大人のダークブルー・ワールド ~ 『妖獣都市』



宮崎駿さんが、アニメ映画づくりから引退することを表明しちゃったねー。
とてもとても残念です。

東映がリードした、日本のアニメーション映画の創成期から関わって、
そして、「児童文学のアニメ化の時代」を作り、
さらに、「宮崎アニメ」として、クールジャパン・アニメ部門の第一人者になるまで、
宮崎さんは、日本のアニメーション・カルチャーの3つもの時代を創ってきた人だ、
と僕は思うな。



今になって調べてみると、宮崎さんの関わりを知らなかっただけで、
宮崎さんが手がけた作品のそうとうな数を観ていたことに気づいた。
まずは、『太陽の王子 ホルスの大冒険(1968)』
このあたりから、映画作品へのアニメーターとしての宮崎さんの関わり具合が
大きくなったんだよね。
その前も後も、'60年代の “東映まんがまつり” 系のアニメ映画のほぼすべてに
関わっていた
んだね。
そう、オンタイムでは、名前は知らなかったよねー、子供だったし。

1972年から東宝系に移ってからは、ご存知の通りの作家・原作者としての
快進撃がスタートした
ってわけだ。

●1972年 『パンダコパンダ』
●1973年 『パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻』
●1979年 『ルパン三世 カリオストロの城』

・・・と続いて、『ルパン三世 カリオストロの城』で、
“監督” の名を冠するようになった
んだね。
すでにその前の'78年に、テレビ版宮崎アニメで僕が一番好きな『未来少年コナン』で、
演出業を始めていた
んだけどね。

そして、ご存知『風の谷のナウシカ(1984)』!!
原作から監督までやってるから、完全に宮崎さんが創った作品
と言える、
“宮崎アニメ” の記念碑的な作品だよね。

先日、「映画的日記」の映画カッパさんに教えていただくまでコロッと忘れていたんだけど、
この作品は、スタジオジブリの作品ではなかったんだね。
「トップクラフト」という会社、スタジオジブリはまだこの世になかったんだね。
まあ、制作にかかわったメンバーは、後のジブリとあまり変わらないんだけどね。

ちなみに “ジブリ” の意味を知らない方に・・・・
★ジブリの綴りは「GHIBLI」、サハラ砂漠に吹く熱風を意味するイタリア語です。
第2次世界大戦中に使用されたイタリアの軍用偵察機の名前でもあり、
飛行機マニアの宮崎監督が命名しました。
日本のアニメーション界に熱風を起こそうという思いを込めたネーミングだそうです。
なお、本来イタリア語では「ジブリ」ではなく「ギブリ」と発音するのが正しいそうです。★

(スタジオジブリHPより原文ママ引用)

↑『紅の豚』で、イタリアの軍用機が出てくるよね?
「GHIBLI」という偵察機が、ああいうカタチだったのかどうかはわからないけど。

そして、『天空の城ラピュタ(1986)』以降、宮崎監督パワー全開!!
ご存知『千と千尋の神隠し(2001)』と『ハウルの動く城(2004)』で、
2003年のアカデミー賞長編アニメーション部門作品賞受賞はじめ、
ベルリン国際映画祭では日本としては39年ぶり、アニメーションとしては史上初の金熊賞受賞
2005年には、ヴェネツィア国際映画祭において優れた世界的映画人に贈られる栄誉金獅子賞を受賞
2006年には、アメリカ映画界最高の名誉とされるアカデミー賞の選考委員に選ばれるなど、
アニメーション作家、映画作家としての頂点を極めたんだったね。

その後、『崖の上のポニョ(2008)』は、テーマソングのヒットなど一種、社会現象のようになった。

そして、ことし2013年の『風立ちぬ』に至ったというわけだ。

アニメ映画の黎明は、東映の『白蛇伝(1958)』や『少年猿飛佐助(1959)』からと言われていて、
宮崎さんも高校生の頃に観た『白蛇伝』のせいで、アニメーションに興味を持ったそうだ。
もちろんオンタイムじゃなく、僕も子供の頃に映画館だったかテレビだったかで観た覚えがあるけど、
テレビアニメの『鉄腕アトム』や『狼少年ケン』、『スーパージェッター』とかとは違って、
“コマとばし” の少ない丁寧な作りだったので、
それまでに観たことのない滑らかな動きに驚かされた記憶があるな。

宮崎さんは、その『白蛇伝』から手塚治虫の「虫プロ」がアニメ界を牛耳った10年の
のちに活躍し始めて、こんにちまでクールジャパン・アニメカルチャーを
リードしてきたんだなー。

さらに、なんらかのカタチで関わったテレビ作品は・・・

『少年忍者風のフジ丸(1964~65)』、『レインボー戦隊ロビン(1966~67)』、
『ひみつのアッコちゃん(1969~70)』、『ムーミン(1969~70)』、
『ルパン三世(1971~72)』、『赤胴鈴之助(1972~73)』、『ジャングル黒べえ(1973)』、
『侍ジャイアンツ(1973~74)』、『アルプスの少女ハイジ(1974)』、
『フランダースの犬(1975)』、『母をたずねて三千里(1976)』、
『あらいぐまラスカル(1977)』、『ルパン三世(1977~80)』、『未来少年コナン(1978)』、
『赤毛のアン(1979)』、『太陽の使者 鉄人28号(1980~81)』、
『名探偵ホームズ(1984~85)』・・・

ほらね、名前を知らなかっただけで僕らはほとんど100%、
宮崎さんが関わった作品のどれかを観てるよね?



テレビの引退会見で宮崎さんが言っていたけど、
今後、ジブリが続いていくかどうかは、
後輩たちの中に、「これをやりたいんだ」って、
アニメーションの次の時代を創っていけるような
アイデアや発想や才能を持っている人間がいるかどうかだそうだ。

この言い方には、本人が過去に語った、
「昔のような作品を見たいなら、昔のやつを見てればいい。同じものを作って何の意味がある?」
という言葉と符号するなあ。

アニメや映画に限らず、クリエーターと呼ばれる人たちは、よくそんなことを言うよね。
「つねに新しいものを。つねにいい意味でファンを裏切れ」って。
それはそれでありだと思うけど、僕は、“つねに同じスタイルを続ける” というのもありだと思う。

自分が創り出してしまった自分の立場や、
専門家や評論家、マニアなんかの過去の絶賛や批評がそうさせるんだろうけど、
つねに変化し続けることを義務みたいにして、
“悪い意味でファンを裏切ってしまう“ 人がけっこういると思う。
たとえば、自分の好きなミュージシャンやバンドが、
元気でやんちゃな感じだったのに、ある日突然、おとなしく小難しげになって
がっかりしたことってないかなあ?
僕は、ローリング・ストーンズのように、70歳になってもハードロック小僧をやり続ける
というような超マンネリズムがあってもいいんじゃないかと思う。
自分が歳を食っていったとしても、ロックの聞き手の主役はいつの時代も若者なんだから。

宮崎さんは、2008年の『崖の上のポニョ』発表の後に、
「僕はもう既成の起承転結のよくできたストーリーの映画なんか作りたくない」、
「自分の作品の大衆性が低くなっている」
と言った。
ヴェネチアやアメリカに、「いつもの宮崎節でおもしろいけど、新しさがない」
と評されるより、「おもしろくないけど、新しい。ミヤザキはアーティストだ」
と評されるほうを選んだということだろうね。

さらに、この前の引退会見では、ナウシカの続編製作の可能性について聞かれて、
「ありません」と断言してしまった。
やっぱり、“昔のような作品を繰り返す” つもりはないということなんだな。

そういう生き方は、それはそれですばらしいけど、
僕はナウシカについては、ストーンズしてもいいんじゃないかと願っていたんだよ。
宮崎さんにとってはマンネリを何度か繰り返すことになるかもしれないけど、
そんなのこれから永く続くだろう人類のアニメ史にとっては、
ほんの50年ほどのムーブメントなんだから。
まあ、ナウシカについては、迷惑にも、殺人事件やテロ事件を起こした
あの狂信集団の指導者がトラウマになっているせいもあるらしいんだけど。


アニメ・ナウシカの完結を宮崎さんの生涯のライフワークにしてほしい!
映画カッパさんの意見に大賛成です!!



児童文学を愛した宮崎さんの作品は、「アニメは、基本的に子供が観て楽しめるものであること」、
「子供の視線で作るべきもの」というスタンスで作られてきた
んだねー。
でも、この世には、ちょっと大人のためのアニメというのもあるよねー。
日本のアニメの発展は、シブリだけが支えて来たわけじゃない。

なんせ、宮崎さんのことだから、前置きがすごく長くなっちゃった。

あれは、確か、1984年か '85年だったと思う。
当時、シェアハウスしていた、映画好きのMくんが「これはおもしろいぞ」と
ビデオテープを貸してくれた作品がコレ、『妖獣都市』
'84年に『風の谷のナウシカ』が封切られたばかりで、
それほどアニメ好きでもなかった僕でも、アニメへの興味がモリモリだった時期だったな。

001妖獣都市_街

それまで知っていた子供向けのアニメとは違って、ダークでハードボイルドで大人なタッチで
妙に印象に残った作品だった。
ジブリ作品が “陽” なら、こちらは “陰” のイメージだな。
後にこの作品は、監督の名前を冠して “川尻ブルー” と絶賛されることになるんだよ。

002妖獣都市_蜘蛛女

聞けば、『妖獣都市』は最初、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)だったそうだ。
フツー、映画のビデオって、劇場で公開された映画をビデオにして販売されることが多いけど、
OVAとは、劇場公開の予定はなく、ビデオにして販売またはレンタルすることを
目的に作られたアニメ作品のこと。
劇場用よりお金をかけないという傾向がある反面、
劇場用より表現が大胆になるという傾向もあるんだな。

003妖獣都市_ゴルフ

だから、妙にエロなシーンが何カ所かあったり、妙に闇が多くて画面が暗かったり、
妖獣の表現がグロがったりして、新鮮なインパクトが生み出されていると思う。
'79年に発表されて、世界に衝撃を走らせた、リドリー・スコットの『エイリアン』の
影響を受けていたせいもあるかもしれないけどね。

004妖獣都市_敵

この作品は、35分のちょい儲け作品ととして作られているそばから、
やっつけで60分(最終的には87分となった)に作り直させられたOVAなんだけど、
あまりにおもしろいと評判になって、
「ナウシカ」や「ラピュタ」などのジブリ作品の劇場セールスの成功をみて、
'87年に劇場公開に昇格するほどまでに化けたんだった。

005妖獣都市_麻紀絵

おまけに、僕はまだ観てないんだけど、香港映画界の巨匠ツイ・ハークのプロデュースで、
'92年には実写映画にもなったんだよ(『妖獣都市 ~香港魔界篇~』)。
出世魚ならぬ、“出世アニメ“ だねー。

006妖獣都市_ソープ



時制は、近未来とか遠未来とかじゃなくて、いま。
妖獣の姿や動き、格闘シーンなんかも、ファンタジック過ぎないで、
僕的にはお気に入り。

007妖獣都市_蜘蛛女

何よりもストーリーがちゃんとしてる。
まあ、よくあるハナシと言えばそれまでだけど、なんだこれ?というのもよくあるからね。
おもしろいハナシだと思ったらなるほど、当時、SFハードボイルドで大人気を博した
菊地秀行の小説が原作だったんだな。

008妖獣都市_ジュゼッペ

監督は、川尻善昭
虫プロで、テレビの『あしたのジョー』や『ムーミン』でアニメーター修行をして、
1972年に、虫プロ出身者によって結成されたアニメ制作会社マッドハウスへ。
『夏への扉』、『浮浪雲』、『ユニコ 魔法の島へ』を経て、
アニメ映画『SF新世紀レンズマン(1984)』で初監督。
そして、この『妖獣都市』で一躍注目株の監督になったんだそうだ。
2000年には、日米合作の『バンパイアハンターD』で、監督・脚本・絵コンテ。
テレビの『まんが日本昔ばなし(1976)』の演出や
実写映画の『あずみ2 Death or Love(2005年)』の脚本を書くなど、
多才なクリエーターなんだね。

009妖獣都市_麻紀絵

声優陣もすごい。

●屋良有作(アーノルド・シュワルツェネッガーの役のほとんど・『ちびまるこ』のお父さん など)
●藤田淑子(『キャッツ・アイ』の来生泪・キテレツ など)
●永井一郎(『サザエさん』の磯野波平 などなど)
●青野武(『ウルトラマン』のザラブ星人・『ドラゴンボール』のピッコロ大魔王 など)
●横尾まり(『おそ松くん』のかあさん・『ドラえもん』のスネ夫のママ など)
●戸谷公次(『サイボーグ009(1979年版)』の008 など)

などなど

010妖獣都市_滝



アニメは、この先どうなるんだろうね。
もともとアニメは、実写版ではできない表現ができる方法として発展してきたはずだよね。
たとえば、ミクロの世界とか、心象風景とか、空中や水中のあり得ないアングルとか、
爆発シーンとか、宇宙での世界とか、実在しないクリーチャーの具現化とか・・・
夢のスーパーフィクションを可視化してくれる手法だったはず。
でも、3DCGアニメの進化で、ほとんど実写版でできないことはなくなってしまったよね。

もちろん、アニメには、絵や声としてのキャラクターの魅力や、
想像をかきたててくれる独自の空間や世界観もアニメならではのものがあるけど、
それは次の進歩じゃないような気がする。
結局は、ストーリーのおもしろさや新しさに頼ることになるんだろうかな。
まあ、それが一番肝心なんだと、僕は思うけど。

次の手塚さんや、宮崎さんはいつ現れるんだろうか。



011妖獣都市ポスター

●『妖獣都市』
1987年 日本
上映時間:87分
監督:川尻善昭
脚本:長希星
原作:菊地秀行
製作:ジャパンホームビデオ
配給:ジョイパックフィルム
設定:丸山正雄
キャラクターデザイン・作画監督:川尻善昭
作画監督補佐:たけいまさき
美術監督:男鹿和雄
撮影監督:石川欽一
音楽:東海林修
助監督:楠美直子、福島宏之
製作協力:ビデオアート、マッドハウス
受賞:第1回ビデオでーたビデオソフト大賞 オリジナルビデオ賞

コメント

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宮崎さんのアニメは、ぜんぶは見てないけど、
私は「天空の城ラピュタ」が一番大好きです。
見るたび、何だか泣けてしまいます。
最後、城を去るとき、残ったロボットが
花を摘むシーンがあったと思うのですが、
とりわけそこには泣けます。

懐かしい

妖獣都市、思い出しました。
確かまだ、レンタルビデオ屋さんが、
VHSのビデオを貸し出していた頃のOVA作品。
あのインパクト、今でも鮮明に覚えています。
そう原作は、あの菊地秀行…、
いま改めて、観てみたい1本です。
ご紹介ありがとうございました。

Re: 里花りんさん、こんにちは!

いつもコメントをありがとうございます。

ラピュタ、いいですよねー。
これまで、聞いた女性の意見を総合すると、
ラピュタは、特に女性に人気が高いような気がします。
なんででしょうかね?
こういうのを研究するとおもしろいかもしれませんね。

ロボットのシーンは、印象深いですよね。
あのロボットは、宮崎さんにとってもジブリにとっても
象徴的なキャラクターなのだと思います。

Re: 懐かしい

カッパさん、コメントありがとうございます!

さすが、ご存知でしたね!

「エロチックSFハードボイルド」とでも言うんでしょうか?
いま振り返ってみても、珍しい作品だなー、と思います。

時間がなかったせいか、背景にあまり手間をかけず、
“闇” ばかりで手抜きかなー、という感じですが、
それがかえって、閉塞感というか、独自の空気を創り出していて、
いい感じの演出になっているのでは?とも思います。

また、戦いのシーンや妖獣の動きなども手抜きというかサラッとしてて、
やり過ぎ、大袈裟過ぎ、がなくて、逆に私はリアルに感じられます。

時間と予算があって、ゆっくり作ればいいものになる
というわけでもない、といういい見本かもしれませんね。

なかなか珍種の1本だと思います。
知っている方がいらして、すごーくうれしいです。

ところで、お体、その後いかがですか?

こんにちわ~!

「風の谷のナウシカ」から、宮崎駿さんの
作品のイメージが強かったです!

宮崎さんの関わった作品が多くてビックリ\(◎o◎)/!
知らないで楽しんでたんですね☆

引退は、残念です(~_~;)





「妖獣都市」懐かしい作品ですね
あの青と赤の怪しい世界観と川尻善昭の濃いタッチの絵柄は当時かなりの衝撃でした

記事にもあるジブリとの関わりですと
このアニメで美術監督を担当された男鹿和雄さんはこの後「となりのトトロ」に
参加してジブリ作品の常連となりますね
11月公開予定の「かぐや姫の物語」でも美術監督を
担当されてるそうなので今から楽しみです

つかりこさんのおっしゃる、「つねに同じスタイルを続ける」私もありだと思います。

何故なら作品を選ぶ側も常に同じ物を選ぶ
傾向があるのでは?と思うからです。
悪い意味でなく良い意味で裏切ってくれると
我々の視野も広がるんですが。

その点宮崎監督は体力的なことも含め
限界が訪れたのでしょうか。
私の中では「千と千尋の神隠し」は
良い意味で裏切られましたよ。

すみません伝えたいことの半分も上手く
打てませんでした。

Re: ぺこ★ぺこさん、コメントありがとうございます。

でしょ?
私も、この記事を書くのに調べてびっくりしました。
宮崎さんは、日本のアニメ映画がさかんになる頃から
たくさんの作品に関わっていて、
さらに並行して、日本のテレビアニメがさかんになる頃にも
ものすごくたくさんの作品に関わっていて、
ジブリになってからも当然たくさん作っていて、
ホントにすごい人だったんだなって思います。

アニメーターとかアニメ作家と呼ばれる人は、
他にもたくさんいて、そういう人たちも
驚くほどいろいろな作品に関わっていますが、
宮崎さんは、何でも自分でガンガンやってしまうところが
ホント、超人と呼べるほどの活躍だったんですね。

ナウシカは、やっぱり、後世に残る名作ですよねー。

Re: とおりすがりさん、ありがとうございます!!

あ!ホントですねー!

男鹿和雄さん、「パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻」
から始まって、ジブリ作品のほとんどの背景や美術を
手がけられていたんですね!
そういえば、「千と千尋の・・・」が公開された時、
東京の小金井公園内にある「江戸東京たてもの園」で
こそっと開催されていた、「絵コンテ展示」と一緒に
背景の肉筆画の展示も行われていて、
ものすごく感動したことがありました。
あれが、男鹿和雄さんの作品だったんですね!

調べてみると、映画版だけでも、
ジブリ作品はもちろん、「ユニコ」、「幻魔大戦」、当の「妖獣都市」、
「うる星やつら」、「犬夜叉」、「サマーウォーズ」等々、
制作系列も横断的で、ひっぱりだこの超大物だったんですね!
日本アニメ界の背景・美術の第一人者!!
原画を見たことがあるのに、お名前を記憶してなかったなんて
お恥ずかしい話です。

はい、「かぐや姫の物語」も担当されているんですね。
おかげさまで、楽しみがどーんと増えました。
とても貴重なご教示、ありがとうございました。

とりとめもなく、いろんなことを書いてるブログなので、
ご興味に叶わないことも多いかもしれませんが、
また、遊びに来ていただければ幸甚です。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。

Re: ちっちさん、ありがとう!

ねー、「徹底的に同じスタイルで続ける」というのもありですよねー。
人間国宝になるくらいの人だって、超マンネリを続けられるような
人ですもんねー。
まあ、ご本人の意思しだいですから、しょうがないですが。

そうですねー、「ナウシカ」、「ラピュタ」でズドーンときて、
「もののけ」で裏切って、「千と千尋」でさらに裏切ったけど、
とうとう世界に羽ばたいた!って感じでしょうかね。
その後、「ポニョ」でも、「風立ちぬ」でもやはり裏切られましたねー。

引退会見では、「1作創るのに5年もかかった。もう体力的にはムリ」
という印象でしたね。
あと、もう自分としてはやり尽くした、
という気持ちもあるのかもしれませんね。

「鉛筆を持たなくていいから、監督して続けてくれ」と頼んでも、
だめなんだろうなあ。
自分で描かないと、気が済まない人なんだろうねー。

いつも、コメントありがとうございます。
感謝しておりまーす!

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記事と関係ないのですが、
今日も新宿のおそば屋さん「渡邊」に
行っちゃいました♪
涼しいようで湿気のあるこの陽気に、
またしてもすだちそばがぴったりでした。
今日は前より混んでて、カウンターもびっしり。
私は幸い、テーブル席がちょうど空いたところで
のんびり食べられました。
次は、違うおそばも食べてみたいなあ☆

Re: 里花りんさん、まいどでーす。

おっとー、再訪ですねー!

“すだち” いきましたかあ。
夏の疲れをとるのに、柑橘類のクエン酸は最適。
ちゃーんと、体が求めているのかもしれませんね。

もっと涼しくなったら、「玉子とじ蕎麦」もいいかも
しれません。
玉子とじ蕎麦は、高度成長期っぽい語感のメニューですが、
江戸時代か明治時代くらいからある、
蕎麦屋の伝統メニューのひとつなんですよ。
玉子の食感とめんつゆと玉子の味のハーモニーが
他のメニューでは味わえない個性があります。

「渡邊」さんのやつは、コスパ高い一品です。
機会がありましたら、ぜひどうぞ。

こんにちは
宮崎駿さんの引退残念ですね。
風立ちぬを夏休みに息子と見に行って感動したばかりでした。
作品としては、紅の豚が好きでしたね。
空には、ロマンがある気がします。
妖獣都市は、映像で見たことがありませんが、小説で読んだことがあります。
映像アニメの感じ少し気になってきました。

Re: takaki11さん、こんばんは

「紅の豚」、空とか飛行機とかが好きな人には
たまらない作品ですよね。
教条的な部分がなくて、娯楽作品として
ジブリの中では珍しく、極めてすっきりまとまった
作品だと思います。

そうですか、妖獣都市、原作を読まれたんですね!
作者の菊地秀行さんが映画を観て、
「まったく、原作のイメージ通り!」と絶賛した
とのことですよ。
(原作よりさらっとしていますが、私もそう思います)

まあ、単なる娯楽アニメですが、
もし、興味をお持ちでしたらぜひどうぞ!
(レンタル屋さんでなかなか見つけられませんが、
宣伝に加担するつもりはさらさらないのですが、
ツタヤディスカスかダウンロードサービスならバッチリです)

コメントありがとうございました。

いつもコメント有り難う御座います。
「鳥大根」ってネットで調べたら「鳥」と「大根」を普通に煮れば良かったみたいです。
ゆで卵入れるバージョンも見つかりました。
これは、おでんに近いかな?
面白そうです。
では・・・。

Re: ペチュニアさん、いつもありがとうございます。

仕事がドタバタでレス遅くなっちゃいました。
すみません。

そうそう、鳥大根も鶏肉&冬瓜も、おでんも
基本は同じなんですよねー。

「出し汁+醤油+砂糖 or みりん」が、日本料理の基本で、
あとは出しがかつおや昆布やあごやにぼしだったり、
醤油が薄口か濃口か、ってなバリエーション。

↑これって、よく考えたら「めんつゆ」なんですよね!
ただし、めんつゆは、出しがあまり利いていない。
だから、出しだけは別にかつおや昆布でとるか、
白だしを使えば、おでんでもだご汁でも、切干大根でも、
雑煮でもがめ煮でも、うどんでも蕎麦でも、魚の煮付けでも、
微妙な調整しだいでなんでも出来ちゃうんですよね、実は。

それから、玉子焼きでも、野菜炒めでも、鍋物でも、
隠し味にめんつゆを使うと、ひと味変わります。

一家に一本、めんつゆですかねー。

妖獣都市は素敵なアニメだと思います

初めまして。台湾の台北市に住む台湾人の鍾と申します。昨夜かろうじてすごく幸運にネットで妖獣都市の動画を見つけて満喫させて頂きました。

こんな名作が過小評価されている事実を知り感無量に思えます。ハードコアのエロスとバイオレンスはあるものの、恋愛要素と物語りはしっかりしているので。

Re: 妖獣都市は素敵なアニメだと思います

鍾さん、はじめまして。
コメントありがとうございます!

> 初めまして。台湾の台北市に住む台湾人の鍾と申します。昨夜かろうじてすごく幸運にネットで妖獣都市の動画を見つけて満喫させて頂きました。

↑おー、ネットにアップされていましたか!
すごい時代になりましたねー。

> こんな名作が過小評価されている事実を知り感無量に思えます。ハードコアのエロスとバイオレンスはあるものの、恋愛要素と物語りはしっかりしているので。

↑3Dアニメーションの進歩で、最近のアニメのリアル表現はすごいものがありますが、
この作品は2Dのの時代でも、上手にリアリティが表現それていますよね。
物語は人気作家のヒット作が原作なので、文句なしです。
絵の表現は、闇の世界のことなので、細かい部分の表現を省略してちょうどいい具合になっていますよね。
ものすごく手間をかけなくてもいいものができるといういい見本になる、
実にうまくできた作品だと思います。

ブログを始めて、初の外国人の方からコメントをいただきました。
それにしても、日本語がお上手ですね。
これからも、どうぞよろしくおつきあいくださいませ。

実は小学生の時にこの作品を知りました

こちらこそ丁寧なお返事大変ありがとうございます。私がカンヌ映画祭の審査員なら迷わずにこの作品にパルムドールを授賞させます。
私は昭和58年1983年生まれで本作を知ったのは1990年代前半でした。

当時は年上の従姉妹と従兄弟たちがこの作品のレンタルビデオだったと思いますが、それを私と私より一才年下の従兄弟に少し見せたのです。親戚のお兄さんとお姉さんたちは本作がこれほどハードコアのアダルトアニメとは知らず、「シティーハンター」程度の内容だと勘違いし、私たちガキンチョに少し見せてしまったのです。

再生して間もなくめちゃくちゃウルトラ過激でハードコアの性描写が始まり、あんた達は目を瞑りなさいと強いられ、彼らは早送りしたのですがすぐに全編のスタンスの基調がこういうスタイルだと発覚し挙句の果てそれ以上見るのは禁じられました。

31才になった今回ようやく自分の目で全編を鑑賞することが出来ました。もう何だかゴダールとかトリュフォーとかベルモンドの映画を見たような感じで生きててよかったと思います。

Re: 実は小学生の時にこの作品を知りました

台湾人さん、コメントありがとうございます!

> 当時は年上の従姉妹と従兄弟たちがこの作品のレンタルビデオだったと思いますが、それを私と私より一才年下の従兄弟に少し見せたのです。親戚のお兄さんとお姉さんたちは本作がこれほどハードコアのアダルトアニメとは知らず、「シティーハンター」程度の内容だと勘違いし、私たちガキンチョに少し見せてしまったのです。
>
> 再生して間もなくめちゃくちゃウルトラ過激でハードコアの性描写が始まり、あんた達は目を瞑りなさいと強いられ、彼らは早送りしたのですがすぐに全編のスタンスの基調がこういうスタイルだと発覚し挙句の果てそれ以上見るのは禁じられました。

↑ふふふふ。
子供の頃、親とテレビを観ている時に、性的な描写があったりすると、
親が「お前はもう寝なさい」なんて言いながらテレビのチャンネルを変えたりしていたのを
思い出します。
日本でも、台湾でも、おんなじなんですね。

> 31才になった今回ようやく自分の目で全編を鑑賞することが出来ました。もう何だかゴダールとかトリュフォーとかベルモンドの映画を見たような感じで生きててよかったと思います。

↑ゴダールとはだいぶん違うような気もしますが、
鑑賞後の衝撃は同じくらいのインパクトかもしれませんね。
グロい感じの表現は、最近では珍しくなくなってきたように思えますが、
でも、あれほど大人向けのアニメはいまでも珍しいですよね。
映画史に残る1本に違いありませんよね。