謎の境界線 ~ ウソみたいなホントの話

2014/09/25



昔、不思議な現象に出くわしたことがあった。



その夜、オレは、パンツを少し下げたまま眠ってしまったのだった。
パンツというのは、チノパンなどのパンツではなくて、ガラパンなどのパンツのことだ。
眠ってしまったというのは、トイレで便座に腰かけて眠ってしまった、
などというのではなくて、普通にベッドの中で眠ったということだ。

なぜパンツを下げていたのかは、覚えていない、ということにしておく。
「めんどくさいな、このまま寝てしまえ」
と思ったことだけは、はっきり覚えている。



別の夜、ベッドの中で、オレはふとそれを思い出した。
そういえばこの前、パンツを下げたまま寝たはずだ。
で、どうなった?
朝、何事もなく服を着て出かけたのだから、穿いていたに違いない。

「ほほう、そうなのか」
オレは少しわくわくしてきた。
もう一度、下げて眠ってみようと思ったのだ。
目覚めた時に、どうなっているのだろうか。



次の日の朝、はたしてそれは穿かれていたのだ!
「ふふふ、おもしろいじゃないか。寝ている間に、無意識にちゃんと穿くんだな」
オレの中にミステリアスな好奇心が湧いてくるのがわかった。



また別の日の夜、今度は膝の近くまで下げて寝てみた。

朝、おー、ちゃんと穿いているではないか!
「ぬふふ、あくまでそうくるか、次はみていろよ」
オレのチャレンジャー魂が、ますます高揚してくるのがわかった。



今度のトライはハンパじゃないぜ。
一気にずずーっと行って、向こうズネのあたりまで下げてやるぜっ。

そして、朝。
「ああーっ!」
なんと、パンツは布団の中に脱ぎ捨てられていたのだ!
「なななー、それかあ、そうきたかあ・・・」



それから、幾度か挑戦を繰り返してきたが・・・
穿きも脱ぎもしない、下げたままの状態で目覚めるパンツの下げ位置を
オレはいまだに突き止められないでいる。



パンツイラスト.jpg



Again & Again / The Birds and the Bees





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ブログを始めて、今日で丸2年経ちましたー!!
なのに、こんなしょうもない記事になっちゃった。
なりゆきとはいえ、おバカですねー。

変な記事にいつもおつきあいくださっている皆さまに、心からお礼申しあげます。
チンタラアップで大変恐縮ですが、これからも温かくいじくってやってください。



comment (30) @ ウソみたいなホントの話

こりゃ、ケンカになるわ ~ 『宇宙人王(ワン)さんとの遭遇』

2014/09/21

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これは、問題になるワケだわー!
タイトルからして、コミカルな映画だろう、と思っていたんだけど、全然違ったよ。



イタリア語の原題は「L'ARRIVO DI WANG」。
英語だと「THE ARRIVAL OF WANG」だから、直訳すると「ワン 到来」ってな感じかな。
ちょっとアヤをつけても、「ワンとの遭遇」だよね。
それでも、なんだかひょうきんか(笑)。

でもなんで、“さん” をつけたんだよなー。
さらにふざけたニュアンスになっちゃってるよなあ。
全然ふざけた内容じゃないのに。
敬称をつけざるを得なかったのかな?
あやしいよね?



キヤッチフレーズが、「拷 問 反 対。」となってるけど、
とんちんかんじゃない?
そんなこと言ったら、そのへんの映画のキャッチがみんな、
「拷問大反対」になっちゃうよね。
だのに、「拷 問 反 対。」なんてあらためて言えば、
どんなひどい、残酷な拷問映画なのかと思わせるけど、
実際はそういう映画ではないからねー。

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日本で、2012年に封切りされて、世界の映画賞でも超話題沸騰!
なのに、僕んちの近くのTSUTAYAからは、もう撤去
よっぽどやばいのかねー。

そもそも、なんで宇宙人が「王(ワン)」って、中国名なんだよ・・・
ってところは、観てのお楽しみでっせー。

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この物語は、ある日、イタリアのローマに「王(ワン)」と名乗る宇宙人がやってきて、
国の公安警察みたいな機関が、美人な女性通訳を雇うところから始まるんだよ。
そう、宇宙人が中国語しか話さないので、尋問するのに通訳が必要なんだね。

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で、地球に何しに来たのか、などと尋問していくんだけど・・・
うーん、これ以上は語れないなー。(笑)
だって、83分のシンプルなストーリーだからね。
ちょっとしたネタバレは、全部ネタバレ。

ま、ヒマな時にでも観てみてねー。

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しっかし、これはやばい!
こりゃ、国際問題になるワケだよな。



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あ、ちゃったー。





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●宇宙人王(ワン)さんとの遭遇(L'ARRIVO DI WANG)
2011 イタリア (2012 日本)
上映時間:83分
監督:アントニオ・マネッティ、マルコ・マネッティ
脚本:アントニオ・マネッティ、マルコ・マネッティ
製作:アントニオ・マネッティ 、マルコ・マネッティ
撮影:アレッサンドロ・キオド
美術:ノエミ・マーチカ
音楽:ピヴィオ 、アルド・デ・スカルツィ
編集:フェデリコ・マネッシ
衣装:パトリツィア・マッソン
視覚効果:シモーヌ・シルヴェストリ
特殊効果:ロベルト・リッチ
配給:AMGエンタテインメント(日)
出演:エンニオ・ファンタスティキーニ、フランチェスカ・クティカ、
   ジュリエット・エセイ・ジョセフ、アントネット・モッローニ、
   ジャーデー・ジラルディ、アンジェロ・ニコタラ、リ・ヤング ほか
受賞:ヴェネツィア国際映画祭 創造産業賞
   ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞 視覚効果賞
   トリエステ国際SF映画賞 正式招待作品
   リスボン国際ホラー映画祭 正式招待作品
   ヘルシンキ国際映画祭 正式招待作品
   ブリュッセル国際ファンタスティック映画祭 正式招待作品
   Film4 FrightFes 正式招待作品


comment (16) @ 映画>コレコレ、いいよ!

8 8 8 8

2014/09/15



ジンクスなんて信じてないし、ふだんゲンを担ぐこともない。

車に乗っても、高速道路以外ではスピードメーターを見ることはほとんどないし(汗)、

ましてや、走行距離を確かめることなんてまずないんだよ。



でも、おとといは、なぜかわからないけど走行距離メーターに目が行ったんだな。



一瞬、あれっ?っと思った。

何の数字か、すぐにピンと来なかったんだよ。



急いで車を路肩に停めたねー。

ケータイのカメラで撮ったら、ピンボケになっちゃった。




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8並びは縁起がいいと聞いたことがあったので・・・

みんなで分け合えれば、と。










RIKKI DON'T LOSE THAT NUMBER / Steely Dan







NEW FRONTIER / Donald Fagen ( ! ORIGINAL VIDEO ! )




comment (10) @ おっ、いいねー

ナーバスとカタルシス ~ 『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

2014/09/13


9.11 なので、それに関する映画を観てみようと思った。
(もう、過ぎちゃったか)
日本には、3.11 や広島の土砂崩れのことなんかがあって、
ひとんちのことどころじゃないけど・・・
それ系のやつは1本も観たことがなかったんだよ。

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」、このタイトルが曲者なんだよなー。
こういう、文学的というか哲学的という感じのタイトルには、
過去にさんざんひどい目に合わされてきてさ。
また、ああ観なきゃよかった、って思うのやだなーって感じて、
いつもなんとなく避けていたんだよ。

でも、これは観てよかった!
とても、いい映画だったなー。
ハリウッドだって、こんな映画を作るんだなあ。



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もし、自分が映画監督だったとして、9.11 や 3.11 について作品を作ってくれ、
って依頼されたら、どんなもんを作るだろう?

ドキュメンタリー?
目撃者や現場から脱出できた人のコメントや、遺族の想いを取り混ぜた
テロの政治的な背景や具体的な実行計画など、真実に糾弾した内容。

お涙ちょうだい系?
フツーの家族や恋人がテロに巻き込まれてしまって、悲しみに打ちのめされるやつ。

パニック系?
ビルが破壊されるようすや被害に合った人々それぞれのドラマ。
自分の命を犠牲にして、幾人かの人を脱出に導くヒーローがいる。

この映画は、そのどれでもなかった。
大ざっぱに言うと、“ヒューマンドラマ” だな。
9.11 とそれに巻き込まれた家族の悲しみを描いていて、ちゃんと泣されてしまうんだけど、
お涙ちょうだい系とはまったく違うと思うな。

少しシュールなキャラクター設定とその行動。

9.11とはあまり関係なくて、
9.11 をきっかけに気づく、始まる、もっと普遍的な “人間愛”
とでもいうものを描いているんじゃないかな。
政治的な問題の指摘や、宗教やイデオロギーの食い違い、ナショナリズム、
テロに対する直接的な批判なんて表現はまったく出て来ない。



主人公の男の子、オスカーはアスペルガー症候群というのを患っているんだな。
僕は全然くわしくないんだけど、自閉症の一種だそうだ。
知的障害はなくて、人によっては自分の興味のあることにはものすごく集中的で、
天才的な記憶力や計算能力を示したりする
らしいんだね。
ダスティン・ホフマンが演じた『レインマン』も、そういう能力があったよね。
(あれはアスペルガーではなく、自閉症ということになっている)
でも、集中力が緻密過ぎて、間違いや納得のいかないことが気になってしょうがない
という弊害もあるらしい。

だから、やはり自分の殻に閉じこもりがちで、他人とうまくコミュニケーションをとれない。
自分のことや自分の気になることにナーバスになってしまって、
他人の言うことやすることをちっとも聞いてない、見てない、
自分勝手な態度になる
らしいんだね。

この映画は、このことを理解しないで観ると、
ものすごく偏屈なガキがブラブラ歩いてばかりいる映画、
って印象になってしまうから要注意。(笑)


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この映画は、その子をあたたかく育てている家族があって、
その子が唯一うまくコミュニケーションのとれるお父さんが、
9.11 テロに巻き込まれて亡くなってしまうところから始まるんだよ。


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そんな病気だもんだから、
オスカーは破壊されたビルに閉じ込められたお父さんからかかって来た電話に出られなかった。
お母さんのファジーさもいよいよ許せない。
そんな大きな悲しみと後悔と混乱を抱えながらも、オスカーはつい昨日までお父さんとやっていた
“ニューヨークの幻の第6地区を調査するゲーム” を続ける。
これは、生前のお父さんが、オスカーの自閉性を少しでも改善しようとした遊びなんだろうね。

オスカーは、本当にお父さんは死んだんだという事実を受け入れられるようになるまで、
そのゲームを続けて時間を経過させるしかなかった
んだね。
そう、もし太陽がなくなっても、僕らがそれを認識できるまでに8分かかるのと同じように。
(太陽の光が地球に届くまで、8分かかる。劇中にそういう会話が出てくるんだよ)

そうこうしている内に、オスカーは、お父さんが残したものの中に、あるを見つけるんだよ。
その鍵は、お父さんが残してくれた何か大切な物を見つける “カギ” かもしれないし、
ゲームの答えを見つける “カギ” かもしれない。

で、オスカーはその鍵で開けられるモノを探して、毎日ニューヨーク中を捜し歩くんだよ。


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そして、それを見つけた先に待っていたものは・・・
言えねェ、言えねェ、もう言えねェ。

※ ここから先は、これから観ようと思っている人は観た後に読んだほうがいいかもしれません。



●オスカーのキャラクター設定について

この物語の展開に、オスカーがアスペルガー症候群である必要があるのか?
と評する人もいるみたいだけど、僕はその必要があったんだろうと思う。
それは、オスカーはニューヨークそのものを象徴していると思うからだ。

ニューヨークというところは、人種やビジネスや正義や悪やカルチャーのるつぼで、
あらゆることがそれぞれに集中的でハイスピードに動いているんだと思う。
善悪や利害がはっきりしているし、それぞれにパラノイックにクォリティが高いけど
それぞれに自分勝手で、それをぶつけ合うことで共存してる。
あらゆることが合理的かつ理論的に、テキパキ、ピリピリと神経症的に進行していく。
そう、まるでアスペルガー症候群のようだよね。

オスカーは、“鍵穴探し” を続けることで、結果、少し自分の心の殻を破ることになる。

理屈だけの頭でっかちでなく、自分の足で行動して、
実際にたくさんの人と接してコミュニケーションをとる
街には、いろいろな人がいろいろな喜びや悲しみを抱えて暮らしているけど、
自分勝手な人ばかりでなく、他人を思いやり助け合うことのできる人たちがたくさんいる
そして、大きくてあったかい家族の愛

そういうことを
アスペルガー症候群に病んでいるオスカーも、アスペルガー症候群的に病んでいるニューヨークの街も、
皮肉にも 9.11 のテロをきっかけに、思い知る。


だから、オスカーはアスペルガー症候群じゃなければならなかったんだよ。
そう、この映画のテーマはテロの批判ではなく、殻に閉じこもっている人や街の再生なんだから。


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“鍵穴探し” は、途中まで、向かいのアパートメントのおばあちゃんちに居候する謎の老人と一緒に。

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●『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』って、どういう意味?

うーん、難しいなあ。
このタイトルは、オスカーが作った “ニューヨークの幻の第6地区を調査するゲーム” の
調査日誌みたいなノートブックの表紙のタイトル
なんだよ。

この日誌は、9.11 テロでビルが燃えている絵を描いたページで終わっているんだけど、
それからすると、ゲームで探してる “ニューヨークの幻の第6地区” って、
崩れてなくなった世界貿易センタービルの跡地のことを言っているのか?って、想像してしまう。

そうなると、“ものすごくうるさくて、ありえないほど近い” というのは、
ひとつは、テロそのもののことだろうと思う。
飛行機が突っ込む音、救急車のサイレンの音、ビルが崩れる音、
それが、かなり身近なところで起こったということ。
これは、わかりやすい解釈だと思う。

それからもうひとつは、オスカーの頭の中で響いていた音のこと。
アスペルガー症候群の人がどんな幻聴を聴くのか、聴かないのか、僕にはわからないけど、
お父さんが亡くなってからオスカーを襲い続ける、悲しみや後悔や不安という騒音のようなもの
それが、ゲームが終わって父の死を受け入れられるようになるまで、
彼のそばでガンガン鳴り響いていたんじゃないかと。

それは、お父さんからの電話のコール音や留守電メッセージが、
ギンギンに拡声されて聴こえていたのかもしれないし、
イライラさせる街の喧噪が聴こえていたのかもしれないし、
他人と接するのがいやな病気なのに、たくさん訪ね歩いて鍵のことを聞いた相手の声が
オスカーの沈痛な心にノイジーに響いていたのかもしれない。



オスカーは近い将来、幻の「グラウンド・ゼロ」の原因を調査するゲームを始めるだろうか。



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9.11 同時多発テロで亡くなった方たちに合掌。
今後、テロや戦争や災害でたくさんの人が亡くなるようなことが起こらないようにするには、
僕らは何をすればいいんだろうね。





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●ものすごくうるさくて、ありえないほど近い(Extremely Loud & Incredibly Close)
2011 アメリカ (2012 日本)
上映時間:129分
監督:スティーブン・ダルドリー
原作:ジョナサン・サフラン・フォア
脚本:エリック・ロス
製作総指揮:セリア・D・コスタス、マーク・ロイバル、ノーラ・スキナー
製作:スコット・ルーディン
撮影:クリス・メンゲス
音楽:アレクサンドル・デプラ
編集:クレア・シンプソン
美術:K・K・バレット(プロダクションデザイン)、ジョージ・デ・ティッタ・Jr(セット装飾)
衣装:アン・ロス
製作会社:スコット・ルーディン・プロダクションズ、パラマウント映画、ワーナー・ブラザーズ
配給:ワーナー・ブラザース
出演:トム・ハンクス、サンドラ・ブロック、トーマス・ホーン、マックス・フォン・シドー ほか
受賞:アカデミー賞 作品賞(ノミネート)/助演男優賞(ノミネート)
   放送映画批評家協会賞 若手俳優賞
   フェニックス映画批評家協会賞 若手男優賞/ブレイクスルー演技賞


comment (19) @ 映画>なかなか難しいぞ

ハードロックで暑気払い ~ Urge Overkill

2014/09/06


たまには、うるさい音楽でもどうすか?

ギターのオーバードライブのかかった音と、耳に残るリフがたまらなくいいなあ。



Tequila Sundae





Sister Havana





Positive Bleeding





Dropout





Urge Overkill(アージ・オーバーキル)って言うんだよね、このバンド。
この前、久しぶりにタランティーノの『パルプ・フィクション』を観て、ネットでいろいろ調べていたら、
このバンドが演奏する曲が、劇中のけっこういいシーンで使われていたことを発見!
ニール・ダイアモンドの “Girl You’ll Be A Woman Soon” という曲のカバーだったんだね。
彼らの曲調とは全然違う曲だけど↓、まあどうです?



Girl, You'll Be A Woman Soon







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●SATURATION / Urge Overkill
01. Sister Havana
02. Tequila Sundae
03. Positive Bleeding
04. Back On Me
05. Woman 2 Woman
06. Bottle Of Fur
07. Crackbabies
08. The Stalker
09. Dropout
10. Erica Kane
11. Nite And Grey
12. Heaven 90210


comment (12) @ 音楽>ロック