アリバイを持っておいで ~ EAGLES『Hotel California』も和訳してみた

何かのきっかけでブログを見たら、イーグルスの「ホテルカリフォルニア」の歌詞の意味についての記事っていっぱいあんのねぇ。1976年の12月に発売された当時は、ロマンチックで哀愁の漂ったメロディとカリフォルニアらしいパーティや贅沢な生活を感じさせる歌詞で、“別れた彼女との思い出” を描いた曲だと解釈されていたんだよ。もう少し進んだ解釈では、当時は、ベトナム戦争が終わってアメリカの栄光や繁栄が翳りを見せていた時...

南極という極上のスパイス ~ 『南極料理人』

観てると、すごくうまそうで、無性に食べたくなる映画。そういうのって、何て言うんだっけ?スローフード・ムービー?『かもめ食堂』とか『食堂かたつむり』とか、映画のトーンがぽよよ~んと癒し系で、特別なハプニングが起こらないんだけど、食べ物を通じてみんなが幸せになっていく、って感じのやつ。癒し系じゃないけど、伊丹十三監督のラーメンウェスタン『タンポポ』や「踊る大捜査線 THE MOVIE」も撮った、本広克行監督の『...

ココよりうまいゆず切りがあるかな? ~ 『松鶴庵』

3月の始め頃だったっけな。親友のHくんが、さらしな粉と柚子をくれたので、“ゆず切り” をやってみよっかな、ということになった。でも、変わり蕎麦なんて打ったことがないので、ちょっと食べてみて勉強、と思って、家から近いとこでないかと、ぐぐって見つけたのがココ。埼玉県新座市の大人気店『松鶴庵』。しかし、食べたからって、打つのに何にも足しにならなかったんだけど・・・。週いちのフットサルで、慢性的に足の筋肉がギ...

これを知らないとおもしろくない③ ~ 『砂の器』

この映画を観たのは、10代後半頃だったと思う。封切りからかなり年月の経ったリバイバル上映だったなあ。いまでは、ちょっとした感動ですぐ泣いてしまうんだけど、その当時、親に叱られて泣くこともなくなった僕は、この映画を観ながらボロボロ涙を流す自分に驚いたものだった。映画館の僕の座席の近くにいた女性が、「うっ、うっ、ええっ、ええっ」と嗚咽をもらして泣いていた。映画館でも家のテレビでも、物語を観ていて声を出し...

【閉店】築200年の古民家で、腹いっぱい食べる幸せ ~ 『まるい』小手指店

蕎麦屋の建物って、どんなもんだろう?外観のハナシだけど・・・まずは、①純和風一軒家店舗タイプだよね。一部焼けちゃった “かんだやぶ” や “虎ノ門砂場” や “神田まつや” みたいなやつから、街の蕎麦屋みたいな昭和食堂タイプのものまで。数寄屋造りのような由緒正しいものから、最近建ったものまで、「町屋建築」のもの。江戸蕎麦系の蕎麦屋の建物だよね。それから、地方でよく見る、②古民家民芸タイプ。豪農とか田舎の商家ので...

これを知らないとおもしろくない② ~ 『イージー・ライダー』

「60年代アメリカの若者文化を見事に描いた映画」。この映画の評や視聴者レビューで一番多いのがコレ。でも、この評なら、間違いじゃないけど30点くらいかなあ。こう思って観るから、ラストシーンの意味がわからなくなるんだろうなあと思う。あのラストシーンを、“社会の「理不尽さ」や「不条理」を象徴的に描いた”、という人もいるから驚きだ。たしかに、アメリカン・ニュー・シネマ的なショッキングな終わり方かもしれないけど、...