお兄ちゃんの善行にも冷たい親父が大嫌い。
なんとかして、親父の悪行をやめさせるテはないかと、
親父のパソコンを勝手にいじって、人間界に異変を生じさせる!

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そして、人間世界へと冒険の旅へ!
がははー、なに言ってんだかわかんねぇー?



うーむ、エスプリのきいたコメディなんだなあ。
「はい、笑うとこー」って感じに媚びていないところがいいなー。
そして、ヨーロッパ映画らしいファンタジー。
よくよく考えると、かなり哲学的だね。

お父さん役(神)は、『チャップリンからの贈りもの』のブノワ・ポールヴールド。
お母さん役(マリア)は、『アメリ』にも出てたヨランド・モロー。
『エール』のフランソワ・ダミアン。
なんと、カトリーヌ・ドヌーブが濡れ場を演じる!

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ハリウッドでは、こんな映画は作られないなあ。





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●神様メール(Le tout nouveau testament/THE BRAND NEW TESTAMENT)
2015 ベルギー・フランス・ルクセンブルク
上映時間:115分
監督:ジャコ・バン・ドルマル
脚本:ジャコ・バン・ドルマル、トーマス・グンズィグ
製作:ジャコ・バン・ドルマル、オリビエ・ローサン、ダニエル・マルケ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
録音:ドミニク・ヴァルニエ 、 フランソワ・デュモン
編集:エルベ・ド・リューズ
美術:シルビー・オリベ
衣装:カロリーヌ・コネール
メイク:カーチャ・ヴァン・ドルマル
音楽:アン・ピエールレ
配給:アスミック・エース
出演:ブノワ・ポールブールド、カトリーヌ・ドヌーブ、
   フランソワ・ダミアン、ヨランド・モロー、ピリ・グロワーヌ、
   ローラ・ファーリンデン、セルジュ・ラリヴィエール、
   ディディエ・ドゥ・ネック、ロマン・ジェラン、マルコ・ロレンツィーニ ほか
受賞:第73回 ゴールデングローブ賞/外国語映画賞ノミネート
   第68回カンヌ国際映画祭/監督週間正式出品作品
   第6回マグリット映画賞(ベルギーのアカデミー賞)
   ・最優秀作品賞、監督賞、脚本賞、オリジナル音楽賞 受賞
   ・助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、録音賞、新人男優賞、新人女優賞 ノミネート
   第43回ノルウェイ国際映画賞/観客賞 受賞
   オースティン ファンタスティック映画祭2015/最優秀コメディ作品賞 受賞
   バイオグラフィルム映画祭/観客賞 受賞
   ハンブルク映画祭/芸術映画賞 ノミネート
   サテライト賞/最優秀外国語映画 ノミネート
   シッチェス・カタロニア国際映画祭/最優秀女優賞 受賞







♪ Black Friday / Steely Dan





♪ Bodhisattva / Steely Dan





♪ The Fez / Steely Dan





『うずら屋』のオムライス、ということは・・・

2016.11.18 (Fri)

ぽかぽかしたある日、近所を散歩でもすっかー、
ということで出かけてみたよ。

ウチを出て、ぷらぷら住宅街を行くと、おお、
下界は秋の花の季節であった・・・


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むむむ、しまった、不得意分野であった、これは何の実?


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ツバキかな?


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およよ、これもツバキか?


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あれれ、これもツバキ? サザンカ?


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おお、何かわかんないけど、美しい!


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もちつき大会をやる町内って、いいねー。


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これもわかんないなあ。他所んちの庭の花を撮るのって、スリリング。


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これは、誰が見ても柿だよね。


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柑橘類なことはわかるけどさ。


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紅葉には違いないけど、モミジではないと思う。


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ピンが後ろのほうに合ってちゃって、妙な写真になっちゃった。


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そうだ、輝くのだ!


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・・・・・・・・・


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メキシコかい?


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所沢名物、飛行機雲でござーい。



さてさて、着いたー。

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ここが、あの『うずら屋』たぜー。

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うずらの玉子の生産者なんだよ。
このカフェの横に、小さな工場みたいなのがあるんだよ。
でも、ここでうずらを飼っている雰囲気は、感じられないけどなー。
フランス種のうずらが産む玉子も扱っているそうだ。

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「フランスうずらの贅沢オムライス」
「うずらナーラ」が本日のランチだとさ。



ちわー

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おお、おしゃれな店内!
フランスの田舎風なのかな?
行ったことないけど。(汗)

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ちょっと狭いけどね。
2人掛けのテーブルが3つだっけかな。
それと、カウンターに2人だから、8人も入れば満席。

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ツレと2人で行ったので、2人ともオムライスが食べたかったんだけど、
本日ランチ2種を両方ともたのんで、「それぞれ半分食べたら交換する条約」を締結。

待っている間に、こんなのが出てきたよ。

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「半熟卵のダシ醤油漬け」と「半熟卵の西京味噌漬け」だそうだ。
売ってる商品の試食(無料)だそうだ。
うん、うまいなあ! うむ、商売もうまい。
こいつは、日本のうずらの玉子を使用。

そうこうしてるうちに、最初に出てきたのは・・・

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「フランスうずらの贅沢オムライス」。
おー、なるほどー。

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玉子はフランス種うずらの「エル・フランス」というやつ。
完全に溶かずにふわふわ感を出しているんだね。

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サラダには、「半熟卵のダシ醤油漬け」が。

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スープは、うずらで出しをとったオニオンスープ。

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ドミグラスソースにも、うずら出しのスープとうずらの肉が入っているそうだ。

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ライスは白米で、ケチャップはどこにも使われていないんだな。
だから、ハヤシライス系のオムなのだ。

んー、ならばドミソースにもっと肉を入れてほしいかな。
そうしたら、もっと高くなっちゃうか。
でも、じゅうぶんおいしいけどね。

はっきりした個性という意味では、
うずら出しのオニオンスープのほうがうまいかも。



かたや、「うずらナーラ」。

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想像してた通り、カルボナーラだよ、っと思っていたら、
おっと、決定的な違いが!
この麺は、ラーメンだあ!

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聞くと、小麦粉をうずらの玉子をつなぎにして打った
ここのオリジナル麺なんだそうだ。
んー、かんすいの匂いがしないので、
やわらかい生パスタって感じの食感だね。
おもしろーい。

生クリームをうずらスープとうずらの玉子で伸ばしたスープに、
麺を沈めてある。
うずら肉のそぼろみたいなのが散らしてあるねー。
頂上には、もちろんうずらの半熟玉子で決まり。

最近始めたメニューらしいけど、これは正解でしょ!
うま~い。



店内には、ここんちのうずら商品を並べたコーナーも。

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これが「エル・フランス」。
左にある日本のうずらの玉子との大きさの違いがわかる?



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お土産買って来たった。

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●『うずら屋』
埼玉県所沢市宮本町2-5-8
04-2935-3000
[月] 11:00~16:00(L.O15:30)
[火~土] 11:00~18:00(L.O17:30)
ランチ営業
定休日/日曜





♪ Autumn Leaves / Cannonball Adderley





♪ Glamour Profession / Steely Dan





♪ FM (No Static At All) / Steely Dan





♪ Green Earrings / Steely Dan





♪ その時はじめて / OFF COURSE





人は人のみにて生くるにあらず ~ 『世界から猫が消えたなら』

2016.11.13 (Sun)

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世界は僕に、たくさんのかけがえのないものをくれているんだなあ。

僕は世界に、何かかけがえのないものをあげているんだろうか。

僕がいた世界と、僕がいなくなった世界に、何か違いはあるんだろうか。



・・・そんなことを考えさせられたなあ。

函館の風景がいいねー。



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●世界から猫が消えたなら
2016 日本
上映時間:103分
監督:永井聡
原作:川村元気『世界から猫が消えたなら』
脚本:岡田惠和
製作:映画「世界から猫が消えたなら」製作委員会(東宝、博報堂DYメディアパートナーズ、
   小学館、アミューズ、ストライプインターナショナル、マガジンハウス、
   ローソンHMVエンタテイメント、ソニー・ミュージックエンタテインメント、
   KDDI、GYAO、日本出版販売)
制作:東宝映画
制作協力:ドラゴンフライ
撮影:阿藤正一
照明:高倉進
録音:郡弘道
音効:齋藤昌利
編集:今井剛
美術:杉本亮
装飾:渡辺大智
衣装:荒木里江
VFXスーパーバイザー:神田剛志
音楽プロデューサー:北原京子
音楽:小林武史
主題歌:HARUHI「ひずみ」(Sony Music Labels Inc.)
配給:東宝
出演:佐藤健、宮崎あおい、濱田岳、奥野瑛太、石井杏奈、
   奥田瑛二、原田美枝子、パンプ ほか





♪ ひずみ / HARUHI





あっちがなくなって、こっちがあった ~ 『ニ八そば ひらい』

2016.11.11 (Fri)

ちょいと所用があって、秩父へ行ったんだよ。
埼玉県の西のはじっこ。
秩父は最近は、都心からすぐに行けるリゾート、みたいな言い方をされていて、
けっこう人気なんだな。

いろんな名所や催し(「龍勢」とか)が行なわれてるけど、
これからおもしろそうなのは、12月1日~6日に行なわれる
『秩父夜祭(ちちぶよまつり)』だよなあ(行ったことないんだけど)。

京都の祇園祭や飛騨高山祭と並んで、「日本三大曳山祭」って言われているんだってさ。
「曳山(ひきやま)」というのは、「山車(だし)」のことだから、
京都祇園の山車みたいなやつをぞろぞろ街の中を引き回す系ということだね。

「三大」に入っているのは、歴史が古いからかな。
なんせ、300年前からやってるらしいね。
人出もすごいらしいけど。

で、この祭の変わっているところは、その名の通り夜中にやるところ。
12月3日の例大祭には、夜の9時あたりから12時過ぎまで山車が練り歩くらしいんだね。
電車なくなるだろ、って思ったら、その日ばかりは西武鉄道も夜中に臨時運行するんだってさ。
「秩父祭の屋台行事と神楽」が、国重要無形民俗文化財に指定されているそうだ。



用事を終わらせて腹が減ったぜー、ということで当然「蕎麦食おうぜ」というわけ。
これまでは、「こいけ」(http://yurayuragusa.blog.fc2.com/blog-category-46.html)
という名店にちょくちょく寄らせてもらっていたんだけど、
残念ながら店主が高齢となったということで、今年の9月に閉店してしまった。

ちなみに、店主の小池さんは、故・片倉康雄氏の直接の弟子だったんだよ。
片倉康雄氏とは、昭和の名店「一茶庵」を創業して現在の手打ちそばブームを創り出し、
蕎麦業界に関わる人たちに神様と呼ばれている人。

昭和の始め頃は、実はほとんどの蕎麦屋が機械打ちだったんだな。
江戸時代から続くような老舗名店でさえもさ。
そんな中で一人がんばって、江戸蕎麦の手打ちにこだわり、
さらには、蕎麦屋を洗練された料理を出す料亭レベルにまで引き上げたのが
片倉康雄氏だったんだよ。
現在の蕎麦屋は、そのほとんどが片倉康雄氏のこだわりとスタイルの
影響を受けていると言っても過言でないというやつなんだな。

その直弟子の一人が小池さんだったというわけ。
神様直伝の蕎麦を打っている人はいまではもう少ないので、
やめてしまったのは、ホントにホントに残念。

ちなみに、「翁」や「達磨」の創業者として名人の名をほしいままにしている
高橋邦弘氏
は、小池さんとは片倉康雄氏の弟子仲間。
いまでは、ちょくちょく見かける石臼挽きの蕎麦だけど、
最初に自家製の石臼製粉機を開発したのは、この二人が協力してやったことだそうだ。

小池さんは、秩父在来種の蕎麦を発展させたり、
蕎麦農家と相談していい蕎麦を作ってもらったり、
開店前に必ず自分の打った蕎麦を試食したり、
自分に合った麺棒を手づくりしたり・・・
いまのニューウェイブと呼ばれるこだわり蕎麦職人の手本となることを
50年も前から毎日フツーにやってきた人だったのさ。



秩父にはうまい蕎麦屋がけっこうあるんだけど、そんなわけで、
あー、秩父からホントにうまい蕎麦屋がなくなってしまったー、って嘆いていたんだよ。
でも、用事ついでとはいえ、「せっかく秩父へ行くんだから、
どっかうまいとこないのかよー」ということでぐぐったら、
けっこうな高評価の店が現れたんだな。

それが、タイトルの『ひらい』なのだっ。
まあ、WEBで高評価でも、んー、それほどでもないかな、
という蕎麦屋はたくさんあるんだけど、ここはかなり良かったわー。

都心方面から行って、秩父の駅に着く少し前に右へ折れて
山の方へ何の変哲もない道を少し行くと、ぽつんと道端にあったよ。

おーおー、なんだあ、プレハブの飯場小屋みたいな建物だわな。

001外観.jpg

これは、何にも知らないで通りすがると、立ち食い蕎麦屋だと思うね。
(立ち食い蕎麦屋を卑下しているわけではないぜー)
なんぼうまいと言ったって、これはちょっと腰がひけるかも。

のれんや、すだれを垂らして、局部的には本格蕎麦屋だな。

002のれん.jpg


「ちわー」って入ると、笑顔とやわらかい声で「いらっしゃいませー」。
人柄(とアタマ)が輝いているわ。

003店内.jpg


4人掛けのテーブルが2~3卓と、奥に上がりがあって、そこも2~3卓。
11:30~15:00だけの営業のところへ14時頃に行ったせいか
客は上がりの卓に4人いるだけだったよ。

004蕎麦茶.jpg

005黒板.jpg

材料を黒板に書いてあって、いいねー。
田舎蕎麦の「秩父産荒川在来種」というのを食べたかったんだけど、
品切れ、無念。
二八の「池田製粉(丸抜き)」というのはなんだ?
品種が書いていないので、なんだかごまかされたかな、って感じ。

006メニュー.jpg

007セットメニュー.jpg

僕がたのんだのは、「ランチセット」の「そばと野菜天丼のセット」。
ツレがたのんだのは、「そばとむぎとろご飯のセット」。
いずれも蕎麦は、メニューにある「もりそば」だそうだ。


008天丼蕎麦全景.jpg

ほれ、これが「そばと野菜天丼のセット」。

009きんぴらと薬味.jpg

ご覧の通り、きんぴらごぼうときゅうりの浅漬けもついているね。
おっと、気づいた?
薬味にネギはないんだなー。
でも、これはケチっているわけではなくて、たのんだらくれるんだよ。
要は、「つゆにネギを入れないで蕎麦をすすってほしい」いうことだよな。


010天丼.jpg

011天丼蕎麦もり.jpg

写真ではわかりずらいけど、これはけっこう白い!
メニューには「さらしな系」って書いてあったけどね。
でも、まっ白ではなくて、ご存知の蕎麦の色(黄緑+グレー+マット)でもない。
限りなく更科(蕎麦の実の挽き始めに出る白い粉)に近い二八ってことだなー
んー、一番粉と二番粉か三番粉を混ぜて作ったりしてんのかな?
きれいに白い二八蕎麦。


012天丼蕎麦アップ.jpg

しかも、瑞々しい透明感がある!
ますます更科っぽいなー。
でもどうやったら、この “透け” が出るんだろう?
水じゃなくて、お湯で打っているのかな?

いわゆる二八蕎麦とは、かなり違うよ。
たぶん、フツーに暮らして蕎麦を食べている人には
見たことのない蕎麦のはず。
「一茶庵」系の典型的な「こいけ」の二八とも、全然違うぞ。


013とろろ蕎麦全景.jpg

ツレのたのんだ「そばとむぎとろご飯のセット」。

014とろろ.jpg

015とろろ蕎麦もり.jpg

やっぱし、白い。


016とろろ蕎麦アップ.jpg

ほら、やっぱし透き通っているだろ?


017箸上げ.jpg

つべこべ言ってないで、とっととすするだけ!

んー、うまいぞー。
店の外観とは大違い。
歯ごたえ、蕎麦の香りと味がバツグンだねー。
辛汁も、魚出し臭くなく、甘過ぎず、やや塩からめでまろやか。
なるほど、こいつは高評価に決まっているわー。

こういう蕎麦は、みんな食べたことないんだろうなあ、
なんて、ドヤ顔で記事書かせてもらってまっせー。
だって、こういう透き通っていて、コシが強めで、ホロッとした噛み応えで、
蕎麦の香りも味も豊かな蕎麦なんぞ、老舗でも名店でも食べたことないものさ。
(もう一軒だけ知ってるけど)
まあ、すべての蕎麦屋に行ったわけじゃないけどね。


018蕎麦湯.jpg

おー、“粉溶かし系” の蕎麦湯が出てきたよ。

019梅干し.jpg

おおっ、梅干し!
こんなに上等な梅干しを蕎麦湯のアテに付けて、
商売大丈夫なのかい?

020蕎麦湯02.jpg


021武甲山.jpg

んー、雲のかかった武甲山のように、
謎に包まれた激ウマの『ひらい』の蕎麦であった。
他のメニューも試して、謎解きに何度も来ることになりそうだべ。



ところで、↓こんなこと知ってた?

■二八蕎麦(にはちそば)って何だべ?

いわずと知れた、
小麦粉と蕎麦粉の割合を2対8で打った蕎麦のことだよね。
ところがだ、この「二八」というのは、
まだ蕎麦に小麦粉を混ぜることをしていなかった(つまり十割蕎麦)が
あたりまえだった時代(文献では江戸時代の慶応年間(1865~1868)以前)
からある言葉なんだね。

じゃ、「二八」って何よ?ってことになるんだけど・・・
当時のもり蕎麦やかけ蕎麦の値段って、16文だったんだよ。
それを江戸っ子のノリと語呂で、“にはちの16文蕎麦” って
言っていたんじゃないかって説があるんだね。

それから、16文払って蕎麦を食って、もう一杯おかわりしても値段は同じ
っていうような商習慣もあったとかで、
なら1杯あたり8文で、8文×2杯で16文だから「二八」ってか、
という説もあるんだな。

ちょびっと、江戸時代の風俗っぽいことも知れたりして、
蕎麦っておもしろいっしょ?


■16文っていくらよ?

そこで気になるのが、
16文っていまの金額に換算したらいくらよ?ってことだわ。

これは、江戸時代って言っても250年あまりも続いたし、
1文あたりの価値が激しく変動したので難しいんだけど、
大ざっぱに1文 = 20円というやり方がわりと一般的のようなので
それで計算すると20円 × 16文 = 320円ってことになるわな。
んー、なるほどいまの立ち食い蕎麦の値段くらいだ、というわけ。

ちなみに、「守貞漫稿」(1853年)という幕末頃の風俗誌に書かれている
蕎麦屋のメニューを見ると・・・

022守貞漫稿_蕎麦屋メニュー.jpg

●蕎麦:16文 = 320円 ※もり蕎麦のことだろうね
●あんかけうどん:16文 = 320円 ※これはなんだろう?かけうどん?
●あられ(蕎麦):24文 = 480円 ※アオヤギの小柱をのせたもの。いまはこれはすごく高いぞ。
●天ぷら(蕎麦):32文 = 640円 ※当時は芝えびの天ぷらのこと。これもいまはもっと高い。
●花巻(蕎麦):24文 = 480円 ※浅草のりを焼いて揉み、花びらみたいにかけそばにトッピング。
●しっぽく(蕎麦):24文 = 480円 ※卵焼き、蒲鉾、椎茸、鶏肉をのせたもの。
●玉子とじ(蕎麦):32文 = 640円 ※溶き玉子をかけ汁に入れて熱を通したもの。
●上酒一合:40文 = 800円


これを見てわかるのは、少なくとも幕末の頃には、
隅田川河口付近の海(江戸前)で、「アオヤギ」や「芝海老」、
「海苔」などがふんだんに獲れたということだよね。
いまは、あんまり獲れないんだよ。

酒が高いねー。

それから、「あられ」とか「花巻」、「しっぽく」、「玉子とじ」
というメニューはいまでもあるところにはあるんだけど、
江戸時代から続く伝統メニューだということ。
めったに見かけないけど、あったら、浅草のすぐそばに浜があって、
ちょんまげ結った漁師さんがアオヤギを水揚げしたり海苔を干していたりする風景を
想像しながら食べてみるのも一興だよね。

ちなみに・・・
●豆腐1丁:60文 = 1,200円!
●玉子1個:20文 = 400円!

●旅籠宿代1人:200文 = 4,000円
●醤油1升:188文 = 3,760円
●髪結(大人):32文 =640円
●吉原(太夫の揚げ代):1両2分 = 約100,000円
●吉原(身売/夫の窮地を救うために妻が吉原へ):80両 = 約5,500,000円
●不倫の示談金:7両2分 = 約500,000円
●富籤(宝くじ当選金):1,000両 = 約70,000,000円
●長屋の家賃(九尺二間の1間/1か月):600文 = 約12,000円
●参勤交代費(金沢~東京 2,000人/12泊13日):3,000両 = 約200,000,000円


がっはっはー



●『ニ八そば ひらい』
埼玉県秩父市山田2675-20
0494-25-1293
11:30~15:00
ランチ営業
定休日/火曜





♪さすらいのギター / 小山ルミ





♪24,000回のキス / ゴールデン・ハーフ





♪私は泣いています / リリィ  (1974年、作詞・作曲 リリィ)


最近、ドラマや映画でよく拝見していたのですが・・・まだ64才という若さなのに。
合掌


美しくて、悲しくて、尊い ~ 『草原の実験』

2016.10.19 (Wed)

001平原.jpg


旧ソ連邦の一つ、カザフスタンのハナシ。
日本列島が何個も入りそうなだだっ広い平原に、
ぽつんと一軒の家がある。

子供でも女でもない少女と、その父親の二人だけ。


002顔.jpg


土地なんて気が遠くなるほどあるのに、
遠慮したかのように、必要十分なだけ確保して
きちんとスクエアな人為的なスペースに住んでいる。
広大な自然の中では、人間の欲望なんてたわいものないものだ
とでもいうようなたたずまい。


003家.jpg


埃っぽい風景と、粗末な家や家具。
一切の自我も感じさせない、素直過ぎる少女。
モンゴル系の顔つきで、図体がでかくて愚鈍な感じの親父。
あまりにも不器用で退屈な恋。


004あやとり.jpg


その変哲のないシーンの一つ一つの意味が、
あの衝撃的なラストシーンを迎えて一変する。

埃っぽい風景は、美しい大地の静かな息遣いに。
実は、ナチュラルで心あたたかな美少女、
誠実で力持ちで男らしいお父さん。
あたたかく、純粋に恋を育むということ・・・



なんて美しい、自然と人たち “だった” んだろう。



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セリフがゼロの映画だよ。
無声映画ではないんだな。
物音は全部聴こえるし、音楽も入る。
セリフだけがないんだよ。
だから、睡魔に勝てない人には観るのむずかしいかもなあ(笑)。

事実に基づいた映画だそうだ。
アンドレイ・タルコフスキーの『サクリファイス』を思い出したよ。
ロシア人は、こういう作り方が好きなのかな?

映像が も・の・す・ご・く 美しいわー。
ヒロインのエレーナ・アンも、
「かわいい」のではなく「色っぽい」のでもなく、
そう、美しい。

原題の意味は、翻訳ソフトで訳すと「テスト」。
そう、邦題に入っている「実験」ということだな。
“セリフのない実験的な映画”、という意味かと思い込んで観たんだけど、
んーー、そうではなかったやー。


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●草原の実験(Испытание(Ispytanie))
2014 ロシア
上映時間:97分
監督:アレクサンドル・コット
脚本:アレクサンドル・コット
製作:イゴール・トルストゥノフ、セルゲイ・コズロフ、アンナ・カガルリーツカヤ
撮影:レバン・カパナーゼ
音楽:アレクセイ・アイギ
音響:フィリップ・ラムシーン
編集:カラリーナ・マチェーフスカ
美術:エドゥアルド・ガルキン
衣装:エドゥアルド・ガルキン
配給:ミッドシップ
出演:エレーナ・アン、ダニーラ・ラッソマーヒン、カリーム・パカチャコーフ、
   ナリンマン・ベクブラートフ=アレシェフ ほか
受賞:第27回東京国際映画祭(WOWOW賞、最優秀芸術貢献賞)
   第25回キノターヴル映画祭(最優秀作品賞、最優秀撮影賞)
   第13回プネー国際映画祭(監督賞、観客賞)
   第28回ニカ賞(最優秀音楽賞)
   第51回アンタリア・ゴールデンオレンジ映画祭(最優秀作品賞)







♪ Minuet and Trio in G, K1 / Wolfgang Amadeus MOZART


映画とは何の関係もありません



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