何かをぶん殴りたい気持ち ~ 『ディストラクション・ベイビーズ』

2017.01.20 (Fri)

この映画を観ていて、こんなことを思い出した。

その昔、カメアシ(写真撮影のアシスタント)をやっている女子と話したこと。
音楽好きで、自身も大学時代にバンドでベースをやっていたコだ。

「どんなバンド、やってたんだよ」
「パンク」
「へー、パンクって、もひとつわかんないんだよな」
「何が?」
「曲調ということで言えば、たとえば、ロカビリーとかサンバとか言えば
 リズムもコードパターンも大体類型化できるだろ?」
「ピストルズのイメージで言えば、ロックンロールのリズムとコードが多いけど、
 決まりはないと思う」

「歌詞とか、思想・主義という意味では?
 政治とか、社会とか、金持ちとかの、軋轢とか、不平等とか、エゴとかを
 糾弾してるイメージが強いけども何かを正そうとかしてるのかな?」
「違うと思う」
「じゃ、なんで批判的なメッセージを発してるんだろう?
 パンクって、社会派メッセージソングじゃないの?」
「反抗してるのよ。理由とか目的なんかないのよ。
 社会を正そうとしてるんじゃない。ただの反抗。反抗することが目的なのよ」



この映画は、珍しい映画だなー。
何がって、最初から最後まで、ぶん殴るシーンばかりだからだよ。
喧嘩。
ぶん殴る、蹴っ飛ばす・・・。


001柳楽.jpg


柳楽優弥が演じる主人公は、やたらと喧嘩をするヤツだ。
何かがきっかけで、争いになって喧嘩するというんじゃない。
その辺を歩いていたりする見知らぬ人を、いきなりぶん殴るのだ。

何が気に食わないのか、まったくわからない。
突然、殴りかかるんだ。

だからって、ものすごく強いというわけでもない。
相手が複数だったりして、ボコボコにされたりもする。
でも、後日、同じヤツを見つけて、仕返しをふっかけたりする。
3回はやってみないとだめなんだそうだ。

しつこい。
めげない。
そういう意味では、喧嘩が強いともいえる。

まるで、喧嘩が趣味。
スポーツでもやるように、楽しんでいるようにみえる。
そう、理由や目的などないんだな。
これが、愛媛の松山に実在したヤツだというから驚きだよなー。

当然、いろんな人の恨みをかうことになる。
彼との喧嘩に絡んだことのある不良の高校生や、やくざや、
やくざのぱしりの若者や、キャバ嬢なんかの。

そうして、大好きな殴り合いが、大ごとになっていく・・・。



“反抗期” という言葉があるように、
若者には何かと理由もなく反抗したくなる時期があるよなあ。
自分だって、そういう時期があったわー。
パンクとは、そんな若者の負のエネルギーのことなんだと思っていた。


002すだ.jpg


でも、それが不幸にして両親が亡くなってしまって、
身よりもなくて引き取り先で働かざるを得ないやつや、
何らかの理由でスマホゲームばかりやっているやつや、
自分ではどうしようもない理由でチンピラにならざるを得なかったやつや、
やむを得なくキャバ嬢になってしまったコにとっては、
僕らの知っている反抗期的なパンクとは違った意味をもつんだろうな。

希望を失ってしまった若者にとっては、
ホントの反抗心と、憤懣やるかたないものに対する暴力というものが育って、
いつか爆発してしまうんじゃないか。


003なな.jpg


この映画は、いまの日本になんとなく流れる空気を見事につかんでいると思う。
若者にとって、大人を信用できない社会、がんばってもなんともなる気がしない社会・・・。
そんな社会で、内在・膨張しつつあるものが、いまに暴れ出すぞー、
という警鐘を鳴らしているんじゃないだろうか。

そうならないようにするには、僕は一所懸命働く以外に何をすればいいんだろう、
何をしてくればよかったんだろう、って考えさせられる。



技術的には、CGや極端なアップとかスローやコマ飛ばしなどのテクニックを一切駆使しないで
喧嘩のシーンを描いて、なお、すごい迫力とリアリティが表現されている
のがすばらしいなあ。
ほとんど引きで撮っているから、他人が喧嘩しているところを、通りすがりの自分が眺めている感じ。
なのに、「カタ」ではなくホントに殴って、蹴っ飛ばしている迫力が表現されているよ。

音がすごい!
顔を殴る音なんかでも、ハリウッドや韓国映画のクライムアクションの
バシーッ、ボコッ、というかっこいい音じゃないんだよ。
パン、ゴッ、って感じだから、ホントに殴っているように聞こえる。

役者の演技がすばらしいんだろうねー。
いや、ホントにぶん殴っているのかもしれないなあ。
柳楽くんのキネ旬・主演男優賞獲得は、納得!





004ポスター.jpg

●ディストラクション・ベイビーズ
2016 日本
上映時間:108分
監督:真利子哲也
脚本:真利子哲也、喜安浩平
製作:西ヶ谷寿一、西宮由貴、小田切乾、石塚慶生
プロデューサー:西ヶ谷寿一、西宮由貴、小田切乾、石塚慶生
ラインプロデューサー:金森保
企画プロデュース:朱永菁
撮影:佐々木靖之
編集:李英美
録音:高田伸也
美術:岩本浩典
衣装:小里幸子
メイク:宮本真奈美
アクション・コーディネーター:園村健介
VFXスーパーバイザー:オダイッセイ
音楽:向井秀徳
主題歌:『約束』向井秀徳
制作会社:東京テアトル
製作会社:「ディストラクション・ベイビーズ」製作委員会
     (DLE、松竹メディア事業部、東京テアトル、ドリームキッド、大唐国際娯楽、
      エイベックス・ミュージック・パブリッシング)
配給:東京テアトル
出演:柳楽優弥、菅田将暉、小松菜奈、村上虹郎、北村匠海、池松壮亮、三浦誠己、
   でんでん、岩瀬亮、キャンディ・ワン、テイ龍進、岡山天音、吉村界人、松浦新 ほか
受賞:第8回TAMA映画賞
   ・特別賞/真利子哲也と柳楽優弥およびスタッフ・キャスト一同
   ・最優秀新進男優賞/村上虹郎
   ・最優秀新進女優賞/小松菜奈
   第41回報知映画賞
   ・監督賞(ノミネート)/真利子哲也
   ・主演男優賞(ノミネート)/柳楽優弥
   ・助演男優賞(ノミネート)/菅田将暉
   第38回ヨコハマ映画祭
   ・2016年日本映画ベストテン/第3位
   ・森田芳光メモリアル新人監督賞/真利子哲也
   ・撮影賞/佐々木靖之
   ・主演男優賞/柳楽優弥
   ・助演男優賞/菅田将暉
   ・最優秀新人賞/小松菜奈
   ・最優秀新人賞/村上虹郎
   第90回キネマ旬報ベスト・テン
   ・日本映画ベスト・テン/第4位
   ・主演男優賞/柳楽優弥
   ・新人女優賞/小松菜奈
   ・新人男優賞/村上虹郎







♪ 約束 / 向井秀徳





♪ たどりついたらいつも雨ふり / ザ・モップス





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コメント
理由のない反抗と理由のある反抗。
理由のある反抗が、いつか暴れだすんだろうか、もし暴れだすとしたら、その先に何があるんだろうと思わされました。この映画を観て、考えたいと思いました。
自分の中の、自分では見つけられなくなっちゃってた部分を刺激してくれるようなつかりこさんの記事、さすがです。いつも素晴らしい文章をありがとうございます。
きたあかり | 2017.01.20 13:01 | 編集
> 理由のない反抗と理由のある反抗。
> 理由のある反抗が、いつか暴れだすんだろうか、もし暴れだすとしたら、その先に何があるんだろうと思わされました。この映画を観て、考えたいと思いました。

↑鋭いです!
この映画は、説明的なことは全然なくて、ただ殴り合ってばかりいるのに、
そういうことがビンビン伝わってくるようにできていると思います。

人は誰も、いかんともしがたい不満や憤りを抱えているんだと思いますが、
この映画を観ていると、自分もそれを発散したくなって、
思わずこぶしに力が入ってしまいます。
自分の中にも、言葉にできない怒りや不安が巣くっていることに気づきます。
そして、繰り返される喧嘩を見ているうちに「がんばれ、柳楽!」って
気持ちになっていく自分に気づくはずです。
そういう意味では、ただのバイオレンス映画にはない、
新しいスカッと感の味わえる作品かもです。
まあ、理由があろうとなかろうと、人をぶん殴れば
犯罪になることを僕らは知っているので
実際にそんなことはしませんが。

> 自分の中の、自分では見つけられなくなっちゃってた部分を刺激してくれるようなつかりこさんの記事、さすがです。いつも素晴らしい文章をありがとうございます。

↑そんなにほめていただいても、何にも出ませんよー。
でも、自分の感受性が鈍るのを少しでも防ぎたくてこのブログを始めたので、
そういっていただいてうれしいかぎりです。
今後ともどうぞよろしくですー。
つかりこ | 2017.01.20 17:04 | 編集
映画の内容よりも、
つかりこさんの解説に、こころ刺激されました!
映画のパンフを読んでいるようでした。
天才です!(私は正直者です笑)

ももこ | 2017.01.21 16:17 | 編集
ももこさん、コメントありがとうございます。

> 映画の内容よりも、
> つかりこさんの解説に、こころ刺激されました!
> 映画のパンフを読んでいるようでした。
> 天才です!(私は正直者です笑)

↑だめだめ、そんなん言われたらもだえてしまうー。
でも、ありがとう!

僕は映画の評論家でも、超マニアでもないので、
映画ファンをうならせるようなことは書けないのですが、
いろいろ考えるのは好きなので、
これからも、ちょっと変な感想文、書いていきますねー。
よろしくですー。
つかりこ | 2017.01.21 19:14 | 編集
柳楽優弥がこういう役者になるとは思いませんでした。

とは言っても、映画は“誰も知らない”だけ、テレビは“信長協奏曲”をほんのちょこっと観ただけなので、彼についてこういうもあーゆうも無いですけど・・・、なんとなくへ~という感じです。

ケンカが好きな?人間(ケンカで高校退学者)は周りにいましたが、付き合いが深いわけでもなく、かといって浅いわけでもなく・・・、しかしこの映画の主人公みたいなのはまったくまわりにいませんでした。
実在のモデルがいるってスゴイですね。

僕が子供のころというか若いころと比べると、今の方がより理由がわからない、分かりにくいタイプの破滅的人間は増えたような。

パンクって、音楽的に一括りに出来ないですね。
というか、ロックが一括りに出来ないですよね。

60年代後半から、ロックが音楽的に豊かになり(複雑になり)、商業的になったことで、
70年代中期のどん底だった英国の若者にとっての“反抗”の形がパンクになりましたよね。そういう意味で英国パンクは先祖帰り(シンプルなスリーコードに戻るという意味で)なんですが、インテリなニューヨーク・パンクはまた違うし・・・。

以前、ミッキー・カーティスが“パンクだって哲学だ”と言っていましたが、“どう生きるか”と言う意味では、パンクも立派な哲学ですね、確かに。

あれ、映画と関係ない話で、わけがわからなくなりました・・・(^_^;)

バニーマン | 2017.01.21 21:50 | 編集
バニーマンさん、コメントありがとうございます。

> 柳楽優弥がこういう役者になるとは思いませんでした。
>
> とは言っても、映画は“誰も知らない”だけ、テレビは“信長協奏曲”をほんのちょこっと観ただけなので、彼についてこういうもあーゆうも無いですけど・・・、なんとなくへ~という感じです。

↑『星になった少年』の時は、こうなるとは想像つかなかったですねー。
でも、すねっこというか、少しとんがった少年の役が似合う役者ではありました。
いまは、やはりとんがった青年の役が多いですねー。
ドラマ『アオイホノオ』では、熱くてコミカルな役でしたが。
奥さんの豊田エリーちゃんは、密かにファンでした。

> ケンカが好きな?人間(ケンカで高校退学者)は周りにいましたが、付き合いが深いわけでもなく、かといって浅いわけでもなく・・・、しかしこの映画の主人公みたいなのはまったくまわりにいませんでした。
> 実在のモデルがいるってスゴイですね。

↑こういう人はめったにいないでしょう?
「喧嘩っ早い」んじゃないんですよ。
殴り合いが好きなんですよ。
人と殴ったり殴られたりするという強烈な関わり合いをすることで、
何かを確かめているような感じです。
監督は、松山で地元の人にそういう人がいたということを耳にして、
映画にしてみたくなったんだそうです。

> 僕が子供のころというか若いころと比べると、今の方がより理由がわからない、分かりにくいタイプの破滅的人間は増えたような。

↑精神的に病んでいるのならば、またハナシは別ですが、
いまの若者は、生まれた時から「ビッグになってやる」とか「お金持ちになるぞ」とかいう
夢や希望を持てない環境にある気がします。
リストラが激しかったり、大企業が倒産したり、やばい事件を起こす大人のことが
たくさん報道されたり・・・何を手本にして、何を目標にして、どれだけがんばれば
成功やハッピーをつかめるのか、全然わからないのでは?
僕らが、戦後の日本を創ろうとしてきた大人たちを参考にしてきたような、
モラルや行動原理が定まっていない。
それで、もうあきらめに近い心境にある。
そういう空気が社会に流れているような気がします。

それで、ひきこもりのように逃避の中に閉じこもってしまう若者も出てきましたが、
この映画は、その逆方向にエネルギーを持っていく、破壊的(=ディストラクション)に
変貌する若者を描いているような気がします。

きっと、いろんなことに打ちのめされている若者がこの映画を観ると、
かなりスカッとするのではないかと想像しています。
映画の中でも、防衛策を敷いていますが、
そんな破壊的な若者が続出しないことを願うばかりです。
んー、おっしゃるようにもう続出しているのかもしれませんね。

> パンクって、音楽的に一括りに出来ないですね。
> というか、ロックが一括りに出来ないですよね。

↑記事でも書きましたが、メロディやリズムでくくったり、
メッセージの内容などで括ることはできないですよね。
カメアシ女子が言ったように、「反抗」という言葉くらいでしょうか、
共通していることは。

> 60年代後半から、ロックが音楽的に豊かになり(複雑になり)、商業的になったことで、
> 70年代中期のどん底だった英国の若者にとっての“反抗”の形がパンクになりましたよね。そういう意味で英国パンクは先祖帰り(シンプルなスリーコードに戻るという意味で)なんですが、インテリなニューヨーク・パンクはまた違うし・・・。

↑そうですよね。
トーキング・ヘッズの初期の頃やフィリーズみたいな、
ニューヨーク・パンクはイギリスのパンクとは音楽的にもメッセージ的にも
ずいぶん違う気がします。

おっしゃる通り、イギリスのパンクは、ファッションとか反抗期ではなくて、
'70年代イギリスを見舞った金融ビッグバンの後のどん底の社会に生きる
若者たちの叫びだったんだと思います。

> 以前、ミッキー・カーティスが“パンクだって哲学だ”と言っていましたが、“どう生きるか”と言う意味では、パンクも立派な哲学ですね、確かに。
>
> あれ、映画と関係ない話で、わけがわからなくなりました・・・(^_^;)

↑いやいや、いいんですよ。
むしろ、関係ないハナシのほうがいいんです。
僕のところは映画の専門家のブログではないし、
記事も「いかに映画の内容からジャンプさせるか」という方針で
意図的に書いているので、脱線大歓迎なんです。
いつでも、ご遠慮なく好きなことを書いてくださいねー。
つかりこ | 2017.01.22 05:40 | 編集
殴り合いの映画といったら私が思い出すのは『ファイト・クラブ』ですが
あれは後味悪くてあまり好きではありません。
こちらは観た後に爽快な気分になれる?の??
2016年・・昨年の作品? この映画ぜんぜん知らなかったです。
柳楽優弥も、菅田将暉も好きです。小松菜奈も嫌いじゃないな。
この三人、最近あちこちで観ますよね。成長株ですね。
ちょっと観てみたくなってきたな〜。
さとちん | 2017.01.23 20:50 | 編集
いつもながら見事な映画評。観たくなりました。
今の空気感を表現するのに、こういう手もあったのかと目から鱗です。真利子哲也って人、スゴイな。
この気配は海の向こうでも同じなのでしょう。殿自らが、ご乱心(distraction)あそばされておりますので・・・
papayoyo | 2017.01.23 22:39 | 編集
> 殴り合いの映画といったら私が思い出すのは『ファイト・クラブ』ですが
> あれは後味悪くてあまり好きではありません。
> こちらは観た後に爽快な気分になれる?の??

↑そうですね、『ファイト・クラブ』とおんなじ構造に
なっているかもしれませんね。
あれは、シュールに始めた殴り合いがどんどんエスカレートして
後から入ってきた人たちは、反社会的な人たちばかりという
ことになりましたよね。

ネタバレさせてしまいますが・・・
主人公は、ただの喧嘩好きというか、殴り合い好きというか、
「理由なき反抗」です。
菅田君は、「ゲーム感覚」です。
小松菜奈は・・・。
という感じで、ただの殴り合いが意味を持ってどんどん
エスカレートしていくさまは、『ファイト・クラブ』と
同じ構造ですね。
映画のテーマも同じか?ということは、ご想像におまかせいたします。(笑)
観た後、はい、もちろん、ものすごく後味が悪いですよ。

> 2016年・・昨年の作品? この映画ぜんぜん知らなかったです。
> 柳楽優弥も、菅田将暉も好きです。小松菜奈も嫌いじゃないな。
> この三人、最近あちこちで観ますよね。成長株ですね。
> ちょっと観てみたくなってきたな〜。

↑特に、菅田くんはテレビドラマやバラエティ番組を含めて、
ものすごい出演量ですよねー。
やたらと目にします。
主役なんかやらなくていいので、
ずっと出続けて、もっともっといい役者になってほしいものです。
つかりこ | 2017.01.28 19:09 | 編集
papayoyoさん、コメントありがとうございます。

> いつもながら見事な映画評。観たくなりました。
> 今の空気感を表現するのに、こういう手もあったのかと目から鱗です。真利子哲也って人、スゴイな。
> この気配は海の向こうでも同じなのでしょう。殿自らが、ご乱心(distraction)あそばされておりますので・・・

↑まだ若く、商業映画も撮り始めたばかりのようですが、
これからが楽しみですよね。
この作品は、コンセプトがはっきりしているうえ、
映像の撮り方は引きめで自然なトーンなのですが、
アクション映画としても成功しているという
不思議な作品です。
予算がなくても、プアさを忘れさせる技量があるんですね。
次はどんなやつを撮ってくれるのか、楽しみです。

そうですね、中東方面もヨーロッパの先進国もアメリカも同じ気配、
というか気配を越えているかもしれませんね。
はい、この映画の「ディストラクション」には、
『Destruction(破壊)』という意味と『Distraction(気晴らし、動揺)』
という意味の2つの意味を込めて作られたそうです。
つかりこ | 2017.01.28 19:23 | 編集
観ました。

>理由や目的などないんだな。

はい。そうだと思いました。でも、不思議と、その行動に共感できたんですね~。わかるわかるって。誰でもそう思うのかなあ。アタシだけかな。

映画では、理由や目的などない、と主人公に語らせてはいないですよね。語らないだけで、何かあるのかとは、でも思えないんですね~。無いんだろうなあってわかるんです。ナイフとか、武器を持たないしね。ただ、殴りたいんでしょうね。

アタシ、今に暴れだすのかなあ。つかりこさんは?

あれ?何だかわかんなくなってきました。
きたあかり | 2017.02.05 11:20 | 編集
> 観ました。
>
> >理由や目的などないんだな。
>
> はい。そうだと思いました。でも、不思議と、その行動に共感できたんですね~。わかるわかるって。誰でもそう思うのかなあ。アタシだけかな。

↑そうそう、始めは柳楽くん「なんじゃこいつは?」とか
「おえーっ、痛そう!」などと思うけど、
観ててだんだんと「がんばれー、柳楽ー!」って気持ちになりますよね?

でも、きっと2種類いると思いますよ。
「こんなひどい殴り合い、観てられない!」という人と、
「わかる、わかる」という人。
=わりと倖せに育った人と、何かトラウマを持っている人では?

> 映画では、理由や目的などない、と主人公に語らせてはいないですよね。語らないだけで、何かあるのかとは、でも思えないんですね~。無いんだろうなあってわかるんです。ナイフとか、武器を持たないしね。ただ、殴りたいんでしょうね。

↑主人公は、明らかに「理由なき」だと思います。
ただ、殴りたい。
でも、菅田君、小松ちゃん、そして池松君、村上虹郎の暴力には
「なんらかの理由」があると思います。
「理由なき」が「それぞれの理由」に火をつけて、連鎖になっているのでは?
でも、よく考えると、主人公にも理由があるような気もするし・・・。

> アタシ、今に暴れだすのかなあ。つかりこさんは?
>
> あれ?何だかわかんなくなってきました。

↑きたあかりさんも僕も、連鎖して暴れ出す素質がありそうですよね。(笑)

変な映画を観ていただき、ありがとうございました。
でも、この映画は絶賛されていました。
というのは実は、2月5日(日)は、キネマ旬報ベスト・テンの
受賞者の表彰式を観に行ってきたんですよ。
個人賞受賞者のほとんどが、この映画と『湯を沸かすほどの熱い愛』の
関係者でした。
「日本映画はどういうことになってんだ?」ということで、
一度くらいは、観る価値のある作品だと思います。
つかりこ | 2017.02.06 03:53 | 編集
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