おおっ、うめーっ!! ~ 安曇野 蕎麦の旅 『大梅』

2012/10/11


10月7日に、安曇野の「大梅」という蕎麦屋に行ったよ。

今年は10月の6日から8日(月・祝)まで連休なので、
会社の保養所を利用しての小旅行というわけ。

親友のHが仕事で“こっち”へ赴任していて、
たまにつるんだりしているんだけど、こいつが凝り性でねー。
いろいろ凝っている中に、“蕎麦打ち”というのもあって、
自分で「打つ」だけでなく、「かえし」、「鰹節削り」、「だしとり」はもちろん、
「石臼で挽く」、「自宅の畑で蕎麦の実を収穫する」まで
自前でやってしまうというほど。

・・・ならこっちにいる間に、安曇野に敵陣偵察といこうぜ、
というわけで、安曇野散策(腹ごなし)と蕎麦の旅となったのだ。

安曇野・穂高の「大梅」は、蕎麦好きのブログなんかでも
絶賛されているほどの“こだわり系”名店のひとつ。

営業時間は、午前11時から午後2時までのたったの3時間。
品書きには、十割と二八とかけと鴨南しかない、
“そばだけで勝負”する店なんだな、これが。

僕らの宿から「大梅」までは、地図で見ると2.5kmはあったけど、
山歩きにも凝っているHの意見で、歩いていくことになっちゃった。
まっすぐな一本道を40分くらい歩くと、ふと「大梅」の看板。
「あれ、ここ?」って感じ、こりゃ車で来たら見逃すわ。
なんてことはないふつーの民家に見えるし。

しかし、午前10時40分なのに、すでに10人くらい並んでいたよ。
こんな田舎の、畑と山のスキマの道端で行列に並ぶことになるとは・・・。

大梅入口

Hが「呑まずにいられない」と言うので、ビールと清酒を注文。
けっこう歩いた後だったので、冷たいビールがうまい!
当然のように出てきたお通しは、昆布の甘辛煮と切干大根かな。
どっちもホントに「かな?」という感じで、自信ない。
どちらも味が濃過ぎず、蕎麦前のツマミとしてなるほどうまくできてる。

ちょうど酒がなくなったかな、というくらいに蕎麦が出てきた。
Hが注文したのは、いわゆる “田舎” と呼ばれる蕎麦殻入りの十割のもり
『大梅そば』という名前の1,100円也
僕のは二八の『もり』で、900円
ちょっと高いけど、これに大根のそぼろ煮や肉じゃがなどの “おかず” が
付いてくる
ので、まあまあの値段というしかけになっているんだな。

薬味には、葱は付くけど、わさびはなし
蕎麦にはわさびがつきものだし、安曇野はわさびの国だというのに、
なんらかのこだわりがあるんだな、たぶん。

田舎蕎麦の『大梅そば』は、かなり黒いし見たこともない太さ。
ちょびっと食べさせてもらったんだけど、
ぼそぼそした感じがなく、強いコシとカド立ちがあり、蕎麦の味も濃いー!

ニ八の『もり』も通常よりは色がかなり濃く、太さもけっこう太い。
普通なら、こっちが田舎蕎麦のような趣きって感じ。味も濃いぞ。
どちらも、穂高産の地粉で打っているそうだ。
んー!!見た目も味もインパクトでけーっ!!!

蕎麦汁は地方にありがちな甘い味付けではなく、
しかも塩辛くもなく、江戸蕎麦の中辛、って感じかな。
蕎麦粉の風味を失わない工夫を感じる味付けと言えるなぁ。

そうそう、東京の狛江で15年やってから、
いい水を求めて安曇野へ越してきたというから、
江戸&安曇野のフュージョン蕎麦なんだなー。

大梅そば

蕎麦マニアのHが言うには、
「十割の粉は、手打ちの場合、極めてつながりずらいんだよ。
しかも、ここのは蕎麦殻まで挽いている。
つながっても加水率が高くなったりしてムニョムニョしたり、
ぶつぶつに切れたりして食感面でだめ。
ここのみたいに、ここまで黒くてコシとカドがあり、麺の一本が長く、
つるつる感もあるものはなかなかできないぞ。

さらにすごいのは、麺が太いのに乱切りというか平打ち風ではなく、
断面が正方形であることだよ」とのこと、
「打ち」も「切り」も相当な腕なんだそうだ。

そんなことを話しているうちに、“おかず”の肉じゃがが。
「なるほどー、酒のつまみもあったし、
肉じゃがなら蕎麦を食う前より後の方が正解だな」と思ってしまった。
そこまで考えているんだろうなあ、きっと。

まあ、僕は自分で蕎麦を打ったことがないので、
腕のことはよくわからないのだけど、
ここで食べて確信したことは、
僕は「蕎麦は麺が太い方が好きだ」ということ。
蕎麦粉の味が濃くて、わかりやすいのが好き。
「太けりゃ、大体うまい」とも言える(笑)。

まあ、舌の感受性がトロいんだろーな。
白くて細くて繊細な更科の御前蕎麦あたりを
「こりゃうまい!」と言えるようになるまでには、
まだまだ修行が足んないなあ。

でも、ガンガン修行したいんだけど、蕎麦屋のメニューって高くね?


●信州安曇野そば処『大梅』
長野県安曇野市穂高牧434-3
0263-83-6561
11:00~14:00
定休日/月曜、火曜 ※祝日営業

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こんなとこに、すごい蕎麦屋だ ~ 幻の富倉そばの店 『みかあさ』 | はな、を応援しまーす

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