布恒更科という独自のブランド ~ 『築地 布恒更科』



「映画的日記」の映画カッパさんに譲っていただいた、
キネ旬ベスト・テンの「第1位映画鑑賞会と表彰式」のお昼休み、
せっかく築地方面に来たんだからと、
前からぜひ行ってみたかった蕎麦屋へ行ったんだよ。

2月8日(土)の大雪の日だったね。
あれからずいぶん経っちゃったなー。
次の週末はさらに大雪で、いまだに物流の調子がおかしかったりするよね。
ウチのまわりには、除けて積み上げた雪の山がまだまだあっちこっちにあるよ。



2月8日(土)の昼の11時40分頃、雪の中歩いて向かったのは、
『築地 布恒更科』(つきじ ぬのつねさらしな)。
中央区役所のそばにある会場から、歩いても4~5分のところにあるんだな。

築地というと、移転するとかしないとか言っている卸売市場を思い出すよね。
そう、その築地の近くだよ。
その築地の市場は、明治の初期には、海軍操練所(のちの海軍兵学校)があったとこなんだね。
『坂の上の雲』の秋山真之も通って、主席で卒業したところ。
明治天皇が皇居から馬に乗ってこの海軍兵学校まで “行幸” した道が、いまの銀座「みゆき通り」なんだよ。

すぐ隣に「浜離宮」や「朝日新聞本社」、
近所には「築地本願寺」や「歌舞伎座」、「聖路加病院」なんかがあるし、
銀座なんて隣町だから「和光」や「三越」にだって、
徒歩でも15分程度で行けるロケーションなんだよ、実は。

『築地 布恒更科』は、築地本願寺の向かいのブロック、築地小学校の隣にあるちっちゃい蕎麦屋だ。



001-01築地布恒更科_入口.jpg

『築地 布恒更科』は、“更科” の名がついているから、あの更科と関係あるのか?
といえば、もちろんバリバリ関係あるんだねー。
「砂場」、「更科」、「藪」の三大暖簾に「東屋」、「一茶庵」を加えた
五大暖簾
のうちのひとつの「更科」だよ。

「更科」といえば麻布永坂だから、“築地” がついているところをみれば、
どこかの店の築地支店なんじゃないかと想像できる。

じゃ、“布恒(ぬのつね)” ってなんだ?ってことになるよね。
更科の創業者の名前が「布屋太兵衛」だから、おーっ、なんかルーツっぽいなー、って感じ。
そうそう、麻布永坂に始まる更科の屋号って、“布屋○○○“ って人名みたいにつける
習わしがあったみたいなんだね。

「更科」の系図
001-02更科系図.jpg

創業店が「布屋太兵衛」でしょ。
神田錦町が「布屋丈太郎」。
現「さらしなの里」の本家が「布屋善次郎」。
まんが『そばもん』の監修者・藤村和夫氏が四代目だった「有楽町更科」が「布屋源三郎」。
で、その「有楽町更科」の東京・南大井の分店が「布屋恒次郎」というわけ。
これが、「布恒更科」なんだねー!
・・・で、その「布恒更科」が息子にやらせている築地分店が『築地 布恒更科』というわけだ。

先の僕が作った系図で、一番太い枠で囲ってあるのが、創業者の堀井家の直系(血縁)店(分店)。
なんと、現在、麻布十番にある「総本家更科堀井」と「神田錦町更科」の2店しか残ってないんだね!
創業者直系の名字は、“堀井” っていうんだよ。

で、中くらいの太さの線で囲ってあるのが、血縁でない弟子による暖簾分け店(支店)。
でも侮るなかれ、明治の中期以降は、暖簾分け店の「有楽町更科」が更科の名をほしいままにしていたんだな。
藤村源三郎が本店の腕利きの弟子の一人、伊島昇太郎を擁して暖簾分けで日本橋兜町で始めた
「布屋源三郎」というのが有楽町更科の前身なんだけど、とても繁盛して、
移転して、昇太郎が店主になって、昭和になって “有楽町更科” と呼ばれるようになった頃には、
直系の名店「神田錦町更科」を抜いて一門を代表する繁盛店になっていたんだね。

それで、この有楽町更科の店主、昇太郎(藤村家に養子入り)には、
文雄と恒次郎という二人の息子がいたんだけど、
その二男のほうが昭和38年に品川の南大井で始めた蕎麦屋が「布屋恒次郎」=「布恒更科」ってこと。

ちなみに、長男の文雄の息子(四代目布屋源三郎=元 有楽町更科店主)が、
『そばもん』の監修者・藤村和夫氏(2011年没)だ。

「布屋恒次郎」=「布恒更科」は、相次いで主人が早く亡くなって、営業状態も芳しくなかったところを、
四男の伊島節が完全手打ちに変えて地道な努力を続けることによって、
いまの東京の名店としての名声を築いてきたそうだ。



002築地布恒更科_入口看板.jpg

その伊島節のご子息が、分店として始めたのが『築地 布恒更科』。
入口の看板には・・・

麻布永坂支店
御籠詰 御重詰
信州更科蕎麦処
布屋恒次郎(?)


・・・と書いてあるね。
ただし、最後の正式屋号はよく見えなかった(ちゃんと確かめればよかった)。
有楽町更科の屋号「布屋源三郎」と書かれているという説もあるんだよ。
この店の店主のひいおじいちゃんが伊島昇太郎ということになるね。
伊島昇太郎は、二代目の布屋源三郎であり、有楽町更科の店主になりながら、
“布屋昇太郎” の名前を世に残せなかったんだな。




002-02築地布恒更科_店内.jpg

店内は、オーセンティックな「和」だね。
入口から縦長で、想像より小さな店だった。
小ぶりな4人掛けのテーブルが6卓。

さてさて、寒いので熱燗でも。
メニューをペロンと見ると、お、竹鶴があるではないか!
この酒は、新潟端麗辛口系とは真逆のテイストの酒なんだよ。
大吟醸や純米吟醸を訪ね歩く向きには、一生出くわさない銘柄だと思う。
熟成系で色も味も濃い、雑味系の代表みたいな酒だからねー。
竹鶴、って、どっかで聞いたことのある名前でしょ?
うん、ニッカのウィスキーにあるよね。
そうそう、この酒の蔵元は、ニッカの創業者の実家なんだよ。

003築地布恒更科_竹鶴とお通し.jpg

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1合をKくんとちびちび。
酒をたのめば、タダでお通しが付いてくるのが蕎麦屋の常識。
今日は、かぼちゃの鶏そぼろ煮かな。

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006築地布恒更科_いかの返し漬け02.jpg

日本酒的なツマミをもひとつ、「いかの返し漬け」。
んー、醤油味のいかの塩辛だなー、こりゃ。

Kくんと映画の話や仕事の話などをしながら、メニューもつらつらと・・・。

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008築地布恒更科_メニュー02.jpg

もりは外二なんだね。
もちろん、「御前」も「変わり」もあるねえー。
「花まき」、「玉子とじ」、「深川」はさすがのあたりまえ。
「すだちかけ」もありまっせ、里花さん!

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天種は、「じゃこ」と「ほたて」というのは、やや珍しげ。
本店が大森海岸に近いから、海産タネがやや豊富なのかな。

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んー、これは夜に来たらガッツリ呑んでしまいそうな肴だねー。
「抜きおろし」、「抜きとろろ」の “抜き” というのは、蕎麦の実のことかな。
いいね、いいねー。
「湯豆腐」もあるんだねー、うれしいね、この季節。
「鴨の柳川煮」も酒が進みそう。

011築地布恒更科_メニュー05.jpg

うん、まとも、まとも。

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江戸っ子なら、冷やで沢の井の純米もいかなくちゃ。
(江戸っ子じゃねーっつうの)

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014築地布恒更科_メニュー08.jpg

ホントは甘いものも大好き。



ふと、見上げると「木鉢会」の表示が。
「木鉢会」は、なんだかよくはわからないんだけど、
なんとなく江戸の臭いのする老舗の会みたいな感じかな。
どんな活動をしているんだろうかね。

016築地布恒更科_店内木鉢会看板.jpg

もちろん “木鉢” なんだから、手打ちだよなあ。
老舗には、機械打ちのとこもよくあるからねー。
なになに・・・

木鉢会
http://www.kibati-kai.net/

室町 砂場
神田 やぶそば
茅場町 長寿庵
麻布十番 更科堀井
巴町 砂場
大門 更科布屋
池の端 藪蕎麦
神田 まつや
八重洲 蘭免ん
銀座 よし田
虎ノ門 砂場
神田 尾張屋
浜町 藪そば
築地 さらしなの里
神田 浅野屋
静岡 安田屋本店
大井 布恒更科
新橋 能登治
日本橋 やぶ久
百人町 近江屋
池の端 蓮玉庵
森川町 藪蔦
錦町 更科
梅島 藪重
猿楽町 浅野屋
駕籠町 藪そば
室町 紅葉川
神保町 柳屋

この店たちに、片っ端から行ってみるというのもおもしろいかもしれないね。



017築地布恒更科_ビール.jpg

メニューで選んだ蕎麦をたのんだ少し後に、エビスビールを追加注文!
僕がたのんだのは「穴子天もり」を “お声がけ” で。
そう、穴子の天ぷらを先に持ってきてもらって、その天ぷらをツマミにひとしきり呑んで、
こちらが「蕎麦を出して」と言ったら(お声がけ)、もり蕎麦が出てくるというしかけ。

Kくんは、寒いので、ということで、温蕎麦の「カレー南蛮」を注文してたな。
ちなみに、“南蛮” というのは、蕎麦屋では “長ねぎ” のことだよ。

018築地布恒更科_辛汁.jpg

辛汁を大きめの器に、多めに持ってきてくれたっけ。
写真の右奥にちらっと見えているけど、小さな器としゃもじも貸してくれたよ。
聞くと、大きめの器のほうは天ぷらのつけ汁として使え、とのこと。
天ぷらの油の浮いた辛汁で蕎麦を食べるのがイヤなら、
小さな器にもあらかじめ辛汁をとっておいてそっちを使えとのこと。
なるほど、気が利いているやねー。

汁はご覧の通り、まっ黒!
うん、写真で見るとどんな蕎麦汁も黒く見えるけど、
ココのはフツーの蕎麦屋のやつより明らかに黒かったよ。
でもね、だからといって、藪系の汁ほどは塩辛くはなかったね。
出しの味が出っ張るということもなく、見事にまあるくまとまった味だった。
その辺が、更科らしいところなのかな。

少し経ったら、穴子天が出てきた!

019築地布恒更科_穴子天01.jpg

おー、さっくりと揚がっている!

020築地布恒更科_穴子天02.jpg

中はふわふわ。
塩で食べても、つゆに付けて食べてもうまいねー。

021築地布恒更科_穴子天03.jpg

大根おろしもついているので、これをつゆに入れた、辛み大根的(辛くない)な風味も悪くない。
でも、これだけ新鮮な穴子のサクッだから、ゆずを軽くしぼってそのまま食べるのが
オツかもしれないな。

「一緒にツマもう」と言ったら、Kくんは待ってましたとばかりにムシャムシャ。
僕がビール片手に、「ドキュメンタリー映画ってのはよう・・・」なんて言ってる間に、
ちょっとだけ残して、断りもなく大葉の天ぷらまで食っちまった。
「どうだい、江戸蕎麦屋の江戸前穴子の味は?」って聞いたら、
「うまいです」だと。
「・・・・・」。

僕が、顔に出さずムッとしている間に、Kくんのカレー南蛮が出てきた。

022築地布恒更科_カレー南蛮.jpg

おー、いい匂い!
しかも、けっこうなボリューム。

023築地布恒更科_カレー南蛮アップ01.jpg

鶏肉がたっぷり入ってる!
なるほど、かしわ南蛮のカレー味版なんだねー。

024築地布恒更科_カレー南蛮アップ02.jpg

ちなみに、カレー南蛮って明治時代からあるんだよ。
明治30年頃に東京四谷の杉大門通りにあった、
杉本さんが営む蕎麦屋が鴨南蛮蕎麦にカレー風味をつけて出したのが始まりらしいんだな。
それで、この杉本商店というのがいまでもあって、
業務用のカレー南蛮の素の第一人者として営業を続けているみたい。
ココんちがそれを使っているかどうかはわかんないけど、可能性は高いだろうね。
興味のある方はどうぞ↓
http://www.sugimoto-shop.com/index.html

写真を撮らせてもらいながら、「すげー、うまそうだね」と僕が言っても、
「食べてみます?」とはKくんは言わない。
ふうふう言いながら、ズルズルかっこんでいるので、
「手打ちの麺だけど、カレー味の温蕎麦って、どうよ?」って聞いても、
「うまいです」だそうだ。
まあね、蕎麦なんて、そんな細かいことをごちゃごちゃ言いいながら食べるもんじゃないからねー、だ。
ちなみに、支払いは全部僕なんだよ。



025築地布恒更科_もり.jpg

「蕎麦、お願いします」。
「はーい、お声掛けのもりでーす」というやりとりをしてから、
おおよそ5分後、“もり” が出てきたよ。

026築地布恒更科_もり寄り.jpg

おーっ、こういうせいろで出てくるんだ!
へー、意外、老舗っぽくないねー。
しかも、室町○○とかよりケチくさくない。
これは、1.5人前くらいの量があるかなー。
いいね、いいねー。

027築地布恒更科_もりアップ01.jpg

ほんで、見てみてやー、このシャープなカド!
かといって、生煮えっぽいコシがあるわけでない。
ちゃんと、微粉の蕎麦の味と香りが引き出せてる、伝統的なもっちり系の茹で方だ。

028築地布恒更科_もりアップ02.jpg

なのに、充分な歯ごたえとつるつる感が楽しめるのは、この太さにあるんだろうな。
ココのは、明らかに直系の「更科堀井」より太いね。
でも、太麺というほどは太くない。
文字通り中太。
細からず、太からず、見たことのない絶妙な中太だ。

029築地布恒更科_もり箸上げ.jpg

これが、まあるく枯れた辛汁とあいまって、“これぞ、蕎麦!!” という風味を醸し出しているね。
蕎麦粉の香りと味をパワフルに味わえながら、つるつるの喉越しを失わないギリギリの太さ。
そして、出しの味をかぶせ過ぎない蕎麦汁。

これは、独自の完成形なんだなー。
感動してしまう。

他店のことを出すのは御法度かもしれないけど、
このスタイルは「上野藪」や浦和にある「分上野藪かねこ」と似ているかもしれないな。
僕が知っている更科とは、まったく似ていない。

「布恒更科」は、あの名店「有楽町更科」の血縁店だけど、
「有楽町更科」もこういう蕎麦だったんだろうか。
いや、「布恒更科」は、恒次郎の四男・伊島 節が機械打ちを手打ちに変えて、
誰にも教わらずにコツコツと名店を築き上げてきたんだから、
このスタイルは完全なオリジナルなのかもしれないね。
これはもはや、更科ではなく伊島の暖簾の味なんだろうな。
いやー、なるほどすばらしかった!

030築地布恒更科_ごち.jpg

ごちそうさまでした!!

蕎麦屋らしい季節の料理や季節の蕎麦も「布恒」の魅力。
何度も通いたくなる店だねー。

031築地布恒更科_蕎麦湯.jpg

もり蕎麦の人向けに出された蕎麦湯だけど、
僕はもちろん「飲むかい?」と聞いたのだった。
Kくんは、もちろん飲んだのだった。



●『築地 布恒更科』(つきじ ぬのつねさらしな)
東京都中央区築地2-15-20
03-3545-8170
[月~金] 11:00~15:00(L.O14:45)、17:00~21:00(L.O)
[土] 11:00~15:00(L.O)
ランチ営業
定休日/日曜・祝日


コメント

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こんにちは
1番にコメントは敷居が高いです。
美味しそう~特にアナゴの天ぷら。シャキシャキ食べてる音が聞こえてきそうです。
布恒更科。これよみづらいですね。1回読んで”え~となんて読むんだっけ?”って何度もひらがな追っちゃいました。IQ思いっきり低いです。

お酒のおつまみに”かき揚げ”を選び、お蕎麦は、外が寒いということだったので”卵とじ”選択。食べることもできないのに~悲しい。

今日もとても勉強になりました。奥が深いんですね~1回読んだだけじゃ何を言って入るんだか?と。最近読んでいる裏千家の本も何を言ってるんだかと飛ばし読みです。何度も読まないと頭に入りません。

また戻ってきます。

うわ〜「すだちかけ」がある♪(笑)
ここも気になるおそば屋さんです!
何といっても、「エビスビール」ってところがいい!
(お料理のお味に自信がなければエビスビールは置かないだろう、と勝手に思っています。)
「竹鶴」さんといえば、あの、ニッカ余市工場の生みの親ですね!余市工場には、3回くらい見学&試飲に行きましたよ。そのご実家で作ってる日本酒なんて、これまたすごい!
(そうそう、竹鶴さん&リタさん夫妻のお話が、来年度後期のNHK朝ドラだそうです。北海道新聞に出てました。)

「お声がけ」これはいいですね!
天ぷらも、おそばも、ばっちりのタイミングで食べられる。
しかも、こんなからっとした天ぷら、美味しそうなおそばの量もたっぷりで、言うことないですね〜。

へぇ~行ってみたーい!
実は、ツレアイが昔、築地で働いていたこともあり
(市場じゃないよ~)
今でもちょいちょい寿司や鰻を食べに出かけるのですが
ここのお店を知っているか帰ってきたら訊いてみます。
天ぷらにお蕎麦に・・く~~!
こりゃ酒量もすすみそうですね~。

美味しそう

あの大雪の中でも、
さすが、つかりこさん!!
しっかりとお蕎麦食べてますね。
…絶対、食べると思っていました。

しかし、このブログを読ませて頂いて、
蕎麦の深さを痛感しました。

それにしても、
美味しそうに沢山食べられましたね!!

素敵な記事ありがとうございます。

Re:サンデーランチさん、いらっしゃーい。

わかりずらい文章になっちゃって、すみませんでした。
自分で読んでも、「わかりずれーなー」と思います(汗)。
こういう、誰が誰のじいさんで、その養子どうした、とかいうのって
ホントわかりずらいですよね。
こういうのでも、短くサクッとわかるように書けるようになりたいですわ。
ご迷惑おかけしてすみませんでした。

かき揚げと玉子とじ、いいですねー。
それにすればよかった。
シドニーで日本蕎麦屋さん見つけたら、教えてくださいねー。

シドニーでお茶を習う、というのもおもしろいですよねー。

こんにちわ
大雪の中外出するのは度胸あるなと思いました。

ツマミ食べたくなりました

Re: 里花さん、お帰りなさいましー。

ニッカ余市工場の見学は、僕も1回行ったことがありますよ。
来年度後期のNHK朝ドラ、ニッカの創業者の話なんですね。
わー、おもしろそうですねー。
たのしみですー。

ウィスキーの「竹鶴」もとてもおいしいですよ。

築地には、あと2つくらいいい店があって、
今回はどこにしようか迷ったのですが、
雪だし、キネ旬の会場から最も近いとこにしたんです。
行って正解でした。
南大井の本店の方は、ものすごい人気店みたいで、
前から気になっていたんですが、
まあ、築地の支店でもいいか、なんて考えは間違いでした。
築地店もバツグンにいい店ですねー。
あと、メニューに載っていない季節の料理なども充実していて、
奥の深さを感じさせる店ですね。
そう、すだちかけ、もあるんですよ。
機会がありましたらぜひどうぞ。

Re: さとちんさん、いらっしゃいませー。

さとちんさんのツレアイさんって、まさか電通さんじゃないですよね?
朝日新聞?
築地本願寺のお坊さん?
あ、詮索するつもりはないんですよ。

昔、電通の本社が築地にあったので(いまは汐留)、
駆け出しの頃よくこの辺に来ていたのですが、
その頃は蕎麦に興味がなかったので、このお店にはきたことがなかったんです。
いまとなっては、もったいなかったなあ、って思います。

築地市場場外の食べ物屋さんも、「井上」というラーメン屋さん以外は
行ったことがないんです。
お寿司やうなぎ、いいですねー。
朝っ早じゃなくてもやってるんですか?

築地には、いい蕎麦屋があと2つほどあって、ぜひぜひ行ってみたいと思っています。
「さらしなの里」という蕎麦屋は、落語を聴きながら蕎麦を食べる会なんかもあって、
知り合いの女性の噺家が出てたりします。
めったに行かない築地ですが、隅に置けないエリアです。

永坂更科 布屋太兵衛は、札幌の大丸にも入っていますが、直系ではないんですね。
系図で良くわかりました。
江戸蕎麦屋の江戸前穴子良いですね。
穴子は今でも江戸前を使っているんですね。
蕎麦も角の立った蕎麦は美味しそうです。
K君は、いまどきの若者のようではっきりされた方ですね。
楽しく読まさせていただきました。

Re: 美味しそう

映画カッパさん、コメントありがとうございます。
おかげさまで、「布恒」にも行くことができました!

> …絶対、食べると思っていました。

そうなんです。
せっかく築地方面に行くので、前から行きたかった蕎麦屋に行ってみました。
3軒ほど、その内絶対行くぞ、とキープしてあるところがあったんですが、
その内のひとつをクリアさせていただきました(笑)。
電通が移転してから、全然行く用事が発生しない築地だったのですが、
この時ばかりは!と行くことができました。
ありがとうございました。
(雪なんて、どうってことないす)

> 蕎麦の深さを痛感しました。

↑ホントは、せっかく東京方面にいるのだから
「江戸文化」的なものを趣味的に学べたらなあ、
って前から思っていたんですが、
たまたま友達が自分で手打ちをするくらいの蕎麦好きで、
それをきっかけにいろんな本を読んだりして、
食べ歩いてみることにしたんです。

ですから、ホントは僕的には、暖簾のルーツとかその時代背景とか
蕎麦と庶民の関係とか、そういうのを知るのが目的なんです。
でも、いろいろと食べ歩くと、蕎麦なんてどこでもいっしょだろ、
と思っていたのが間違いだったことに気づいて、
食べるほうにもけっこう夢中になってしまったというわけです。
だから、江戸文化とはあんまり関係ない新興勢力の蕎麦屋なんかも出てきますが、
それは味のほうの紹介ということで・・・(笑)。
実際、江戸より郊外のほうがうまいかもしれません。

あと、山形とか、福井とか、茨城とか、島根とか、徳島なら祖谷在来種とか、
日本中にあるうまい蕎麦も食べ歩きたいですねー。

いつも、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます!
感謝、感謝です!

Re: takaki11さん、いつもありがとうございます。

そうなんです。
麻布の「布屋太兵衛」は、いまは創業者の血縁ではないんです。
もっとも、血縁っぽい店名ですけどね。

これには、ちょっとしたヒストリーがあって、
当初は「永坂更科 布屋太兵衛」を直系の堀井家の人たちも手伝っていたんですね。
手伝っていたというのは、「布屋太兵衛」は戦争があったりして昭和に一度店じまいしていて、
それを再開する時に別の資本が入ったんです。
その資本家が事業を拡大するうちに、堀井の人たちはだんだんおもしろくなくなって、
独立分離して「総本家更科堀井」を立ち上げたというわけです。
商標も奪われてしまっているので、本家本元が最もウソくさい店名になってしまっています(笑)。

でも、「永坂更科 布屋太兵衛」は、本家の人たちが昭和の何十年かを切り盛りしていた店なので、
いまは「人」はいなくても、「伝統や技術」はちゃんと残っているかもしれませんね。
私も、江戸時代や明治時代の「永坂更科」の味を知らないので、
確かめようもないのですが・・・。

Kくんは、卑屈なところのない、いいやつなんですよ。

長くてぐだぐだの記事をきっちり読んでいただいて、ありがとうございました!
これからもどうぞよろしくお願いいたします。

Re: ネリムさん、コメントありがとうございます!

雪は、電車が動かなくなると困りますが、
そうなったらカラオケボックスで朝まで歌でもうたうか、
ってなくらいのもんです。

でも、地域によっては閉じ込められて「孤立」状態になったり、
物流が滞って食べ物が買えなくなったり、
けっこう大変なことになるということに初めて気づきました。
故郷では毎日のことなので、まったく気にしていなかったのですが、
「雪対策」をしていないと とんでもなてことになるんですねー。
ネリムさんは、コケたりして被害はありませんでしたか?

ツマミ、いいでしょ?
日本酒やワインに合うんですよ。

こんにちわ~!

わぁ~~(^O^)/
築地の美味しいお蕎麦屋さんに行ってきたんですね♪
「更科」の系図を作るとは、さすがですね(^_-)-☆
蕎麦を極めるには、歴史も学ぶのが大切なんですね♪

寒い雪の中を歩いていって、熱燗であたたまったでしょうね(*^_^*)
かぼちゃの鶏そぼろ煮といかの返し漬けは、
日本酒に合いそう!
穴子天、アツアツサクサク感がここまで伝わってきますよ^^
とっても美味しそう~~♪

蕎麦は、カレー南蛮もいいけど、
やっぱり冷たい蕎麦がいいな(^_-)-☆
蕎麦そのものを味わいたいですね♪

Re: ぺこ★ぺこさん、コメントありがとうございます!

極める、なんてそんなすごいもんでないす。
食べるのはもちろん大好きなんですが、
ホントは蕎麦を通じて江戸時代のことを学びたいと思っていたんです。
その当時の庶民の生活とか蕎麦屋のあったあたりの建物とかですね。
でも、だんだん食べるほうばかりになってきちゃいました(笑)。

蕎麦屋のツマミをいろいろたのんで、ゆっくり呑みたいといつも思っているんですが、
蕎麦屋って、終わるの早いんですよねー。
今度、夜のガッツリ飲み食いレポート、企画しますねー。

そちらでも、美味しい蕎麦屋さん見つけたら教えてくださいねー。

これまたおいしそうなレポートですね!
蕎麦屋で呑むなんて、粋なこと、したことないですが、いつかは大人らしく、日本酒でまったりやってみたいものです。

先週、久々に東京に行きましたが、
やはり東京はおいしそうなものがいっぱいですね。
思ったより時間が余ったから、クソ寒い中、市ヶ谷から昔勤めていた飯田橋まで歩いてみました。
つぶれてしまったお店、まだ続いているお店、寒かったけど久々の探索は楽しかったです(´∀`)

Re: ハリガネさん、ちわーす!

え、飯田橋のあたりにお勤めだったんですか?
僕は、市谷のあたりに勤めているんです。
飯田橋の沖縄呑み屋「島」とか、ラーメン「高はし」あたりで、
お会いしているかもしれませんね(笑)。
ハリガネさんって、イラストレーターされているんですか?
(絵がうま過ぎ)

市ケ谷から飯田橋までは、「土手」を歩いたのですか?
外堀通り側を歩かれたのですか?
僕は先週は、風邪をひいて寝込んでいました。

土手?
どこでしょうね? JRの線路に沿って歩いておりました。

飯田橋では編集者みたいな、ライターみたいなことをしておりました。

といっても、もう10年以上前のことです。飯田橋のラーメンといえば、わたし的には「くろべえ」が好きだったんですけどね~。
あとは「もー吉」もよく行きました。
沖縄飲み屋は、高円寺のなんとかいう店によく行ってました。飯田橋にもあるんですか?知りませんでしたヨ~(゚д゚)

Re: ハリガネさん、再ちわーす!

歩かれたのは、土の道でした?舗装の道でした?
外堀は左手でした?右手でした?
JR市ケ谷駅を出ると、交差点の向かいに交番があって、その裏に小さな公園があって、
そこの所から外堀(=線路)を左手にしながら飯田橋のあたりまで遊歩道になっているんです。
桜の木がずらーっと植えられた土の道で、外堀の土手みたいになっているんですね。
飯田橋に行くには、その土手の右下を土手沿いに行く舗装の道もあるし、
1本外側には靖国通りもあるし、神楽坂がわに続く外堀通りもありますよね。

ああ、やはりエディトリアル関係か広告関係かと想像していました。
イラストレーターではなかったんですね。
飯田橋は詳しくはないんですが、沖縄呑み屋の「島」と四谷の「こうや」から独立した「高はし」は
わりと有名な店だったもんですから、あてずっぽに言いました(汗)。
(僕は、もちろん何度も行きました)
高円寺の沖縄呑み屋は、きっと「抱瓶 (ダチビン)」のことですよねー(^▽^)/

面白かったです。

藤村和夫さんのファンなので、更科の系譜、大変興味深く読ませて頂きました。大阪府在住なのですが、木鉢会のお店を回ってみたいです。他の記事も是非読ませて頂きたいと思います。

Re: 面白かったです。

rqsmさん初めまして、コメントありがとうございます!

> 藤村和夫さんのファンなので、更科の系譜、大変興味深く読ませて頂きました。大阪府在住なのですが、木鉢会のお店を回ってみたいです。他の記事も是非読ませて頂きたいと思います。

↑藤村和夫さんは、『そばもん』の監修もすばらしいですが、
ご自身が書かれた書籍もおもしろいですよね。
江戸蕎麦のしきたりやスタイルを後世に残す、貴重な資料を残されたと思います。

大阪ご在住とのことですので、もし東京で蕎麦を食べられる機会があるようでしたら、
『室町 砂場』(http://yurayuragusa.blog.fc2.com/blog-entry-51.html)や
『虎ノ門 砂場』(http://yurayuragusa.blog.fc2.com/blog-category-17.html
をお試しになられたらいかがでしょう?
「砂場」は、大阪城建設の時の資材置き場=砂場にゆかりのある蕎麦屋で、
大阪が発祥の地とされているからです。
どちらも名店中の名店です。

逆に、大阪方面でおもしろい蕎麦屋さんを発見されましたら、
お知らせくださいねー。
これからもどうぞよろしくですー。

コメントありがとうございます

お勧めのお蕎麦屋さんを教えて頂き、ありがとうございます。
2.29に蕎麦鑑定士の試験を受けに上京しようと思っていますので、参考にさせて頂きます。
 大阪はうどん文化ですので、美味しいお蕎麦屋さんは本当に少ないです。
木鉢会のように伝統がありかつ美味しいお蕎麦屋さんは皆無と言っていい(いいのか?)と思いますが、手打ちそばの新しいお店は徐々に増えてきています。
 西天満の荒凡夫というお店はお勧めです。
鴨汁に負けない蕎麦を食べさせてもらえたからです。
ご主人は松坂のご出身で、一茶庵系統で修行されたそうなので、お勧めの大阪蕎麦というより、大阪にある美味しい蕎麦屋さんという事になるのかもしれませんが。
 私の住んでいる堺市には創業319年のちく満という有名なお蕎麦屋さんがあります。
熱盛り、蒸し蕎麦のみのお店で、汁に生卵をいれて食べるという変わったスタイルです。
私自身行ったことがないですし、行かれた方で蕎麦好きの方からは、評判が悪いので、行く気がしないのです…。

Re: コメントありがとうございます

rqsmさん、コメントありがとうございます。

> お勧めのお蕎麦屋さんを教えて頂き、ありがとうございます。
> 2.29に蕎麦鑑定士の試験を受けに上京しようと思っていますので、参考にさせて頂きます。
>  大阪はうどん文化ですので、美味しいお蕎麦屋さんは本当に少ないです。
> 木鉢会のように伝統がありかつ美味しいお蕎麦屋さんは皆無と言っていい(いいのか?)と思いますが、手打ちそばの新しいお店は徐々に増えてきています。

↑おお、蕎麦鑑定士ですか?
食べてみて、蕎麦粉の産地を当てたりするのでしょうか?
でも、蕎麦のいろいろなことを知ると、もっともっと “蕎麦食いライフ” が
楽しくなりそうですね!
おー、なんか興味が湧きます。

蕎麦は江戸ばかりでなく、砂場などは大阪が発祥らしいので、
おいしいお店がありそうですけどね。
また、汁については、関東以北の「塩辛い」味とは違って、
大阪の「まったり」や京都の「はんなり」味というのが
発展してもおもしろいかと思います。

>  西天満の荒凡夫というお店はお勧めです。
> 鴨汁に負けない蕎麦を食べさせてもらえたからです。
> ご主人は松坂のご出身で、一茶庵系統で修行されたそうなので、お勧めの大阪蕎麦というより、大阪にある美味しい蕎麦屋さんという事になるのかもしれませんが。

↑おー、一茶庵系がそちらにもあるんですね。
そういえば、高橋名人の「だるま」は近年広島に移ったんでした。
競争&融合したりして、大阪ならではの新しい蕎麦が生まれるといいですねー。

>  私の住んでいる堺市には創業319年のちく満という有名なお蕎麦屋さんがあります。
> 熱盛り、蒸し蕎麦のみのお店で、汁に生卵をいれて食べるという変わったスタイルです。
> 私自身行ったことがないですし、行かれた方で蕎麦好きの方からは、評判が悪いので、行く気がしないのです…。

↑味はともかく、「あつもり」や「蒸し蕎麦」は、東京方面でも珍しいです。
ものの本によると、どちの方法もかなり昔からある伝統的な蕎麦らしいですよね。
個人的には、ぜひとも食べてみたいもののひとつです。

鑑定士の試験、がんばってください!!
これからもどうぞよろしくおつきあいくださいませ。