死ぬまで生きようぜ ~ 『悼む人』


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人は、何のために生きるんだろう?(照)
人は、この星の上で何をしようとしているんだろう?
・・・そんなことを考えさせられた。

ある哲学者は、「人はどこまでも “超” をめざすのだ」と言った。
ある生物学者は、「自分の遺伝子をより優位に残そうとするのだ」と言った。

でも、それじゃ答えになってないよな。
なぜ、“超” をめざすのか、なぜ、利己的に遺伝子を残すのか、
答えていないもんね。

超をめざして、地球を滅ぼすのが目的なのかい?
他の生き物を滅ぼして、最強の遺伝子を残すというのかい?
なんてことにもなるし。

そう、そんなことはわからないんだと思う。



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主人公の青年は、変なやつだ。
交通事故とか、殺人事件とかが起こった現場を訪ね歩いて、日本中を旅している。
あかの他人の死亡現場をだ。

そして、その死のいきさつを調べて、その場所で亡くなった人を文字通り “悼む” ・・・

どういった方に愛されていたか
どんな方を愛していたか
どんなことをして人に感謝されていたか
あなたが確かに生きていたということを
私は覚えておきます


・・・お経とかではなく、そんなことをぶつぶつ言って拝むんだよ。

故人が、善人であろうと悪人であろうと分け隔てはない。
どんな人だって生前、ちょっとくらいはいいことをしただろうということだ。
作中で何度も繰り返されるこの道端の儀式に、僕はビビッときたね。

僕はよく、愛する者を失って悲しむ人を元気づけるために(自分にも)、
「死って、生きている者のためにあると思う」って言うんだよ。
ふさぎこんでばかりいないで、故人の思い出から何か教訓を得ようや。
そうすることが、誰かの死が生き残っている者の役に立つ。
それが、愛する者を生かし続けるということだろう、という意味で。

そんな考えとビビッと符号したんだな。



この映画は、日本映画にありがちなネガティブなアプローチだけど、
主人公のぶつぶつ文言は、翻せば・・・

生きている間に、何かを愛し、愛されよう
誰かに感謝されることをしよう
それをみんなで後世に伝え残そう


・・・と言っているに違いないよな。



そんなことを世界中の人がしたからって、
なんで、人は優秀な遺伝子を残しながら超をめざしていくのか、
って答えは見つからないだろうけど、
少なくとも、ほんの少しくらいは世の中、良くなる気はする。



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●悼む人
2015 日本
上映時間:138分
監督:堤幸彦
脚本:大森寿美男
原作:天童荒太『悼む人』
製作代表:木下直哉
製作総指揮:武部由実子、長坂信人
製作:神康幸
協力プロデューサー:菅野和佳奈
ラインプロデューサー:利光佐和子
音楽プロデューサー:茂木英興
撮影:相馬大輔
編集:洲崎千恵子
美術:稲垣尚夫
装飾:相田敏春
音響:壁谷貴弘
照明:佐藤浩太
VFX:浅野秀二
録音:渡辺真司
音楽:中島ノブユキ
主題歌:熊谷育美「旅路」
制作プロダクション:オフィスクレッシェンド
製作会社:「悼む人」製作委員会(木下グループ、オフィスクレッシェンド)
配給:東映
出演:高良健吾、石田ゆり子、井浦新、貫地谷しほり、椎名桔平、
   大竹しのぶ、甲本雅裕、堂珍嘉邦、麻生祐未、上條恒彦
   戸田恵子、平田満 ほか
受賞:第28回(2015年)日刊スポーツ映画大賞
   ・石原裕次郎賞
   ・主演男優賞 高良健吾 ※『きみはいい子』と合わせて







“ All You Need Is Love ” / The Beatles





“ あせ ” / NSP





“ 愛するってこわい ” / じゅんとネネ




コメント

非公開コメント

こんばんは。

これは原作も読んでいないし、映画も観ていません。

なんだかおみおくりの作法を思い出しました。

いまのところ、幸運なことに、誰かの死によってふさぎ込むことはありませんでした。
もちろん、ショックなことは多々ありましたが・・・

>「死って、生きている者のためにあると思う」

これは、檀家寺のお坊さんも言っていたんです。
おっ、と思いました。
ただ実際のところ、ちょっとやそっとでは受け入れられない「死」に接した時、
そう思いきれるといいのですが・・・。

この作品はチェックしないといけませんね。

愛するってこわい

こんばんは

 悼む人、原作も読んでいませんし、映画も観ていませんが、つかりこさんの解説だけで考えさせられるモノだな、と理解しました。原作も監督もしっかりとしたモノ・者だけに「誰を愛し、誰に愛される」と、問われると返答につまってしまいます。

 反面、「あせ」とじゅんとネネ、こちらはコメントがしやすいですね。特にじゅんとネネは。ラジオで聴きました。1968年ですから、もう歌謡曲全盛の、昭和歌謡名曲がたくさん誕生した黄金時代ですね。黛ジュン、佐良直美、中村晃子、奥村チヨ、いしだあゆみ、ちあきなおみ、ピンキーとキラーズ、小川知子らがGSグループと競い、堂々のリクエスト・ランキング上位でした。その群雄割拠時代を生き抜いたじゅんとネネの大ヒット曲「愛するってこわい 」、久しぶりに聴きましたが(ドーナツ盤はあるのです、でも聴いていない)、ただひたすら懐かしい。そして世代の違う方からのご提供だけに、意外感があり、よし!レコード聴こうという気持ちになります。
 NSPは当時住んでいた北海道東部の小さな町でよく聴かされました。この曲を含めた彼らの楽曲は多くの中・高生に演奏されていました。つかりこさんの選曲にまたもや脱帽です。
 ありがとうございました。

気になってました

この映画、前から凄く気になってました。
何とくなも手強そうな作品だと思い、
TSUTAYAで手に取っては、棚に戻す繰り返し…。
それでも、勇気を持って観てみます!!

読んでいません。観ていません。
私の場合だけど、この手の映画は観る時期を選ぶような気がします。
いつか心がフラットか、それ以上の状態の時に観たいと思います。
今は「死」って考えたくないの・・・。
あ、でも、人は何のために生きるんだろう?ってことは
たま〜に考えます。
理由がわかんないから試しに生きてみているのかな〜?

じゅん&ネネ、歌えるかな〜と思ったら
ところどころ忘れていました。
今度練習してカラオケで歌ってみよっと。

人は、何のために生きるんだろう?

>人は、何のために生きるんだろう?

人は若いころ、多分青年期にそう考えることが多いと聞きますが、
私は、全く考えたことがないのです。
「より良く生きたい」
それだけしか考えられないのです。
この作品を観れば、考えさせられるかしら???

自分の死が、後に生きる人に役に立つのは、きっと嬉しいと思われます。

天童荒太さんの原作を読んでから観た方がいいですか?
それとも、逆?
迷うんですけど~(・o・)

Re: バニーマンさん、コメントありがとうございます。

> こんばんは。
>
> これは原作も読んでいないし、映画も観ていません。
>
> なんだかおみおくりの作法を思い出しました。

↑そうですねー。
故人を悼む、ということは似ていますが、
映画のテーマやメッセージ、テイストはずいぶん異なりますね。
『おみおくりの作法』はコメディタッチで、
孤独死 → イギリスの福祉政策の形骸化に対する批判といったものですが、
こちらは、シリアスなタッチでDVや家庭の崩壊や人間愛をテーマに
描かれていると思います。

> いまのところ、幸運なことに、誰かの死によってふさぎ込むことはありませんでした。
> もちろん、ショックなことは多々ありましたが・・・

↑僕のほうは、この4年ほどの間に両親ともが亡くなったり、
まだ若い、親しい友人が亡くなったり、僕自身が入院したりと、
死に接することが多かったせいでしょうか、
こういう映画にも少し興味が持てるようになりました。
まあ、元々観ないこともなかったのですが、
あまり好きではなかったですね。

> >「死って、生きている者のためにあると思う」
>
> これは、檀家寺のお坊さんも言っていたんです。
> おっ、と思いました。
> ただ実際のところ、ちょっとやそっとでは受け入れられない「死」に接した時、
> そう思いきれるといいのですが・・・。

↑ある時、「亡くなった人は、僕らをずっと悲嘆に暮れさせ、
元気を奪うために亡くなったんだろうか」、
「亡くなった人のために、悲しんだり拝んだりする以外に
何かやってあげられないだろうか」
なんて考えたことがあったんですよ。
「故人が生前に教えてくれた “いいこと” を忘れないこと、
それが、いつまでも生きていて欲しかった人を生かし続けることでは?」
ってねー。

坊さんになろうかなあ。(笑)

> この作品はチェックしないといけませんね。

↑少し説明に過ぎるつくりかもしれません。
そのせいで、各賞の候補に挙らなかったのだと思いますが、
個人的には、こういう実存主義的というか、コンセプチュアル
な作りで優れている作品ってそれだけで、よっぽどひどくなければ、
細かいところが気にならなくなってしまうんですよ。
だから、映像+音楽+ストーリーとしての映画としては
あまりいい出来ではないのかもしれませんが、
興味深く観させてもらいました。
お時間がある時にでも!

Re: 愛するってこわい

mikitaka08さん、コメントありがとうございます。

> こんばんは
>
>  悼む人、原作も読んでいませんし、映画も観ていませんが、つかりこさんの解説だけで考えさせられるモノだな、と理解しました。原作も監督もしっかりとしたモノ・者だけに「誰を愛し、誰に愛される」と、問われると返答につまってしまいます。

↑そうですよね。
そこがこの映画のミソなのではないかと、思っています。
「誰を愛し、誰から愛され、誰から感謝されているのか、わかるくらいに生きよ!」
って、訴えているんだと思いました。

>  反面、「あせ」とじゅんとネネ、こちらはコメントがしやすいですね。特にじゅんとネネは。ラジオで聴きました。1968年ですから、もう歌謡曲全盛の、昭和歌謡名曲がたくさん誕生した黄金時代ですね。黛ジュン、佐良直美、中村晃子、奥村チヨ、いしだあゆみ、ちあきなおみ、ピンキーとキラーズ、小川知子らがGSグループと競い、堂々のリクエスト・ランキング上位でした。その群雄割拠時代を生き抜いたじゅんとネネの大ヒット曲「愛するってこわい 」、久しぶりに聴きましたが(ドーナツ盤はあるのです、でも聴いていない)、ただひたすら懐かしい。そして世代の違う方からのご提供だけに、意外感があり、よし!レコード聴こうという気持ちになります。

↑ご列挙の歌手の名前、もちろん全部覚えていますよ。
歌謡曲の黄金時代=昭和40年代のスターたちですよねー。
僕は小学生でしたが、ウルトラマン等も含めてテレビの高度成長期でもありました。

思えば、洋楽がポピュラーになり、歌謡曲もバラエティが広がり、
コント番組とか特撮とか、ドラマとか当時の文化の爆発はすごいものがありましたよねー。
「じゅんとネネ」なんかは、いまから思えば「レズ」ですよね。
そんなところに光を当てたり、サブカルチャーを表沙汰にしたり、
ひょっとするといまよりとんがっていたかもしれませんよね。

>  NSPは当時住んでいた北海道東部の小さな町でよく聴かされました。この曲を含めた彼らの楽曲は多くの中・高生に演奏されていました。つかりこさんの選曲にまたもや脱帽です。
>  ありがとうございました。

↑あ、その中高生のうちの一人が僕です。(笑)
わはは、道東の街に住んだことはないのですが、
中高生時代に、かなりNSPをつまびいたのはホントです。
ギターコードを覚えるのに最適な楽曲なもんで、
相当たくさんのギター小僧の練習曲になったのではないかと思います。
レコードも何枚もあるので、時々聴きますねー。
そばで聴く娘に、「変な歌」とバカにされます。

Re: 気になってました

映画カッパさん、コメントありがとうございます。

> この映画、前から凄く気になってました。
> 何とくなも手強そうな作品だと思い、
> TSUTAYAで手に取っては、棚に戻す繰り返し…。
> それでも、勇気を持って観てみます!!

↑僕もずいぶん前から、気になっていたのですが、
どうも線香臭い映画はあまり好きではないので、
ほっといたんですよ。
でも、どこかのレビューでおもしろそうなことを書いてあって、
観てみることにしたんでした。

たしかに、理屈っぽい作品ではありましたが、
死そのものや死体が出てくることはほとんどなくて、
それよりも登場人物を取り巻く、家族の問題やDV、
親子の愛など、社会的な問題と愛をテーマにした作品でした。

はい、邦画によくある暗~いテーマではあります。
でも、主人公が「悼む」という哲学的な行為をして歩くロードムービー的な要素や
事件を解き明かすようなサスペンス的な要素や
石田ゆり子との恋愛的な要素などが入り混じった、不思議な味の作品ではあります。

それでもよかったら、ということで、ぜひどうぞ。(笑)

Re: さとちんさん、コメントありがとうございます。

> 読んでいません。観ていません。
> 私の場合だけど、この手の映画は観る時期を選ぶような気がします。
> いつか心がフラットか、それ以上の状態の時に観たいと思います。
> 今は「死」って考えたくないの・・・。

↑わかりますわかります。
さとちんさんの精神が、まだまだ若いんですよ、きっと。

僕もこのテの作品は、観ないということはないのですが、
『おくりびと』とか『寝ずの番』、『お葬式』みたいな映画は
あまりおもしろいと思えないんですよ。
設定が変わっていて、興味はひきつけられるんですが、
死そのものや死体が出てくるだけで、憂鬱になるというか
うすうす、俺には関係ねーや、って気持ちになります。

でも、この映画は死とか死人とかにスポット当てた映画ではなかったです。
でも、暗いことは間違いないので、やめといたほうがよさそうですねー。

> 理由がわかんないから試しに生きてみているのかな〜?

↑そうそう、この映画は、「なんであいつはあたの他人を悼んで歩くんだ?」
という疑問を解決しようとして観ると、結局そういう結論に落ち着くように
作られていると思います。
さらには、「どうせなら誰かを愛し、愛され、人に感謝されるように」と。

> じゅん&ネネ、歌えるかな〜と思ったら
> ところどころ忘れていました。
> 今度練習してカラオケで歌ってみよっと。

↑かっこいいー!!
これは、若者にもウケるかもです。
相棒をみつけて、ハモらないとです。
レズと間違われないようにしてくださいねー。

Re: 人は、何のために生きるんだろう?

きたあかりさん、コメントありがとうございます。

> >人は、何のために生きるんだろう?
>
> 人は若いころ、多分青年期にそう考えることが多いと聞きますが、
> 私は、全く考えたことがないのです。
> 「より良く生きたい」
> それだけしか考えられないのです。
> この作品を観れば、考えさせられるかしら???

↑あ、それは僕が勝手に考えたことです。
でも、「どうしたらより良く生きられるのか」、
「よりよく生きることとは、行きつくところどういうことか」
は示唆していますよ。
ずはり、それがテーマになっている映画です。

> 自分の死が、後に生きる人に役に立つのは、きっと嬉しいと思われます。

↑「行動生物学」とか「社会生物学」というのがあって、
世のすべての生物は、自分の遺伝子をより優位に後世に残すために、
●自分や自分の身内の利益ばかりを追求する人

●自分や自分の身内以外の社会を良くすることで、自分たちの住みよい環境を作る人
の2種類がいるらしいです。

> 天童荒太さんの原作を読んでから観た方がいいですか?
> それとも、逆?
> 迷うんですけど~(・o・)

↑僕は、原作のほうを読んでいないので何とも言えないのですが、
たいがいは、本のほうがおもしろいんでしょうね。
直木賞ですから、そこそこおもしろいのではないでしょうか。
映画のほうは、高良くんの「悼み方」が異様で、
あれを映像で観られるのは、本を読んだ人にとっても
おもしろいのではないでしょうか。

もし、読んだら感想聞かせてねー。

こんにちわ
死ぬまで生きる……深い言葉だと思います。

Re: ネリムさん、コメントありがとうございます。

> こんにちわ
> 死ぬまで生きる……深い言葉だと思います。

↑人って、実にいろんなことやらかしますよね。
フツーに暮らす人もいれば、偉大なる功績を残す人もいるし、
とんでもなく悪いことをする人もいる。
技術や道具がものすごい勢いで進歩したりもするし、
いつまで経っても悪い制度がなくならなかったりもします。
これって、みんな生に限りがあるからだと思うんです。
死んでしまうという区切りがあるからそういうことになるんだと。

「死ぬまで生きる」という言い方(何も僕が最初に言ったわけではない)は、
コミカルな感じがしますが、おっしゃる通り深いですよね。
“どうせ死んじゃうんだから、それまでに何かすごいことをやろうぜ” と言った
覚悟や勢いを感じる言葉です。
「何かすごく悪いこと」だと困りますが、後世の足しまたは後世に何かのきっかけ
を残せるようなことをしたいですよね、生きてるうちに。

あ~この映画、以前テレビで紹介されているのを観ました。

が、映画は観ていません^^;

ですが、高良健吾が好きです♪

彼が主役のドラマを今観ていますよ♪

って、特に意味のないコメントでした^^;

(返事はどうぞ気にされずに)

こんばんは

借りて、観ました。
私には、難しい映画でした。
理解できなことも多かったです。

人を巻き込む死は、怖いシーンでした。
愛の流刑地を思い出しました。

また、埋められたら怖いですね。

でも、死と向き合う時の学びとなったと思います。

Re: ももこさん、コメントありがとうございます。

> あ~この映画、以前テレビで紹介されているのを観ました。
>
> が、映画は観ていません^^;
>
> ですが、高良健吾が好きです♪

↑高良君、いいですよねー。
僕は、『横道世之介』という青春映画がたまらなく好きなんですよ。
やさしい好青年の役が多いと思いますが、
『花燃ゆ』では、ピリピリした高杉晋作を演っていましたねー。

> 彼が主役のドラマを今観ていますよ♪

↑あ、『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』ってやつですよね?
何気に観てます。(汗)
登場人物みんなが、あっちにもこっちにも「気になる人」がいて、
誰と誰はどういう知り合いで、誰と誰がくっついて、誰が誰にフラれるのか
なんだか複雑な展開になってきましたよねー。
気分が落ち着かないす。

あ、そうそう!
あのドラマの一回目、有村架純ちゃんが養子としてもらわれて行って
つらい生活を送っていた北海道の街!
あれは、僕の故郷の苫小牧ロケだったんですよ。
クリーニング店で働いていましたよね。
柄本明の親父役がろくでなしなもんだから、
苫小牧のおっさんのイメージが悪くなっているんではないでしょうか。(笑)

Re: こんばんは

Miyuさん、コメントありがとうございます。

> 借りて、観ました。
> 私には、難しい映画でした。
> 理解できなことも多かったです。

↑あらら、なんだか申し訳ない気分です。
すんませんでしたね。

> 人を巻き込む死は、怖いシーンでした。
> 愛の流刑地を思い出しました。
>
> また、埋められたら怖いですね。

↑いくつか、そういうシーンが出てきますが、
僕は殺人そのものにはあまり意味がなくて、
DVとか思いやりのない人がふえてきているということを
言いたいだけだと捉えてみました。
もっとも大事なのは、やはり、高良君が「悼む」時の文句なのだと思います。
あれを何度も繰り返して聴いているうちに、
始めは「なんでそんなことをしてるんだろう」と思っていたのが、
ふと、「そうか、亡くなった人の生前の行ないを善と捉えて、
忘れないようにすることで、世の中、だいぶん良くなるかも」って
気づいてくるように作ってあるんだと思いました。

> でも、死と向き合う時の学びとなったと思います。

↑そうですよね。
生き残った人が、亡くなった人が生前行なった「善」を
受け継いで行くべきなのだと、僕は感じました。

人は何のために生きて、何をめざしているのかはわからないけど、
他人を愛し、他人のためになることをするという、
「生きてる人は何をすべきか = 愛こそすべて」
ということを教えられた気がします。