ゆらゆら草

もう少し感受性を働かせれば、毎日がスペシャルになる。そう自分に言い聞かせて、 いろいろ感じたことを書きとめてみよっと。

会場中、涙と鼻水でぐじゅぐじゅ ~ キネ旬ベスト・テン表彰式


映画カッパさん(「映画的日記」http://kappacinema.blog.fc2.com/)、
ありがとうございました!!

キネ旬の表彰式に行って来たよー!

2014年にも招待券をいただいて、大雪の中行って来たんでしたねー。
で、2015年にも招待券を送っていただいたんだけど、
その時はなんと腸閉塞で入院してて、看護婦さんに譲ったんだっけ。

001チケット.jpg

そして、またまたまた、招待券をお譲りいただいて
貴重な機会をたまわりました。
ホントにホントにありがとうございました。



<文化映画ベスト・テン>
1位/ふたりの桃源郷

2位/あるアトリエの100年
3位/五島のトラさん
4位/表現に力ありや ―「水俣」プロデューサー、語る―
5位/クワイ河に虹をかけた男
6位/鍛金 ―玉川宣夫のわざ―
7位/さとにきたらええやん
8位/名塩雁皮紙 ~谷野剛惟のわざ~
9位/氷の花火 山口小夜子
10位/不思議なクニの憲法



<外国映画ベスト・テン>
1位/ハドソン川の奇跡

2位/キャロル
3位/ブリッジ・オブ・スパイ
4位/トランボ ハリウッドに最も嫌われた男
5位/山河ノスタルジア
6位/サウルの息子
7位/スポットライト 世紀のスクープ
8位/イレブン・ミニッツ
9位/ブルックリン
10位/ルーム

<読者ベスト・テン(外国映画)>
1位/ハドソン川の奇跡

2位/キャロル
3位/スポットライト 世紀のスクープ
4位/ルーム
5位/レヴェナント:蘇えりし者
6位/オデッセイ
7位/ブリッジ・オブ・スパイ
8位/スター・ウォーズ/フォースの覚醒
9位/ブルックリン
10位/トランボ ハリウッドに最も嫌われた男



<日本映画ベスト・テン>
1位/この世界の片隅に

2位/シン・ゴジラ
3位/淵に立つ
4位/ディストラクション・ベイビーズ
5位/永い言い訳
6位/リップヴァンウィンクルの花嫁
7位/湯を沸かすほどの熱い愛
8位/クリーピー 偽りの隣人
9位/オーバー・フェンス
10位/怒り

<読者ベスト・テン(日本映画)>
1位/この世界の片隅に

2位/シン・ゴジラ
3位/怒り
4位/君の名は。
5位/リップヴァンウィンクルの花嫁
6位/64-ロクヨン- 前編 64-ロクヨン- 後編
7位/湯を沸かすほどの熱い愛
8位/永い言い訳
9位/海よりもまだ深く
10位/淵に立つ

http://www.kinenote.com/main/kinejun_best10/



2月5日(日)、会場は「文京シビックホール」
「ふーん、文京区の区民会館だろ?」なんて思ってたら、とんでもない。
すげーでかくて、カッコいい建物だったよ。
まだ、新しいんじゃないのかな。
地下鉄丸ノ内線・後楽園駅直結。
そう、東京ドームの隣だよ。

002シビックホールロゴ.jpg

003五輪フラッグ.jpg

004梁.jpg

開場する前にコーヒーでものんびり飲もうかな、
なんてボチボチ出かけたんだけど、開場1時間前だというのに大行列!
地下2階から、1階のホール入口までもう千人くらいは並んでいたー。

005行列.jpg

もう、前のほうの席なんて望むべくもないので、
列になんか並ぶのはやめて、予定通りカフェでコーヒー飲んだった。(笑)



006入口看板.jpg

さてさて、開場!
ロビーに入ると、おお、授賞式らしい雰囲気。
受賞者へ贈られた花のにぎわいさー!

007キネ旬パネル.jpg

008柳楽花.jpg

009杉崎花.jpg

本物のトロフィなんかも展示されているじゃんかー。
いいね、いいね、気分が盛り上がってきたよー。

010トロフィ.jpg

011村上虹郎.jpg

012片淵.jpg

よしよし、チンタラ席に着きましょ。

013ステージ.jpg



まずは、各部門の1位受賞作品の上映会から。



『ふたりの桃源郷』<文化映画ベスト・テン第1位>

014ふたりの桃源郷ポスター.jpg

2016 日本
●監督/佐々木聰
●製作/久保和成
●脚本/
●出演/田中寅夫、田中フサコ ほか

日本テレビ系の山口放送が、25年にわたって撮り続けた
テレビドキュメンタリーシリーズをまとめた映画。

戦後間もない頃、職も食もままならない都会を捨てて、
岩国(?)の山奥に自力で開墾移住して、電気も水道もない
自給自足の生活を続ける夫婦のハナシ。
なんと、そこで3人の子供を産み育て、その子供達も結婚して
都会で立派に暮らしているからすごい。

夫婦は、一度は大阪の都会に出て暮らすけど、やっぱり “山” へ戻ってしまう。
日々迫りくる老い。
だんだん、畑仕事もままならなくなってくる。
それを助ける、子供達夫婦。
みんなの気持ちを繋ぐものは、あの日見た “山” なのだ。
エコロジーとは、夫婦愛とは、家族とは、戦争とは・・・
たくさんのことを教えてもらったよ。

015ふたりの桃源郷内容.jpg



上映会ののっけから、涙と鼻水の滝。
会場のあっちこっちから、すすり泣きが聞こえたなあ。
すばらしいドキュメンタリー!



『ハドソン川の奇跡(Sully)』<外国映画ベスト・テン第1位>

016ハドソンポスター.jpg

2016 アメリカ
●監督/クリント・イーストウッド
●製作/クリント・イーストウッド、フランク・マーシャル、アリン・スチュワート、
    ティム・ムーア
●原作/チェズレイ・サレンバーガー、ジェフリー・ザスロー
●脚本/トッド・コマーニキ
●出演/トム・ハンクス、アーロン・エッカート ほか

2009年、ニューヨーク・ハドソン川に不時着して、
奇跡的に全員が生還した飛行機事故の実話を題材にした映画だよ。

これは、よくある、ただいたずらにドキドキさせる
「旅客機パニック映画」とはちょっと違うんだな。
もちろん、飛行機内のパニックも故障した飛行機が飛ぶようすも、
救出のようすも、極めてリアルなCGを使ったり、大がかりなオープンセットを使ったりで、
手に汗握るシーンがダイナミックに繰り広げられるんだけど、
それにさらに、「裁判モノ映画」の醍醐味も加えたおもしろさなんだなー。

017ハドソン内容.jpg

きっとこの映画は、9.11テロで悲嘆にくれたニューヨーク人、アメリカ人の不安や無力感を
おもいきりすっ飛ばしてくれる!
そういう意味では、「社会派映画」の隠し味も含まれている傑作なんだと思う。



会場、また涙と鼻水の渦。



『この世界の片隅に』<日本映画ベスト・テン第1位>

018この世界のポスター.jpg

2016 日本
●監督/片渕須直
●企画/丸山正雄
●プロデューサー/真木太郎
●原作/こうの史代
●脚本/片渕須直
●声の出演/のん、細谷佳正 ほか

すばらしいアニメだなあ!
ジブリの独特な空想の世界もいいけど、
こんな、上質な実写映画のようなセンスのアニメもいいなあ。

アニメって、実写ではやりずらい「表現の強調」を
絵の世界のこととしてやれるもんだから、
激しいことはすごく激しく、楽しいことはより楽しく、
悲しいことはすごく悲しく、悲惨なことはめっちゃ悲惨に描くことができるよね。
だから、わかりやすくなる反面、つい、くどいというか大袈裟というかな表現に
なりがちになっちゃうよなあ。

でも、このアニメ映画は見事に節制がきいていると思う。
戦争の、しかも広島の原爆被害の悲惨さを描いているんだけど、
『火垂るの墓』のようなストレートで目を伏せたくなるような表現でないんだな。
当時の広島と呉に暮らす、一人ののんびり屋さんの女性のリアルな生活を
ほのぼのと描いた作品
なんだよ。

当時の街の風景描写なんかも、徹底的にリアルにこだわったみたい。
学校生活あり、不器用な恋や愛があり、昔ながらの結婚あり、
暮らしの中の嫌なこと、うれしいこと、美味しいことあり・・・
どちらかというとほのぼのとしたコミカルなタッチ
お、そういえば、何の因果か『あまちゃん』みたいなタッチといえるかもしれないなあ。

019この世界の内容.jpg

でも、そんな文体で、
暮らしの中に「戦争」がさらっと爪跡を残すもんだから、
逆に痛さや悲惨さがくっきりと浮き彫りにされる。
暮らしの中に「戦争」が残す辛さ、悲しみが、心の中にぽつんぽつんと取り残される。

物語の中には、いたいけなヒロインのキラキラしたセリフが
たくさん散りばめられていた
よー。

映画カッパさんの感想もどうぞ
http://kappacinema.blog.fc2.com/blog-entry-1309.html



会場中、またまた涙と鼻水マックス!
おいおい泣いている、おばはんもいたよ。



涙&鼻水の上映会が終わって、
さてさてお待ちかねの個人賞の表彰式でございます。

020個人賞全員.jpg

わかりずらい人だけ紹介。上段左から4番目が『この世界の片隅に』の片淵監督。
その右隣が、仕事で来れなかった村上虹郎の代わりに立った
『ディストラクション・ベイビーズ』の真利子哲也監督(35才)。
上段一番右が、評論家の川本三郎。
下段一番右が、ミュージシャンで助演男優賞受賞の竹原ピストル。

021個人賞俳優のみ.jpg



<個人賞>

主演女優賞/宮沢りえ(『湯を沸かすほどの熱い愛』)

022宮沢りえ.jpg

宮沢りえちゃんは、実は表彰式スタート時点でいなかったんだよね、
仕事がぶつかってて。
でも、本人いわく「役は自分の体を通り過ぎていくもの。だから自分の人生そのもの。
それに対していただける賞だもの、遅れてでも参加したい」とのことで、
表彰式の最後のほうでやってきました。

彼女の表彰には、ゲストとして監督の中野量太氏も登場。
宮沢りえと同い年ということで、フランクな感じだったよ。
本人は、映画監督として経験が浅く自信がなかったそうだけど、
主演に宮沢りえ、助演に杉崎花に打診して、オッケーをもらった時点で、
「この映画は成功する」って確信したんだそうだ。
この映画は、ぜひとも観たい!



主演男優賞/柳楽優弥(『ディストラクション・ベイビーズ』)

023柳楽.jpg

本人、ちょっと緊張してたかな?
おもしろいこと言おうとして、ややすべり気味。(笑)
子供の頃に映画に初主演してから12年間、
役者を続けようかやめようかくすぶっていた
ことを告白していたねー。



助演女優賞/杉咲花(『湯を沸かすほどの熱い愛』)

024杉崎.jpg

感謝、感謝のごあいさつでした。
まだまだ子供だなあ、なんて思っていたら、
やはり大物俳優への道を着々と歩み出したねー。



助演男優賞/竹原ピストル(『永い言い訳』)

025ピストル.jpg

この人は、音楽シーンでも映画シーンでも知らなかったよ。
でも、受賞のあいさつを聞くとなるほど、
声もオーラもいい感じだったな。
「こんなすごい賞をもらうことがわかったいたなら、変な芸名つけるんじゃなかった」
ってコメントがウケてた。



新人女優賞/小松菜奈(『溺れるナイフ』、『ディストラクション・ベイビーズ』、
               『黒崎くんの言いなりになんてならない』、『ヒーローマニア-生活-』)

026小松.jpg

本人は、ハタチになったタイミングで出た『溺れるナイフ』のことを称えていたな。
キネ旬では、『ディストラクション・・・』の評価が高かったし、
虹郎くんの代わりに監督も来ていたので、すぐにフォローしてたけどね。
始終緊張した表情だったけど、8頭身?9頭身?実物を見るとものすごいスタイルしてたよ。



新人男優賞/村上虹郎(『ディストラクション・ベイビーズ』、『夏美のホタル』)

027虹郎.jpg

父・村上淳、母・UA(ウーア)。
本人は、仕事がバッティングしてて来なかった。
『夏美のホタル』はまだ観てないので、その後どうなったかわからないけど、
もう少し活舌を改善してほしいなあ。



監督賞/片渕須直(『この世界の片隅に』)
読者選出日本映画監督賞/片渕須直(『この世界の片隅に』)

028片淵.jpg

うん、いかにもアニメ監督といった感じの物腰と話し方の人だね。
(まあ、平たく言うとオタクっぽい?)
元ネタの漫画が優れているせいもあるのかも知れないけど、
演出と編集が実に見事!
時代検証とその視覚化に、ものすごい情熱を傾けたそうで、
それを上質な実写映画のように節制の効いた物語に仕上げた腕は
やはり、珍しくもアニメでも監督賞が取れる実力と納得できたね。



脚本賞/庵野秀明(『シン・ゴジラ』)

029庵野.jpg

「作品が自分のすべて」というポリシーのもと、
表彰式には来なかったねー。
うん、確かにあの長くて理屈っぽい脚本は大変だったんだろうなあ。



外国映画監督賞/クリント・イーストウッド(『ハドソン川の奇跡』)
読者選出外国映画監督賞/クリント・イーストウッド(『ハドソン川の奇跡』)

030クリント.jpg

もちろん、来なかったわー。
キネ旬でも、もう幾度目かの受賞だったかな?
クリント・イーストウッドは、俳優としてもバツグンだけど、
彼の監督作もマジで名作ばかりだよね。
もう、完全にハイブランド化してる。
今回の映画もそうだけど、監督として担ぎ出されたのか
自身で発案・発動したのか、知りたいところではあるなあ。



<キネマ旬報読者賞>
読者賞/川本三郎(「映画を見ればわかること」)

031川本.jpg

この人は、小説なんかの評論でも読んだことがあるなあ。
村上春樹作品の評論などでもおなじみだよね。
本人は、キネ旬掲載の記事で評価されたんだけど、
受賞のコメントで『この世界の片隅に』を称えていたねー。
さすが、この人のコメントが一番わかりやすかった。(笑)



キネ旬選出&読者選出で監督賞をダブル受賞した片淵監督の
トロフィ授与の時に、ビッグサプライズが!!


20%くらい、ひょっとして?って思っていたんだけど、
なんと、ヒロインの声を演った
能年ちゃんが特別ゲストとして登場!!

会場がドッと沸いたのはもちろんだけど、
またまたまた、みんな涙と鼻水ーーー!
最初から最後まで泣かさせる表彰式って、こんなのある?
みんなの涙の訳は、会場のみんなの気持ちが、
「ある想い」でひとつになったからなんだろうね。

知っている人は知っているけど、実は
この『この世界の片隅に』には、少し辛いエピソードがあるんだよね。

この映画、立案の時点から監督の熱い希望で、主役の声をのんちゃん
(僕の中では、能年ちゃんはいつまでも能年ちゃん)に決めていたらしい
んだよね。
そのせいで、出資者が一つも見つからなくなってしまったみたいなんだね。
で、クラウド・ファンディングにせざるを得なくなってしまった、
といういきさつ。

で、なんで能年ちゃんが声優をやったら、お金が集まらなかったのか?

これは、僕はホントのことは知らないんだけど、
能年ちゃんは事務所ともめにもめて、独立を果たしたんだけど、
事務所のサシガネで仕事を干されていて
事務所からは各方面に「使わないでくれ」という通達が出ていた
というウワサがあるんだよね。

「能年を使えば、同事務所のすべてのタレントをおたくには出させない」
というマイナスのバーターでもあったんじゃないかというウワサ。
だって『あまちゃん』で、あれだけ大人気を博した能年ちゃんなのに
全然テレビ等で見ないでしょ?

ウワサでは、その事務所からどんな仕打ちを受けるかも知れないから、
どの会社も、危なくて能年ちゃんがらみに近づけなかったという
ウラがあったんじゃないか、というわけよ。

だから、製作も、配給も、宣伝も、メディアも沈黙してしまったのだ
というわけ。

おまけに、「能年玲奈」の名前も芸能界では使えなくなってしまった
というわけ、本名なのにね。

ちなみに、いま話題の清水富美加も同じ事務所。
ガッキーも同じ事務所だけどね。

いや、知らないよ、ウワサ、ウワサ。
何がどうして、どうなったのか、ホントのこと知らないからね。

で、そんないきさつらしきことを知っていた人はみんな、彼女の登場の瞬間に、
この作品に関わった人たちの逆境に立ち向かうがんばりや
能年ちゃんのがんばり、封切りを応援してきた人たちの気持ちに対する感動が、
グッと胸にこみ上げた
んだろうね。
「ある想い」というのは、そういうこと。

キネ旬は、昔から社会派の作品を賞する傾向が強いと思うんだけど、
受賞のいきさつまで社会派とは、やるねー!

監督のダブル受賞の2つのトロフィのうちの1つを持ってあげてる能年ちゃんが、
「監督の受賞が、自分のことのようにうれしいです」と言ったのに対し、
司会のフジテレビアナの笠井さんがすかさず
「いや、自分のことだと思います」ってツッコンだ時に、
また涙がこみ上げてしまった。

032能年ちゃん.jpg


「ありがとう、この世界の片隅に、ウチを見つけてくれて」

その場で、ヒロインのキャラ声で劇中のセリフを演ってくれた能年ちゃん、
この先、どんな片隅にいても、
たくさんの人が何度でもキミを見つけてくれるよ、きっと。



みなさーん、「文京シビックホール」の大ホールの座席には、
たくさんの鼻水がついてるので、注意してくださーい。







♪ 春はもうすぐ / NSP





♪ 雨は似合わない / NSP




Category : 映画>イベント
Posted by つかりこ on  | 12 comments  0 trackback

がやがや報告 ~ キネマ旬報ベスト・テン 第1位映画鑑賞会と表彰式



行ってきましたよー。
ご存知、2月8日(土)、あの大雪の日。

埼玉県の新所沢の8日は、午前2時頃から雪が降り始めたんだよ。
その頃は、まだ降り始め。
地面がうーっすら白くなってる程度だったな。
朝8時半頃に家を出た時は、もう10cmくらい積もっていたよ。
確かに、近年では珍しいハイペースだ。

駅に着いて電車を待つ。
西武池袋線で池袋まで行って、地下鉄有楽町線に乗り換えて、
「新富町」まで行ったら、駅のすくそばが会場のはずだな。

電光掲示版に表示されている電車がまだ来てないわ。
ちょっと遅れているかなー。
やっと来たのに乗り込んで、10分遅れで約束の「西武池袋線所沢駅上りホームの一番前」に到着。

ちょっとしたら、Kくんから電話があって、まだ途中だとのこと。
Kくんとは、飯能在住の仕事仲間。
夏に書いた記事で、飯能河原にある蕎麦屋で一緒に蕎麦を食べたやつだよ。

25分遅れでやっとKくんと合流。
遅延運行のせいで満員に近い状態になった電車に乗り込んで、
池袋からは逆にガラガラに空いた地下鉄有楽町線に乗り換えて、
10時25分頃のギリギリに会場に着いたんだった。

会場は中央区役所の向かい、旧電通本社(現電通テック)のはす向かい。
近所には、「築地市場」、「築地本願寺」、「歌舞伎座」、
「マガジンハウス」なんかがあるんだよ。
銀座というより東銀座のほうだった。

001キネ旬ベストテン_入口.jpg

この時点で、東京都中央区も10cmくらい雪が積もっていたなあ。

002キネ旬ベストテン_場内.jpg

会場は、昔ながらの2階式のホールだね。
キャパが900人だから、やや小ぶりな市民会館って感じかな。
あ、「銀座ブロッサム 中央会館」って名前だから、中央区の区民会館かなあ。
きっと、そうだねー。

上映開始15分前で、だいたい7割くらいの客入り。
でも、どんどん人が増えてくるねー。
大雪の中、皆さんごくろうさんなことですー。

さてさて、レトロなブザーの音が鳴って、場内が暗くなって、
はじまり、はじまりぃー。



<第1位映画鑑賞会>



★文化映画第1位作品『標的の村』

003標的の村ポスター.jpg

国が、「オスプレイ」の着陸場建設に反対して座り込んだ
東村(ひがしそん)・高江の住民を通行妨害で訴えた!
国や団体が、反対運動を委縮させるために、裁判という手段を使って弾圧・恫喝したのだ。
アタマにきた住民は県民大会を開催、10万人が結集した。
その直後に、日本政府は電話一本で県に「オスプレイ」配備を通達した。
完全にアタマにきた住民は、強硬配備前夜の2012年9月29日、
台風17号があばれる中、アメリカ軍普天間基地ゲート前に身を投げ出し、
22時間にわたって米軍基地を完全封鎖した。
警察は、これを強制排除しにかかる。
住民たちは、警察官に向かってアジる。
日本人と日本人が、ウチナンチュとウチナンチュが、戦ってどうするんだ?
ほら、国やアメリカ軍はただ見てるだけだろ!

004標的の村シーン.jpg

監督の三上智恵さんは、地元テレビ局・琉球朝日放送の女性ニュースキャスターなんだよ。
三上さんは、表彰式の場でトロフィーを手にして言ってたよ。
「地元で何度ニュースにしても、全国ニュースにはならなかった。
何度ドキュメンタリー番組を作っても、全国ネットで流れることはなかった。
だから映画にしたんです」
その言葉に感動しました!


●『標的の村』(ひょうてきのむら)
2013年 日本
上映時間:91分
製作会社:琉球朝日放送
プロデューサー:謝花 尚
監督:三上智恵
構成:松石泉
撮影・編集:寺田俊樹



005文化映画ベストテン.jpg
こういうドキュメンタリー系もおもしろそうだね。『先祖になる』あたりはおもしろいかな



★外国映画第1位作品『愛、アムール』

006愛、アムールポスター.jpg

パリに住む音楽家の老夫婦。
時には、教え子のコンサートに招かれて出かけて、
レストランで食事をしたりする、比較的裕福な余生を送っている。
ある日突然、妻が認知症(?)になってしまう。
妻の願いから、自宅で生活をすることに。
だんだんと壊れていく妻、それを深い愛情で支える夫。
そして、衝撃の結末。

007愛、アムールシーン.jpg

日本では昔からよくあるテーマではあるね。
でも、静かな映画なのに、映像の明暗・美しさ、アングル、役者の演技、
偶然性までも計算に入れたカット、空気のような音楽・音声など、
作る人の視点で見ると完璧としか言いようのない出来の作品だなー。
デジタルカメラで撮影したらしいんだけど、
こんなふうに撮ることができるんだね。
これから世界中で頻出する(している?)社会問題を、
静かに深くえぐった作品だと思う。
第65回カンヌ国際映画祭のパルムドール受賞作だね。


●『愛、アムール』(あい、あむーる)
2012年 フランス・ドイツ・オーストリア
上演時間:127分
製作会社:Canal+、フランス3シネマ
脚本・監督:ミヒャエル・ハネケ
配給:ロングライド
出演:ジャン=ルイ・トランティニャン、エマニュエル・リヴァ ほか



008外国映画ベストテン.jpg
僕が観たのは、キネ旬選出が4本、読者選出が5本。『嘆きのピエタ』おもしろそー



★日本映画第1位作品『ペコロスの母に会いに行く』

009ペコロスポスター.jpg

認知症の母親とハゲちゃびんの息子のおかしくて切ない毎日。
ある日、症状が重くなる母をヘビーな気持ちで介護施設に預けることに。
ところが、患者同士の出会いがあったり、
見舞いに来ている家族同士の出合いがあったりで、けっこう楽しかったりする。
ホントは大変な介護を笑い飛ばしてくれる作品だね。
会場は、終始爆笑の渦!

010ペコロスシーン.jpg

情緒あふれる長崎の町が舞台。
薄れていく “日本の記憶” と “母の記憶”、その切なさがオーバーラップして、
笑う映画のはずなのに涙を流してしまった。

原作は、岡野雄一作のエッセイ漫画。
自費出版からベストセラーになった人気作品だそうだ。

監督は、『男はつらいよ フーテンの寅』、『時代屋の女房』、『美味しんぼ』などを撮った
86歳の名匠・森崎東。

配役は、昔の有名人がたくさん出ていて、極めておもしろいよ。


●『ペコロスの母に会いに行く』(ぺころすのははにあいにいく)
2013年 日本
上演時間:113分
製作会社:「ペコロスの母に会いに行く」製作委員会
原作:岡野雄一
脚本:阿久根知昭
監督:森崎東
配給:東風
出演:岩松了、赤木春恵、原田貴和子、加瀬亮 ほか



011日本映画ベストテン.jpg
僕が観たのは、キネ旬選出が6本、読者選出が8本だな。『横道世之助』好きだなあ



★1位作品上映の1本目と2本目の間の昼休みに、蕎麦屋へ行って来たよ!
 築地にある名店のひとつ、『築地 布恒更科』でござる。
 別途、記事にいたしますので、乞うご期待!






<表彰式>



さてさて、上映会が終わったら、お待ちかねの表彰式!!
大雪だけど、皆さんちゃんと来るのかなあ?

012キネ旬ベストテン_授賞式舞台.jpg

チケットハガキには、「撮影禁止」と書いてあるけど、
会場を見渡すと、スマホやカメラを用意している人がけっこういるいる!
よっしゃ、僕もいま人気の役者をバッチリ撮ってやるぞ、とカメラを準備。

ところが、さっそく「ケータイやカメラやビデオでの撮影は、固くお断り」との場内放送が。
さっきまで構えていた人たちが、ササッとスマホやカメラを引っ込めたよ。
僕は心の中で「いくじなしめ、オレは撮ったる!」と気合を入れたねー。

013キネ旬ベストテン_授賞式笠井さん.jpg

司会は、フジテレビアナの笠井さんだ!
カメラのズームを使って笠井さんを撮っていたら、笠井さんたら・・・
「ケータイやカメラやビデオでの撮影は、ご容赦ください」とのこと。
まるで、僕に向かって言っているようなセリフ!
これで、完全にノックアウト。
写真撮る気が失せてしまった。
ごめんちゃい、この後の画像はネットのあっちこっちで拝借してきたものです。
勘弁してください。



★日本映画作品賞『ペコロスの母に会いに行く』
森崎東監督が来る予定だったみたいだけど、大雪と体調不良のせいで代理の方が来たね。
たしか、撮影スタッフだったと思う。



★外国映画作品賞『愛、アムール』
これは、配給会社の人が代わりに来ましたねー。



★文化映画作品賞『標的の村』

014三上智恵_標的の村.jpg

三上智恵監督が来場。
さすが琉球朝日放送のニュースキャスター、発声がいいねー。
「ニュースとドキュメンタリーを何百本も作ったけど、まったく他県で放送されることがなかった。
何とかして日本中に伝えたい、という気持ちから、映画という方法を選んだ」
というコメントには泣けたねー。



★監督賞・読者選出日本映画監督賞 / 石井裕也
・舟を編む


015石井裕也.jpg

若干30歳!埼玉出身。
奥さんは、なんと満島ひかりなんだね、このーっ。
『川の底からこんにちは 』、『ハラがコレなんで』など、秀作多数。
とうとう『舟を編む』で、第37回日本アカデミー賞の優秀監督賞もとっちゃった。
今年、最新作も封切り予定。



★外国映画監督賞・読者選出外国映画監督賞 / アルフォンソ・キュアロン
・ゼロ・グラビティ


016キュアロン.jpg

メキシコ人。
なんと、『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人 』や『トゥモロー・ワールド』を撮った人!
どっちもすばらしい作品だよねー。
本人は来なくて、配給会社の方が代理で来てたけど、
「日本の歴史ある賞で、ゼロ・グラビティが評価されたことは、大変光栄なことだ」
って、本人からのコメントが読み上げられていたね。



★脚本賞 / 荒井晴彦
・共食い


017荒井晴彦.jpg

この人は、映画版の「踊る・・・」をはじめとした映画のインスタント化を批判したり、
阪本順治監督に脚本をいじられて激怒したり、熱いおっさんなんだよなー。
実は、昔から賞もたくさんもらってる大御所。
『遠雷』、 『探偵物語』、『Wの悲劇』、『ひとひらの雪』、『リボルバー』、『KT』、 『ヴァイブレータ』、
『大鹿村騒動記』など、アート系も娯楽系もエロ系もほいほいこなす、筋金入りのセンセだ。
『共食い』の仕事は、娘に手伝ってもらったって、白状していたなー。
雑誌「映画芸術」編集長。



★主演女優賞 / 真木よう子
・さよなら渓谷・すーちゃん まいちゃん さわ子さん・そして父になる


018真木よう子_さよなら渓谷.jpg

『さよなら渓谷』では、裸で濡れ場に体当たり!
近年あまり見かけない、演技ジェニックな女優といえるかもしれないな。
2013年は、複数の映画に重複して出演していたので、
「役に入り込んだままになったりして、次の現場で次の役に自分を持っていくのが大変だったのでは?」
という質問にこともなく、「現場に入ったらすぐにその役になりきれるので、別に大変じゃない」
って答えていたっけ。
監督の要求に、ほいほいいろんな演技ができることでも定評があると、何かで読んだこともあるなあ。
「無名塾」をやめてから、グラビアアイドルで終わるのか、と思っていたけど、
いよいよ本格的な女優になったね!



★主演男優賞 / 松田龍平
・舟を編む


019松田龍平_舟を編む.jpg

身長183cmだってさ!
役柄が多彩だよね。
大別すると、「人を殺しそうな不気味な感じの少年」、「忍法を使いそうな剣士」、
「無口でコミカルな草食系男子」、「いるんだかいないんだかわからない端役」かな?
近年は、その内の「無口でコミカルな草食系男子」で人気を博してきたんだねー。

020松田_真木.jpg

報道では、「キネ旬の新人賞をとった人は主演賞をとったことがない、というジンクスがあったが、
史上初の両方受賞ですね」という問いかけに対して、
照れるように「やってやったぞ!」って喜んだ、ということになっているけど、
見てた印象では、喜ばざるを得なくて苦笑いした、という感じだったなー。
奥さんは、雑誌「ニコラ」のモデルで、村上龍原作、李相日監督、クドカン脚本の映画『69 sixty nine』の
ヒロイン役をやった太田莉菜、おー、こんなとこにいたんだ!



★助演女優賞 / 田中裕子
・共食い・はじまりのみち


021田中裕子_共食い.jpg

ジュリー(沢田研二)の奥さんだよ。
『マー姉ちゃん』でデビューして、『おしん』で大ブレイク!
いまや、アジアやイスラム圏で、この人を知らない人がいないくらいになったねー。
僕的には、神経がぴりぴりするような日本女性の役のイメージがあるけど、
最近はほんわりしたおばさんやお母さんの役が増えてきたかな。
報道では、「30年前に主演女優賞を獲得した時に、松田優作さんと並んで表彰されましたが、
いままた、その息子さんと同じ舞台に立ててどうですか?」という質問に、
うれしそうに「ちょーうれしい!」と答えた風に言われているけど、
ホントは田中さん、年齢を茶化されているように感じたのか、
おちゃらけてるニュアンスに見えたね、僕の目には。



★助演男優賞 / リリー・フランキー
・凶悪・そして父になる


022リリー_そして父になる.jpg

始めの頃はあぶなっかしい感じだなー、って思っていたんだけど、
最近はずいぶん役者業が板についてきたよね。
式場では、「『凶悪』を先に観た人には、『そして父・・・』を観ている時に、
あのお父さんがそのうち人を殺すんじゃないか、って見えたみたいで、悪い影響があったはず」
と、笑いをとっていたねー。
一発で、まわりの役者の緊張感をふっとばしていたっけ。
ホント、すっとぼけたおっさん。

023キネ旬ベストテン_リリー2.jpg



★新人女優賞 / 黒木華
・舟を編む・シャニダールの華・草原の椅子・くじけないで・まほろ駅前番外地


024黒木華_舟を編む.jpg

きたきた!
はるちゃんですー!
オーラを感じるよねー。
いまんとこ、ドラマでも映画でも端役ばかりだけど、
彼女が登場するとそのシーンにパッと華が咲くように見えるのは、僕だけだろうか?
決して、絶世の美女、って感じじゃないけど、目に見えない引力を感じるなあ。
会場では終始緊張気味だったせいか、ツンデレな印象に見えたなー。

025_黒木華2.jpg

外国の映画賞もとりそうな勢いの『小さいおうち』では、大役を授かったね。
これから、ますますの活躍を期待しちゃおう!

----------------------------------------------------------------------------------------------------------------
2014年2月16日(未明)、
黒木華が第64回ベルリン国際映画祭で最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞!
やったねー!
日本人の受賞は、左幸子('64)、田中絹代('75)、寺島しのぶ('10)に
続き4人目だそうです。
黒木華受賞.jpg
----------------------------------------------------------------------------------------------------------------



★新人男優賞 / 吉岡竜輝
・少年H


026吉岡竜輝_少年H.jpg

松田龍平のインタビューで、「キネ旬の新人賞をとった人は主演賞をとったことがない」というのを聞いて、
「えーーっ!?」と騒いで、会場を湧かせていたよ。
歌舞伎役者になりたいそうで、舞台を踏んだことを褒められても、
外弟子状態なので、「言ってみれば、派遣社員みたいなもんです」と言って、
さらに観客の爆笑をとっていたねー。
うん、大物の予感。
『少年H』をまだ観ていなくて、大変恐縮です。



★キネマ旬報読者賞 / 荒俣宏

027荒俣宏_キネマ旬報読者賞.jpg

キネマ旬報本誌に映画のコラムを書いているのかな、それに対する賞みたい。
淀川長治さんももらったことがある賞らしくて、荒俣さんはとても喜んでいたねー。
子供の頃から、タダで映画館に入れてもらって、
いつも混んでいたので、ステージの上に載って観ていたそうだ。
おしっこがしたくなったら、舞台そでのカーテンに向かって立ちションしていたそうだ。
だから、映画はたくさん観ているけど、ちっとも覚えていない、と謙遜していたっけなあ。



★ムービープラス・アワード / 『そして父になる』
「ムービープラス」って、CS?スカパー?
キネ旬と繋がりが深いみたいで、ついでにそこの賞の表彰もやっていたな。
この人気作も、ちゃんと表彰されました。
めでたし!



028_表彰式全員.jpg

上段左から・・・
脚本家の荒井晴彦、琉球朝日放送の三上智恵監督、ミヒャエル・ハネケ監督代理、
アルフォンソ・キュアロン監督代理、荒俣宏
下段左から・・・
黒木華、吉岡竜輝、田中裕子、松田龍平、真木よう子、リリー・フランキー、石井裕也監督、森崎東監督代理

いやー、おもしろかった!!
めったにできない経験ができましたねー。
映画カッパさん、ホントにホントにありがとうございました!!
同行のKくんも、よろしくお礼をお伝えください、とのことでした。



イベントが終わった時点で、銀座の積雪は20cm以上あったかなあ。
おもしろいから、大雪の中、有楽町駅まで歩こうぜ、
ということで、Kくんと “八甲田、死の行軍” 開始!!



銀座の呑み屋街が、ススキノに見えた。



029_銀座.jpg

030ブランド通り.jpg
マツヤ銀座の並び、“銀座ブランドストリート” も雪の装い

031_シャネル.jpg
もう一度、クリスマスが来た気分だねー



雪 / 猫  作詞・作曲:吉田拓郎




Category : 映画>イベント
Posted by つかりこ on  | 16 comments  0 trackback

わくわく予告 ~ キネマ旬報ベスト・テン 第1位映画鑑賞会と表彰式



先日、仕事から帰ると小包が届いていたんだよ。

差出人の名前を見ると、おおーっ、「映画的日記」の映画カッパさんからではないか!
おー、そうだ!
師匠、「キネマ旬報ベスト・テンの鑑賞会」のチケットを送る、とおっしゃっていたんだっけ。

包を開けると・・・なんと、チケットハガキ2枚に加えて、徳島のお菓子まで!
ン十年ぶりに、お年玉をもらった気分になりました。
カッパさん、ホント、ありがとうございます。
心からお礼申しあげます!



「キネマ旬報ベスト・テン」とは、映画雑誌の『キネマ旬報』が
大正時代から開催している映画賞のこと。
中立的な立場の審査員を100人以上も設定して、
「日本映画」と「外国映画」のベスト・テンを選んで、
邦画の各種個人賞なんかを選んで表彰するというもんなんだよ。

いただいたチケットは、そのベスト・テンの発表後に行われる、
“1位をとった映画の鑑賞会&個人賞の表彰式” のチケットなんだよ!
たぶん、『キネマ旬報』の定期購読者で、なおかつ会員登録をしている人の中でも、
ものすごく運がよくないと抽選に当たらないシロモノのはず。

000キネ旬_招待状.jpg

これってさ・・・
映画業界の関係者と極めてコアな映画ファンが集まって、
2013年の名作をただで観るというだけでなく、
あまり大きくない会場で、いまをときめく男・女優や監督を
生で見られるということなんだよ!!
すごいっしょ!!

松の内が明けたばかりの頃だっけか、12月にお会いした映画カッパさんから電話があって、
これこれこういうのをあげるけど、いるかい?との打診。
恐縮しながらも、喜んで譲っていただくことにしたのでした。

僕みたいな中途半端な映画ファンには、あまりにもったいないハナシなんだけど、
徳島のカッパさ~~~~ん、よろしかったんでしょうかあ~~~!?
心からお礼申しあげます!!



[2013年 第87回キネマ旬報ベスト・テン]


<日本映画ベスト・テン>

① ペコロスの母に会いに行く
名匠・森崎東が描き出す、認知症の母と子のおかしくも切ない日常

② 舟を編む
松田龍平と石井裕也。本年度ベスト・テン個人賞受賞陣が揃い踏み

③ 凶悪
ベストセラーのノンフィクション小説を基にした社会派サスペンス

④ かぐや姫の物語
高畑勲が14年ぶりにメガホンをとり、『竹取物語』を映画化

⑤ 共喰い
田中慎弥による芥川賞受賞の問題作を青山真治が映画化

⑥ そして父になる
ハリウッドリメイク決定! 「家族とは何か」を問う人間ドラマ

⑦ 風立ちぬ
引退を表明した日本アニメ界の巨匠・宮崎駿、最後の監督作

⑧ さよなら渓谷
本年度のベスト・テン主演女優賞受賞の真木よう子が主役を好演

⑨ もらとりあむタマ子
『苦役列車』の山下敦弘×前田敦子コンビで贈る青春ドラマ

⑩ フラッシュバックメモリーズ 3D
記憶障害に侵された楽器奏者の復活までの道程を3Dで観せる異色作

⑪ フィギュアなあなた


<外国映画ベスト・テン>

① 愛、アムール
老夫婦の愛の行く末を静かに描く、カンヌ映画祭作品賞受賞作

② ゼロ・グラビティ
宇宙に放り出された2人の宇宙飛行士の運命を描くSFサスペンス

③ ハンナ・アーレント
ナチスの迫害を逃れ、アメリカに亡命した女性哲学者の伝記映画

④ セデック・バレ 第一部 太陽旗
  セデック・バレ 第二部 虹の橋
台湾先住民による抗日暴動・霧社事件を題材にした歴史劇2部作

⑤ 三姉妹~雲南の子
中国の寒村で暮らす3姉妹の姿を見つめたドキュメンタリー

⑥ ホーリー・モーターズ
仏映画界の鬼才レオス・カラックスが13年ぶりに発表した長編作

⑦ ライフ・オブ・パイ トラと漂流した227日
トラと共に、太平洋を救命ボートで漂流する少年のサバイバル劇

⑧ ザ・マスター
カリスマ的教祖率いる新興宗教にのめり込む男の姿を描いたドラマ

⑨ 熱波
ある老女の虚無感と、アフリカでの情熱的な記憶を描くメロドラマ

⑩ もうひとりの息子
宗教・人種間の対立を乗り越え、希望を見出そうとする家族を描く

⑪ 嘆きのピエタ


<個人賞>

●主演女優賞 / 真木よう子
・さよなら渓谷
・そして父になる
・すーちゃん まいちゃん さわ子さん

●主演男優賞 / 松田龍平
・舟を編む

●助演女優賞 / 田中裕子
・はじまりのみち
・共喰い

●助演男優賞 / リリー・フランキー
・そして父になる
・凶悪

●新人女優賞 / 黒木華
・舟を編む
・シャニダールの花
・草原の椅子
・まほろ駅前番外地
・くじけないで

●新人男優賞 / 吉岡竜輝
・少年H

●日本映画監督賞 / 石井裕也
・舟を編む

●日本映画脚本賞 / 荒井晴彦
・共喰い

●外国映画監督賞 / アルフォンソ・キュアロン
・ゼロ・グラビティ


※読者選出賞は、『キネマ旬報2月下旬決算特別号』(2月5日発売)にて発表。



[2013年 第87回キネマ旬報ベスト・テン 第1位映画鑑賞会と表彰式]

■日時・会場
2014年2月8日(土)東京 銀座ブロッサム・中央会館

■上映
●文化映画第1位作品「標的の村」
●外国映画第1位作品「愛、ラムール」
●日本映画第1位作品「ペコロスの母に会いに行く」

■表彰式

001キネ旬_受賞者.jpg
主演俳優賞を獲った、松田龍平と真木よう子

002キネ旬_黒木華.jpg
これが、新人女優賞の黒木華(くろき・はる)。ドラマ「リーガルハイ」にも出ていたね


ふふふふふ、水口くん(松田龍平)や真木よう子ちゃん、黒木華ちゃんも来るのかな。
アルフォンソ・キュアロン監督は、まさか来ないよなあ。
すっごい楽しみです!わくわく
カッパさん、ホントにホントにありがとうございます!!
行ってきま~~す。




同梱のお菓子はなんだろう?
・・・と見てみると、「洋菓子倶楽部イルローザ」という徳島の洋風菓子屋さんのお菓子ですなー。
カッパさんの手紙によると、カッパさんのお仕事のクライアントだそうだ。

003マンマローザ_箱.jpg

004マンマローザ_箱開け.jpg

よっしゃ、ならば実際に食べてみて、忌憚ない食レポをば!
ちょっくら、宣伝をしてやろうかな。
ちょっと寒い感じの徳島経済をほんのちょびっとでも応援できればうれしいなー。



005マンマローザ_カード.jpg

へー、徳島で牛乳を生産しているんだねー。
地元でとれた新鮮なミルクを使って作った生クリームが使われているんだね。

006マンマローザ_個分け.jpg

007マンマローザ_2個.jpg

小分けパッケージはこんな感じ。
白っぽいほうがプレーンで、いちごの絵が書いてあるほうがいちご入りみたい。

008マンマローザ_2個中身.jpg

マンマの「m」とローザの「R」が、浮彫りにされているね。
よくある丸いまんじゅう型じゃないのは、
「バクバク食べる人にはひと口で、上品に食べる人にはふた口で」という
美味しく食べさせるセオリーに則った形にしてあるんだな。
それと、マンマのおっぱい2個のイメージかな?
まあ、おっぱいのほうは僕の希望的観測かもしれないけどね。

009マンマローザ_かじり.jpg

プレーンのほうを食べてみた。
一見、小麦粉の皮で大豆の白あんを包んだ、フツーの和菓子のように見えるけど、
これが全然違った!
バターと生クリームかなあ、なんとミルキーな味わい!
んー、これは美味しいねー。
見た目を思い切り裏切ってくれているなあ。
うん、コーヒーでも、紅茶でも、日本茶でもいけるねー。
お子ちゃまなら、ミルクと一緒に食べるとバッチリかも。

010マンマローザいちご_かじり.jpg

こっちは、「いちご」。
いちごジャムのような中身を想像していたんだけど、
これも全然違ったねー。
見た目はやっぱりフツーの漉しあんみたいな感じだけど、
食べると、ほんのりと甘酸っぱいいちごの味が口の中に広がるという仕掛け。
上品な味わい!
大人のお菓子だねー。
熱い飲物と一緒に食べると、いちごの香りがほんわりと楽しめる逸品ですねー。

なるほど、これはどっちも、よくある安易なお土産菓子とは違うわ!
さすが、徳島出身のアンジェラアキさんのお気に入りなだけあるねー!
うん、物事、須らく、見かけより中身。

美味しさは、間違いなしですぜ!
徳島にお出向きの方、またはお取り寄せなど、いかがでしょうか?
阿波踊り以外でも徳島をちょっとぐらい応援してやろうじゃありませんか。

家族みんなで、パクパクぜーんぶいただきました!
カッパさん、ありがとうございました!!



●『徳島洋菓子倶楽部 イル ローザ』
徳島県徳島市南沖洲5丁目6-20
0120-16-6003(予約)
088-664-1882
[http://www.ilrosa.co.jp/]


Category : 映画>イベント
Posted by つかりこ on  | 24 comments  0 trackback
このカテゴリーに該当する記事はありません。