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ベトナム料理の魔法、との出会い


初めてベトナム料理を食べたのは、
たしか、1984年か '85年だよなー。
けっこう、早いでしょ(少し自慢)。

とても記憶に薄いんだけど、たしか新潮社から出版された
「大コラム」という小説新潮の臨時増刊号か、
'85年に刊行された同シリーズの臨時増刊号
「個人的意見・大コラム」というやつに、
ベトナム料理のことが書かれていて、
新大久保にベトナム料理の店があることを
知ったからだったと思う。

東京じゅうのエスニックレストランを知ってたわけじゃ
ないんだけど、たぶんその頃はベトナム料理を
食べられる店は、ほとんどなかったんじゃないかと思う。

休みの日にトボトボ歩いてたどり着いたその店は、
もちろん混んでなどいなかったよ。


そのコラムでは、たしか(また、たしかかい)、
オムレツみたいな「バンセオ」と、
揚げ春巻き「チャージョ」生春巻き「ゴイクン」
3つが紹介されていて、他のメニューはまったく
知らなかったので、迷わずその3つを注文したはず。

生春巻きは、千切りのキュウリやニンジン、パクチー、
ニラ、春雨、茹でたエビなんかをサニーレタスで
棒状にくるんで、それをさらに軽く茹でたライスペーパーで
春巻きみたいに包んだやつ。

それを手でつまんで、いまでいうスイートチリソースに
つけてかぶりつく。
一口食べて・・・
「うおっ、こんなにうまい食い物が、この世にあったのか!」
って思ったね。

揚げ春巻きは、生春巻きの中身から、茹でたエビを抜いた
ような中身で、それを一口サイズくらいにライスペーパー
でくるんで、油で揚げたもの。

これは、揚げたてを手でサニーレタスで包んで、
やはりスイートチリソースにちょぼんとつけて頬張る。
「むむっ、こんなにうまい食い物が、この世にあったのか!」
って思ったよ。

オムレツのほうは、生っぽいモヤシと、炒めたひき肉と
タマネギ、パクチーなどを、玉子をたくさん入れた
クレープ生地でオムレツみたいに挟んだもの。
ベトナム風お好み焼きって、言われているのかな。

これも、手で適当な大きさにちぎって、
サニーレタスで包んで、スイートチリソースに
ぺちゃんとつけて口に運ぶ。
「うひゃ、こんなにうまい食い物が、この世にあったのか!」
って思ったんだな。

なんてこったい!
ベトナム料理って、こんなんかい。
生野菜がふんだん使われていてヘルシーなうえに、
なんといううまさだよー。

でもさ、どれも特にすごい食材など使われていないよね。
エビは入っているけど、伊勢海老だとか車海老だとか
というわけではないし、特上の牛肉だとか、
フォアグラだとか、スモークサーモンだとか、
料理の味や香りを司るメインが入ってないのだ。

まるで、腕利きの脇役だけを集めて作った映画。
主旋律のない極上のハーモニー。
なんて不思議で、うまい食いもんなんだろうって思ったよ。


どんなマジックが隠れているんだろう、
ということでよく見ると、この3つの料理に共通しているのは、
口に入れる前に、ちょぼっとつける “タレ” なんだな。

「そうか、こいつがヌシだったのかー」って、
指ですくってなめてみると、甘い!
そして、辛い、そして少し臭い、しかし、うまい!

すかさず、お店のベトナム人らしきおばちゃんに、
「これは、どうやって作っているの?」
って聞いてみたね。

たどたどしい日本語で、
「ニョクマムを水で薄めて、砂糖とレモンと刻み唐辛子とニンニク」
だとのこと。
ニョクマムとは、その大コラムに “しょっつるのような魚醤”
でベトナムの醤油、って書かれていた
ので、
下味とかスープ系に使われるんだろうと思っていたんだけど、
「おお、こういう使われ方をしているんだ」って気づいたね。

そうか、そうか、こいつがこのベトナム料理の
ハーモニー世界のコンダクターだったのか、
というわけでちょっと実験してみることにした。
こいつをモノにしたら、どんなものだって
ちょいとつけるだけで、
「こんなにうまい食い物が、この世にあったのか!」
になるんじゃないか!って思ったんだよ。

まずは、サニーレタス。
サニーレタスのみをつまんで、このタレをつけて
食べてみたら・・・うぬぬ、そんなにすごくうまい
というほどでもないじゃないか。

次に、揚げ春巻きだけをつまんで同じことをしてみたら、
うむむ、これも驚くほどうまいというわけでもない。

おかしいな、そんなはずはないとムキになって、
今度はちぎったオムレツだけでやってみたら、
うにょにょ、これも大したことはない。

不安に襲われながら、次には揚げ春巻きとオムレツを
サニーレタスで包んで、タレをつけるデフォルトな
やり方で食べてみると・・・おおーっ、これだこれだ、
ちゃんとすごくうまいではないかー。

念のために、春巻きとオムレツをサニーレタスで
包んだだけの、タレをつけないやつもほおばって
みたけれど、これは全然味気がないのだ。

わいはー、やはりハーモニーなのだっ。
この時僕は、ベトナム料理には、いや料理というものには
とてもデリケートで絶妙・深遠なバランスが生み出す
神なるハーモニーというものが存在することを
教えられたのだったよ。


それから、何年か経って、タイ料理にも “ナムプラ” という
魚醤が存在することや、あのタレが自分で作らなくても
“スイートチリ” という名称で売られていることを
知ったのさ。

時々買い求めて、鶏の唐揚げや魚のフライなんかに
かけて食べたりするんだけど、やっぱりゴイクンや
チャージョ、バンセオほどは美味しくないね。

食い物はその地域の人々の知恵であり、文化であり、
芸術なのだ、という理性に基づけば、
ベトナムやベトナム人にはどっか他の部分にも、
デリケートで絶妙・深遠なバランスで人を魅了するものが
息づいているに違いないと勘ぐっているんだけど。
なんちゃってね。



仕事仲間の知人が、ベトナムの方と結婚して
開業したというベトナムレストランに行ってきたよー。
ちょっと応援してやろうと思ってね。
今年の春だけど。


001コムトゥアン外観.jpg
お洒落な一軒家タイプ


002コムトゥアン入口.jpg


003ビール.jpg


004奥のテーブル.jpg
入口すぐ左に、10人掛けのテーブル
僕が行った時には、2家族くらいのグループが
わいわいやっていたよ


005手前のテーブル.jpg
お店に入って正面に、4人掛けのテーブル
僕が座ったところは、キッチンに向かった
カウンターで3人くらい座れる感じ


006サラダ.jpg
ランチセットの「牛フォーとベトナム春巻き2種のセット」
1,200円也を注文。
まずは、干しエビのサラダが出てきたよ


007セット全景.jpg
右が生春巻き(ゴイクン)、左が揚げ春巻きだけど、
こんなにでかい揚げ春巻きは初めて見た。
包む用のサニーレタスがついてないで、
あのハーモニーが醸せるのか?


008春巻き.jpg
“タレ” はたぶん、唐辛子を漬けといたニョクマムを
水で割って、辛みをつけて砂糖を加えて、
刻みニンニクを振ったものだろうなー。
んー、刻み唐辛子のいっぱい入った、
もっと辛いやつがよかったなあ


009ついだビール.jpg
ベトナムのビールもうまい!


010牛肉のフォー全景.jpg
メインは牛肉のフォー。
牛肉か牛骨できれいにとったダシがきいている。
透き通っていてさっぱりしてるのに、
牛ダシのうまみがじわっとくる


011牛肉のフォーアップ.jpg
上質な牛の薄切りロース肉に、みるみる熱が通ってくる


012ランチメニュー.jpg



●コム トゥアン
東京都小平市花小金井1-18-9
042-458-3274
11:00~15:00 17:00~22:00(L.O.21:30)
定休日/日曜







♪ Winelight / Grover Washington Jr.





♪ The Shadow Of Your Smile / Ron Carter





♪ AIM TO PLEASE / The Jan Holberg Project ft Senri Kawaguchi









013航空公園への跨道橋.jpg


014航空公園駅前の夜店.jpg


スイカは、好いか?


001すいか蒸しパン.jpg


今年は、スイカをたくさん食べたわー。
ウチの女性陣がどうも好きみたいで、
ちょくちょく買って来るんだよなあ。



子供の頃、母方の親戚が、北海道の真狩(まっかり)村
というところで農家をやっていたんだよ。
けっこう広い農地を持っていて、
トマトや、ナスや、アスパラガス、かぼちゃなんかを
作っていたのを思い出すなあ。

いろいろ作っている中でも特筆ものは、
「スイカ」と「メロン」よー。
年1回、夏になったら泊りがけで出かけて行って、
おなかを壊すまで食べさせてもらったけー。


畑に生りながらにして熟したスイカを採ってきて、
農家の裏手を流れる小川に漬けておく。
ニセコの山々から流れて来る雪解け水で冷やすんだよ。

親戚の伯父さんと一緒に蚊に刺されながら釣ってきた
川魚の素揚げをおかずにした晩ご飯の後に、
いよいよご入刀。

皮と白い部分が固くて、なかなか包丁が入らない。

何度も包丁を入れなおしてやっと割れると、真っ赤な中身。
出荷前に熟したすいかの中身は、しゃきしゃきではなくて
ほくほくとでもいう感じなんだよ。

でっかい1個を、8等分くらいに切って、
もうイヤ、っちゅうほど食べる。
したがって毎年、おなかを壊す。

そのせいか、さほどスイカを好きだって思ったことがなかったんだよ。
田舎の空気と、ダイナミックな食べ方が好きだった
とでもいうんだろうか。

夏の風物詩として、あまりにあたりまえで、
あまりにふんだんで、おいしいと感じることがなかった。

それに、昔のスイカは “当たりはずれ” が激しかった気がしない?
甘くないのが8割がたで、たまに甘いやつがあるといった感じ。
甘くないやつには、塩を振って食べたりしていたよね。


デザート後に、家の外に出てみると、
曇った日や新月の日には、自分の靴や手のひらが
うっすらとも見えない真っ暗闇。
星のある日には、手のひらを照らすほどの銀河の灯り。



最近のすいかって、うまいと思わない?
皮も白い部分も薄くて(=赤い部分が多くて)、
なおかつ、とにかく甘い。
今年やっと気づいたんだけど、
いまどきは甘くないスイカはないよね。

なので、今年は何度も買ってきて食べたんだった。
ようやく、スイカが好きになってきたんだなあ。

真狩村の親戚ん家は、もうないけど。





002すいか蒸しパンちぎり.jpg

ベーカリー麦田で買った(ウソ) “すいか蒸しパン”、
まんまスイカの味だよ。
げっぷまで、スイカ味。







♪ 夏の人 / ふきのとう





♪ ひとりぼっちで / ふきのとう





♪ いつか晴れた日に / 山下達郎




ラーメンは、どこまで行く。


この前、撮った写真の画像を整理してたら、
1月の半ばに行ったラーメンの写真が出てきたよ。

西武柳沢の駅近にある「麺や 野口」

001野口入口.jpg


そうそう、hobohoboさんとこ「ほぼ毎日、ほぼ昭和食堂」
(http://char0203.blog.fc2.com/)で盛り上がった
「狸のバタークリームケーキ」=ブレロ=ぽんぽこ の
「サン・ローザ」の角を曲がったとこ
この時は、サン・ローザさんはまだあったんだよなあ。

んで、あの「ピリカ」のはす向かい
その昔、友達がこのあたりに住んでいた頃からあった
北海道ラーメン店だよねぇ。
その日は閉まっていたので入れなかったけど、
うん、30年以上前に見たままのたたずまいだったわ。


え~と、1月の半ばあたりにぃ・・・・
あ、そうだ、東伏見稲荷神社にお参りに行った時に、
「ハラへった、なんか食べよっか」ということで
「ピリカ」付近に行ってみたら休み。
すっかり “ラーメンあたま” で、見まわしたら、
近くにあったのがココというわけ。

002野口鶏白湯醤油全景.jpg


僕がたのんだのは、「味玉鶏白湯(醤油)」
ツレが頼んだのが、「「味玉鶏白湯(塩)」」。

んーと、博多の水炊きみたいなスープがベースだね。
中華の透き通った鶏スープとはちょっと違って、
鶏の骨やモミジや野菜を煮込んだ “白濁スープ”。

それに醤油だれで味付けしているから、
けっこうなきつね色になっているねー。

003野口鶏白湯醤油アップ.jpg

見た目濃厚だけど、案外あっさりしてるよね。
でも、鶏の動物系アミノ酸がじっくり煮出されているから
旨味がギュッとしてる。
鶏出し独特の安定感&安心感が喉を下っていくなあ。

004野口鶏白湯醤油ドアップ.jpg

んー、鶏白湯なら所沢イオン(元ダイエー)の横にある
「中華そば 桃李」のほうが好きかなあ。
あっちのほうがもう少しシンプルというか、
ナチュラルな感じがするなあ。
こっちのほうが手間がかかっていて “完璧主義” な感じが
するんだけど、完璧がサイコーとは限らないのが
ヒトのおもしろいところだよねぇ。


005野口メニュー.jpg

メニューをよく見ると・・ここんちはなかなかすごいんだねー。
鶏白湯のほかに、「鶏白湯味噌」、「中華そば」、「燻製醤油」、
「赤辛」、「地獄」、「鶏煮干し」、「辛つけ麺」、「油そば」と、
なんか、最近のラーメントレンドを全部集めたようなラインナップ!
何気に、こりゃすごい。
平日限定の「学生ラーメン」もあって、ますます好感度アップ。
故郷の高校の近くに「学生ラーメン」のある店があったのを
思い出すわー。

昨日ここんちの「食べログ」を見たら、季節限定かな?
レモンと鴨肉のスライスが載った「冷やしラーメン」という
のがあって、そそられたー。
あくまで、新しい。

あまり人が来そうにないエリアだけに、やってけるんだろうか。
なんだかもったいないなあ。



010東伏見稲荷大鳥居.jpg


011東伏見稲荷大鳥居群.jpg





そういえば、最新のラーメンのトレンドってどうなっているんだろうね。
もう、昔みたいに食べ歩かなくなったので、うといんだけど。

「鶏白湯」の次は、「海老出しラーメン」かなあ?
ずいぶん前に、透き通った「海老塩わんたん麺」というのが
微妙に流行ったけど、それとは違う海老ラーメン。

んー、燻製醤油は舐めたことがあるけど、
「燻製醤油ラーメン」は食べたことがないなあ。





<ラーメンの種類(味・具)>

●醤油ラーメン
●塩ラーメン
●味噌ラーメン
●豚骨ラーメン
●豚骨醤油ラーメン
●鶏ガラだしラーメン
●牛骨ラーメン
●台湾系ラーメン(甘辛醤油)
●カレーラーメン
●魚だしラーメン(つけ麺含む)
●鶏白湯ラーメン(塩、醤油、味噌)
●海老だしラーメン
●豚骨&魚だしブレンドラーメン
●豚骨&鶏だしブレンドラーメン
●志那そば
●中華そば
●味噌&ゴマブレンドラーメン
●味噌豚骨ラーメン
●燻製醤油ラーメン
●激辛ラーメン(唐辛子&ラー油)
●タンメン
●ちゃんぽん麺
●五目そば
●広東麺
●サンマーメン
●担々麺
●冷やし中華
●油そば
●冷やしラーメン



<ラーメンの種類(ご当地)>

●北海道ラーメン
●札幌ラーメン
●旭川ラーメン
●室蘭カレーラーメン
●滝川ラーメン
●北広島地獄ラーメン
●釧路ラーメン
●函館ラーメン
●津軽ラーメン
●青森ラーメン
●青森味噌カレー牛乳ラーメン
●八戸ラーメン
●秋田十文字ラーメン
●比内鶏ラーメン
●山形冷やしラーメン
●とりもつラーメン
●鳥中華
●赤湯ラーメン
●米沢ラーメン
●酒田ラーメン
●仙台ラーメン
●仙台味噌ラーメン
●気仙沼ラーメン
●喜多方ラーメン
●白河ラーメン
●郡山ブラック
●佐野ラーメン
●茨城スタミナラーメン
●水戸藩らーめん
●高崎ラーメン
●藤岡ラーメン
●新潟志那そば
●新潟味噌ラーメン
●長岡生姜醤油ラーメン
●王様中華そば
●燕三条系ラーメン
●富山ブラック
●富山ホワイト
●入善ブラウン
●入善レッド
●おやべホワイト
●高岡グリーン
●射水かけ中
●敦賀ラーメン
●竹岡式ラーメン
●勝浦タンタンメン
●船橋ソースラーメン
●ラリランラーメン
●ホワイトガウラーメン
●埼玉スタミナラーメン
●茶ラーメン
●東京ラーメン
●東京とんこつラーメン
●荻窪ラーメン
●八王子玉ねぎラーメン
●横浜家系ラーメン
●神奈川淡麗系ラーメン
●小田原系ラーメン
●小田原系担々麺
●名古屋台湾ラーメン
●好来系
●ベトコンラーメン
●飛騨高山ラーメン
●志太系ラーメン
●亀山ラーメン
●京都ラーメン
●近江ちゃんぽん
●湖国ブラック
●高井田ラーメン
●天理ラーメン
●和歌山ラーメン
●赤穂塩ラーメン
●神戸ラーメン
●播州ラーメン
●姫路ラーメン
●岡山ラーメン
●笠岡ラーメン
●福山ラーメン
●尾道ラーメン
●広島ラーメン
●広島つけめん
●呉ラーメン
●鳥取牛骨ラーメン
●宇部ラーメン
●徳島ラーメン
●高知鍋焼きラーメン
●瀬戸内の海鮮だしラーメン
●瓢系ラーメン
●博多ラーメン
●長浜ラーメン
●久留米ラーメン
●大牟田ラーメン
●筑豊ラーメン
●佐賀ラーメン
●佐伯ラーメン
●あごだしラーメン
●熊本ラーメン
●玉名ラーメン
●宮崎ラーメン
●鹿児島ラーメン
●沖縄そば







006神明社の折り鶴
所沢の地鎮・神明社の折り鶴


007夏越大祭
所沢神明社の夏越大祭(だいぶん前)


008葉っぱの雫
台風後の葉っぱ


009花
花・・・?


これが、選手用。


001全景.jpg

けっこうズッシリ、重いんだよ。

フツーに生活してる人は、あんまり見たことないかと思って、
納戸から引っ張り出してみたよ。

なんだか、卓球ばやりだしね。(汗)

街の卓球遊技場や温泉卓球で、卓球のラケットを
見ることはしょっちゅうだけど、
競技用のやつはなかなか見かけないでしょ?

デパートのスポーツ用品売場や街のスポーツ用品店
なんかでは、始めからラケットにラバーがくっついている
やつが売ってたりするけど、あれは "遊戯用" だな。

競技用は、すごく大きなスポーツ用品店か
卓球用品店でもないと手に入らないからね。

まあ、トイザラスでおもちゃのサーベルは
売ってるけど、本物のフェンシングのサーブルとか
フルーレとかを見たことがないのと同じ。

スーパーで包丁は売ってるけど、
板前さんが研いで使う刺身包丁を見かけない
のとも似てるかなあ。
なんだか例えが変かあ。

ボールの撥ねっ返りと、ラバーの引っかかりが
温泉卓球用とはかなり違うので、
慣れないとけっこう難しいかな、使うのは。


002板厚さ.jpg

板の厚さは、10mmくらいはあるのかなあ。
卓球遊技場で貸してくれるやつの倍くらいはある。

木材、これは単板(世には合板もある)。
概して、単板はボールの反発力が強いけど、
コントロールが難しい。
合板は逆に、反発力に劣るけどコントロール
がしやすい。


003グリップ.jpg

ペンを持つように握るから、ペンホルダー・グリップ。
最近は、90%以上の選手がシェイクハンド・グリップ
なんだそうだ。

理由は明らか。
ペンホルダーは、フォアハンドの爆発力は大きいけど、
バックハンドがシェイクハンドより弱点になりやすいから。

ペンホルダーはたしかその昔、日本が世界一卓球が
強かった頃に、日本で生まれたラケットのはず。


004裏面.jpg

裏面は単板の板がむき出し。
赤の塗料が均一に塗られている。
小さな白いボールが見えにくくなる色や模様は
禁止だったんだね。

僕がやっていた頃は、この部分でボールを打っても
よかったんだよ。
今はラバーの貼っていない部分で打ってはだめ。
ラバーを貼れば、ペンホルダーでも裏面で打っても
いいんだよ。
実際、ついこの前まで、中国のトップランクの選手に
そういうラケットを使っていた人がいたね。
ただし、ラバーの色は表面と裏面は違う色にしなければだめ。


005グリップ裏面.jpg

グリップの裏面は、握った時に親指と人差し指の "股"
が当たる部分。
たいがいはコルクを削って、握りをスリムにして
ラケットの打球面を出しやすくするもんだ。

僕がやっていたころは、こういうラケットが
最先端のやつで、1本2,500円くらいだった。
もちろん、ラバーはついていない。
いまは、ニーズに応じて5,000~20,000円くらい。


006ラバー.jpg

表面のグリップも、親指と人差し指が当たる部分を
カッターで削って、指が痛くならないようにするのと
角度を出しやすいようにしてある。


赤いラバーは、バタフライ(タマス社)の「スレイバーFX」。
世界の卓球界を席巻した「スレイバー」の第二次世代進化型。
(いまは、もっと新世代が生まれている)
大昔の「初代スレイバー」は、1,500円くらいだったかな。
いまも販売されていて、2,500円くらい。

最新の "テンション系" とかいうラバーは、
1枚6,000~8,000円くらいするんじゃないかな。
シェイクハンドは当然、2枚分のラバー代がかかる。
わはは

これはもちろん、ラバーだけの値段。
四角い一枚が、厚紙でサンドされて透明袋に入れて
売られていて、いつまでも固まらない特殊な接着剤を
スポンジ面に塗って、別途購入したラバーの貼って
いないラケットに貼りつけて、輪郭を切って使うんだよ。

当時は、「タキネス」とか「プレクシー」というような
最先端のラバーも出始めていたけど、
スレイバーは、ボールへのひっかかりも、反発性も、
コントロール性もバツグンで、世界で優勝するクラスの
選手が使う最強ラバーだったんだな。

だのに、いまでは「スレイバー」は「初心者向け」に
なっちゃっている。
ならば、張本とか伊藤美誠、平野美宇なんかが使っている
最新のラバーがどんだけ発達しているのか、
試してみたくなっちゃうよなあ。

あ、そういえばラバーにはその昔、
「アンチスピン」といって、強く打っても強くこすっても
弾まない、回転が全然かからないラバーもあったねー。
いまも使われているのかなあ?


007ラバー厚み.jpg

ラバーの厚みは、
ゴム部分とスポンジ部分を併せて4mm。
打球面が平滑な「裏ソフト」というやつ。
下から、黄色いスポンジ+ツブツブ+平たいゴム
って具合にサンドされているでしょ。
(ツブツブは平たいゴムと一体になっている)

なんで、それが「裏」なのかというと、
大昔にラバーが開発された時は、
赤いラバーの部分が裏返し、つまりツブツブのほうが
表面として使われるのがフツーだったからなのだ。
それは、いまでももちろん使われていて、
「表ソフト」と呼ばれているんだよ。

じゃ「ソフト」ってなんだ?ってことになるけど、
それは、スポンジのこと。
つまり、大昔はスポンジのないゴムだけの
表(ツブツブ)と裏(ツブツブが接着面になった平滑面ラバー)
があったということだわなー。

表ソフトは、ボールに回転をかけにくい反面、
敵のボールの回転の影響が少ないという性質があって、
裏ソフトはボールに回転をかけやすい反面、
敵のボールの回転の影響も大きいという性質があるんだな。

昔は、表ソフトを使う人は、前陣(卓球台にくっついて)で
パシパシ、ハイピッチで打っていく戦型、
裏ソフトは、中陣(台から少し離れながら)でギュンギュン、
トライブをかけていく戦型の人が使ったもんだ。
(いまは、そうとは限らない)

というわけで、僕のタイプを言えば・・・
「右 ペン 裏 中陣 ドライブマン」ということになるわけ。
右とは右利き、裏とは裏ソフトラバーという意味。
シェイクハンドの場合はラケットが両面だから、
裏裏とかとなる。
ちなみに、伊藤美誠ちゃんは裏表。
(フォアが裏ソフト、バックが表ソフト)

この他、表ソフト(ツブツブ)の一種で、
「ツブ高」(昔はイボ高)というクセモノがあるんだけど、
それの説明はまたいつか機会があったら。



ロンドン五輪から世界卓球やリオ五輪なんかを観てきて、
昔の卓球といまの卓球の違いがはっきりとわかったよ。

それは・・・

■バックハンドがはるかに高度化していること

シェイクハンドは、元々ペンホルダーより
バックハンドが格段にやりやすいラケット形状と握り方

なんだけど、それにしても、ボールのスピードやスピンの多さ、
コースの衝き方、ミスの少なさ、チキータのような新技術
なんかが格段に向上していると思う。

これは、相当な研究と練習、ラケットやラバーの開発
の賜物
なんだろうな。
もはや、向上なんてレベルではなくて、
張本選手や平野美宇選手みたいに、
フォアハンドよりバックハンドのほうが得意という人も
いるほどだよね。

昔は、須らくフォアよりバックハンドのほうがみんな
ヘタだった

「フォアでできるだけ思い切り打つ」のが主流だった
時代には、バックハンドの練習量が少なかったし、
ラリー中の "つなぎ"、"しのぎ" 扱いだったバックは
技術研究も道具の開発も二の次だったんだろうね。

それがいまや、フォアハンドよりゲームでの勝利を
決定づける技術
になっているんだなー。

驚くのは、ネットや本で卓球の技術解説を読むと、
「バックハンドのショート打ち」という言葉が
見当たらない
こと。
ショートがなければ、「ロング打ち」も見当たらない。

ペンホルダーでもシェイクハンドでも、
バックハンドでもフォアハンドでも、
卓球には主に3種類の呼び名があるはずなんだよ。

●ロング打ち
●ショート打ち(プッシュ打ち)
●カット打ち


※ナックル打ちというのもある
 (有名な「美誠パンチ」は、フォアのナックル打ち)

カット打ちとナックル打ちは、
ちょっと横に置いとくとして・・・

「ロング打ち」とは、フォアでもバックでも、
充分にテイクバックをとって、
体をひねるようにして打つやり方で、
「ショート打ち」は、
体の中央でラケットを押し出す打ち方
でしょ。

ところが、このロングもショートも見当たらない、
特にバックハンドについて。
あるのは、体の中央でラケットを押し出す打ち方のみで、
それを "バックハンド" と呼んでいる
んだな。
つまり現代では、バックハンドとは、
"ショート打ち" のこと
なのだ。

そう、まるで「昔のロング打ちなんて不要」
とでも言うように。


■コンパクトに打つ&下がらないで打つ

中国や日本のトップクラスの卓球を観ていると、
昔のように卓球台から離れて、体を開き腕を伸ばして、
全身を使って、大振りなフォアハンドドライブを
打ちまくる選手がほとんどいない
ことに気付いてきたよ。

そういう戦い方は、めっちゃ疲れるし、
体の安定性と打球の正確性を失ってミスが出やすくなり、
ゲーム運びのイニシャティブも確保できなくなる
ということなんだろうな。

その代わり、卓球台にくっついて、極めて早いタイミングで
撃ち合う卓球をするんだな。
極めて反応が早い、しかも、ミスが極めて少ない。

台から下がらず、大振りしないで、常に早いタイミングで
ミスなく打ち続けるということは、
そう、これは "ショート打ち"のことなのだ

もちろん、試合では、決定打としてのドライブも
スマッシュも打つけど、フォアもバックも、
ほとんどがコンパクトスイングの
"ショート打ち" のやり合いなのだ。

そうか、だから "ショート打ち" という言葉が
卓球の技術解説から消えつつあるんだ!
特にバックハンドにおいて・・・というわけ。

いまは、腕と体を大きく開いて思い切り打つ
"ロング打ち" などしないんだから、
"ロング打ち" も "ショート打ち" もないのだ。
"ショート打ち" がボールの打ち方であり、
フォアでありバックなのだ


よく考えると、僕らがやってきたように
台からわざわざ離れて、思い切り腕を振り回して
ドライブやスマッシュを繰り出さなくても、
敵の守備を "抜ける" し、ボールにさわられても
敵を "ミスらせる" ことができるよな。

自分の態勢を崩してリスクを冒し、大振りして
体力を消耗させてまでしてドライブやスマッシュを
打たなくても、敵のとれない早いタイミングで
鋭いコースを衝けばいい
だけなのだ。

"ロング打ち" は非効率&不確実なんだな。

無理して打つ早いボールや、体力を使って回転を
かけた強いボールより、前陣で打ち返す早い
タイミングのボールのほうが「疲れず、ミスらず、
勝てるボール」というわけだ。

そういう戦型を昔は、「前陣速攻」って呼んだけど、
最近は「ピッチ戦法」というみたいだね。
ものすごく早いタイミングで連打する。
スマッシュの "一球の速さ" や、ドライブの "強さ"
より、タイミングの速さ


卓球は、パワーが弱くても、瞬発力に勝敗が集約
されているスポーツだという考え方
だな。
これは、ラケットの反発性やラバーの摩擦力、
反発性の格段の向上がすでになされていて、
打球の質が昔よりはるかに高いから絞られた
方向性
とも言えるんだろうな。

日本の卓球協会では、185回/分以上のピッチを
めざしている
んだそうだ。
185回/分以上と言ったら、1秒間に3回以上スイング
するということだよ。
しかも、ボールを打ちながら、しかもミスらずに。

卓球協会では、その実現のために、小学生の選抜指導
から始めているとのこと。
こりゃ、本気だね。


■世界一になるには、やっぱりパワーも必要

バックハンドのうまさが世界トップクラスで、
世界トップクラスのピッチで打ち続けられる選手
といえば・・・そう、張本智和選手のことだよね。

でも、この前の世界卓球で彼が破れたゲームを見ると、
中国選手は、張本と同じレベルのピッチで打ち続け
られる上に、手を出すのがやっとの0.1~0.2秒の
ゾーンでも張本以上の回転をかけたり、
極端に回転のかかっていないボール(ナックル)を
打ったり、想定以上のスピードボールを打てるんだな。

それは、やはり "パワー" も必要
だということ。
それと、ゲームの最中に極端な回転の差をつけたり
するのは "かけひき" ということになる。

"かけひき" については、張本選手はまだ15才だから
これから経験値を加算していくことでうまくなる
だろうけど、瞬間の連続の世界であってもパワーを
発揮できるようにならないと世界一になれない

ということになるわな。

日本は、1950年代にペンホルダーラケットと
裏ソフトラバーを引っ提げて、蝶のように舞い、
腕を振り回してドライブやスマッシュを打ちまくる
「攻撃卓球」で世界一の座をモノにしたんだった。

その後、中国やドイツなんかが研究し続けてきた
"台から下がらない" 戦法が世界をモノにした。

いま日本は、その台から下がらない "ピッチ戦法"
でさらに研究を進めて世界を上回ることを
めざしている。

でも、その上でパワーやかけひきのうまさも
必要なことが、張本選手や平野美宇ちゃんの
対中国選手の敗戦ではっきりしてきた。

そういうピッチとパワーを兼ね備えたという観点で
見れば、女子選手には早田ひな選手や長﨑美柚選手
も控えしだよね。

「卓球王者日本」の奪還は、ここまできた。
これからが、ますます楽しみだよねー。







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近所の食堂の店頭で。きっといい店


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あちーよねぇ


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1個1万円で売ってたスイカ。
カゴの大きさはフツーのスイカが半ダースくらい入るやつ


みんなが願いを失いませんように 2018


恒例の自治会の七夕飾りのごしょうかい~~!


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プールで泳げるくらいじゃ、ヒーローにはなれないかもねぇ。
がんばれー

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すみっこぐらし? 買いたい?
おじさんには、さっぱりわかりませんねー


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ヒョウに第2ボタンはありません。
チーターにもありません。
パパは許しません。

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現代っ子ですねー。


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タケシくんは、息子さんでしょうか、
旦那さんでしょうか?


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前に「雪女になりたい」というのがあったけど、
人魚のほうがまだまし?


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強い男の子=忍者 かあ


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そういえば、けっこう下のほうに付けてあったわ


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♪ タイムマシンにおねがい / サディスティック・ミカ・バンド





♪ 夏祭り / Jitterin' Jinn





♪ 線香花火 / NSP




プロフィール

つかりこ

Author:つかりこ
北海道生まれ。広告制作会社勤務。スポーツ、飲み食い、音楽、読書、映画などなど、興味がゆらゆら。

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