ゆらゆら草

もう少し感受性を働かせれば、毎日がスペシャルになる。そう自分に言い聞かせて、 いろいろ感じたことを書きとめてみよっと。

おおっ、うめーっ!! ~ 安曇野 蕎麦の旅 『大梅』  



10月7日に、安曇野の「大梅」という蕎麦屋に行ったよ。

今年は10月の6日から8日(月・祝)まで連休なので、
会社の保養所を利用しての小旅行というわけ。

親友のHが仕事で“こっち”へ赴任していて、
たまにつるんだりしているんだけど、こいつが凝り性でねー。
いろいろ凝っている中に、“蕎麦打ち”というのもあって、
自分で「打つ」だけでなく、「かえし」、「鰹節削り」、「だしとり」はもちろん、
「石臼で挽く」、「自宅の畑で蕎麦の実を収穫する」まで
自前でやってしまうというほど。

・・・ならこっちにいる間に、安曇野に敵陣偵察といこうぜ、
というわけで、安曇野散策(腹ごなし)と蕎麦の旅となったのだ。

安曇野・穂高の「大梅」は、蕎麦好きのブログなんかでも
絶賛されているほどの“こだわり系”名店のひとつ。

営業時間は、午前11時から午後2時までのたったの3時間。
品書きには、十割と二八とかけと鴨南しかない、
“そばだけで勝負”する店なんだな、これが。

僕らの宿から「大梅」までは、地図で見ると2.5kmはあったけど、
山歩きにも凝っているHの意見で、歩いていくことになっちゃった。
まっすぐな一本道を40分くらい歩くと、ふと「大梅」の看板。
「あれ、ここ?」って感じ、こりゃ車で来たら見逃すわ。
なんてことはないふつーの民家に見えるし。

しかし、午前10時40分なのに、すでに10人くらい並んでいたよ。
こんな田舎の、畑と山のスキマの道端で行列に並ぶことになるとは・・・。

大梅入口

Hが「呑まずにいられない」と言うので、ビールと清酒を注文。
けっこう歩いた後だったので、冷たいビールがうまい!
当然のように出てきたお通しは、昆布の甘辛煮と切干大根かな。
どっちもホントに「かな?」という感じで、自信ない。
どちらも味が濃過ぎず、蕎麦前のツマミとしてなるほどうまくできてる。

ちょうど酒がなくなったかな、というくらいに蕎麦が出てきた。
Hが注文したのは、いわゆる “田舎” と呼ばれる蕎麦殻入りの十割のもり
『大梅そば』という名前の1,100円也
僕のは二八の『もり』で、900円
ちょっと高いけど、これに大根のそぼろ煮や肉じゃがなどの “おかず” が
付いてくる
ので、まあまあの値段というしかけになっているんだな。

薬味には、葱は付くけど、わさびはなし
蕎麦にはわさびがつきものだし、安曇野はわさびの国だというのに、
なんらかのこだわりがあるんだな、たぶん。

田舎蕎麦の『大梅そば』は、かなり黒いし見たこともない太さ。
ちょびっと食べさせてもらったんだけど、
ぼそぼそした感じがなく、強いコシとカド立ちがあり、蕎麦の味も濃いー!

ニ八の『もり』も通常よりは色がかなり濃く、太さもけっこう太い。
普通なら、こっちが田舎蕎麦のような趣きって感じ。味も濃いぞ。
どちらも、穂高産の地粉で打っているそうだ。
んー!!見た目も味もインパクトでけーっ!!!

蕎麦汁は地方にありがちな甘い味付けではなく、
しかも塩辛くもなく、江戸蕎麦の中辛、って感じかな。
蕎麦粉の風味を失わない工夫を感じる味付けと言えるなぁ。

そうそう、東京の狛江で15年やってから、
いい水を求めて安曇野へ越してきたというから、
江戸&安曇野のフュージョン蕎麦なんだなー。

大梅そば

蕎麦マニアのHが言うには、
「十割の粉は、手打ちの場合、極めてつながりずらいんだよ。
しかも、ここのは蕎麦殻まで挽いている。
つながっても加水率が高くなったりしてムニョムニョしたり、
ぶつぶつに切れたりして食感面でだめ。
ここのみたいに、ここまで黒くてコシとカドがあり、麺の一本が長く、
つるつる感もあるものはなかなかできないぞ。

さらにすごいのは、麺が太いのに乱切りというか平打ち風ではなく、
断面が正方形であることだよ」とのこと、
「打ち」も「切り」も相当な腕なんだそうだ。

そんなことを話しているうちに、“おかず”の肉じゃがが。
「なるほどー、酒のつまみもあったし、
肉じゃがなら蕎麦を食う前より後の方が正解だな」と思ってしまった。
そこまで考えているんだろうなあ、きっと。

まあ、僕は自分で蕎麦を打ったことがないので、
腕のことはよくわからないのだけど、
ここで食べて確信したことは、
僕は「蕎麦は麺が太い方が好きだ」ということ。
蕎麦粉の味が濃くて、わかりやすいのが好き。
「太けりゃ、大体うまい」とも言える(笑)。

まあ、舌の感受性がトロいんだろーな。
白くて細くて繊細な更科の御前蕎麦あたりを
「こりゃうまい!」と言えるようになるまでには、
まだまだ修行が足んないなあ。

でも、ガンガン修行したいんだけど、蕎麦屋のメニューって高くね?


●信州安曇野そば処『大梅』
長野県安曇野市穂高牧434-3
0263-83-6561
11:00~14:00
定休日/月曜、火曜 ※祝日営業

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