もう、神様ったら ~ 『神様メール』

2016.11.27 (Sun)

もし、キミのお父さんが「神様」だったらどうする?

で、当然キミのお母さんがマリアでしょ?
ということは、兄貴がイエス・キリストなわけだ。
だから、キミはイエスの妹(または弟)ってことだな。

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キミのお父さんは、世の中を良くしようとして働いてきたわけだ。
でも、戯れに人間と関わって(作って)しまったせいで、
世の中、アダムとイヴから始まって、愚かな人間だらけになってしまった。

お父さん、もう完全にアタマにきて、ひねくれてしまった。
だから、お父さんのやることといったら、人間たちへの意地悪ばかり。
家の奥の部屋に引きこもって、パソコンを使ってあらゆる人間に
不幸や災難をもたらしている
んだよ。
(おお、人間の不幸って、こうやって生み出されているのかあ)

それを見かねたJC(お兄ちゃん)は、親父に反抗。
世間に出て行って、12人の使徒とつるんで世の中をよくしようとしたんだけど、
やはり愚かな人間のせいで殺されてしまったのだ。

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妹のキミは、そんなお兄ちゃんの善行にも冷たい親父が大嫌い。
なんとかして、親父の悪行をやめさせるテはないかと、
親父のパソコンを勝手にいじって、人間界に異変を生じさせる!

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そして、人間世界へと冒険の旅へ!
がははー、なに言ってんだかわかんねぇー?



うーむ、エスプリのきいたコメディなんだなあ。
「はい、笑うとこー」って感じに媚びていないところがいいなー。
そして、ヨーロッパ映画らしいファンタジー。
よくよく考えると、かなり哲学的だね。

お父さん役(神)は、『チャップリンからの贈りもの』のブノワ・ポールヴールド。
お母さん役(マリア)は、『アメリ』にも出てたヨランド・モロー。
『エール』のフランソワ・ダミアン。
なんと、カトリーヌ・ドヌーブが濡れ場を演じる!

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ハリウッドでは、こんな映画は作られないなあ。





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●神様メール(Le tout nouveau testament/THE BRAND NEW TESTAMENT)
2015 ベルギー・フランス・ルクセンブルク
上映時間:115分
監督:ジャコ・バン・ドルマル
脚本:ジャコ・バン・ドルマル、トーマス・グンズィグ
製作:ジャコ・バン・ドルマル、オリビエ・ローサン、ダニエル・マルケ
撮影:クリストフ・ボーカルヌ
録音:ドミニク・ヴァルニエ 、 フランソワ・デュモン
編集:エルベ・ド・リューズ
美術:シルビー・オリベ
衣装:カロリーヌ・コネール
メイク:カーチャ・ヴァン・ドルマル
音楽:アン・ピエールレ
配給:アスミック・エース
出演:ブノワ・ポールブールド、カトリーヌ・ドヌーブ、
   フランソワ・ダミアン、ヨランド・モロー、ピリ・グロワーヌ、
   ローラ・ファーリンデン、セルジュ・ラリヴィエール、
   ディディエ・ドゥ・ネック、ロマン・ジェラン、マルコ・ロレンツィーニ ほか
受賞:第73回 ゴールデングローブ賞/外国語映画賞ノミネート
   第68回カンヌ国際映画祭/監督週間正式出品作品
   第6回マグリット映画賞(ベルギーのアカデミー賞)
   ・最優秀作品賞、監督賞、脚本賞、オリジナル音楽賞 受賞
   ・助演男優賞、助演女優賞、撮影賞、録音賞、新人男優賞、新人女優賞 ノミネート
   第43回ノルウェイ国際映画賞/観客賞 受賞
   オースティン ファンタスティック映画祭2015/最優秀コメディ作品賞 受賞
   バイオグラフィルム映画祭/観客賞 受賞
   ハンブルク映画祭/芸術映画賞 ノミネート
   サテライト賞/最優秀外国語映画 ノミネート
   シッチェス・カタロニア国際映画祭/最優秀女優賞 受賞







♪ Black Friday / Steely Dan





♪ Bodhisattva / Steely Dan





♪ The Fez / Steely Dan





美しくて、悲しくて、尊い ~ 『草原の実験』

2016.10.19 (Wed)

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旧ソ連邦の一つ、カザフスタンのハナシ。
日本列島が何個も入りそうなだだっ広い平原に、
ぽつんと一軒の家がある。

子供でも女でもない少女と、その父親の二人だけ。


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土地なんて気が遠くなるほどあるのに、
遠慮したかのように、必要十分なだけ確保して
きちんとスクエアな人為的なスペースに住んでいる。
広大な自然の中では、人間の欲望なんてたわいものないものだ
とでもいうようなたたずまい。


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埃っぽい風景と、粗末な家や家具。
一切の自我も感じさせない、素直過ぎる少女。
モンゴル系の顔つきで、図体がでかくて愚鈍な感じの親父。
あまりにも不器用で退屈な恋。


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その変哲のないシーンの一つ一つの意味が、
あの衝撃的なラストシーンを迎えて一変する。

埃っぽい風景は、美しい大地の静かな息遣いに。
実は、ナチュラルで心あたたかな美少女、
誠実で力持ちで男らしいお父さん。
あたたかく、純粋に恋を育むということ・・・



なんて美しい、自然と人たち “だった” んだろう。



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セリフがゼロの映画だよ。
無声映画ではないんだな。
物音は全部聴こえるし、音楽も入る。
セリフだけがないんだよ。
だから、睡魔に勝てない人には観るのむずかしいかもなあ(笑)。

事実に基づいた映画だそうだ。
アンドレイ・タルコフスキーの『サクリファイス』を思い出したよ。
ロシア人は、こういう作り方が好きなのかな?

映像が も・の・す・ご・く 美しいわー。
ヒロインのエレーナ・アンも、
「かわいい」のではなく「色っぽい」のでもなく、
そう、美しい。

原題の意味は、翻訳ソフトで訳すと「テスト」。
そう、邦題に入っている「実験」ということだな。
“セリフのない実験的な映画”、という意味かと思い込んで観たんだけど、
んーー、そうではなかったやー。


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●草原の実験(Испытание(Ispytanie))
2014 ロシア
上映時間:97分
監督:アレクサンドル・コット
脚本:アレクサンドル・コット
製作:イゴール・トルストゥノフ、セルゲイ・コズロフ、アンナ・カガルリーツカヤ
撮影:レバン・カパナーゼ
音楽:アレクセイ・アイギ
音響:フィリップ・ラムシーン
編集:カラリーナ・マチェーフスカ
美術:エドゥアルド・ガルキン
衣装:エドゥアルド・ガルキン
配給:ミッドシップ
出演:エレーナ・アン、ダニーラ・ラッソマーヒン、カリーム・パカチャコーフ、
   ナリンマン・ベクブラートフ=アレシェフ ほか
受賞:第27回東京国際映画祭(WOWOW賞、最優秀芸術貢献賞)
   第25回キノターヴル映画祭(最優秀作品賞、最優秀撮影賞)
   第13回プネー国際映画祭(監督賞、観客賞)
   第28回ニカ賞(最優秀音楽賞)
   第51回アンタリア・ゴールデンオレンジ映画祭(最優秀作品賞)







♪ Minuet and Trio in G, K1 / Wolfgang Amadeus MOZART


映画とは何の関係もありません



いまごろ ~ NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』

2016.09.11 (Sun)

みなさん、はいさいー!
こはぐら荘のつかりこさー。
ウェルカムですー

ブログ低学年だからさ、てーげーな記事ばかりですんませんが、
いつも玩読いただき、ありがとさー。
9月の声を聞いて、てぃだも弱くなって、
すこーし、過ごしやすくなったねー。
地震と豪雨のせいで、あっちこっちで大変なことになってるけど、
ちばりよー!


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NHK連続テレビ小説『ちゅらさん』、やっと観始めました!
だいぶ前に、里花さん(「花々の日々〜里花のバリ島旅日記」
http://rikastar.blog.fc2.com/)
と観るって約束してたんだもんね。

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なんたって、NHKが2003年に行った「もう一度見たいあの番組リクエスト」の
連続ドラマ部門で、第1位に輝いた作品だしね。

予備知識ゼロからのスタートです。
いまんとこ、第2週・12話まで。
いやー、めっちゃおもしろいであるさー

で、なんだか毎話泣ける。
思うんだけど、出だしでKiroroの『Best Friend』がかかるでしょ。
あれのせいがでかいよね。
ハナシが始まる前にもう、「泣くぞー、泣くぞー」ってなっちゃうわー。

子役の恵里ちゃん、めんこいんだねー。
浦野未来、どこ行っちゃったのかなあ。

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演技バツグンの、おばぁの平良とみさんは去年の年末(2015年12月)に
亡くなっちゃったんだね。
ホントに惜しい人を亡くしました。

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まだハタチそこそこの国仲涼子、すごくかわいいねー。
めっちゃ若い!山田孝之、ベッキーも見ものだねー。

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ゴーヤーマン人形は、どっかの店で見たことあるような気がするなあ。

堺正章は、かくし芸大会よろしく、沖縄の三線と歌をがっちり覚えたんだろうね。

いやー、さすが岡田惠和さんの脚本だなー。
細かいところまで洒落がきいていて、めっちゃおもしろいわ!
これは、何度も観るとセリフのあちこちに新しい発見があるだろうね。

ネガティブなハプニングを笑い飛ばしながら、結局感動させるやり方、
思えば『あまちゃん』よりこれが先にやってたのかもね。

さてさて、次回から恵里ちゃんが上京するのかな?
どんな出来事が待っていたとしても、なんくるないさー!


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●1~2週(12話)画像キャプチャー集(9/14 UP)


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ぶんちゃんは、いつも三線と一緒です


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ポーク玉子が、ただの玉子になったさー


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おばぁならくれると思ったのに


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三ツ星ですー、の発声で、「ウェルカムですー」


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「ウェルカムですー!」


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「いま、いっぱい泣いておこうね」


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「お守りさー」


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「みんさー織りの模様の5つと4つの意味知ってる?」


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「ふみやーっ!」


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「結婚しよーねーー!」


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「前提なしで、いきなり結婚するか?」


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「てーげーにやっちゃだめですよー」


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「まことぉー!」


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「まだまだあ、これからさー!」


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具志堅さんも出てました


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けいたつは金城ゆかりのことが好きなんです


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「・・・・・」


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やーまだくん、この頃からコレ系が得意だったんだねぇ


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「・・・・・」


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「おー、ロックかあ」


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でれでれ~~


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鮎川誠も出ていました


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ニイニイはなんで家に帰ってきたの?


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これが、ゴーヤーマン人形


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平岩紙ちゃんも出ていました


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高校の制服姿でございます


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この制服ですよね、さとちんさん?


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とっても、かっこいい制服ですねー!!


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記憶の中のさとちんさんが、国仲涼子で上書きされちまったぜー


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制服マニアではありません


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くれぐれも言っておきますが、制服マニアではありません



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●ちゅらさん
2001年4月2日 - 9月29日(156回) 日本
月曜日 - 土曜日8:15 - 8:30(NHK総合テレビジョンでの本放送時間)
演出:榎戸崇泰、遠藤理史、大友啓史、渡辺一貴、藤井靖、高橋練、堀切園健太郎
脚本:岡田惠和
製作:NHK
音楽:丸山和範
演奏:新音楽協会
制作:NHK放送センター
主題歌:Kiroro『Best Friend』
出演:国仲涼子、小橋賢児 ほか







♪ Best Friend / Kiroro





♪ 未来へ / Kiroro





コッド岬でおぼれたい ~ 『スプラッシュ』

2016.09.08 (Thu)

恋する気持ちって、どんなんだっけ?

一日のふとしたスキマにあのコのことを思い出しちゃって、
ウキウキしたり、キュンキュンしたり、メソメソしたり・・・
毎日そんなことの繰り返し。

そして、初めて話しかけたり、デートに誘ったり、
告白したり、プロポーズしたり・・・
何度も “清水の舞台を飛び降りる” よなあ。

清水寺の舞台ほど高くなくても、
波止場の岸壁から海に飛び込むくらいのドキドキとわくわく
くらいはあるよなあ。

二人とも泳げもしないのに、息も続かないのに、
一緒に海の中を潜って行くのが楽しくてしょうがない。
でも、竜宮城に着けばもう大丈夫、新しい世界が待ってるはずだぜー!
・・・って感じかな。



わりと最近、あの『スプラッシュ』がリブートされる、って聞いたんだよ。
大好きなんだよね、この映画。

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『スプラッシュ Splash (1984)』は・・・

プロデューサーは、最近では『ラッシュ/プライドと友情 Rush (2013)』や、
テレビドラマの『24 -TWENTY FOUR (2001-2010)』を製作した
超大物ブライアン・グレイザー

監督は、『アメリカン・グラフィティ American Graffiti (1973年)』に出演した後
監督業も始めて、『アポロ13 Apollo 13 (1995年)』や
アカデミー賞監督賞を受賞した『ビューティフル・マインド A Beautiful Mind (2001年)』、
『ダ・ヴィンチ・コード The Da Vinci Code (2006年)』
なんかの大ヒットばかりを作ってきた、これまた超大物のロン・ハワード

その二人が、若い頃にタッグを組んで大ヒットを飛ばしてブレイクして、
いまもハリウッドを代表する映画製作会社(タッチストーン・フィルム
タッチストーン・ピクチャーズ)を建てるきっかけとなった映画なんだよ。



映画の中身は、ご存知「人魚姫」の現代版だな。
そうそう、タッチストーン・フィルム社(現タッチストーン・ピクチャーズ)は、
ディズニーが初めて作った、大人向け実写映画の会社だからね。

ディズニーアニメでは、エロ、殺人・暴力、薬はタブーなんだけど、
この実写映画で、生身の人間のダリル・ハンナのすっぽんぽんを出すことで、
初めてディズニー・タブーの一つを破ったんだよ。
むしろ、アニメではできないことをやるために、実写映画の会社を作ったのかもね。

しかも、ロマンスものなのに、コメディときたもんよ。

当時、コメディアンとしてテレビで人気上昇中だったトム・ハンクスが主役でしょ。
それから、『ブルースブラザース The Blues Brothers (1980)』で一躍有名になって、
のちに『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ Little Shop of Horrors (1986)』、
『ホーム・アローン Home Alone (1990)』、
『クール・ランニング Cool Runnings (1993)』なんかでガンガン人を笑わせた
ジョン・キャンディが助演。
さらには、カナダやアメリカでは知らない人がいない
超お笑い俳優のユージン・レヴィも。

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これで、笑えないはずがないんだけど、
これもディズニー系の作品だから、アメリカ特有のめっちゃ下品だとか
めっちゃドタバタだとかということはなくて、
なかなかウイットのきいた会話が展開するんだな。
背景が、1984年当時のニューヨークの街だからね。
素敵な都会のユーモラスでロマンチックな「人魚姫」なんだよ。

そして、特筆ものはなんと言っても、人魚役のダリル・ハンナでしょ。
2000年代に入って、『キル・ビル』に出ておっかないおばちゃんの役を演ったりしてたし、
そういえば、'82年の『ブレードランナー』のレプリカントの一人・プリス役でも
おっかない系ではあったわなー。

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でも、この作品では彼女が、

めっちゃきれいで愛らしい

ことがわかるし、しかもすっぽんぽんで街を歩いたりするから、

絵に描いたようなものすごいスタイル

なことを発見!

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なんせ、当時23才だもんねー。
この映画は、彼女が一番きれいな時、たぶん世界一きれいだった時
をばっちり切り取った作品なんだね。
僕は当時、「好きな女優は?」と聞かれて、
「ダリル・ハンナ」って答えていたんだっけ。

おまけにこの映画には、ちゃんとランス・ハワードが出てる。
ランス・ハワードというのは、このロン・ハワード監督のおやじさんなんだな。

「ちゃんと」というのは、ランス・ハワードは
ロン・ハワード作品には必ずって言っていいほど端役で出てて、
ほとんどが大ヒットしてるから、いまや、一種 “お守り” というか “守護神” というか
ラッキー・アイテム的な出演者となっているんだけど、
ロン・ハワード快進撃の第一発目となったこの作品にも「ちゃんと」出てたということ。

ちなみに、M・ナイト・シャマラン監督の『ヴィレッジ』の主演女優
ブライス・ダラス・ハワードは、ロン・ハワードの娘、
ということは、ランス・ハワードの孫だ。



で、2017年過ぎに発表されるらしいリブート作品だけど、
チャニング・テイタムとジリアン・ベルという女優が共演するらしいんだよ。

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おいおい、レスラーとかシークレットサービスとか、
あのマッチョ系のチャニング・テイタム?

で、僕はまったく知らない女優なんだけど、ネット画像でみると
これまたマッチョ系なジリアンちゃんがヒロインだろ?

しかも、今度はなんと、男のほうが人魚だというから、
マジで大丈夫なのかよ?って気になるわー。
僕のトム&ダリルのロマンス物語を筋肉で潰さないでくれ、たのむよー。



もう、ビデオテープ時代から10回以上はかる~く観てる『スプラッシュ』。
今回DVDで観てみて気づいたことは、
「トム&ダリルは、撮影だとはいえ、何回ヘビーなキスをしたんだよ」ってことと、
「CGもない時代に、水の中での撮影はめちゃくちゃきつかっただろうな」ってこと。


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●スプラッシュ(Splash)
1984 アメリカ
上映時間:111分
監督:ロン・ハワード
原案:ブルース・ジェイ・フリードマン
脚本:ローウェル・ガンツ、ババルー・マンデル、ブルース・ジェイ・フリードマン
製作:ブライアン・グレイザー
製作総指揮:ジョン・トーマス・レノックス
撮影:ドン・ピーターマン
水中撮影:ジョーダン・クライン
音楽:リー・ホールドリッジ
編集:ダニエル・P・ハンリー、マイク・ヒル
美術:
衣装:メイ・ルース
主題歌:リタ・クーリッジ『Love Came for Me』
配給:タッチストーン・フィルム(米)、東宝(日)
出演:トム・ハンクス、ダリル・ハンナ、ユージン・レヴィ、ジョン・キャンディ、
   ドディ・グッドマン、ランス・ハワード ほか
受賞:第57回アカデミー賞 脚本賞ノミネート
   第19回全米映画批評家協会賞 脚本賞受賞







♪ Love Came For Me / Rita Coolidge





秘密にせずにいられない感想 ~『あなたになら言える秘密のこと』

2016.04.24 (Sun)

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これは、いいねー。

毎週、視聴率を気にしながらやってかなくちゃなんない
テレビドラマとは明らかに違う作り方。
これが映画だよなー。

まあ、概して静かで暗い映画だけどね。
ハリウッドでは、あまり作られないタイプだろなあ。
スペイン映画だからな。
日本映画に近いテイストかもしれないな。

でも、これは好き。
個人的には、“当たり” を引いた、って感じ。
静かで、残酷で、悲しくて、驚愕して、あたたかい、ラブストーリー。



ハンナは、イギリスのどこかの街の工場に勤めている。
一人で暮らし、きちんと出勤し、きちんと仕事をこなし、
毎日、リンゴ半分とチキンナゲットとライスをタッパーに入れた弁当を
一人で食べて、一人でアパートに帰る。

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まじめな工場労働者、というんじゃないな。
無口で、無表情、心を開かず、友達も作らず、
美味しがらず、着飾らず・・・
そう、ただ生きているんだな。

ある日、ストイック過ぎる彼女を見かねて、
責任者から長めの休暇をとるように勧められる。
仕事ぶりに問題があるわけではないので、クビというわけではなく、
ロボットのように働く彼女へ長期の休養を与えたんだろうね。


突然やることがなくなったハンナは、
何のあてもなく、ふらりと出かけた港町のカフェで
近くにいた人の電話の会話を耳にはさむ。

急に看護師が必要になった、期間限定(1か月?)で働ける人はいないか、
というような内容だ。
暇を持て余しているハンナは、すかさず自分を使ってくれ
と申し出てて契約成立。
ハンナは、看護師をやっていたことがあったんだよ。

よし働けや、ということで、ハンナが連れて行かれたところは、
なんと、広大な海の上に突き出た海底油田のプラントの上だっ。
巨大だけど、廃田寸前で数人しか残されていないさびれたところだ。

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んー、なんという状況設定。
大海の上に開いた針の穴のような孤独。
広大な自然の原に漂う、小さな人工。
限りなく自由な世界にある、身動きのできない閉ざされた空間
これだけで、この物語世界にぐいいと引き込まれてしまった。

言葉にするとシュールな状況に感じるかもしれないけど、まったくのリアルだ。
そうか、この地球上にこんな場所があったんだ

数人の人がいるだけで、社会のノイズがまったくない世界。
当然、物語は登場人物の行動や会話に敏感になってしまう。
ちょっとしたシーンや言動の意味がくっきりと浮き彫りにされて伝わってくる。
一人きりで殻に閉じこもっているか、選ぶ余地もなくそこにいる数人の誰かと
触れ合うしかやることがないというわけ。

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しかも、ハンナが看護する相手は全身に大やけどを負って
一時的に視力を失っている男。
ハンナはキホン無口だから、まるで、映画を観ている自分がベッドに伏して、
目をつぶって、注意深くハンナの言葉に耳をそばだてているように感じてくる。

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言葉のやさしさや厳しさ、治療で触れられる手のあったかさや火傷の痛み、
与えられる食べ物の温度や味覚
なんかが、ダイレクトに伝わってくる。
観る者の感覚が研ぎ澄まされる。


視力が回復しない男は、毎日きちんと看護してくれるハンナに
一所懸命話しかける。
プライベートなことや自分の感情に関わることを一切話そうとしない
彼女に興味津々だと言うより、荒涼とした海に漂いながら感じる
目が見えない不安や、火傷の苦しみを抜け出して、
生きてる何かを見つけたかったんだろうな。

とりとめもない会話を繰り返しているうちに、
ハンナは少しずつ心を開いていく。
そして、すべてを語り合いすべてを知り合った二人は、
裸になってきつく抱き合って濃厚なチョメチョメを・・・

・・・ってなわけないだろ。
いや、邦題のニュアンスからして、多少なりともそんな展開になるんだろうな
って想像してた人は、僕とおんなじただのスケベだなー。



この映画には、重くて暗い、痛烈なサプライズがあるんだよ。
そして、あったかーい涙。
これ以上は、言えないよ~ん。

強いて言えば、
観た後たぶんキミは、邦題を・・・
「あなたにも言いたい、秘密にしてはいけないこと」
・・・って、書き変えたくなるだろうな、ってこと。



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●あなたになら言える秘密のこと
(LA VIDA SECRETA DE LAS PALABRAS/THE SECRET LIFE OF WORDS)

2005 スペイン
上映時間:114分
監督:イサベル・コイシェ
脚本:イサベル・コイシェ
製作:エステル・ガルシア
製作総指揮:ジャウマ・ロウラス、アグスティン・アルモドーバル
撮影:ジャン=クロード・ラリュー
編集:イレーヌ・ブレカウ
美術:ピエール=フランソワ・ランボッシュ
衣装:タティアナ・エルナンデス
配給:松竹
制作会社:ヴィレッジ・ロードショー・ピクチャーズ、デューン・エンターテインメント
出演:サラ・ポーリー、ティム・ロビンス、ハビエル・カマラ、
   エディ・マーサン、スティーヴン・マッキントッシュ、ジュリー・クリスティ、
   レオノール・ワトリング、ダニエル・メイズ、スヴァレ・アンケル・オウズダル、
   ダニー・カニンガム、ディーン・レノックス・ケリー、エマニュエエル・イー ほか







♪ 明日への手紙 / 手嶌葵


ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』の主題歌だよ
すっごい、いいドラマだったよなあ


♪ Country Honk / Rolling Stones


ブルースが先か、カントリーが先かそれがモンダイ



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