ゆらゆら草

もう少し感受性を働かせれば、毎日がスペシャルになる。そう自分に言い聞かせて、 いろいろ感じたことを書きとめてみよっと。

ジャズを盛り上げろ! ~ JAM company  



ジャズが世の中一般に広まったのは、1950年代頃からかな。
いやー、あの、すごく広まった、って言う意味で。
今でも巨匠と崇められるミュージシャン、たとえばチャーリー・パーカーやディジー・ガレスビー、
MJQ、マイルス・デイビス、セロニアス・モンク、アート・ブレイキー
なんかがバリバリ活躍してて、
スウィングからクール、ハードバップ、ウェストコーストなんかの新しいスタイルが生まれて、
なんたって映画音楽にバシバシ使われるようになって一躍オモテに出てきた。
1900年になったばかりの頃からジャズはあったんだけどね。

それから、60年代70年代にはクロスオーバーとかフュージョンに変化した。
それまでは、アコースティックなアンサンブルだったのがエレクトリックになり、
メロディもリズムもブルーノート&4ビートから自由になり、ロックやソウル、クラシック、
エスニックなんかと、それこそ“融合”し出したのだった。

その頃、日本では秋吉敏子や渡辺貞夫、日野皓正、菊池雅章なんかが突出。
日本でも大きなジャズ・フェスが開催されるようになり、
70年代半ばから80年代前半は、メインストリームジャズはもちろん、
フュージョン人気に火がついて、ジャズ系ユニットが百花繚乱状態だったのだった。
僕がジャズを聴き始めたのは、この頃だったっけ。

ザ・クルセイダーズ、スタッフ、スパイロジャイラ、リー・リトナー、ウェザーリポート、
ラリー・カールトン、ブレッカーブラザーズ、チック・コリア、アル・ディメオラ、
ジョン・マクラフリン、ラリー・コリエル、エリック・ゲイル、スティーブ・ガッド、
ボブ・ジェームス、アール・クルー、フューズワン、スタンリー・クラーク、ジョージ・デューク、
デイブ・グルーシン、リチャード・ティー、デビッド・サンボーン、ジョージ・ベンソン、
ジャコ・パストリアス、ハービー・ハンコック、パット・メセニー、ビリー・コブハム、プリズム、
マイク・マイニエリ、アンソニー・ジャクソン、スティーリー・ダン、渡辺香津美、シャカタク、
カシオペア、ネイティブサン、増尾好秋、松岡直也、本多俊之、日野元彦、高中正義、T-SQUARE・・・


自分でギターを弾くようになって、けっこううまくなった頃、
超人的なテクニックと最新のサウンドエフェクトで展開される、
それまで聴いたこともなかったメロディにおもいきり心酔してしまった。

思えば、ジャズやフュージョンを始めとするインストルメンタルミュージックって、
景気のいい時に流行る音楽じゃないのかなあ。
超不景気のいまは全然流行ってないし、過去のフュージョン流行りはバブルの膨張期に合致するし、
絵画やイラストレーションなんかもそうだけど、
アーティスティックなものって世の中が豊かじゃないと愛でる余裕が生まれないのかもね。

そんな環境にあっても、がんばっているフュージョン系のアーティストはいる。
70年代からまだまだ人気のT-SQUAREや、
けっこうテレビで見かける押尾コータローなんかもこのジャンルかな。
チャーも片足突っ込んでいるか。
みんながんばっているに違いないはずだけど、なかなか目に(耳に)しないのが現実だよね。
いまどき、フュージョンなんかやっても、売れねーぞ、って感じ。

なのに、ちょこちょこCDを出しているセッションバンドがある。
『JAM company』、全員30歳代の若いバンドだ。
「何が良くてフュージョンなんかやってるのよ、お母さん、音楽の先生になりなさいって
言ったでしょ。でなきゃ、オーケストラ。それでも専業では食べて行けないのよ。
ジャズなんて最低、一番やっちゃいけないことでしょ」なんて怒られているのでは?

musicolony2_JAM-company

簡単に言うと、アルトサックスをリードとしたスムース系のポップジャズかな。
ポップスをインストルメンタルで演っている、という感じ。
でも、アルバム中の曲にはクール系もあるし、ファンク系もあるし、
PCを使ったエレクトロ系もある。
本人たちは「ジャズと呼ばないでほしい」とのこと。
いまジャズが売れないのを知っているんだね。

実は経歴がすごい。
アルバム2枚目『musicolony 2』のセッションメンバーから・・・

リーダー格は、アルトサックスの本間将人
ドリカムのバック、スキマスイッチやゴスペラーズのレコーディング、
ジャンクフジヤマのバックなどと、ヒットの陰に彼あり、といった感じ。
キーボードもアレンジもできる、根っからのミュージシャン。

キーボードは、佐藤雄大
エレクトーンの世界大会で優勝したことがあるらしい。
NAOMI YOSHIMURAや佐々木史郎、坂東慧、スカパラなどとのセッションなどなど、
ひっぱりだこのジャズピアニストだ。

ベース、後藤克臣
米国バークリー音楽院のテープオーディションとライブオーディションの両部門で奨学金を得て渡米。
現在に至るまで、Donnie Mcclurkin、Sam Kininger、Musip Soulchild、DEFLEOPARD、
トモ・フジタなど様々なジャンルにおける著名なアーティストやグループとの共演。
5人のアーティストの専属ベーシスト、20以上のグループのサポートベーシストとして活動中
とのこと。

ドラムは、なんと現T-SQUAREのドラムをやっている、坂東慧。まだ、29歳。
8歳からドラムを始めて、河瀬勝彦氏、菅沼孝三氏、ニール・ソーセン氏に師事。
2004年、T-SQUAREメンバーに。
ソロ活動でも、吉川晃司のツアー・サポートやレコーディング、
上原ひろみ、大江千里、ゴスペラーズの村上てつやと、Skoop On SomebodyのTAKEのユニット
「武田と哲也」のツアーサポートなど、多数のアーティスト共演。

ギターは、異色の柴山哲郎
バークリー音楽大学で、Mick Goodrick、Jim Kellyに師事。
在学中は、Top40バンドや、ゴスペルバンドのツアーやレコーディングに参加。
デビットボウイとウエインショーターの出席する卒業式コンサートでギターリストとして抜擢される。
帰国後は、様々なアーティストのレコーディング、サポートなどに参加しながら
自己のインストゥルメンタルバンドで作曲、アレンジを展開。
一時期、家業のパン屋を手伝っていたが、
彼の指はパン生地ではなくピックとフィンガーボードを選んだようだ。

・・・ということで、みんなインストルメンタルミュージックシーンで、
ばりばりのプロとして活動しているんだね。こりゃ、すげーや。
若いのに、ジャズ、フュージョンの灯を担いでいこうという、うれしいメンメンだな。
なんか、うれしくなっちゃって、応援したくなってしまったんだなあ。

で、買ってしまったのが2ndアルバムの『musicolony 2』。
続けて『musicolony』1stアルバムもゲット。
んー、いいね、いいね。
リキんだインプロビゼーションが入ってないのがいい、逆に底知れぬうまさが漂ってる。
もっともっとがんばって、みんな有名になってほしいな。
また、すごい人がすごいと評価されて売れる時代になるといいなあ。


『musicolony 2』JAM company Gracias Records

01. groove on groove
02. bira
03. 霞
04. I know you
05. Up to you
06. birds in the sky
07. 凛
08. too much
09. kitap
10. JAM com #2


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