片倉康雄氏 直の教え子 & 高橋邦弘氏の後輩 ~ 『こいけ』



ちょっと前、西武新宿線の電車の中で、「秩父夜祭」の社内吊り広告を見た。
毎年、目にするんだよな。
夜中にやる祭り(=電車がなくなる&寒い)なのに、
電車も車道もめっちゃ混んで大変なことになると知人から聞いたことがあったっけ。

調べてみると、「秩父夜祭」は、京都の祇園祭、飛騨の高山祭と並んだ
日本三大曳山祭・日本三大美祭の1つなんだそうだ。
へぇー、全然知らなかったなあ。
国の重要無形民俗文化財になっているというから、なるほどだね。

秩父の祭りといえば、10月に行われる「龍勢祭り」というのもあったなー。
アニメ映画「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」でも出てきたやつだな。
この「龍勢」というのは、蛇踊りみたいなのを想像しちゃうけど、
ロケットのことなんだよ。
椋神社というれっきとした神社の例大祭の奉納催事で、
地元のグループの手作りロケットが、毎年、30数本も打ち上げられるんだそうだ。

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なんだか、ロボコンならぬ、“ロケコン” って感じで、わくわくするようなハナシだよね!
村興しイベントかなんかかと思ってたんだけど、
どうも、鎌倉時代あたりからあるらしい。



あと、自然系でも「長瀞ライン下り」というのはよく聞くねー。
荒川上流の、特別天然記念物に指定された岩畳の中、
船頭さんが繰る乗り合い舟で下る、定番の川遊びだよね。

それから、「武甲山」というのもあるねー。

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これは、セメントの原料になる石灰岩が採れる山で、
明治時代には、標高は1,336mだったらしいんだけど、
いまでは削られちゃって30m近く低くなっちゃっているんだね。
太古の時代、その辺は海だったらしく、サンゴの堆積が石灰岩になっていて
朝廷の時代や武家の時代には、漆喰の原料になっていたんだそうだ。
削り跡が物々しいけど、大昔から山頂や登山口に神社が祀られている神の山として、
いまでも秩父のシンボルのひとつなんだな。

春には、羊山公園の丘の斜面が埋め尽くされる芝桜も有名。



そんなことを調べていて思い浮かんだのが、やっぱり蕎麦のこと。
秩父は水がうまい上に地粉も穫れるので、
蕎麦が地元グルメのひとつになっているんだよ。

人気の手打ち蕎麦屋がたくさんあるんだけど、
中でも絶対に忘れちゃいけないのが、『こいけ』という店。
江戸時代から続く、といった秩父土着の店ではないと思うんだけど、
秩父の在来種も使って打つ、秩父の筆頭人気店だから、
もう秩父を代表する蕎麦と言っていいんだと思うんだよね。

でね、絶対に忘れちゃいけない、というのは理由があるんだよ。
それは、この店があの一茶庵(※1)の創始者 片倉康雄氏の
数少ない “直” の教え子の店
だからだよ。
片倉康雄さんとは、いまある手打ち蕎麦屋がその技術のルーツをさかのぼると、
そのほとんどがその人にたどり着く、と言われるほどの人。

店主の小池重雄さんは、その片倉康雄氏が最初に上野の東天紅で開いた蕎麦教室の卒業生なのだ。
ちなみにその教室の先輩で、一緒に中野の蕎麦教室を手伝った人があの翁・達磨の高橋邦弘氏!
つまり、一茶庵系の蕎麦屋は多々あれど、片倉康雄氏に直接師事した数少ない弟子の一人なんだよ。
そりゃもう、絶対一度は行ってみなくちゃ、でしょ?

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今日こそ、と決めて『こいけ』に行ったのは、まだ暑い9月の半ばだったなー。
お昼の12時少し前に着いたのに、テーブル席とこあがりを合わせて25人分くらいある席は
3人分しか空いてなかったよ。
やっぱり人気なんだねー。

メニューは、壁に貼ってあったね。
地ビールと思われる「そばビール」と「秩父ビール」以外は最小限って感じ。
別にお酒とツマミのメニューがあるようだけど、
午後3時までの営業時間じゃ正月でもなけりゃ飲まないよねー。

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それから、もひとつ!

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「変わりそば(※2)・1,000円」の今日のやつは、「けし切り」だよーん、
ということだよね。
前にもちらっと書いたはずだけど、僕は変わり蕎麦をあまりいろんなのを
食べたことがないんだなー。
2013年9月時点で、「ゆず切り」、「シソ切り」、「桜切り」、「茶蕎麦」くらい。
もっといろいろ食べてやるぞ、と今年の春に心に決めたので、
ココでも迷わず「けし切り」を注文したぞー。



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最初に出てきたのは、「天せいろ」だ。
ざるに、やや細めに打たれた麺が、多くもなく少なくもなく。
スタンダードなグレーの一茶庵系らしい姿だねー。
生粉打ち(=十割)だそうだ。

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天ぷらは、イカ、海老、かぼちゃ、オクラ、アスパラ、舞茸。
これは、天ぷら屋の揚げ方じゃなくて、蕎麦屋の天ぷらだね。

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十割なのに、角もしっかり立って、滑らかでしなやか!
やや平打ち気味だね。

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セオリー通りしっかり茹でてあって、蕎麦の味と香りが充分に引き出させているねー。
9月といえば、夏の新蕎麦を仕入れて打っているんでもなければ、
蕎麦が一年中で一番まずい時期なんだよ。
でも、ココのはそんなことはない。
穀物香豊かな、ぴかいちの蕎麦ができあがってるんだなー。

聞けば、茨城や北海道、群馬、新潟、そして地元秩父の蕎麦を玄蕎麦で買って、
低温倉庫に保管
しておいて、使う分だけその都度、脱穀&石臼製粉しているんだそうだ。
最初は製粉会社から粉を買っていたけど、
その内、高橋名人と一緒に製粉の研究もするようになって、
オーダーメイドの製粉機で粉を調製するようになったとのこと。
こりゃ、うまいわけだわ!

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そして、この蕎麦汁!
これは驚きのうまさだねー!
ひょっとすると、いままで食べた蕎麦のつゆの中でも、1位か2位を争うね。
どうやったらこんなつゆができるんだろう?

ものの本によると、こいけでは、砂糖を使っていないとのこと。
どういうことだろう?
ザラメを使っているという意味かな?
味醂しか使っていないという意味かな?
そこんとこ、よくわからないけど、
確かに軽~い甘味と塩辛さ、それと出しのバランスが絶妙で、
“枯れた” とか “でっぱらない” とか “新しい” というのではなく、
明らかに独自の主張のある “うまい” 味なのだ。
んー、これはマジでうまい!!

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お後に控えしは、はい、初体験の「けし切り」でござる。

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白くやや透き通った、きれいな更科粉の麺に、けしの実がぷつぷつ。

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ふしぎーなビジュアルだよねー。
ちょっと広めの、きしめんみたいな平打ちだから、
けしの実の透け具合が強調されて、
そのつぶつぶ世界が広がっている。

けしの実、っていわれてもどんな味なのか見当がつかないよねぇ。
七味唐辛子に入っていたっけ?
それから考えると、辛いのか?とか薬臭いのか?とか思ってしまうな。

あんぱんや和菓子にも使われているよね。
香ばしいツブツブだけど、特に味の印象はないよなー。
もちろん、阿片やモルヒネといった感じもしないよね。

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・・・ところがだ、この麺をすすって噛んで、
このけしの実をつぶした時の香ばしさといったらハンパじゃないぞ!
噛むたびにナッツのような香りの小爆弾がプチプチ爆発する!
あんぱんのけしの実を食べても、大したインパクトはないけど、
コレのは、まるで炒ったばかりのやつを食べている感じがする。

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なるほどー、さすがに変わり蕎麦の技とこだわりでも鳴り響く
一茶庵系蕎麦屋の実力見たり!だぜー。
僕は、すっかりココんちの「けし切り」に魅了されてしまった。
ほかの店のけし切りも食べつつ、ココのもまた食べに来てみて
比べてみようっと!

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ごちそうさまでした!
せいろ、蕎麦汁、けし切り、文句なしのうまさ。
いやー、マジで来てよかったなー。



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入口のすぐ右に蕎麦打ち場が。帰る時、何人も空き席を待っていたねー。
反射して写っている車は、僕のじゃないす。カメラを持つ僕の手が写っちゃってますねー。

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蕎麦打ち場の横には、年季の入った石臼が。白Tシャツにモスグリーンの短パン姿の僕の右半身が写っています。
別に、デブじゃないっしょ?

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★変なやつ
そういえば、僕が座ったこあがりの右隣に、変なやつがいたなー。
坊主頭でTシャツ&ジーンズ、持ち物はリュック。
歳の頃は、20代後半くらいかな。
ずっと背筋を伸ばして正座してて、蕎麦が出てきたらいよいよ居住まいを正して、
うんうん頷きながら蕎麦を手繰ってる。
ものの30秒くらいで食べ終えて、ペコリとお辞儀をしてさっさと去っていったんだよ。
まるで、修行僧。
こいけを崇拝してるのか、変な蕎麦マニアなのか?



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※1
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「一茶庵」とは、関東大震災後の大正15年に、“天才”と呼ばれた片倉康雄が
いまの新宿アルタのあたりに21歳にして独学で開いた蕎麦屋のこと。
当時の蕎麦界は、大正から昭和の始めにかけて機械打ちが一般化していて、
蕎麦通と呼ばれる人たちも当時の雑誌などで嘆いているほどだった。

「一茶庵」も最初は機械打ちの上、まずい蕎麦屋だったらしいけど、
文筆家で蕎麦通だった高岸拓川という人に手打ちをすすめられて、
昭和4年頃から評判となり、その後、魯山人と出会い、
建物や器、メニューなどを“蕎麦料亭”化することとなったと言われている。

昭和8年に東京・大森に移転してから、蕎麦料理として大森海岸で獲れる海産物や
フランス産の合鴨を使ったり、関西料理のよさを取り入れたり、
独自の石臼技術をあみ出したりで、一世を風靡するに至ったとのこと。

その後、第2次世界大戦があって、一茶庵は閉店したが、
昭和29年に、請われて栃木県の足利市に再開してからは、
家族・親類、弟子たちなどが次々に関東近圏に店を開いて今日に至っている。

一茶庵は、そうして“手打ちの名人”として復活して以来、
昭和40年頃から始まり現在まで続く “手打ちブーム” の火付け役となったとのこと。
現に関東各地に「そば教室」を開いてプロを養成。
いまもその兄弟や子供が引き継ぎ、横浜などで教室は続けられているからすごい。
これまでに、1,000人あまりの卒業生を世に送り出し、
その4割の人たちが蕎麦屋を開業しているというから、
さらにその弟子たちも含めると一茶庵系の蕎麦屋はものすごくたくさんあるはずだね。

ちなみに、あの有名な翁・達磨の高橋邦弘氏も初期のこの教室の卒業生で、
卒業後も宇都宮「一茶庵」で修行を行った後、東京・南長崎の「翁」を開店したそうだ。
いまでは “神様” とよばれる高橋名人も、これまでにそうとうな数の開業弟子を輩出してきたから、
一茶庵の系譜のすそ野は限りなく広くなっているんだよ。

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※2
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[季節の変わり蕎麦の例(更科堀井の場合)]

1月4日~8日 / 桜海老切
1月9日~31日 / 柚子切
2月1日~28日 / 春菊切
3月1日~3日 / 三色そば
3月4日~15日 / ふきのとう切
3月16日~4月10日/ 桜切
4月11日~30日 / 木の芽切
5月1日~10日 / 茶そば
5月11日~23日 / よもぎ切
5月24日~6月5日 / 紅花切
6月6日~20日/ 蓼切
6月21日~30日 /トマトつなぎ
7月1日~7日 / 笹切
7月8日~31日 / 青海苔切
8月1日~31日 / しそ切
9月1日~21日 / 青柚子切
9月22日~10月9日 / 菊切
10月10日~31日 / くこ切
11月1日~21日 / くちなし切
11月22日~30日 / 柿の葉切
12月1日~30日 / 柚子切

※12月21日・22日のみ、かぼちゃ切

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●『手打そば こいけ』
埼玉県秩父市野坂町2-14-34
0494-22-1610
11:00 ~ 15:00
ランチ営業、日曜営業
定休日/火・水曜日 (祝祭日営業のことも)

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不思議で美味しそう

「けし切り」これは、不思議な蕎麦ですね。
そして我慢できない程、興味があります。
食べてみたい !
素晴らしい出会いが羨ましいです。

メモ取りました

こんにちは
いついけるかわからないけど、メモちゃいました。美味しそうです。よだれダラダラ…
”けし切り”食べてみたい。プチプチするんですね。お蕎麦だから2種類位食べられるのか~ 今日も何を注文しようか悩みましたが、ちゃんと”変わりそば”を選んでいた嫁です。お腹空いた~


お蕎麦~

なんて美味しそうな記事でしょう!
いいなぁいいなぁ(*´∀`*)
お蕎麦食べたくなってきた。

でも今日は夜ホルモン屋に行く予定なのであります。さわやかお蕎麦とは対極……

秩父は、長瀞の川下りを川岸から見た、ことがあります(笑)。
何しに行ったのか忘れちゃったけど、川岸にいたら、川下りの船がにぎやかに通っていったのです。人気なんだな♪と思いました。
夜祭りは有名ですが、龍勢まつりって聞いたことがない、でもすごいですね!手作りロケットを打ち上げる、しかもそれが昔からある奉納行事だなんて。もっと話題になってもよさそうなのになあ。

「こいけ」のおそば、グリーンがかった色がいかにも美味しそうですね〜。お米も玄米で保管すると良いというけど、おそばもそうやって工夫してるんですね。
そばつゆに砂糖を使わない(たぶんみりん?それもいいやつ?)なんてのもこだわりで、素敵です。
変わり蕎麦って、私はあまり食べたことありません。
けしの実の風味が味わえるなんて、これも美味しそう〜。

ところで、今週は「渡邊」で「けんちんそば」を食べましたよ。寒かったので・・・。
注文したら、具を炒めるらしき音がジャーッとしてきて、少し待って、里芋や大根、ごぼうなどがたっぷりのったおそば登場!
もともとけんちん汁は大好きなのですが、さすがに渡邊さん、これも美味しかったですよ。汁をすすっただけで幸せ♪あったまりました。
しらすみぞれそば、鴨なんばん、そしてこのけんちんそばと、冬も嬉しく迷うメニューばかりです。

こちらでは、はじめまして

ご訪問ありがとうございました!

天せいろとけし切りの両方とも食べられたんですか!?(゚o゚)
美味しそうなお蕎麦を見ていたら
時間的にもお腹がすいていて、生唾が出てきました(^^;

つかりこさんは、お蕎麦の事、すごく詳しいですね!
写真もグルメレポもお上手で、美味しさが伝わってきました。
けし切りは初めて知ったんで、食べてみたいです。

京都の祇園、飛騨の高山はわかるけど
秩父夜祭は初めて知りました。

で読み進めて行くと
今日もつかりこさんワールド映画の紹介かと思いきや
蕎麦でした。

文面読んでるだけで、どんだけ美味いそばなんだろうって想像すると
たまりません。

デブっていうような記事・・そうそう
あの甘いどら焼き食べてた時でしたっけ
ブログからしてスマートそうな雰囲気の方だと想像してたのですが
確かあのどら焼き記事でちょっぴりぽっちゃりさんかなと
想像してしまいましたよ。ハイ。想像撤回します。

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こんばんは~!^^

つかりこさん、こんばんは~!

追求していらっしゃる“蕎麦の道”は、とっても奥が深いんですね。

実は、自分は今はいろんなジャンルの料理をバラバラと食べ歩いているのですが、蕎麦に関しては思い入れがあって、いつか“蕎麦の違いがわかる”ようになりたいと思っています。お恥ずかしながら、現在の自分は“聞き蕎麦”ができるレベルにはないようなんです。

つかりこさんのブログで、勉強させていただきますね~!^^

※つかりこさんのブログ、リンクさせていただきますね~!

Re: 不思議で美味しそう

でしょ?
ぷつぷつビジュアル、インパクトありますよね?
食べると、穀物の香りが口の中に広がって、
つゆの味とあいまって、実にうまい蕎麦でしたよ。
変わり蕎麦なんて、まあ、ちょっとした季節のオアソビさ、
なんて思っていたのですが、それが間違いだったことが
わかりました。

Re: お蕎麦~

ハリガネさん、いつも楽しいお話をありがとうございます!

ホルモン焼き、堪能されましたか?
僕も大好き好きです(特にシマチョウ)。
いいなー、おもいっきりホルモン&ビールやりたいなー。

Re: 里花さん、いっぱい書いてくれてありがとさんです!

長瀞、行かれたあるんですね!
いいなー、僕はテレビやパンフレットでしかライン下りを見たことがないんです。
埼玉に住んでいるんだから、死ぬまでに一度は行かなくちゃ、ですよね。

「龍勢」、おもしろいでしょ?
龍が天に昇る、ということで縁起を担いだ名前みたいです。
「流星」にもひっかけているみたいですね。
もともと、こういうのを火薬で飛ばすのは、
大砲みたいな武器や狼煙(のろし)として元寇の時代からあったようです。
なんか、楽しそうですよね。

自分で打ってみるとわかるのですが、
蕎麦は、粉にして長期間ほうっておくと、香りや味が落ちるのはもちろん、
乾燥してしまったり、タンパク質が変化してしまったりで、
手打ちしてもうまく麺にならなかったりするんです。
だから、しっかりした製粉屋さんや蕎麦屋さんは、
殻つきのまま湿度が変化しにくい冷暗所に保管して使うんですよね。
それは本来、製粉屋の仕事なんですが、
こだわりの蕎麦屋は、一度でもいい加減な粉をつかまされると、
「製粉屋になんか、まかせてられねー」ということになるというわけです。

けしの実は、ケーキやクッキーなどの洋菓子材料として世界中で使われているようですが、
あまりピンときたことがありませんよね?
「なんでこんなものまぶしてあるんだろう?」って思ったことありません?(笑)
でもココの変わり蕎麦を食べたら、その理由がわかったような気がしました。

おー!「渡邊」の「けんちんそば」イキましたかあ!
「しらすみぞれそば」も食べたんでしょ?
「鴨なんばん」も時間のモンダイですよね?
だんだん「渡邊」通になりつつありますねー。
「渡邊」のことなら、里花りんに聞け!ですね。
これからもいろいろ教えてくださいねー。

Re: こちらでは、はじめまして

YANさん、こちらこそご訪問ありがとうございます!

> 天せいろとけし切りの両方とも食べられたんですか!?(゚o゚)

↑蕎麦の場合、2人前でも3人前でも、一人で行って食べちゃいますが、
今回は、同行2名で行きました。
めんどくさいのと、話のノイズになるので、書かなかっただけです。

お腹がすいている時に食レポを見ると、ヨダレが出ますよね。
巷では、それが夜中の場合、「夜食テロ」というらしいです(笑)。

> つかりこさんは、お蕎麦の事、すごく詳しいですね!

↑そんことないんですよ。
友達の影響で食べ歩いたり、自分で蕎麦打ちしてみたり、
本やマンガを読んだりして覚えたことくらいです。
ホントに詳しい人が見たら、「このアホが」と思うに違いないです。
宣伝とかでやっているのではないのですが、
美味しそう、と感じていただけたとしたら、
とてもとてもうれしいです。

これからもどうぞよろしくおつきあいくださいませー。

Re: ちっちさん、運転ばっちりですかー?

> 京都の祇園、飛騨の高山はわかるけど
> 秩父夜祭は初めて知りました。

↑そうなんです。僕も知らなかったです。
京都の祇園祭りなんかとても厳かで、
そんなにいいのか、秩父のも?と思いました。
夜中だから、寒くて、交通手段もなくなってしまうのですが、
なんとか考えていつか行ってみようと思ってます。

> で読み進めて行くと
> 今日もつかりこさんワールド映画の紹介かと思いきや
> 蕎麦でした。

↑いやー、ホントすみません、いつも長い記事を読んでいただいて。
でも、読んでもらえるのが何よりうれしいので、
とてもとても感謝しております!
いつもありがとうございます。

まあ、蕎麦なんてどこでも大した変わらないだろう、
といえばそんなもんですが、
ココの「けし切り」は穀物の香りが弾けるようで、
びっくりするようなおいしさでした。

> 確かあのどら焼き記事でちょっぴりぽっちゃりさんかなと
> 想像してしまいましたよ。ハイ。想像撤回します。

↑あ、そうでしたね。
健康診断では、尿酸値とコレステロール値と血圧が高めなので、
医者には、「毎日、酒をガブガブ飲んでうまいもん食ってるんだろ?痛風になるよ」
って相撲取りみたいに言われているんですが、
お酒も毎日飲むわけでもないし、大食いでもないし、偏食でもないし、
太ってもいないんですよ。
まあ、スリムでもないですが・・・。

Re: ぺこ★ぺこさん、お元気ですかー?

「秩父夜祭り」に「秩父の蕎麦屋さん」、おもしろそうでしょ?
秩父は東京や埼玉や神奈川にも近くて、
こっちの人間には新鮮さが薄れているようですが、
それなりの観光地なのでけっこうおもしろそうなんですよ。

「けし切り」は、香りがよくて、とてもおいしかったです。
ココの店ではどうなのかはっきりしませんが、
フツーは日替わりでなくて、「季節替わり」とでもいうんですかね、
1カ月~3カ月くらいやってる感じです。
いまは冬になっちゃったので、だいたいは「柚子切り」をやっているのでは?
「柚子切り」もおいしいもんですよ。
よかったら、ぜひためしてみてください。

Re: こんばんは~!^^

おー、Kentaro2010さん、いらっしゃいませ!

あー、“蕎麦の道”は奥が深いんだと思うのですが、
僕のは “蕎麦の道” なんてたいそうなもんじゃないんですよ。
“聞き蕎麦” なんて、僕だってできっこないです。
「うまいか、そうでもないか」くらいしかわかりません(笑)。

Kentaroさんの詳細でわかりやすい食レポに比べたら、
僕のなんてまだまだひよこです。
Kentaroさんほめていただいて、うれしい限りです。

蕎麦って、キホン、蕎麦粉と水と蕎麦汁だけなので、
もり蕎麦だけで食べ比べると、「どこでも同じようなもん」って感じですよね。
老舗名店と呼ばれるような店でも、“味” という観点では
あまり差を感じられないかもしれませんね。
そういう店は、たたずまいとか、料理とか、酒とか、接客とか、
他の要素で良さを探すということになりますね。
老舗や名店には、老舗、名店ならではの楽しみがある
ということですかねー。

でもね、同じ「もり蕎麦」でも、ずいぶん味が違うキーワードがあるんですよ。
それは・・・

●粗挽き
●蕎麦の産地表記
●石臼
●手挽き
●熟成そば
●寒ざらし
●珍しいつけ汁

・・・ってなところでしょうか?
それで、そんなキーワードでくくれる店って、
どうも都内より郊外に多いような気がしてます。
(都内にももちろんあります)

釈迦に説法、って感じになってしまいすみません。
僕にお気をつかわれずに、感じるままに蕎麦のレポも
してくださいね。
僕も知らない店がたくさんありますので、
Kentaroさんのすごいレポが楽しみなんです。

これからもどうぞご教示くださいませ。

★リンク、ありがとうございます!
こちらにも、リンク張らせてくださいねー。

Re: メモ取りました

あれー、シドニーご在住なのに、メモまでとっていただいたんですね!
なんか、かえって恐縮してしまいます。すみませんねー。

あ、噛んでも、プチプチという元気な歯ごたえがあるわけではありません。
誤解を与えるような文章ですみませんでした。
でも、穀物の香りが弾けるように口の中に広がるのは間違いないです。
いつもの「蕎麦の味と香り+つゆの味」に、「穀物の香り」がプラスして
いままで食べたことのない味わいが楽しめました。
いつか、ぜひぜひお試しください。

すごい

片倉康雄氏に直接師事して高橋邦弘氏の後輩というだけで、つかりこさんがおしゃるように、
行ってみたい気持ちがすごく湧きます。
低温倉庫に保管の店が増えて、夏でも美味しいそばがいただけるようになって嬉しいですが…
つゆは、砂糖を使わないのは、味醂ですかね。
餅米を発酵させた独特の甘みがでる醸造の味醂かもしれません。
それにしても、つかりこさんが1,2を争うそばつゆ味わってみたいです。

けし切り食べられたんですね。
一味の違いが良くわかります。
うーんそれにしても美味しいそうでうらやましいです。

Re: すごい

takaki11さん、いつもありがとうございます。

一茶庵系の名店のひとつで、人気のある店、
ということでずっと昔から知ってたんたですが、
なんとなく行かずじまいでいたんですよね。
一茶庵系の蕎麦屋ってけっこうあちらこちらにあって、
「わかったわかった」って気持ちでいたからなんですよ。

でも、ちょっとしたきっかけでココへ行ってみて、
目からウロコが落ちました。
ココはそれ系の中でもバツグンでした。

変わり蕎麦も、去年くらいまではまったく興味がなくて
避けていたんですが、なかなかいいもんですねー。
ココのけし切りは、やはりとびきりうまかったです。
takaki11もホントに変わった変わり蕎麦などを見つけたら、
教えてくださいね。

Re: すごい2

> takaki11もホントに変わった変わり蕎麦などを見つけたら、

↑だははー、「さん」を落としていました。
失礼いたしました。

あぁぁぁ、おいしそうぅぅ

芥子の実って、あんぱんの上に申し訳なさそうに乗ってるイメージしか
ないという人が多いんですが、なかなかおいしいもので私もくるみやゴ
マと並んで好きなナッツ類だったりします。

こんな風に入ってるなんて、いいなぁ。おいしそう。

ご心配をおかけしているそらのごきげんですが、なにやらバタバタと
オフラインのほうで忙しく、暫し不調法しております。もう少しした
ら学校もお休みになるので時間ができてくると思いますので今しばら
くお待ちください。

優しいお心遣いありがとうございました。

Re: あぁぁぁ、おいしそうぅぅ

あっ!お元気なんですね!
よかったー。

ななをさんかお子さんか、
インフルエンザにでもかかってぶったおれているのか、
ブログのやりとりでいやなことでもあったのかなあ、
って心配しておりました。

「けし切り」いい感じでしょ?
乾燥したけしの実の香ばしさが噛むたびに口に広がって、
すごーくおいしい蕎麦でしたよ。

これからも、どうぞよろしく!