そういや、“やげん堀” ってなに? ~ カレー南蛮



H「冷凍しておいた田舎で。やげん掘の七味を振って。」

Hくんカレー南蛮

おー、あったかそう!
湯気がバッチリ写真に写っていますねー。
見てるだけで、体がぽかぽかしてきそう。

そういやー、七味唐辛子って、あったかい蕎麦には欠かせないもんだよね。
かけ汁の旨さが強調されて、汁の甘さを飽きさせず、おまけに体もぽかぽかさせてくれる。

あ、よく考えたらカレー南蛮って、スゲー健康食かも。
だってさ、カレーって数千年も洗練されてきた “薬味” というか、“薬膳” というか、
“ハーブ” というか、“漢方” というか、、、、でしょ?
蕎麦だって低カロリー&低脂肪で、ビタミンBとルチンの宝庫なんでしょ?
それに、七味唐辛子を振るんだからね。

七味唐辛子は、カプサイシンの中性脂肪低下効果、健胃効果のほか、
他の成分による利尿、咳止め、活性酸素抑制(細胞老化抑制)、整腸、
各種ミネラルによるホルモン調整などなど・・・。
そう、もともと漢方薬なんだよね。

「カレー南蛮蕎麦には、アジアの薬膳数千年の知恵が詰まっている!」
と言ったら大袈裟かなあ。

ところで、“やげん堀” は、江戸時代の “薬研掘” という地名のことで、
いまの東京都中央区東日本橋のあたりを流れていた運河の名前らしいよ。
薬研とは、よく「赤ひげ」みたいな時代劇に出てくる、薬を粉にする道具あるよね、
船底型の容器に薬を入れて、両端を手で持つ転がし車を突っ込んでコロコロやるやつ。
そこの運河の川底が、その薬研の船底型に似ているから付けられた名前だそうだ。

何の因果か、当時その薬研掘あたりにはたくさん医者や薬商が住んでいて、
その薬商のひとつにいまの「やげん堀 七味唐辛子本舗」の前身もあったとのこと。
僕なんかは、薬商がたくさん住んでいたから、“薬研堀” という名前が付いたんじゃないのか、
って思っちゃうけどね。

「やげん堀 七味唐辛子本舗」の創業は、1625年というから江戸時代の初期もいいとこ。
現存の蕎麦屋なんか比べものにならないくらい長い歴史があるんだな、これが。
創業者の中島德右衛門が、漢方薬よろしく作った薬味が日本で最初の七味唐辛子で、
徳川家光に献上して評価されて、名前に「德」の字を賜り「山德」の紋を作ったそうだ。
江戸時代の人たちは、蕎麦、うどん以外の何に “七味” を振りかけていたんだろうね。

「やげん堀 七味唐辛子本舗」は、1943年にいまの浅草新仲見世に引っ越しても、
“やげん堀” の商号はそのまま。
いまでは、“やげん堀”は七味唐辛子そのものをさすまでになっているよね。

なになに、長野の善光寺の「八幡屋礒五郎」京都の「七味家本舗」とともに、
日本三大七味唐辛子のひとつだと。

うーん、蕎麦周辺って、いろいろ勉強になるねー。
あんまり役には立たないかもしれないけどさ、ハハ。


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