ゆらゆら草

もう少し感受性を働かせれば、毎日がスペシャルになる。そう自分に言い聞かせて、 いろいろ感じたことを書きとめてみよっと。

最近観た映画ジャブ評  



◆夏をゆく人々(Le meraviglie)


001夏をゆく人々ポスター.jpg

2014 イタリア、スイス、ドイツ
●監督/アリーチェ・ロルバケル
●脚本/アリーチェ・ロルバケル
●出演/マリア・アレクサンドラ・ルング、サム・ルーウィック
    モニカ・ベルッチ ほか


蜂を飼うということ
これは不思議なタッチの映画だねー。
ファンタジーという意味ではないんだけどね。
文章にしたら、ホームドラマみたいなストーリーなんだけど、
アメリカンな感じでは全然ないわ。

邦題が『夏をゆく人々』だろ?
それじゃ、海辺のコテージでひと夏を過ごす男女の
メランコリックなフランス映画、って感じだよな。
んー、そんな感じじゃないなあ。
原題はイタリア語?『LE MERAVIGLIE』= 驚き?不思議? かあ。
んー、そんな感じでもないなあ。
劇中では、非現実的なことは何も起こらないからね。

002夏をゆく人々_家族.jpg

イタリアのトスカーナ地方のド田舎のほうで、
養蜂業をやってる一家のハナシ。
劇中ではエトルリア文化みたいなことを言っていたけどね
エトルリア人といえば、イタリアがローマ帝国になる前の先住民族だな。

6人家族で、子供が女子ばかりなので、
14~15才くらいかなあ、長女のジェルソミーナが
“跡取り” 的な感じで学校にも通わずに家業を手伝ってる。
まあ、家族全員が手伝っているんだけど、
ジェルソだけはもろに一家の家計を支える父親の弟子という感じ。

父親は、古い頑固なタイプの人で、仕事に厳しくいつも怒っているし、
新しいことや自分の気に食わないことにすぐに目くじらを立てる人だ。
養蜂という仕事にはこだわりと誇りを持っているようなんだけど、
儲けるということには全然頓着していないんだな。

ある時一家に、一人の少年がやってくる。
親父が独断で、住み込みの犯罪更生プログラムに協力することにしたのだ。
蜂と野山の自然しか知らないジェルソや次女に、微妙な変化が起こる。

またある時、テレビ番組の取材がやってくる。
番組で、地域の特産品コンテストをやるから出ないか、という。
父親はもちろん反対だ。
ジェルソは、設備をもう少し近代化できないなら廃業せよ、という
行政からの命令に、資金繰りで悩んでいたので、
賞金ほしさに出演を了承してしまう。

何代も社会と隔絶されて生きてきた一家に、
ささやかな変化が訪れる、ある夏の物語・・・。

蜂を飼うこと・・・それは、エトルリア人が3,000年も前から
守ってきた自然と文化、そして家族の絆を継承することなのだ。

第67回カンヌ国際映画祭で審査員グランプリ。
モニカ・ベルッチも出てるよ。

お父さんや家族が、家の外にベッドを出して寝ているシーンが
2度もあるんだけど、あれって何? 暑さしのぎ?
養蜂上のノウハウかなんかかい?

★個人的クオリティ度 7.0点
★個人的好きだなあ度 8.5点





◆クライム・ヒート(The Drop)


003クライムポスター.jpg

2014 アメリカ
●監督/ミヒャエル・R・ロスカム
●脚本/デニス・ルヘイン
●出演/トム・ハーディ、ノオミ・ラパス ほか


静かなマフィアはコワイ
好きだわ、コレ。
こういうのって、ホントにあるんだろうね。
たぶん現代の、ニューヨーク・ブルックリンのハナシ。
ある二人の男が切り盛りする、バーが舞台なんだな。

そこのバーは、闇の世界では、“ドロップバー” って呼ばれているんだよ。
ドロップバーとは、僕の解釈では2つの意味を持っているんだわ。
一つは、「堅気からドロップアウトした」というのと、
もひとつは、「札束をぼとぼと “落とす” 」という意味。
つまり、完全にマフィアに食いものにされているという意味と、
マフィアの裏金の「集金ボックス」になっているという意味。
マフイアの末端とか、マフイアにたかられている人たちが、
文字通り店内にしつらえてある金庫に、ぼとぼと札束を落としに来るんだよ。

だから原題が『The Drop』なんだね。
それを『クライム・ヒート』って、どこの日本人がつけたのさ?
しかもね、この映画は全然 “ヒート” って感じじゃないし。
どっちかというと、“コールド“ だな。
凍り付くようなコワさがウリの作品だと思う。

でも、凍り付くといっても、グロいとか残酷なシーンはほとんどなくて、
マフィアの含みのある質問や、人を検分する目つきなんかが実にコワイんだよ。
ちょっとでも返答を間違ったら、間違いなく殺されることになる
ピリピリした会話、僕はそれが一番コワかったなあ。
最新の『マッドマックス』のトム・ハーディが主役のバーテンダーだから、
いつ人をぶん殴るか、わくわくして観てたんだけどね。

004クライムワンコ.jpg

助演女優は、スウェーデン版『ドラゴン・タトゥーの女』のノオミ・ラパス。
原作・脚本は、『ゴーン・ベイビー・ゴーン』原作のデニス・ルヘイン。
日本では、劇場未公開。
ワンコ好きも必見の、節制の利いたマフィアものだよ。

★個人的クオリティ度 8.0点
★個人的好きだなあ度 9.0点





◆カンフー・ジャングル(一个人的武林/Kung Fu Jungle)


005カンフーポスター.jpg

2014 香港・中国
●監督/テディ・チャン
●脚本/ラウ・ホーリョン、マック・ティンシュー
●出演/ドニー・イェン、ワン・バオチャン、チャーリー・ヤン ほか


カンフーの達人、次々登場
この映画は、香港と中国でいま考えられるカンフーの達人を
1本の映画に集めてみたい、という願望の元に作られたんだろうなあ。
僕はくわしくないんだけど、見たところでは、
通常のパンチと蹴りのカンフーはもちろん、鷹爪というか鍵爪で戦うやつとか、
棒術、剣術など、6~7種類の武術が出てくる気がするなあ。

そもそも、アクション映画で有名な監督のテディ・チャンは、
衰退しつつあるカンフー映画と長年カンフーアクションに関わってきた
人たちにリスペクトを捧げると言っているしね。
エンドロールでは、過去の名作のポスターや短いカットが
集められているんだよ。

006カンフー対決.jpg

ストーリーは、まったくもってシンプル。
うん、カンフーアクションを見せたいのだから、それでいいのだ。
カンフーを極めたいと思っているある男がいて、
香港に住んでいる各種流派の達人たちに、決死の対決を挑むんだよ。
ただそれだけ。
「カンフーは、人を殺すための武術」って、
劇中でそいつが何度も言うのが印象的だったな。

主役は、カンフーといえばこの人といえるドニー・イェン。
対抗悪役は、『罪の手ざわり』にも出ていたワン・バオチャン。
この人、カンフーの達人だったんだ?!

★個人的クオリティ度 9.0点
★個人的好きだなあ度 8.0点





◆奇跡の2000マイル(Tracks)


007トラックスポスター.jpg

2014 オーストラリア
●監督/ジョン・カラン
●脚本/マリオン・ネルソン
●出演/ミア・ワシコウスカ、アダム・ドライバー ほか


ある意味ミアのドキュメンタリー
ミア・ワシコウスカの好きな人、いますかー?
はい、これ観ましょうねー。
だってね、ミアのパンツ一丁姿やすっぽんぽんで泳ぐ姿が観られるよー。

あ、いやいや、そうじゃなくて(ホントに観られるけど)、
ミア・ワシコウスカといえば、病気で余命間もない人とか、
ちょっとサイコスリラーな人とか、お姫様とか、
どっちかというと都会的&家の中的な女優だよね。
土で汚れた顔なんて、想像もつかないわさ。
それが、この映画ではおもいっきりアウトドア・ガールだからね。
アウトドアというか、サバイバルの域だけど。
新しいミア・ワシコウスカが観られる、っちゅうわけさ。
なんせ、何か月も、ラクダをひっぱりながらオーストラリア大陸の
砂漠地帯を歩き続けるんだよ。

008ミアとロビン.jpg
左がミア、右がロビン

ちょっとサプライズに欠ける内容かな。
まあ唯一、はっきりした理由もなく始めるのはサプライズだけどね。
でも、これは実話だからしょうがないよね。
1977年にロビン・デヴィッドソン(女子)さんという、
可憐な女子がホントにやらかした
ことなんだね。

この映画ができる前にも、5回も映画化のハナシが
あっては消えていたらしいね。
んー、たしかに、映画にできそうな偉業ではあるけれど、
フィクションを入れることなく、ひたすら歩くようすを商業映画にするのは
難しかったんだろうね。
でもって、この作品も興行的には失敗したようだね。
製作費が回収できていないそうだ。
でも、ミア・ワシコウスカは好き。
黒のラブラドール・レトリーバーもかわいいよ。

★個人的クオリティ度 8.5点
★個人的好きだなあ度 7.0点





◆紀子の食卓(紀子の食卓)


009紀子ポスター.jpg

2006 日本
●監督/園子温
●脚本/園子温
●出演/吹石一恵、光石研、吉高由里子 ほか


自分や家族との絆を見つける
あの園子温監督が、10年前に撮った作品だね。
ちょい前、話題だった吹石一恵がヒロイン。
というか、光石研が主役だなこれは。

昔の園監督の作品を観ると、かなり社会派なんだってことがわかるな。
しかも、実際にあった事件などに考察したものが多い。
たとえば、『愛のむきだし』(2009)は、カルト宗教のハナシだし、
『冷たい熱帯魚』(2011)は、埼玉であったバラバラ事件がモチーフになってるし、
『恋の罪』(2011)は、東電OL殺人事件のことだし、
『ヒミズ』(2012)は、DVのことがテーマだし、
『希望の国』(2012)は、原発事故のハナシだし、
WEBの自殺サイトと集団自殺をテーマにした『自殺サークル』(2002)、
その続編的なこの『紀子の食卓』(2006)は、
コスプレの心理のようなものにもスポットを当てているしで、
次から次へと社会問題を映画にしてるんだよ。

たぶん、1984年から始まって2001年までの園子温と、
2002年の『自殺サークル』から2012年の『希望の国』までの園子温と、
変な映画を撮る監督で皆さんおなじみの『地獄でなぜ悪い』(2013)から
『みんな!エスパーだよ!』(2015)までの園子温は違う人間なんだな。
文学期 → 社会派期 → エンタメ期 とでも言うのかな。
で、さらに本人は、2016年の『ひそひそ星』から制作方針を変えた、
って言っているからね。
もう、中途半端なエンターテインメント作品は、撮らないんだそうだ。
ますます楽しみというか、ますますコワイというか。(笑)

010紀子家族.jpg

ところで、この『紀子の食卓』のストーリーといえば、
たぶん愛知県に住むフツーの女子高生が家出をするハナシだ。
ふだん家族との関係に違和感を感じていた紀子は、
WEBサイトの「廃墟ドットコム」で会話を続けていくうちに、
そこで知り合った女子を訪ねて東京へ行ってしまうのだ。

東京に出て来てからは、そのクミコという女子と「レンタル家族」
という商売を行なうんだよ。
家族がほしいとか、家族と触れ合いたいと願う依頼主に、
時間貸し有料で娘になってあげるという仕事。
この設定は、なまぬるい世の中で生きるうちに、
僕らは家族のアイデンティティを喪失してしまっていると
園監督は言いたいのかもしれないな。
同時に、家族から離れてともすれば自殺しそうな女子高生は、
「自己」とか「自我」というものを失っているとも言っているような気がする。
劇中では、「あなたは、あなたと関係していますか?」と繰り返し出てくるんだよ。

自分と関係する方法と、家族と関係する方法。
それが、「レンタル家族」で「いい娘」と「いい家族」を
演じることだと言いたいんだろうな。
自分は自分の中にいては、自分を知ることができない。
家族は家族の中にいては、家族を知ることはできない。
他者を演じることで、ホントが見えてくる
ということだろう。
これは、心理学とか演技論とでもいうことを呈したんだろうな。
んー、なかなかリクツっぽい。
パンチラのことばかり考えているんじゃないんだな。(笑)
しかし、この作品をおもしろいかと聞かれれば、何て答えたらいいのやら。
まあ、吹石一恵と吉高由里子は、若くてピチピチだけどね。
あ、バンチラはなかった、ような気がする。

★個人的クオリティ度 6.5点
★個人的好きだなあ度 7.0点







♪ Breathe Your Name / Sixpence None The Richer





♪ Sleeping Gypsy(Full Album)/ Michael Franks




コメント

おはようございます

夏をゆく人々
驚きや驚異は、監督が養蜂に馴染んだ経験から、蜂・蜂との暮らし・自然に対する驚異を示すタイトルだと思います。この家族の生活こういう土地は厳しい現実なのに、子供にはどこかファンタジーのようで、その感覚を映像で見せてくれたなぁーと。
子供が一晩いなくなり、心配はしているが子供を信じている親が、
家で待つには心が騒ぎ、外で一夜を明かす。怒られるのを覚悟している子供には、玄関のドアを開けて親の顔を見るよりも、途中に、外に、いてくれた方がほっとするんだと思います。
もともとパパは外で寝るのが好きみたいだし。ラストは大好きです。

びー #- | URL
2016/06/25 09:44 | edit

すべて未見(^_^;)

題名はすべて知っていましたが・・・。

“紀子の食卓”はレンタル予約に入っているはず・・・。
園子温の作品は他にも予約入っているのですが、体力がいるので、
健康!?な時に観ないと大変です(笑)

“クライム・ヒート”は観たいな~。
これはかなり心惹かれます。

“奇跡の2000マイル”は“わたしに会うまでの1600キロ”は混同しそうです。
テレビでは放映しそうもない作品ですね(笑)

“カンフー・ジャングル”は、僕にとってホラーと一緒というかタイプ的に同じ種類で、
夏の暑い夜、あまり物事を考えたくない時に観たい作品ですね。

“夏をゆく人々”は結構評判になっていたはず。
なんとなく内容は知っていました。
ちょっと気になります。

Michael Franks、懐かしい!
久しぶりに聴きました。

バニーマン #- | URL
2016/06/25 21:06 | edit

情報ありがとうです〜

こんにちは。
あっっ「カンフー・ジャングル」Blu-ray出たら買おうと思ってたのに・・・。
今ちょっとドニー・イェン熱が冷めてるかも。笑
「夏をゆく人々」と「クライム・ヒート」は気になります。
また今度TSUTAYA店舗に行ってみよう。

園子温監督が原作物を撮るのは、資金作りのためらしいですよ。
「新宿スワン」は彼の監督作としては最大の公開劇場数だったとか。
こういうメジャーな物で資金を稼いで、それを自主制作にあてているようです。
私もバニーマンさんに同じく、園子温作品を観るのには覚悟が必要なんですわ。
あせらずのんびり制覇していくつもりです。

ケフコタカハシ #oibKWSZc | URL
2016/06/25 23:07 | edit

奇跡の2000マイル

ミア・ワシコウスカ…。
最近やたらと顔をだします!!
なんとも不思議な女優さんですね。
先日観た「クリムゾン・ピーク」でもかなり
「不思議」を醸し出してました。
まだ観てない“奇跡の2000マイル”
観させて頂きます!!

映画カッパ #- | URL
2016/06/25 23:09 | edit

Re: おはようございます

びー(http://newbii.blog.fc2.com/)さん、コメントありがとうございます。
LA旅行記、とてもとても楽しませてもらいました!
ありがとうございした。
あとからまだまだ、のんびり読ませていただきますねー。

> 夏をゆく人々
> 驚きや驚異は、監督が養蜂に馴染んだ経験から、蜂・蜂との暮らし・自然に対する驚異を示すタイトルだと思います。この家族の生活こういう土地は厳しい現実なのに、子供にはどこかファンタジーのようで、その感覚を映像で見せてくれたなぁーと。

↑うーむ

> 子供が一晩いなくなり、心配はしているが子供を信じている親が、
> 家で待つには心が騒ぎ、外で一夜を明かす。怒られるのを覚悟している子供には、玄関のドアを開けて親の顔を見るよりも、途中に、外に、いてくれた方がほっとするんだと思います。
> もともとパパは外で寝るのが好きみたいだし。ラストは大好きです。

↑おおっ!なるほどー!!
そういうことなのですね!
それなら、わかりやすいてす。
なるほど、偏屈おやじでも、この家族の愛情とか絆を表わしているということですね!

> ラストは大好きです。

↑はい、あのラストで、この映画が何を訴えたいのか
はっきりわかりますよね。
すばらしい映画だと思います。

そういえば、この映画は、びーさんの記事↓を読んで観たいと思ったのだと思います。
http://newbii.blog.fc2.com/blog-entry-2538.html
興味を持った方の参考に↑なればと思います。
ご案内、ありがとうございました!

つかりこ #- | URL
2016/06/26 17:53 | edit

こんにちは^^

つかりこさんの映画レビューを見るのは楽しいです♪
いつも情報ありがとうございます☆

今回の映画の中で観たいと思ったのは、
「夏をゆく人々」です。
”夏”という言葉に惹かれたのもあります。
が、現代は全く違うんですね^^;

そうそう訊きたかったんですが、
つかりこさんは家で映画を観る時、DVDで?
それとも動画配信サイト?スカパーやWOWOWかしら?
そして観る時にはお一人で?それとも奥様とでしょうか?

秘密でなければ教えてね^^

ももこ #- | URL
2016/06/27 16:13 | edit

わからない

『紀子の食卓』観たいです。
他者を演じることでホントが見えてくる・・・
難しいなあ。
ホントってなんだろ?関係することでホントにつながっていくの?
わ、わからない・・・。
パン〇ラが好きなのがわからないのと同じくらいわからない・・。
観てみて、わかるかどうかわかりませんが、
おもしろそうですわ。
わからないのが面白いのだ。

きたあかり #- | URL
2016/06/27 18:43 | edit

Re: すべて未見(^_^;)

バニーマンさん、コメントありがとうございます。

> 題名はすべて知っていましたが・・・。
>
> “紀子の食卓”はレンタル予約に入っているはず・・・。
> 園子温の作品は他にも予約入っているのですが、体力がいるので、
> 健康!?な時に観ないと大変です(笑)

↑おっしゃる通りですよねー。
不健康というかデカダンなものが多いし、
ふざけていない作品はかなりシリアスなので悩まされますよねぇ。
本人は、「問題作」と言われるような社会派を撮るのが好きなんでしょうね。
疲れている時や体調の悪い時は観ないほうがいいですよね。(笑)

> “クライム・ヒート”は観たいな~。
> これはかなり心惹かれます。

↑僕はかなり好きです。
でも、クライム “アクション” を期待している人はがっかりすると思います。
アクション映画ではないです。地味です。
「これは、ブルックリンでよくあるリアルなハナシなのだ」
と思って見るとよろしいかと・・・。(汗)

> “奇跡の2000マイル”は“わたしに会うまでの1600キロ”は混同しそうです。
> テレビでは放映しそうもない作品ですね(笑)

↑これは、なぜか低評価にしてしまいましたが、けっこういい作品ですよ。
ただ、エンターテインメントではないので、淡々としていますが
風景が美しかったり、ちょくちょくハプニングが起きたり、
最後には主人公と同じカタルシスが味わえるかと。

> “カンフー・ジャングル”は、僕にとってホラーと一緒というかタイプ的に同じ種類で、
> 夏の暑い夜、あまり物事を考えたくない時に観たい作品ですね。

↑まさに、おっしゃる通りです。
何も考える必要がないので、気分をスカッと転換したい時に見られると良いかと。
ただ、僕はくわしくないのですが、カンフーとか中国武術のマニアの人には
よだれものの内容ではないかと踏んでいます。
それほど、格闘に集約された映画です。
すごいのひと言です。

> “夏をゆく人々”は結構評判になっていたはず。
> なんとなく内容は知っていました。
> ちょっと気になります。

↑そうですねぇ、これは観る人によって評価が分かれるのでは?これは、
理解不能なことは何もないのですが、これもエンターテインメント作品
として見ると間違えます。
ただ、見た後に妙に心を打つものがあります。
文明社会と自然、家族などがテーマになっていると思います。
カンヌが選びそうな作品です。

> Michael Franks、懐かしい!
> 久しぶりに聴きました。

↑ボサノバ・ジャズの名盤中の名盤ですよねー。
バックも超大物ばかりで固められています。
もう、何百回聴いたかわかりませんが、
それでも時々聴きたくなっちゃいますねぇ。

つかりこ #- | URL
2016/06/27 19:40 | edit

Re: 情報ありがとうです〜

> こんにちは。
> あっっ「カンフー・ジャングル」Blu-ray出たら買おうと思ってたのに・・・。
> 今ちょっとドニー・イェン熱が冷めてるかも。笑

↑ドニー・イェンも、おっさんになっしまいましたが、
それでもやっぱりすごいカンフーでしたよ。
この映画は、カンフー技を観ることに集約されているので、
巻き戻して何度も確かめたり、スローで観たり、
武術マニアならディスクを買って観るのに最適な作品かもしれませんね。
ジャッキーのカンフーみたいなハデさや華はありませんが、
すごいものがありました。

> 「夏をゆく人々」と「クライム・ヒート」は気になります。
> また今度TSUTAYA店舗に行ってみよう。

↑はい、お時間がある時にでも、ぼちぼちどうぞ。

> 園子温監督が原作物を撮るのは、資金作りのためらしいですよ。
> 「新宿スワン」は彼の監督作としては最大の公開劇場数だったとか。
> こういうメジャーな物で資金を稼いで、それを自主制作にあてているようです。
> 私もバニーマンさんに同じく、園子温作品を観るのには覚悟が必要なんですわ。
> あせらずのんびり制覇していくつもりです。

↑なるほどー、近年、妙なエンタメものをほいほい撮ったおかげで
資金が貯まったのでしょうか?
この前テレビで『ひそひそ星』のパブリシティをやっていた時にご本人も出ていて、
「もう、原作ものは撮らない。自分の撮りたいアート系のものか、
めちゃくちゃおもしろいものしか撮らない」と言っていましたよ。
僕は2001年以降の作品はほとんど観たので、1984年から2001年までの
売れていなかった頃の作品を観てみたいのですが、
それらもきっと、体力が必要なんでしょうねー。(汗)

つかりこ #- | URL
2016/06/27 19:54 | edit

Re: 奇跡の2000マイル

> ミア・ワシコウスカ…。
> 最近やたらと顔をだします!!
> なんとも不思議な女優さんですね。

↑東欧系の顔と名前なので、神秘的な雰囲気の役が多いような気がしますよね。
精神が病んでる系では、『マップ・トゥ・ザ・スターズ』かなあ。
『永遠の僕たち』は、けっこうかわいかったです、余命ものだけど。

> 先日観た「クリムゾン・ピーク」でもかなり
> 「不思議」を醸し出してました。

↑あ、いま借りてあって、まだ観てません。
楽しみです。

> まだ観てない“奇跡の2000マイル”
> 観させて頂きます!!

↑これは、ちょっと低評価にしてしまいましたが、
いま思い返してみると、けっこういい作品だと思っています。
オーストラリアの砂漠地帯の朝や夜の風景や、
ちょっとしたアクシデントなどが、淡々と流れる時間の中に
ポツポツと散りばめられています。
それゆえに、克明に印象が記憶に残ります。
なぜ歩き続けるのか、何をめざしているのか、
何も考えてはいけません。
ただひたすら、達成に向かって歩き続ける、
街に生きるぼくらも、やってることはそんなことに違いないと
思わされました。

眠たくない時でしたら、師匠ならきっと楽しめる映画だと思います。

つかりこ #- | URL
2016/06/27 20:11 | edit

Re: こんにちは^^

ももこさん、コメントありがとうございます。

> つかりこさんの映画レビューを見るのは楽しいです♪
> いつも情報ありがとうございます☆

↑そう言っていただけて、とてもうれしいです!
ありがとうございます!

ももこさんも最近、よく映画をご覧になられているようですね。
オールドムービーがちらほら散りばめられているので、とても興味深いです。
内容を忘れているものがたくさんあるんですよ。
古いものは、自分で「あれ観てみよう」思いつくことがなかなかないので、
とてもうれしい情報です。
これからも、いろいろ教えてくださいねー。

> 今回の映画の中で観たいと思ったのは、
> 「夏をゆく人々」です。
> ”夏”という言葉に惹かれたのもあります。
> が、現代は全く違うんですね^^;

↑あ、そうですか!
あ、そうです、養蜂をしているので、蜂の世話や蜂蜜の収穫期となると夏あたりなので、
夏とタイトルに入っていますが、夏にはさほど大きな意味はないかと。
田舎や文明や自然や家族の絆というものを考えさせられる作品だと思います。
お父さんが、まるで悪役ですが、もし観たらこのお父さんについての意見を
聞かせてくださいなー。

> そうそう訊きたかったんですが、
> つかりこさんは家で映画を観る時、DVDで?
> それとも動画配信サイト?スカパーやWOWOWかしら?
> そして観る時にはお一人で?それとも奥様とでしょうか?
>
> 秘密でなければ教えてね^^

↑はい、家ではほとんどDVDかブルーレイです。
BSでこれはと思うものがあれば、録画しておいて観ることもあります。
スカパー、WOWOWはいまは加入していないんですよ。
たぶん、DVDになっていないような昔の作品をカバーできるに違いないのですが、
そんなに観きれないと思うんですよ。
だから、いまんとこ加入していないんです。
時々、独占のオリジナルドラマなどをやっていたりするので、
悔しい思いもするのですが・・・。

観る時は、ほぼ一人です。
家族が寝る頃、夜中11時くらいから2時くらいの間に
リビングで一人で観てます。(汗)
時々一人で、思わず叫んだり、笑ったりしてしまいます。
疲れている時は、そのまま寝てしまうこともありますねー。

つかりこ #- | URL
2016/06/27 20:47 | edit

Re: わからない

きたあかりさん、コメントありがとうございます。

> 『紀子の食卓』観たいです。
> 他者を演じることでホントが見えてくる・・・
> 難しいなあ。

↑よく、プロ野球の選手とかサッカーの選手とかが、
別の競技をやってみるとバットの振り方とか上手なパス出し方とかに気づく、
って言ったりしますよね。
あと、勉強などでも人から教えられていてわからなかったことが、
人に教える立場になったらよくわかるようになったとか。
それに近いことだと思います。

> ホントってなんだろ?関係することでホントにつながっていくの?
> わ、わからない・・・。

↑自分の性格とか行動って、自分では客観的な理解や評価って難しいって
言われますよね。
人間の評価って、相対的なもので他人がするものなんですよね。
この映画では、自分の中に籠っていては実の自分がわからない、
家族のぬるま湯に浸かっていては家族というものがわからないと
言っているように思います。
つまり、その中に入ってしまっている人は自分とも家族とも「関係できない」
ということですね、相対的なものだから。

ホントという言い方が適切ではないかもしれないけど、
赤の他人と家族というものを演じることで、
他者の相対的な目で見て、自分や自分の家族の実像みたいなものが
見えてくるということみたいです。

でも、家族レンタルみたいなことをやらないと、
自分も家族も見えてこないよ、と言いたいのではないと思います。
たとえば、そういう方法でもとらないとわからないよ、ということで、
映画で言いたいのは、「現代人は、自分や家族というものを
見失っているんじゃないのか?」ってことだと思いました。

> パン〇ラが好きなのがわからないのと同じくらいわからない・・。
> 観てみて、わかるかどうかわかりませんが、
> おもしろそうですわ。
> わからないのが面白いのだ。

↑うん、するどいです。
観ると、わからないことがわかります。(笑)
そういう作りになっています。
でも、おもしろいかどうかは、人によって評価が異なるかもしれませんねぇ。

つかりこ #- | URL
2016/06/28 11:45 | edit

つかりこさんの記事を読むと世の中には私の知らない映画が
た〜くさんあるんだな〜 と思います。すごいな〜。(映画の数もつかりこさんも)
今回ご紹介されている中では『夏をゆく人々』『紀子の食卓』が気になりました。
園子温の映画は『ヒミズ』しか観たことないです。
良かったけど、重くて・・・バニーマンさんやケフコさんがおっしゃるように
体力と覚悟がいる気がして手を出していないです。
久しぶりに観てみようかな〜園子温。

ところで、
> よく、プロ野球の選手とかサッカーの選手とかが、
> 別の競技をやってみるとバットの振り方とか上手なパス出し方とかに気づく、
> って言ったりしますよね。
へぇ〜、そういうものなんですね?
私、もともとインドアな人間で、スポーツは体育の授業でやる程度でしたので
多くを知らないのですが・・・
バッティングセンターでも行ってみようかなぁ(行ったことないのですが)
もちろんゴルフの腕前upのために☆

前の返コメで教えてくださいましたが、私の好きな “kiss me” は
このバンド Sixpence None the Richer の名曲だったんですね☆
これで洋楽にチョー疎い私の知識がひとつ増えたじぇ〜。
それにしても、とっても声が素敵♡

さとちん #- | URL
2016/06/28 20:16 | edit

Re: さとちんさん、コメントありがとうございます。

> つかりこさんの記事を読むと世の中には私の知らない映画が
> た〜くさんあるんだな〜 と思います。すごいな〜。(映画の数もつかりこさんも)

↑いやいや、僕なんて映画マニアの範疇に入っていません。
デザインやムービー、コピー制作のセンスを磨きたくて、
生きてるうちにできるだけたくさん観てやろう、と思っているんですが、
いまは昔と違っておもしろい映画があり過ぎです。
時間がいくらあっても足りないですよねぇ。
たくさん観ればいいというもんでもないですねぇ、
ちょっとやり方を変えないとだめかなあ、と近頃考えています。

> 今回ご紹介されている中では『夏をゆく人々』『紀子の食卓』が気になりました。
> 園子温の映画は『ヒミズ』しか観たことないです。
> 良かったけど、重くて・・・バニーマンさんやケフコさんがおっしゃるように
> 体力と覚悟がいる気がして手を出していないです。
> 久しぶりに観てみようかな〜園子温。

↑おっしゃる通りで、体力と精神力のいる作品が多いと思います、
園さんのエンタメ系でない作品は。
まあ、昔の邦画はそんなのばっかりでしたけどね。
園さんのそれ系の中でも、『ヒミズ』は代表的な秀作だと思います。
あれを観たなら、もうじゅうぶんかもしれまんよ。(怒られるかなー・汗)
“おもしろい” というより、“悩まされる” 感じですもんね。
あ、悩みたい時にいいかも。(そんな時はねーかー)

> ところで、
> > よく、プロ野球の選手とかサッカーの選手とかが、
> > 別の競技をやってみるとバットの振り方とか上手なパス出し方とかに気づく、
> > って言ったりしますよね。
> へぇ〜、そういうものなんですね?
> 私、もともとインドアな人間で、スポーツは体育の授業でやる程度でしたので
> 多くを知らないのですが・・・
> バッティングセンターでも行ってみようかなぁ(行ったことないのですが)
> もちろんゴルフの腕前upのために☆

↑昔、プロ野球の選手が、よくゴルフでスイングをどうのこうのって
言っていましたが、バッティングとゴルフはずいぶん違う感じがしますねぇ。
ゴルフは止まっているボールを振り子の原理で打ち出す感じでしょ?
バッティングは、動いているボールを瞬間的にひっぱたくイメージかと。
軟式テニスの人が、硬式テニスをいきなりはうまくやれないのと似ているかもしれませんね。

ネットを見てみると、ゴルフのスイングって、体を右から左へ動かす(右利きの場合)
偏った運動なので、体の左右をバランスよく使う運動がいいみたいです。
バイク、自転車、オートバイ、スキー、ウォーキング、太極拳・・・
んー、よくわかんないですねー。
体幹を鍛えてブレない体を作るのはいいかもしれませんね。
腹筋とか、背筋とか。
でも、それはスポーツではないですね。

> 前の返コメで教えてくださいましたが、私の好きな “kiss me” は
> このバンド Sixpence None the Richer の名曲だったんですね☆
> これで洋楽にチョー疎い私の知識がひとつ増えたじぇ〜。
> それにしても、とっても声が素敵♡

↑そうそう!
声がバツグンにかわいいですよねー。
胸キュンものです。
クセになってしまいます。

つかりこ #- | URL
2016/06/29 11:55 | edit

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

# | 
2016/07/05 19:40 | edit

So coool !

こんにちは。
「クライム・ヒート」観てみました。
近々記事にできると思います。
ラストは決してハッピーエンドではありませんよね?
最後まで不穏な雰囲気に包まれた、ひんやりした物語でした。

ケフコタカハシ #- | URL
2016/07/12 23:15 | edit

Re: So coool !

ケフコタカハシ さん、コメントありがとうございます。

> こんにちは。
> 「クライム・ヒート」観てみました。
> 近々記事にできると思います。
> ラストは決してハッピーエンドではありませんよね?
> 最後まで不穏な雰囲気に包まれた、ひんやりした物語でした。

↑でしょでしょ?
ゾゾッとするクールと、なかなかしゃれた展開のクールでしょ?
ぶん殴りアクションを期待して観るとはずしますが、
ひやひやがとまらない、いい映画ですよねー。
ラストは、ヒロインの意志がどっちに転んでも・・・・
マフィアの恐ろしさと、なぜか悲哀を感じてしまいました。

レビュー、楽しみにしておりまーす。

つかりこ #- | URL
2016/07/13 16:11 | edit

コメントの投稿
Secret

トラックバック

トラックバックURL
→http://yurayuragusa.blog.fc2.com/tb.php/234-8f0af814
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

プロフィール

ちかごろの記事

全記事表示リンク

カテゴリ

検索フォーム

リンク