ゆらゆら草

もう少し感受性を働かせれば、毎日がスペシャルになる。そう自分に言い聞かせて、 いろいろ感じたことを書きとめてみよっと。

ダークホースの条件 ~ 2014 FIFA W杯  



チリとメキシコ、コスタリカがすごいねー!!

W杯の本番だから、弱いチームとかフツーのチームなんていないんだけど、
この3チームは特にすごいねー。
グループリーグで、いわゆるジャイアントキリングをやっちゃって、
おもいきり目立っちゃってたねー。

7月3日現在、チリもメキシコも決勝トーナメント1発目で負けちゃったけど、
いずれもすごいゲームだったね!!
早々にオランダやブラジルと当たってしまったのが、不運としか言いようがないなあ。
もったいなかったねー。



001_01スペイン対チリ.jpg

チリ・・・
この大会が始まる前に、テレビで前フリ番組があって、
ゲストの誰かが優勝国の予想にチリを揚げていたんだよ。
その時は、えー、ウケ狙いか?って思ったんだけど、
よく調べると、チリって、監督がサンパオリになった1年前くらいから
めちゃめちゃ元気がよかったんだね。
親善試合で、ブラジルとスペインに引き分け、イングランドには完封勝利だったんだとさ。

なるほど、すごいチームだったねー。
図体が日本人とあまり変わらないのに、ドリブルやフェイントのテクニック、
走力なんかは間違いなく世界トップレベル
だね。
このスペイン戦を観たら、ホントに優勝するかもしれない、って思ったねー。

001_02チリ.jpg

PKで負けちゃったけど、決勝トーナメントの対ブラジル戦はすばらしいかったね!
こういうのを “激闘” っていうんだろうね。
早い、うまい、激しい!
最後まで息をつくヒマもないくらいの攻防!!
延長後半の最後は、両チームともフラフラ状態だったねー。
サッカーの神様は、またブラジルに微笑んだね。





002_01ブラジル対メキシコ.jpg

メキシコ・・・
地区の最終予選では、プレーオフでやっと出場権を獲得。
去年1年で3人も監督が交代するなどで、バタバタしてたチームだけど、
フタを開けたら、ロンドン五輪の優勝メンバーも加えて、その能力は高かったね。
あのおもろい監督の力も大きいのかもね。
テクニック、敏捷性、ランニングスピード、持久力とも間違いなくワールドクラス
このゲームは、ブラジルとブラジルが戦っているみたいに見えたねー。

002_02ブラ対メヒ.jpg

決勝トーナメントでオランダとやったけど、すごいゲームだったね。
もう少しで1-0で勝つかと思った!
守備も攻撃も、90分間全力出しっぱなしだったもんね。
後半残り5~6分となって、気持ちが “逃げ” に入ってしまったんだろうね、
明らかに集中力が切れたのが見てとれた
なあ。

“忘れた頃にやってくる、スナイデルのミドルシュート” と、
やっぱりロッベンのドリブルで(PKを誘発した)、
あっと言う間に2点入れられて負けてしまったんだなー。
んー、惜しかった!





003_01イタリア対コスタリカ.jpg

コスタリカ・・・
このゲームも、「パスサッカー封じ」というものを見せられたゲームだったと思う。
イタリアは、スペインやわが日本と同じで、パスサッカー=ポゼッションサッカー神話を
信じたままだったとみたね。

5~6年前から、バルセロナとスペインのパスサッカーは、
世界のたくさんの国やクラブチームに影響を与えたけれど、
今回のW杯はフタを開けてみたら、みんな “パスサッカーの次” をひっさげてやってきていたんだね。
つまり、スペインやイタリアや日本は、トレンドから遅れていたんだよ。

概して攻撃的なサッカーの好きな中南米の国だけど、
コスタリカの監督は国民からの批判をモノともしないで守備型にしたんだね。
でもそのおかげで、北中米・カリブの最終予選を2位で突破。
血の気の多い批判をふっとばしたんだねー。

フォーメーションはけっこう変わってる。
基本、5-4-1というやつで、5バックだから守備がガチガチのように見えるよね。
でも、両サイドがグンと上がったら、3-4-3の攻撃的なカタチになる
ね。
「4」の両サイドか真ん中の2人がもっと前に上がったら、バイタルエリアに5人突っ込むことできる。

当然、3バックと1トップの4人以外の6人は、縦横無尽に激しく動き回る必要に迫られるけど、
ボールを奪ったらすぐにカウンターにトランジッション(切り替え)しやすい

なかなかよくできたスタイルだよねー。

003_02イタ対コスタ.jpg

ほんでもって、ピルロのチンタラパスサッカーを崩壊させて、
見事、1-0で勝ったんだね。
これは、チリがスペインに勝ったのと同じ法則に見えたなあ。
日本は、こういうふうに戦わなきゃならなかったのに、
なぜか “パスサッカー崩し” されるほうになっちゃったんだなー。

メキシコもチリも、クジ運悪く負けてしまったけど、
コスタリカはトーナメント1回戦もギリシャに2-0で勝って、なんとベスト8入りだよ!

準々決勝はあのオランダとの対戦。
超堅守&超速攻のコスタリカに対して、今回、妙に策士のオランダがどんな戦い方をしてくるのか
すごーく楽しみだねー。





ダークホースの戦い方

チリとメキシコとコスタリカ。
この3カ国が、今大会のダークホースだったかな?
アルジェリアやナイジェリア、スイスもベスト16に入ったし、
もう少しでオランダに勝ちそうだったオーストラリア(結果2-3で負け)もすばらしいチームだったけど、
ジャイアントキリングという基準でいえば、やっぱこの3国だろうね。

この3カ国に共通しているものはなんだろう・・・

① 超のつく身体能力、テクニック、スピード、持久力
② 反則をも恐れないタックル、体当たり = 戦うマインド
③ 90分間続く、前からの激しいプレッシング
④ あらかじめ素早い攻撃への切り替えを想定した、組織的な守備(=トランジッション・サッカー)
⑤ 中南米の国であること(笑)


① は、日本もけっこうなものを持っているし、ネイマールやロッベンのようなストライカーは
短期の作戦ではいかんともしがたいのでほっとくとして。

⑤は、ホームの近くで開催されてラッキーだったというだけのこと。



②と③は、なんとかしなきゃならないよね。
これは、今大会で「パスサッカーをやっつけてやろう」と考えていた国の
重要な戦術のひとつだったと思う。

敵の攻撃を封じるために、前からしつこくプレスをかけてボールを奪う
というのは昔ながらの定法なんだけど、今回は激しさがものすごく増していると思う。
スペインみたいな超テクボール回しには、しつこいだけではだめで、
激しくやることが必要だった
んだろうね。

ボディコンタクトにおける体の使い方なんかは、練習したほうがいいかもな。
日本ではそんなダーティなプレイの練習など、まずしないと思うけど、
南米やヨーロッパのディフェンダーのハードワークの経験値は、
明らかに日本のディフェンダーより高いよね。
練習で体で覚えなきゃさー。

日本もけっこうガツガツいってたけど、相手のほうがもっとすごかったということだな。
これは、パスサッカー封じのためだけでなく、敵に攻撃させないための最も有効な手段だから、
ゲームをつまらなくする戦術だと言われようと、勝ちたいならしっかり戦術化すべきだろうなー。

それから、“戦うマインド” の高め方も考えた方がいいだろうなあ。
南米あたりは、日本とは根本的にハングリーさが違うでしょ?
ポジション争いも激しさが違うよね。
マインドがなければ、体も動かない、プレイも出ない。
これが、そこそこ豊かで平和な日本のサッカーにとって一番むずかしいことかもしれないね。

003_03ネイマールせり.jpg



戦術的には、④が最新トレンドではないかなと思ってるんだよ。
ちょっと前までは・・・
「プレッシングしてボールを奪ったら、自分たちの得意なパターンで攻撃する」
ってな感じだったのが、今大会のチリやメキシコやコスタリカのやり方を見ると・・・
「激しくプレスしてボールを奪ったら、あらかじめ用意してある展開方法で
できるだけ早くシュートにこぎつける」
というのが徹底されているよね。

「あんねー、そういうのをカウンターっていうんだよ」って声が聞こえて来そうだけど、
いわゆるカウンターとはすこーし違う気がするなあ。

実際にプレイするとわかるけど、フツー、敵に激しくプレスをかけまくっていると、
疲れてしまって前の方にいる味方の誰かに向かってボールを蹴り出す、
ってくらいがやっとなんだけど、この「トランジッション・サッカー」ってのは、
その名の通り、“守備から点をとれる攻撃に、切り替える” ことに重点
が置かれていて、
「ボールをとったら、180度向きを変えろ」ってな単純なレベルのものではないように見えるな。

「こういうカタチでボールをとったら、センターにロングボールを上げて、
後は2人のフォワードの個人技にまかせる」とか、
「この辺りでとったら、右サイドのあいつにパスを出して、
そいつがファークロスを上げて、ファーの人は真ん中に落とす」とか、
「この位置でとったら、いったんボランチに渡して、
その瞬間に左サイドバックと3人のMFが駆け上がって、
左をえぐって右か真ん中にラストパス」というような
“守備の状態から転じる反撃と、ゴールインまでが連動したプラン“
がはっきりと存在している気がする。
それが柔軟にいくつもあって、充分に練習が積まれている感じもする。

そう、“プレスをかけまくって、カウンター“ という必勝法の確実性をさらに高めたのが
この『トランジッション・サッカー』
なんだろうね。

その確実性の高め方が、向こう4年間のトレンドになる予感がするなあ。
日本サッカーの未来もそこにあるような気がするなあ、少なくとも4年後の未来までは。



004サポーター.jpg


コメント

アイデアの無いパスサッカーなんぞ滅びてしまえ

 後半40分1-0の時間つぶしみたいなパスサッカーを試合開始からやっていた日本。いや、実に楽しいサッカーでした。これに更に磨きをかければ、一度もシュートを打たれないで試合を終わらせるのだって夢じゃない。

 嫌味はこれくらいにして、パスする事になんの意図も感じないパスサッカーはやめて欲しい。ほんと。貴重なマイボールを、結局何も出来ずに相手に盗られるまで転がしている姿がどれだけもどかしい事か。私が監督だったら、そういうパスをした選手は即交代。二度と代表には呼びませんね。パスはどんどん前に出せ。選手はどんどん前へ走れ。だからポストプレーを見てくれなんて言うFWは大嫌いです。FWだったらゴールを見据えろ。始めからアシスト狙いなんて言語道断。自分で決めてみせろ、自分で。
 どうもね、日本人は「キャプテン翼」に毒されたまま来ている気がするんだわ。一列下がったところから試合をコントロールする・・・あのサッカー知らずの作者の妄言に踊らされて、上手い選手はみんなMFになりたがった。他人に点を取らせたがった。違う。サッカーは点をとってみせてなんぼだ。強い国のチームには必ず自分だけで戦局を打開してしまう奴がいる。そしてそれは常にFWだ。
 10回アタックして10回失敗しても良い。次に成功するかもしれない。だが、一回の失敗を恐れて一度もアタックしないサッカーに点は入らない。相手も怖がらない。日本のパスサッカーは、一回のミスを恐れて、10回ミスを重ねるくだらないサッカーだ。コスタリカの爪の垢でもそのまま飲んどけ。
 長々と失礼しましたm(_ _)m

miss.key #eRuZ.D2c | URL
2014/07/03 22:07 | edit

No title

コスタリカがダークホースだったんですね。
親善試合で日本が勝ったので弱いものだと思ってしまいました。
W杯もついに四強ですね。
なんだか、順当な4カ国という気がしますが、
流石にどちらも見ごたえがありそうです。

takaki11 #- | URL
2014/07/07 18:18 | edit

Re: アイデアの無いパスサッカーなんぞ滅びてしまえ

miss.keyさん、コメントありがとうございます!

そうですよね、練習の円陣バスじゃないんだから、
パスを回せばいいってもんじゃないですよね。

たしかに、チリやメキシコのオフェンス・ビルドを観ていると、
全然日本と違いますよね。
つねにゴールへとつなげようと、前へきわどいパスを出します。
日本は、敵を前へ引っ張り出そうという意図で後で回していることも
あるんでしょうけど、長すぎる!
相手を引き出して、動きをうかがうというより、そう、
責任逃れしているように見えますもんね。
自分たちで、のほほんと回しているうちに、
士気ものほほんとしてしまっているように見えます。

それから、おっしゃる通り、日本には “俺が俺が“ のストライカーもいないですよね。
ゴールゲットに取り憑かれているような貪欲なやつ。
そう、そいつが失敗しても何度も何度も突っ込んで行くようながむしゃらさがないと、
W杯では点など取れませんよねぇ。

むこう4年、日本ではFWだけは別メニューで特訓しないといけないかもしれませんね(笑)。

つかりこ #- | URL
2014/07/07 22:11 | edit

Re: takaki11さんコメントありがとうございます。

takaki11さん、いまラスベガスにいるんですか?
貴重なお時間を割いていただいて、ありがとうございます。

そうそう、チリとメキシコとコスタリカは、直前の評判もかなり高かったです。
まあ、対戦組み合わせの運・不運もありますが、
この3チームは優勝するのでは?という人もいたくらいですね。

結局、いつもの顔ぶれになってしまいましたが、
なんせ、85年前から行われていて、いまは世界200カ国以上の国が参加する大会なのに
これまでに、7カ国しか優勝したことがないんですから、
いかにいつもの国ばかりが上位にくるか想像できますよね。
スペインなんか、前回大会でやっと優勝国の新入りになったばかりでした。

アメリカが勝ち残っていたら、ラスベガスのスポーツバーがどこかで、
楽しい時間を得られたかもしれませんね。

お気をつけてお帰りください。

つかりこ #- | URL
2014/07/07 22:24 | edit

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