ゆらゆら草

もう少し感受性を働かせれば、毎日がスペシャルになる。そう自分に言い聞かせて、 いろいろ感じたことを書きとめてみよっと。

二度と帰り着かない家 ~ 『妻への家路』  


001夫を待つ.jpg


スピルバーグも、高倉健も絶賛。
『芙蓉鎮』(ふようちん)に続いて、僕が観た “文化大革命モノ” その2ですわー。

そう、中国では文革の前後で庶民の暮らしは激変したんだね。
おととい、自由に文化と経済を享受していたのに、
昨日は、一夜にしてガチガチの管理・統制社会に変わってしまい、
最も自由であった人から順番に処刑。
そして今日は、あれは間違いでしたと遺骨が帰ってくるといった感じ。

そんなことが、ついこの間の1980年頃まで続いていたんだね、中国では。
そりゃ、すごい映画の一つや二つ簡単に作れるくらいのネタが
ゴロゴロ転がっているような時代だったんだね。

『芙蓉鎮』は、小さな村で小さな食堂を営んで、
一所懸命働いてほんのちょっとお金を貯めつつあっただけなのに、
文革が始まって当局に捕まって、
旦那が10年だか20年だか投獄されて帰ってくるというハナシ。
'86年封切りだから、まだ文革後遺症の真っ只中だったはずで、
悲惨さそのまんまの直球ストーリーだったな。

そして今回観た『妻への家路』も、大学の先生をやってる旦那と、
高校の先生だった奥さんと舞踊学校に通う娘の3人家族が引き裂かれるハナシ。
お父さんが知識人なゆえに、やっぱり思想犯扱いされて強制連行されて
20年後に帰ってくるというストーリー。

ただ、こっちのほうは文革終了からだいぶ経っているので、
ケレンミの余裕ができたのか、親子愛や家族の絆、夫婦愛などを考えさせられる
胸にグッとくる物語
になっているんだよ。

中国共産党が '81年に出した見解では、
「指導者が誤って発動し、反革命集団に利用され、党、国家や各族人民に
重大な災難をもたらした内乱である」ということになっているんだって。
でも、いまでも中国では、文革の是非に触れるのはタブーだそうだから、
なかなか貴重な1本と言えるんだろうね。

ちなみに、文革後の処理も終わって、
自由主義が部分導入された鄧小平時代のいまの中国を観たければ、
ジャ・ジャンクー監督の『罪の手ざわり』ってわけだな。



<おおざっぱなストーリー>

時は、文革ただなかのある日。
思想犯として捕まったお父さんが、護送途中で逃亡した。
家族にひと目、会いたくて逃げたのだ。

002逃亡.jpg

お父さんが逃亡したことが、当局から母娘に知らされる。
「会ってはならない」、「連絡が来たらすぐに当局に知らせよ」とのことだ。

母は、なんとかして会いたい。
娘は、訳あって会うのに反対だ。
娘の反対を押し切って、母は夫に会おうとするが
夫は待ち構えていた官吏に捕まってしまう。

003逮捕.jpg

20年後、開放されたお父さんが帰ってくる。
ところが、妻はそれが誰だかわからないのだ。
夫が老けて見た目が変わったからじゃなく、心因性の記憶喪失になっていたんだよ。
過去のことも昨日のことも、記憶があったりなかったり、あやふやだ。

004記憶喪失.jpg

それからというもの、夫は毎日毎日、妻の記憶の快復のために尽くすんだな。
そう、毎日毎日、奥さんのもとに帰るんだな・・・

005手紙を読む.jpg





監督は、『紅いコーリャン』、『菊豆(チュイトウ)』、『活きる』、
『初恋のきた道』、高倉健さん主演の『単騎、千里を走る。』を撮り、
北京オリンピックの開会式の総監督も務めた超巨匠、チャン・イーモウ(張 芸謀)

夫役は、テレビドラマの皇帝役や『HERO』で有名なチェン・ダオミン(陳 道明)
妻役は、『紅いコーリャン』、『さらば、わが愛/覇王別姫』、
『きれいなおかあさん』、ハリウッド映画『SAYURI』のコン・リー(鞏 俐)

娘役は、チャン・ホエウェン(張慧雯)
1993年9月13日生まれ、おとめ座、身長166cm。
北京舞蹈学院を卒業、この作品が映画デビュー作。
この役で、第9回アジア・フィルム・アワードの最優秀新人賞を受賞したそうだ。
コン・リーやチャン・ツィイーの才能を世に送り出してきた
チャン・イーモウ見立ての新人だぜ。
このコのバレエは見ものだよ。
かわいいなー。

006バレエ.jpg

007チャン01.jpg

008チャン02.jpg




そもそも、「文化大革命」って何なんだろう。

正式には、プロレタリア文化大革命(簡体字:无产阶级文化大革命
繁体字:無產階級文化大革命)
って言うんだね。
すでに、共産主義国家になっていた中華人民共和国において、
中国共産主義の方向性をめぐって1966年から1976年まで続いた
内乱というか騒乱というかなんだね。


そういえば中国は、孫文の辛亥革命で1912年に中華民国になるまで、
清王朝だったんだね。
3000年以上も続いた王朝制が終わって、自由主義国家ができたけど、
イギリスやフランス、ポルトガル、ドイツ、ソ連、日本などに
あっちこっちを支配され続けて、それが第二次大戦が終わるまで続いたんだな。

そんな混乱の中で、1949年、ソ連の協力を得て毛沢東が中国共産党を率いて
樹立したのが中華人民共和国
というわけ。
それまでの中華民国の政権政党だった蒋介石の中国国民党は台湾島に逃げて、
そこに政府を移転したんだね。
それがいまの台湾で、そういう経緯があるので、台湾が中華民国という “国” なのか
中華人民共和国の反体制政党が支配する “エリア” なのかカタがついていないということなのさ。

で、共産主義国家になった中国だけど、同じ共産主義なのに、ソ連が帝国主義的に
拡大政策をとったり、自由主義経済的に豊かになりつつあるのをみて、
「自分らも強くて豊かになりたい、でもあくまで共産主義国家として」ということで
1958年から毛沢東が打ち出したのが「大躍進政策」というやつ。

毛沢東は、数年で経済的にアメリカとイギリスを追い越すことを目標に、
農業と工業の増産をはかったんだよ。
これが、スピードとノルマに無理があり過ぎて、
2000万人~5000万人の餓死者を出して完全に失敗に終わって、
1961年に毛沢東は失脚することになったんだな。

これが、文化大革命の起こる下地。


で、毛沢東の失脚した後に、劉少奇や鄧小平が自由主義経済を取り入れた
修正的な共産主義
を行なっていたんだね。

しかし、つねに急進的で独裁的で暴力的な毛沢東はこれを見て、
「そりゃいかん、指導者を頂点として、絶対ブルジョワの生まれない
本来のバリバリの共産主義に戻そうぜ」って新体制に不満のある軍などをあおって
1966年頃に、毛沢東が返り咲いたんだね。
その毛沢東が指導者となって亡くなる1976年まで続いた、恐怖政治的な政策のこと、
それが文化大革命なんだなー。

“文革” は、国家指導者を頂点とすることで、階級を生む封建的なものと、
資本主義的なものを徹底的に排除
しようとしたものだから、
当時の政府の首脳や共産党の幹部たちはもちろん、
新しい共産主義をめざそうとしていた政治家や学者や知識人、
昔からの地主、それまで自由主義的に商売を営んできた人たち、
さらには国家主義に邪魔な、あらゆる宗教家たちなどが、
みーんな投獄されるか、砂漠地帯などで強制労働させられるか、処刑されたんだよ。

それから、資本主義的な産物とか封建的・階級主義的な産物とみなされた
文書や文化財などもことごとく破棄・破壊されたんだね。

内モンゴルや満州方面などの自治的なエリアにもちょっかいを出して、
毛沢東思想に反抗する政党や思想集団員などを大量に殺害したんだよ。

文革による死者数は、40万人~1000万人。
なんらかの被害を受けた人は、1億人なんだってさ。




中国の一般の人たちは、王朝が亡くなって以来、

●自由主義だけど、諸外国に食いものにされ・・・
●財産を没収されて急進的な共産主義を強いられ・・・
●少しの間、一所懸命働けばなんとかなる時代を過ごし・・・
●また、財産も家族を奪われる、文革という名の恐怖政治にさらされ・・・
●またまた、自由経済の時代に戻ったけど、儲けるのは一部の人ばかり

・・・ってな具合に、ぐらぐら揺らされてきたわけだ。
だもの、強烈なドラマの一つや二つや十や二十、簡単に生まれるわけだ。
長年たまったうっぷんを晴らすのに、いま儲かっている人たちの中から、
“爆買い“ する者も生まれてくるわけだ。

共産党政府の保護政策的な庇護のもと、自由主義経済の利点を享受しているいまの中国は、
うらやましいくらいいい具合だとは思うけど、
二極分化した豊かさに対する国民の不満を反日運動でガス抜きしたり、
第二次大戦以前の帝国主義のような領土・資源・戦力の拡大政策でもって
政府の信頼の確保や経済発展を行なっていくのは、やめてもらいたいもんだよなあ。





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●妻への家路 (帰来 Coming Home)
2014 中国
上映時間:110分
監督:チャン・イーモウ
原作:ヤン・ゲリン
脚本:ヅォウ・ジンジー
製作総指揮:デビッド・リンド、パン・リー、シャン・ドンビン、フアン・ズィエン、
      ギリアン・ジャオ、シャン・バオチュエン、カレン・フー
製作:チャン・チャオ
撮影:チャオ・シャオティン
編集:チャン・モー
音楽:チェン・チーガン
配給:ギャガ
出演:コン・リー、チェン・ダオミン、チャン・ホエウェン、チェン・シャオイー、
   イエン・ニー、リウ・ペイチー、ズー・フォン ほか





“ Sit Down Stand Up (Snakes & Ladders) ” / Radiohead



コメント

こんばんは

 中国映画はほとんど見たことがないのですが、つかりこさんの解説を読むだけで胸がつまって、息苦しさ、さえ覚えます。
 文化大革命の進行と自分の青春時代が平行していたので、当時の少ない情報(ニュース映画や雑誌記事)から想像する中国の庶民の苦しさがこの映画の解説と重なります。
 
 時代背景を含めたわかりやすい解説、ありがとうございました。
 

 

mikitaka08 #- | URL
2015/12/13 00:44 | edit

Re: mikitaka08さん、コメントありがとうございます!

>  中国映画はほとんど見たことがないのですが、つかりこさんの解説を読むだけで胸がつまって、息苦しさ、さえ覚えます。

↑僕もそんなにたくさん観たことがあるわけではないのですが、
最近はカンフーものみたいなのもあったりで、
香港の娯楽モノ的な作品もふえてきているようです。

この映画は、文革がもたらした不幸の深刻さを描いてはいますが、
それよりも夫婦愛といったヒューマンなテーマに寄っていて、
ガチガチの社会派ではないところがいいところだと思います。
日本人にもなじめる作品だと思います。
胸をつまらせてしまって、すみませんでした。(笑)

>  文化大革命の進行と自分の青春時代が平行していたので、当時の少ない情報(ニュース映画や雑誌記事)から想像する中国の庶民の苦しさがこの映画の解説と重なります。

↑mikitaka08さんはたぶん、僕より10歳くらい先輩なんでしょうね。
いつも生意気な物言いですみません。
僕の年齢でも、中国の文革のことや国連理事国になったことや、日本との国交回復などは
オンタイムで記憶しています。
でも当時って、文革の悲惨さなどの情報って、あまり知らされていなかったですよね?
日本は、大阪万博や沖縄返還なんかで湧いていて、平和絶好調でしたもんね。

がっちり読んでいただけてうれしいです。
ありがとうございます!

つかりこ #- | URL
2015/12/13 05:18 | edit

こんにちは

はじめまして!あるブログを拝見していたら、このブログに出会いました。私もブログを開設しています。「鬼藤千春の小説・短歌」で検索できます。一度訪問してみて下さい。よろしくお願い致します。

鬼藤千春の小説・短歌 #g.qUwJtQ | URL
2015/12/13 10:08 | edit

新人女優の三枚目の写真、加工し過ぎ〜

こんにちは。
この作品、と〜っても気になってるんですけど、重そうなので手が出せないんですよ。
陳道明チェン・ダオミン大好きで私のターワン大王だと思ってます。
ドラマや映画で、始皇帝やらラストエンペラーやら、漢の高祖劉邦やら演じてて、どれもピッタリはまってるの。

おっしゃる通り中国という国は本当に混沌としてますよねぇ。
距離を置いて眺めるには面白いと思いますが、あまり深入りはしたくない。
いずれにせよ国内のいざこざを他所の国にまで持ち込まないで欲しいものです。

ケフコタカハシ #- | URL
2015/12/13 15:32 | edit

Re: 新人女優の三枚目の写真、加工し過ぎ〜

ケフコタカハシさん、コメントありがとうございます。

> この作品、と〜っても気になってるんですけど、重そうなので手が出せないんですよ。

↑いい作品だと思います。
気分が不快になるような重苦しい映画ではなかったですよ。
社会派というより、夫婦の愛や親子の愛をテーマにした
ヒューマンドラマな印象でした。
イーモウ監督にしては、さらっとした「小品」だと思います。

> 陳道明チェン・ダオミン大好きで私のターワン大王だと思ってます。
> ドラマや映画で、始皇帝やらラストエンペラーやら、漢の高祖劉邦やら演じてて、どれもピッタリはまってるの。

↑中国作の皇帝モノをじっくり観たことはないのですが、
BSなどを付けて、中国の皇帝物モノををやっていると
たいがいチェン・ダオミンが皇帝をやっているいるイメージがあります。(笑)

この映画では、浮浪者風の役と、メガネをかけたインテリゲンチャな
2タイプのチェン・ダオミンが観られますよ。(笑瓶に似てるって?)

> おっしゃる通り中国という国は本当に混沌としてますよねぇ。
> 距離を置いて眺めるには面白いと思いますが、あまり深入りはしたくない。
> いずれにせよ国内のいざこざを他所の国にまで持ち込まないで欲しいものです。

↑最近の動きを観ていても、中国とロシア、それからアラブ-イスラム系の国の政治は
日本人の道徳感覚では理解できないことが多いですよね。
いまにも戦争に巻き込まれそうでコワイです。

チャン・ホエウェンの3枚目の写真は、日本のプリクラを真似たんでしょうね。
目が大きくなるレンズで撮ってるし、そもそもアイメイクが盛ってありますね。
映画では限りなくすっぴんに近い顔で、絶世の美女ではないと思うのですが、
とても好きなタイプです。
ネットでは、ガッチリメイクの写真がほとんどで、ちょっと残念です。
これからが楽しみな女優さんだと思っています。

つかりこ #- | URL
2015/12/13 18:03 | edit

この作品は知りませんでした(^_^;)
チャン・イーモウの監督作品なんだ。
なかなか興味深い作品のようですね。

中国(国民)の謎は、あの文革時代に郷愁を感じる人が多いということです。
あの時代に戻りたいって、???なんですが、それだけ今の時代に生き難さを
感じる人も多いということなんでしょうね。
自由主義の恩恵を受ける人と、受けない人の差が激しすぎるのが、
現在の中国の実態ということですね。
あの国は大変だな~・・・。

バニーマン #- | URL
2015/12/13 21:17 | edit

Re: バニーマンさん、コメントありがとうございます。

> この作品は知りませんでした(^_^;)
> チャン・イーモウの監督作品なんだ。
> なかなか興味深い作品のようですね。

↑僕も他の作品のディスクに付録で入っていた予告編を観て知ったんです。
予備知識ゼロで観たのですが、本文でも書いた通り、
「文革モノ」は過去にも観たことがあったので、大体の予想はついていたのですが、
予想を少しうれしい裏切り方をしてくれる内容でした。
文革がどんな不幸をもたらしたかをまっすぐに綴るのではなく、
けっこうおもしろいストーリー展開となっていたうえに、
夫婦の愛情をじわーっと感じさせるラブストーリーに仕上がっていると思います。

> 中国(国民)の謎は、あの文革時代に郷愁を感じる人が多いということです。
> あの時代に戻りたいって、???なんですが、それだけ今の時代に生き難さを
> 感じる人も多いということなんでしょうね。
> 自由主義の恩恵を受ける人と、受けない人の差が激しすぎるのが、
> 現在の中国の実態ということですね。
> あの国は大変だな~・・・。

↑そうらしいですよね。
'81年以降、庶民はもちろん中国共産党までもが、「文革は間違いだった」と
評してきたのですが、最近は「文革時代はよかったなあ」という人が
増えてきているそうです。

文革が始まったとたんに投獄された一般の人がたくさんいたのと同じように、
文革が終わったとたんに投獄された共産党員がたくさんいたからでしょうね。
その人たちの中には、いまはかつての悪徳役人ということで、
憂き目を見ていたりして、役人時代より貧乏な生活を送っている人が
たくさんいるんだろうと思います。
かつて自分が捕まえた民間人が自分より金持ちになっていたりして、
役人時代はよかったのに、というわけです。

おっしゃる通り、自由主義の恩恵を受ける人と、受けない人の関係性に
問題が生じていたり、貧富の差が激しすぎるたりするのが問題になっているのだと思います。
そのあたりのよくない現象を事実に基づいて描いたのが、以前に紹介させていただいた
『罪の手ざわり』ですね。
映画のテーマになるような中国社会のあり方も、“次の時代” に入っているようです。

つかりこ #- | URL
2015/12/14 03:38 | edit

さっき観終わった

つかりこさんの記事の
<おおざっぱなストーリー>
ってとこまで読んで、
続きを読む前に映画を観なければ!と決意し、
TUTAYAに走って、さっき観終わったところです。

今でも中国ではタブーと言われる文革なんですね。
翻弄される家族の話、何とも言えず、悲しかったです。
当たり前のように家族と暮らす自分が幸せに思えました。

随分前に読んだ、ユン・チアンの『ワイルド・スワン』という本を思い出しました。
軍閥時代から満州国の成立、そして共産党、文革と、女三代、時代に翻弄されながらのお話、もう一度読んでみよう。
それから、『芙蓉鎮』も観ようっと。ありがとうございます。

きたあかり #- | URL
2015/12/14 16:04 | edit

Re: さっき観終わった

きたあかりさん、コメントありがとうございます。

> つかりこさんの記事の
> <おおざっぱなストーリー>
> ってとこまで読んで、
> 続きを読む前に映画を観なければ!と決意し、
> TUTAYAに走って、さっき観終わったところです。

↑すごい!アグレッシブですね!!
ウチの会社に入ってくれます?(笑)

> 今でも中国ではタブーと言われる文革なんですね。
> 翻弄される家族の話、何とも言えず、悲しかったです。
> 当たり前のように家族と暮らす自分が幸せに思えました。
>
> 随分前に読んだ、ユン・チアンの『ワイルド・スワン』という本を思い出しました。
> 軍閥時代から満州国の成立、そして共産党、文革と、女三代、時代に翻弄されながらのお話、もう一度読んでみよう。
> それから、『芙蓉鎮』も観ようっと。ありがとうございます。

↑おー、『ワイルド・スワン』を読まれたんですね。
僕は読んでいないのです。
きたあかりさんはきっと、僕より清王朝以降の中国に詳しいと思います。
お好きでしたらぜひ、『芙蓉鎮』もどうぞ。

文革よりだいぶん前のハナシだし、フィクションですが、
清王朝の滅亡と若い官吏たちの夢や希望を描いた小説『蒼穹の昴』(浅田次郎)とか、
清の最後の皇帝の愛新覚羅溥儀の生涯を描いた、ベルトリッチ監督の『ラストエンペラー』
なんかはご覧になられました?
どちらも、とてもためになり&ものすごくおもしろいです。

つかりこ #- | URL
2015/12/15 02:21 | edit

こんにちは

文化大革命、実はよくわかってなかったので、勉強になりました!
こういう映画は貴重ですね。
どの時代、どの国にも、家族の愛とドラマがあるんだよな、と
当たり前のようなことをあらためて思います。
娘さん役の子、可愛い!華を添えていますね♪

最近、東京で中国人観光客、少し減っているように感じません?
まだいる所にはいて爆買いしてるんでしょうが、
それも自国の状況への不安のあらわれかもって思ったりします。
今のうちに買っとけ〜みたいな?
小金持ちの庶民は爆買い、大金持ちは海外不動産投資とかして、
いざとなったら、と考えてるのかもしれませんね。

里花 #- | URL
2015/12/15 18:01 | edit

映画の魂

北京オリンピックの開会式の総監督も務めた超巨匠、チャン・イーモウ…。
きっと彼が描く、映画には「魂」が宿っているのでしょうね、
映画は、文化であり道しるべ…??
ご紹介ありがとうございました。

映画カッパ #- | URL
2015/12/15 23:18 | edit

すみません。

追加コメントすみません。

『蒼穹の昴』は読んでないのですが、
ジョン・ローンの大ファンだったので『ラスト・エンペラー』は何度も観ました!
ただ、ただですね、彼の顔だけを見ていて、その他はあまり見ていなかったわよ。
彼の出ない序盤は、「早くジョン・ローンを出せ!」と画面に向かって念を送るのみ。

失礼しました。

きたあかり #- | URL
2015/12/16 09:48 | edit

Re: こんにちは

里花さん、コメントありがとうございます。

> 文化大革命、実はよくわかってなかったので、勉強になりました!
> こういう映画は貴重ですね。

↑そう言っていただけると、とてもうれしいです!
僕も、概要は知っていたのですが、
今回ふたたびおさらいをして、上書き保存しておきました。
調べて勉強して記事を書く = ブログのいいところですよね。

> どの時代、どの国にも、家族の愛とドラマがあるんだよな、と
> 当たり前のようなことをあらためて思います。

↑以前に観た文革モノ映画は、とてもシリアスなタッチで、
文革がもたらした現象に焦点の当てられた作品だったのですが、
この作品は文革に翻弄された家族の愛とか夫婦の愛などにテーマが寄っていて、
じわーっと感動させられる内容でした。

> 娘さん役の子、可愛い!華を添えていますね♪

↑そうですね。
コン・リーもかつては美女でしたが(失礼)、
この作品では「実力派」に終始していたと思います。
お父さん役の俳優も、二枚目というよりはもともと実力派なので、
この女の子の存在はまさに「華」でした。
23才にしてはベビーフェイスですが、中国一の舞踊学校の大学院まで出た
エリートで、さすがバレエをやってる姿は本物です。
ほれぼれしちゃいます。
彼女の3枚目の写真は、プリクラみたいにわざと目が大きくなるように撮ったもので、
参考になりませんが、個人的には好きなタイプの顔なんですよー。

> 最近、東京で中国人観光客、少し減っているように感じません?
> まだいる所にはいて爆買いしてるんでしょうが、
> それも自国の状況への不安のあらわれかもって思ったりします。
> 今のうちに買っとけ〜みたいな?
> 小金持ちの庶民は爆買い、大金持ちは海外不動産投資とかして、
> いざとなったら、と考えてるのかもしれませんね。

↑減ってます?
所沢はもともとあまりいないのでわかりにくいのですが、
新宿あたりは減っているんでしょうか?

個人の意識が強いのか、政策的なものなのかわかりませんが、
中国の人たちの購買意欲、投資意欲は強いですねー。
もともとそういう民族なんでしょうか。
日本が華僑の国になったりしませんよねぇ。

つかりこ #- | URL
2015/12/16 15:00 | edit

Re: 映画の魂

映画カッパ師匠、コメントありがとうございます。

> 北京オリンピックの開会式の総監督も務めた超巨匠、チャン・イーモウ…。
> きっと彼が描く、映画には「魂」が宿っているのでしょうね、
> 映画は、文化であり道しるべ…??
> ご紹介ありがとうございました。

↑「文革は悪だった」と中国共産党も認めていますが、
まだまだ庶民が触れるのはタブーらしいんです。
巨匠なのに、チャレンジ魂を捨てていないんですねー。

この映画は、文革を批判したものには違いないですが、
それよりも、悲惨なめにあってさらに浮き彫りにされる、
家族や夫婦の愛情について重点が置かれているので、
巨匠はうまーく当局に叱られないように作っているんでしょうね。

まあ、昼メロのような小品ではありますが、
いい作品だと思います。
よかったら、どうどぞどうぞ。

つかりこ #- | URL
2015/12/16 15:14 | edit

Re: すみません。

きたあかりさん、コメントありがとうございます。

> 追加コメントすみません。

↑いえいえ、何度でもどうぞ。
とてもうれしいです。

> 『蒼穹の昴』は読んでないのですが、
> ジョン・ローンの大ファンだったので『ラスト・エンペラー』は何度も観ました!
> ただ、ただですね、彼の顔だけを見ていて、その他はあまり見ていなかったわよ。
> 彼の出ない序盤は、「早くジョン・ローンを出せ!」と画面に向かって念を送るのみ。

↑むはは、ご覧になっていたとしたら、ジョン・ローンが好き、と
おっしゃるのではないかと想像していました。
あの映画のジョン・ローンは、女子好感度が高いみたいで、
たくさんの知り合い女子が「好き」だと言っていました。
たしかに、ほれぼれするような美男子ですよねー。

同じ時制の物語で、日本が悪者扱いされていますが、
『太陽の帝国』(スピルバーグ監督)もおもしろいですよ。

『蒼穹の昴』はフィクションですが、“中国の幕末青春モノ” とでも言うような
バツグンにおもしろいハナシです。
中国近代史に興味をお持ちでしたら、ぜひぜひどうぞ。

つかりこ #- | URL
2015/12/16 15:28 | edit

コン・リーですか?!
昔は中国の百恵ちゃんとか言われていましたよね。
今はこんなかんじですか〜。老け役に挑戦とは。
あ、でもバッチリメイクしたらたぶん熟女の魅力ぷんぷんなんでしょうけど。
中国映画、私もあまり観ません。
あ、でも以前ご紹介されていた『罪の手ざわり』は観ましたよ。
中国の歴史はよくわかんないのですが、
とにかく「格差」というやつが昔からネックなんでしょうねぇ。
(どの国でも言えるのかもだけど)
本では「ワイルド・スワン」や「上海の長い夜」を読んで
文革の物凄さを知りましたが、映画はなかなか無いような〜と思ってましたら
そうか、この作品は当局に叱られないようにうまいこと作ってあるんですね!
文革を扱った作品どんどん世の中に発表してほしいですね。

香港のブログ友だちさんが言っていましたが
最近、香港では大陸の人(中国人観光客)の数が減ってきていて
みんな日本へ行っているのかしら〜と話しているそうですよ。
あれれ?日本でも減ってきているとしたら・・・
爆買いはどこでしているのかな〜?

さとちん #- | URL
2015/12/16 17:12 | edit

Re: さとちんさん、コメントありがとうございます。

> コン・リーですか?!
> 昔は中国の百恵ちゃんとか言われていましたよね。
> 今はこんなかんじですか〜。老け役に挑戦とは。
> あ、でもバッチリメイクしたらたぶん熟女の魅力ぷんぷんなんでしょうけど。

↑そうなんですよ、コン・リーです。
高貴なレディや気丈なセレブなイメージの彼女ですが、
こんな感じでファンには衝撃の役でしょうね。
中国では、かつての美女をおばさん役でつかうことが少ないらしいのですが
(夢がこわれる?)、この映画では珍しいチャレンジをしましたね。
写真では、見事におばはんになっていますが、
やはりフツーじゃない「キレイでかわいいおばはん」になっていました。
劇中では、見事な特殊メイクを施した、おばあさんにもなっていて、
それもまたびっくりぽんでした。

> 中国映画、私もあまり観ません。
> あ、でも以前ご紹介されていた『罪の手ざわり』は観ましたよ。
> 中国の歴史はよくわかんないのですが、
> とにかく「格差」というやつが昔からネックなんでしょうねぇ。
> (どの国でも言えるのかもだけど)

↑あれは最新の中国の姿の一部ですね。
実話だし、現在の共産党の批判につながるので、
中国では放映禁止なったくらいなんですよ。
つまんないハナシですが、貴重なドキュメンタリーとでも
捉えるべき映画なんでしょうね。
この作品はただの批判じゃなくて、物語として成立していますよ。

> 本では「ワイルド・スワン」や「上海の長い夜」を読んで
> 文革の物凄さを知りましたが、映画はなかなか無いような〜と思ってましたら
> そうか、この作品は当局に叱られないようにうまいこと作ってあるんですね!
> 文革を扱った作品どんどん世の中に発表してほしいですね。

↑文革批判モノで僕が知っているのは、記事に書いた2本ですね。
中国では、文革は良かった、という意見も出てきたりしてるし、
中国共産党も権力を固持したい時でしょうから、
そのうち、文革を肯定または善悪どっちかわからない、といった内容の映画が
出てくるかもしれませんね。それはぜひ観てみたい。

> 香港のブログ友だちさんが言っていましたが
> 最近、香港では大陸の人(中国人観光客)の数が減ってきていて
> みんな日本へ行っているのかしら〜と話しているそうですよ。
> あれれ?日本でも減ってきているとしたら・・・
> 爆買いはどこでしているのかな〜?

↑きっと、景況感が減退していて、
どこでも中国人の旅行者が減っているのかもしれませんね。
爆買いは、業者に頼まれた渡航者が“仕入れ役” を請け負っている、
いわばビジネスでやっているケースが多いので、
それは減っていないのかも。

つかりこ #- | URL
2015/12/16 18:02 | edit

可愛いですね♪

娘さん役、2枚目の”素な感じの写真”が可愛いです♪
なになに?つかりこさんのタイプなんですね♪^^

素足でのバレエは見ものですね!
実際バレエ経験者なのかもですね。
爪先の向きが綺麗☆

ももこ #- | URL
2015/12/17 12:31 | edit

Re: 可愛いですね♪

ももこさん、コメントありがとうございます。

> 娘さん役、2枚目の”素な感じの写真”が可愛いです♪
> なになに?つかりこさんのタイプなんですね♪^^

↑でしょ?
ノーメイクのほうがいいでしょ?
2枚目の写真もいいけれど、劇中ではもっといい表情がいくつもありましたよ。
僕的には、絶世の美女よりこのテの顔のほうが好きなんですよ。
日本人なら、たとえば原田知世さんとか。
まあ、自分の娘に近い年齢なので、恋人にしたいとかそういう対象ではないですけどね。

> 素足でのバレエは見ものですね!
> 実際バレエ経験者なのかもですね。
> 爪先の向きが綺麗☆

↑「中国卓球団」な服装に、素足で、トウシューズ!
かなり不思議な感じではあります。
でも、美人は何を着てもサマになりますよねぇ。

演技のほうは、むすっとしてるか、怒ってるか、泣いてるか
だけだったので、うまいのかよくわからなかったですが、
巨匠監督のお眼鏡にかなった新人なので、うまいんでしょうね。
これからが楽しみです。

そうそう、バレエについては経験者というか、中国でNo.1の舞踊大学出身の
バレエエリートなんです。
劇中では3回くらい彼女の踊りにスポットライトがあたるシーンがあるのですが、
未経験者の僕が見てもピカイチでした。

ももこさんは、ひょっとしてバレエ経験者ですね?

つかりこ #- | URL
2015/12/17 23:43 | edit

お返事です

原田知世さん♪
うちの高校に転校してきた男子と同じクラスだったそうです。
控え目な女の子だったそうですよ。
彼女はホント変わりませんよね~☆

私はバレエのことはほとんど分かりません^^;
ただ娘が未だに習っているので(ブログでは言ってませんが)
爪先が綺麗に伸びているぐらいは何となく分かります^^;

ももこ #- | URL
2015/12/19 16:09 | edit

Re: お返事です

ももこさん、コメントありがとうございます。

> 原田知世さん♪
> うちの高校に転校してきた男子と同じクラスだったそうです。
> 控え目な女の子だったそうですよ。
> 彼女はホント変わりませんよね~☆

↑おお、いいですねー。
僕も同級生でありたかった。
うん、そうですね、いまでも控えめな感じでは?
まあ、実際はわかりませんが。
テレビコマーシャルでちょいちょい見かけますが、
あまりフケてませんねー。
まあ、ライティングや映像処理で、“しわ” を
消しているんでしょうけど、それでも若いですよね。

> 私はバレエのことはほとんど分かりません^^;
> ただ娘が未だに習っているので(ブログでは言ってませんが)
> 爪先が綺麗に伸びているぐらいは何となく分かります^^;

↑僕も「観た」のが何度かあるぐらいで、全然知らないです。
でも、うまい人の踊りはやはり感動的ですよねー。
娘さんのバレエを発表会などで観られると、
うれしいんでしょうねー。

つかりこ #- | URL
2015/12/20 18:41 | edit

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