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ゆらゆら草

もう少し感受性を働かせれば、毎日がスペシャルになる。そう自分に言い聞かせて、 いろいろ感じたことを書きとめてみよっと。

リアルバレンタイン  


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そりゃさー、
「ヘタな舶来ものなら、日本製のほうがうまいよなー」
って言ったよ、言ったけどさー・・・

なにも、“酒チョコ四兄弟” にしなくたって・・・


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あ・・・でも、うまい。







♪ ピロートーク / オフコース




ナックルの魔術師  


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いやー、最近の日本は強いねー。
何がって、スポーツのこと。

大坂なおみ選手、おめでとう!!
やー、快挙だねー。

いや、快挙どころのハナシじゃないよね。
日本のテニスの歴史を塗り替えた、
いやいや、テニス界の歴史を塗り替えたんだね。

個人戦で、過去にグランドスラムのUSオープンに
優勝した日本人はいないし、豪州オープンに優勝して
4大オープンの内の2つも優勝を決めた日本人も
もちろんいないでしょ。

で、シングルスで世界ランク1位になった日本人も皆無。
これはもう、サッカーで言えば日本代表が「ユーロ」と
「W杯」の両方で優勝したくらいの出来事だよね。
(日本は「ユーロ(UEFA欧州選手権)」に出られないけど)

「父親がハイチ生まれで、ほとんどアメリカに住んでいて
日本人と言えるかい?」というやつもいるみたいだけど、
USオープンで、決勝でウィリアムズに勝った時の
勝者インタビューでの謙虚さを観たら、
あれは間違いなく日本人でしょ。

表彰式で、大坂にがんがんブーイングを飛ばしていた
ウィリアムズのファンに向かって、「私が勝って
(希望を失わせて)ごめんなさい。でも、セリーナは
私のアイドル、ここで戦えたことに感謝します」

って言ったんだぜー。

それから、「どうして日本国籍でテニスをやってるの?
アメリカ国籍なら、いまの10倍は稼げるのに」という声が
あるにも関わらず日本人として登録しているのには訳があって、
アメリカで無名選手だった時に誰も見向きもしなかったのに、
日本のテニスの協会が育成を手厚くサポートしてくれた恩を
忘れていないからだ
、というハナシもあるんだよ。

なんてすばらしい!
これぞ、日本人でしょ。
いや、日本人以上に日本人(意味不明)でしょ。



テニスは先進国のメジャースポーツなので、
優勝者はハデにもてはやされるけど、
他にもすごいことになっている競技がけっこうあるよね。
まあ、東京五輪が間近なので、選手の気合いも
強化資金を出す側の気合いも入りまくっているせいも
あるんだろうけど。

特に、女子の活躍がすごいよね。

●バドミントン
まだまだマイナースポーツなんだろうけど、
かつては東南アジアとか、インドとか北欧とかに
全然歯が立たなかったよね。
それがいまは、女子のシングルスもダブルスも男子の
女子のシングルスもダブルスも金メダルを狙える実力。
これも、歴史的な快挙でしょ。

●サッカー
これも、ついこの前まではW杯に出られないどころか、
出るのを完全にあきらめていた。
アジアでも、振るわなかったくらいだからね。
初代なでしこジャパンのW杯の優勝って、
やはりとんでもない快挙
だったんだよね。
いまは、世代交代の時期なのでやや力不足感があるけど、
それでも、期待大でしょ。

●ソフトボール
上野の時代が去りつつあるけど、やはり強い。
アメリカの壁を破れるか。

●体操
これは、男子が世代交代の季節だよね。
それでも、若手のタレントが続々。
団体優勝イケるかなあ。

●フィギュアスケート
男子はすでに、1位を追われる立場でしょ。
女子はね真央ちゃんがやめてどうなるかと思ったけど、
これも若手がぐいぐい来てる

●スピードスケート
これも、オランダをはじめとするヨーロッパ勢に
勝てる時代が来るなんて思ってもいなかったさー。
高木姉妹と小平ちゃんの活躍は見ものだったよね。
ひょっとしたら、平昌五輪がピークだったかもだけど、
後に続く選手が出てきてほしいなあ。

●スキージャンプ
すこし、斜陽気味なのかなあ。
でも、男子は一人期待の星が現れてきたし、
高梨ちゃんも、伊藤ちゃんも、まだまだこれからでしょ。
マイナースポーツなので、世間はしんとしているけど、
かつての荻原選手とか、高梨ちゃんって、
W杯ツアーで年に7回も8回も優勝しているんだよ。
これって、テニスで大坂なおみが1年にグランドスラムを
4つ全部優勝するくらいのことなんだよ。
荻原や高梨ちゃんを知らない日本人はたくさんいるだろうけど、
ノルウェーあたりではこの二人を知らない人がいない
くらい
の英雄なのさ。

●レスリング
女子の吉田が引退してしまったけど、強い若手も育ってる。
金メダルの数は、モチベーションの高まり次第だよね。

●柔道
もう、各階級で勝って当たり前、みたいになっちゃっているけど、
ロス五輪で山下選手が無差別級で金メダルを取るまでは、
いまみたいに強くはなかったよね。
世代交代の時期に差しかかっているけど、
男子も女子も、常に気合い入ってるよね。

●水泳
男子も女子もすごいよね。
特に、池江璃花子ちゃんは “鉄人” だよね。
あ、鉄だと沈むか。
この競技も昔は、日本にこんなにメダルを取る選手が
登場するなんて想像だにしなかったなあ。
うん、これも歴史的快挙でしょ。

2月12日現在、池江璃花子ちゃんの白血病罹患が発表されました。
五輪もメダルもいいから、一日も早い快復をお祈りいたします。


そのほかにも、たくさんあるけど・・・
つまり、日本は昔からスポ根大国だけど、
こんなに “スポーツ大国” になるなんて思ってもいなかったってこと。
特に女子。

日本のスポーツ史を塗り替える選手が、目白押しなんだもんな!



・・・で、やっと本題だけど・・・卓球!!

卓球は日本は、 '50~ '60年代に団体でもシングルスでも
毎回のように世界大会で優勝してる
んだよ。
その時代は、日本が王者だったんだよ。

それが、'69年を境にパッタリと勝てなくなった
そう、中国の独壇場に。
ご存知「ピンポン外交」ということで、日本がお家芸の
「攻撃卓球」の厚いコーチングを数年にわたって提供した
から
なんだね。
そしたら、中国が世界一強くなっちゃったんだよねぇ。

その後は、ずーっと中国、中国、中国・・・・
時々スウェーデン、東欧、中国、中国・・・・。

シングルスも、'79年までは日本人の世界チャンピオンが
出たけど、その後はパッタリなし。

あとは、ずーっと中国、中国、中国・・・・
時々スウェーデン、東欧、中国、中国・・・・だったのさ。
つまり、40年近くも飼い犬に咬まれっぱなし。

でも、2016年のリオ五輪あたりからかな、日本卓球は
すこーし絶対王者の中国選手にも歯が立つようになってきて、
男女団体も男子シングルスもメダルを取ったよねー。

やー、あれを観たときは「日本、ベストスリー返り咲き!
愛ちゃんの貢献がでかいんだろうなあ」って思いながらも、
「しかし、中国の壁は厚いなあ」なんてぼちぼちしてたんだけど。

それが、2018年になってからは、中国の壁を破ってしまった現象を
目にするようになったんだな。

いままだ15才の張本選手が、ジャパンオープンと
ドイツオープンで、決勝で中国選手を倒して優勝したり、
伊藤美誠選手が、ジャパンオープンの準決勝で中国選手から
0-3から逆転
して勝ち、決勝でも中国選手を破って優勝したり、
2018年11月のスウェーデンオープンでは世界ランクトップクラスの
中国選手、劉詩、丁寧に連勝して、決勝では世界ランク1位の
朱雨玲に0-4で圧倒して優勝
するという快挙。
完全なる中国キラーになったんだった。

これもやはり、この40年間、中国にまったく勝てず、
その他にもあまり勝てず、希望を失っていた日本の卓球界にとっては、
とんでもない出来事。
僕らは、日本の卓球の歴史の転換点に立ち会っているというわけだ。

伊藤美誠ちゃんは乗りまくりだよねー。
今年1月にあった全日本選手権でも、昨年に続けてシングルスも、
女子ダブルスも、混合ダブルスも優勝。
日本卓球史上2人目、女子では初の3冠2連覇を果たしたんだよ。
ものすごいことになってるよねー。



・・・というわけで、伊藤美誠ちゃん。
彼女の強さを分析してみたよー。



◆「フォアハンド打ちまくり」から、
「ハイピッチ・プッシュ」へ


1940年代までは、北欧&東欧の国が世界一強かったんだよ、
卓球って。
それが、'50年代~'60年代に、日本が突如強くなったのには
わけがあって、カンタンに言うと戦い方を変えたんだな。

'40年代までの卓球は、いろいろなテクニックを使いながら
とにかく相手のコートに入れる、ミスらないプレーが主流

だったんだけど、日本はそこへ攻撃卓球を持ち込んだんだよ。

「相手に打ち込まれて失点したり、自分の不注意で失点する
くらいなら、自らバンバン打って出てミスったほうがまし」
という考え方の「攻撃卓球」で対抗したんだな

「51%の確信があったら、強く打ち込め」という理論。
これは、当時は革命的なやり方で、卓球という競技そのものを変えるくらい
の出来事で、実際、世界を席巻したのさ。

リスクが高くても、強いボールを打てれば相手はミスるし、
もし自分がミスっても、相手にやられたわけではないので
精神的にネガティブならず、その後のプレーにマイナスの
影響も出にくい
んだな。

それを最初にやり出したのが、卓球界の神様・荻村伊知郎。
氏が推進した「攻撃卓球」が'50年代~'60年代の日本卓球の
黄金期を築いたんだよ。

当時の欧米の卓球は、強く打って相手にミスらせるのではなく、
自分がミスらないための打ち方だったので、
点を取られるのも、相手のミスで点をもらうのも、攻撃卓球側に
イニシャティブを渡してしまうことなになるでしょ。

攻撃卓球の成功率が失敗率より上回っていた場合、
欧米の選手は、ただのサンドバックに成り下がって
一方的に負けるということになるわけ。

だから、その当時の世界一の戦法は、決定打だけでなく
できるだけフォアハンドで、ドライブやスマッシュを
打ちまくる、というやり方
だったんだね。
だから、当時はフォアハンドの威力がシェイクハンドグリップ
より強い、ペンホルダーグリップが主流だった
んだね。

で、その技術を「ピンポン外交」で中国に無償で輸出したら、
今度は中国が世界一になっちゃったんだけど。
日本型の攻撃卓球を中国選手が体現できたら、
そりゃ日本は勝てなくなるに決まってるよねぇ。
だって、人口が日本の10倍あるんだから、
天才が生まれる確率も10倍ってことだからね。

ところが最近では、大きなモーションでフォアハンドで
腕を振り回す選手が少なくなってきているでしょ。

平野美宇や、張本智和、伊藤美誠などの若手がそれ。
自分のバック側にきたボールを、台から離れて回り込んで
フォアで持ち上げるようなドライブボールを打ったり、
相手のイージーボールをわざわざフォアで回り込んで
大がかりなフォームでスマッシュを打ったりはあまりしない。

すごく速いテンポで、プロックやプッシュ、ショートストロークで
バシバシ返していくやり方。
これが、「ハイピッチ・プッシュ」型だね。

逆に、できればフォアで大がかりな振りでよく打つのが、
水谷隼、石川佳純、早田ひな。
こっちは、できるだけフォアハンドで打ちまくる
これまでの「日本型攻撃卓球」
だね。

スポーツの戦略、戦術というのは、その時代によって
いろいろに変化するので、どっちがいいとも決めにくい
ものがあると思うんだけど、いまのところの勝負の結果を見れば
明らかに前者が強いのではないか、ということになるね。



日本の卓球関係者は、いろいろ研究した末に、
いま前者の「ハイピッチ・プッシュ」を推進してる
んだよ。
だってね、NHKでやってたけど、
トップ選手の育成のために設けられた、ナショナル・
トレーニングセンターに、全国の有力若手選手を集めて
そういうトレーニングをやっている
んだから。

「ハイピッチ・プッシュ」戦術は・・・

●できるだけ台から下がらない
●ロング打ちではなくショート、ブロック、プッシュ
●相手の打球をできるだけ早いタイミングで打ち返す
●強いボールより、早いタイミング、鋭いコース
●できるだけ、自らミスをしない


・・・というやり方だよね。

自分が台から下がると、自分が打つまでの時間をかせぐ
ことができて、ミスらず、思うように打つことができるけど、
逆に、相手にも時間を与えるので、相手もそのボールの処理や
反撃の作戦を考える時間を得ることになる
んだな、
0.3~0.4秒くらいのハナシだけど。

それでも、自分の打ったボールは強烈なドライブや
スマッシュだから、相手をミスらせることができる、
というのが「攻撃卓球」の考え方。

ところが、相手が強いドライブやスマッシュを返すのが
うまかった場合、無理してフォアに回り込んで打った後の
態勢の崩れや、台から離れて大きくフットワークしたり
思い切り体に力を入れたための体力の消耗などで、
即時的にもゲーム全体を通しても、ピンチになるんだな。

そもそも、卓球のドライブでもスマッシュでも限度が知れてるよね。
サッカーのシュートの強弱みたいな差はあまりなく、
受ける側の技術と瞬発力が追いつけば、
受けた瞬間にラケットが吹っ飛ばされるというようなことは
まずないからね。

つまり、卓球って、動きまくって強烈なボール打つ
競技ではなくて、「瞬発力に集約されたスポーツ」
だと
いう考え方だね。

瞬発力とブロックとプッシュの技術が相手を上回っていれば、
相手の強いボールを、疲れずに、相手に準備するヒマを与えず、
相手の取りにくいコースへ打ち返し、勝つことができる

「卓球は、相手の時間を奪うスポーツ」という考え方が、
いま、世界一になりつつある日本チームの戦略。

だからいまは、バックハンドが弱点のペンホルダーじゃなく
バックハンドのブロックやプッシュが格段に打ちやすい
シェイクハンドグリップが主流
なのだ。

卓球の協会では、そのナショナル・トレセンで
「いかに、人間の反応の限界に近い時間で打ち返すか」
トレーニング中なのだ。
しかも、ローティーンから。
瞬発力は、子供のうちに鍛えるべきだからね。

伊藤美誠ちゃんや、平野美宇ちゃん、張本智和くん、
その妹ちゃん、木原美悠ちゃん、ひなちゃんなどは、
もちろんその日本の育成方針の申し子
というわけ。

いまのところ、このやり方が全日本でも世界オープンでも
決定的に有効であることがわかってきたけど、
中国選手は世界トップクラスの瞬発力を持っているうえに、
パワーもあるので、日本選手は「ハイピッチ・プッシュ」型は
パワーボールを打てるように、水谷や石川佳純ちゃんなどの
パワー卓球型は、台からあまり下がらずハイピッチで戦える
ようにと、さらに磨きをかけて対応しているところなんだなー。

ハナシがぼやけてしまったけど、まず言いたいのは
伊藤美誠ちゃんの強さの一つは、「ハイピッチ・プッシュ」戦術
の名手
だということ。



◆ナックルボールの魔術師

伊藤美誠ちゃんのゲームを観ていると、
「まみパンチ」という言葉がちょくちょく聞かれるよね。
愛称になっちゃっているのでわかりずらいけど、
これは、「早いタイミングで打つ、フォアハンドのナックルボール」
のことなんだよ。

ナックルボールとは、無回転もしくは無回転に近い打球のことで、
相手にとっては、いつもの打ち方では返せないとてもやっかいな
ボールでなんだな。(後述)

そもそも、彼女のラケットのバック側は「表ソフトラバー」でしょ。
表ソフトラバーは、昔はイボラバーと呼ばれていた通り、
ゴムのイボイボが打球面についているもので、
「球離れがよく、相手のボールの回転に影響を受けにくい。
反面、自分の打球に回転をかけにくい」性質を持っている
んだよ。

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つまり、「早いタイミングで打ち返すのに特化していて、
中途半端な回転のボールを返す」のに適したラバー
ということ。

つまりつまり、彼女はバックハンドでは元々、守備的なブロックや
プッシュで打つ場合でも、ナックル性のボールを返して
相手をカクランしてやろう、という戦法
なんだね。

加えて、「みまパンチ」でしょ。
つまりつまりつまり、彼女の強味は「バックもフォアも、
早いピッチで、ナックルボールを自在に繰り出せる」こと

決して、大きく振りかぶってものすごいドライブやスマッシュが
ウリなわけではないのさ。

そう、日本卓球が追求して功を奏している「ハイピッチ・プッシュ」
戦術に、とてもやっかいなナックルボールを加えた戦法

ということなんだな。

これは、天才の多い中国選手が「ハイピッチ&ハイパワー」でも、
あまり慣れていない相手となる
わけ。

もちろん、昔からナックルのやっかいさは存在していて、
中国もその道では「イボ高ラバー」の開発などをみるように、
その対処法は日本より進んでいるに違いないけど、
伊藤美誠ちゃんほど、サーブ、レシーブ、つなぎはもちろん、
ラリー中などでもナックルを多用する選手はほとんどいない

ということなんだろうな。

おまけに、ハイピッチときたもんだ。
相手は、ナックルへの対応を準備するヒマもなく、
その餌食になってしまうというわけだわなー。

はい、伊藤美誠ちゃんが世界一の中国選手に勝つわけが
わかったでしょ?

やー、彼女の今後の活躍や、日本の「お家芸」卓球の
躍進躍進が楽しみだねー!





ものすごく長くなってしまったけど、
ついでだから、「みまパンチ」=ナックルボールの
やっかいさを書いておこうと思うわー。
興味のある方は、ぜひどうぞー。



★「みまパンチ」の原理

まずは、一般的なボールの回転とラケットの反発の原則から・・・

ボールがまっすぐ飛んできて・・・

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ラケットに当たれば・・・

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まっすぐ跳ね返るものだよね。
まあ、自然界ではこういうことはありえない。
なぜなら、フツーに打ったボールでも、
それなりに「前進回転」がかかっているものだから。



相手がフツーに打ったボール、または、ドライブをかけて
打ったボールは、緑色の矢印のようなボールの飛ぶ方向に
「前進回転」のかかっているもの。

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「前進回転」のかかったボールが、ラケットに当たると・・・

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ラバーはすごく摩擦度が高いから、まっすぐ当たったとしても
ボールは回転の進む方向へ反発する。
この場合(ドライブ性の回転=前進回転)は、ラケットの上方向。

上方向に返してしまうと、相手のコートからアウトしてしまうか
バウンドの高いチャンスボールを返してしまうことになるから、
ラケットをかぶせて振って、ネットの高さギリギリを狙って返す。
この時、ボールはラバーの摩擦と弾力で逆回転(相手に向かって
前進回転)になって返っていく。

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相手が、カットボール(後進回転)を打ってきた場合・・・

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それが、ラケットに当たったら・・・

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ラバーに密着して、ボールは回転の進む方向へ反発する。
この場合(カット性の回転=後進回転)は、ラケットの下方向。

下方向に返してしまうと、ネットにひっかかってしまうから、
ラケットを上向きに寝かせて、自分もカットボールを打って
ネットの高さを超えるように打ち返す。
この時、ボールはラバーの摩擦と弾力で逆回転(相手に向かって
後進回転)になって返っていく。

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この他にも、横回転や斜め回転への対応もあるけど、
大雑把に言ってこの2つが、卓球の回転処理の原理なんだわ。



で、問題のナックルボール・・・

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ナックルボールは、無回転または無回転に近いボール。
相手の打ち方やタイミングの速さによっては、
相手がドライブ性のボールを打ったのか、
カット性のボールを打ったのかわかりずらい。

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相手の打球をドライブ(上へ跳ね返る)だと想定してしまった場合・・・
上述したように、ラケットをかぶせてこすり上げるように
対応すると、実は上へ跳ね返る性質がないので、
打球は想定以上に下へ反発してしまい、ネットにひっかかる


これに対応するには、反発を抑えつつ通常以上に上へこすり
上げて打つか、自分もナックル打ちで返さなければならない。
(「ナックル打ち」は後述)


相手のナックルボールを、カット性のボール(下へ跳ね返る)
と想定して対応してしまった場合・・・


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相手の打ち方やタイミングの速さによっては、
相手がドライブ性のボールを打ったのか、
カット性のボールを打ったのかわかりずらい。

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相手の打球をカット(下へ跳ね返る)だと踏んで、
上述したように、ラケットを上に寝かせてカットして返球
しようと対応すると、実は下へ跳ね返る性質がないので、
打球は想定以上に上へ反発してしまい、相手のコートから
アウトするか、高いバウンドのチャンスボールを
プレゼントしてしまう
ことになる。

これに対応するには、反発を抑えつつ通常以上に下切りするか
自分もナックル打ちで返さなければならない。
(「ナックル打ち」は後述)



では、
「みまパンチ」=フォアハンドのナックル強打
は、どうやって打つのか・・・

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通常は、前述のように少しだけ前進回転のかかったボール
(ドライブ性)を・・・

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自分も少しだけ前進回転のかかったボール(ドライブ性)
になるように打ち返す。


「みまパンチ」は・・・

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相手の打球は通常、ナチュラルな前進回転ボールだから、
フツーは、前述のように自分も少しだけ前進回転のかかった
ボール(ドライブ性)になるように打ち返すもの。

しかし、ナックル打ちは、
ボールを上にも下にもこすらず、
相手の打球の回転の程度とスピードを勘案して
角度だけを定めて、
やや下へ向けて押し出すように打つ


この時、こすらないで打つので、ラバーの摩擦とクッション性が
相手のボールの回転を吸収して、無回転ボールとなって返球
される。

ナックル打ちは、フツーは守備的な「つなぎ」の返球をする
時に使うものだけど、「みまパンチ」は、相手のドライブ性の強打、
または強いドライブボールに対して、
それがものすごい速度とタイミングの速いボールであっても、
フォアハンドでプッシュ、または振り切って繰り出される。


ハイピッチなラリー中に、フォアハンドでナックルを打たれると
(フォアハンドでナックルを強打する選手はまずいない=
打つほうもものすごく難しいから)、通常とは異なる処理を
余儀なくされるのに、対応が遅れてしまい、相手は、上述のように
ミスをするかチャンスボールを返してしまうことになる。




革命的な超ハイピッチ + 超ナックル打ち
やるほうだってものすごく難しい、孤高の戦術で
卓球界をひっくり返した18才女子が、伊藤美誠なのだ。

さてさて、世界一が彼女の定位置になるか、楽しみだねー。


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♪ Harold's House of Jazz / Richie Cole & Eddie Jefferson


がははははー、サイコー!!



♪ Harold's House Of Jazz / Richie Cole - Eric Kloss


早回しじゃないんですよ。


こたつのある映画館、リターンズ  


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【炬燵(こたつ)】

【炬】(キョ、コ)国字
かがりび、たいまつ、かがり

【燵】(タツ)国字
いろりをやぐらでおおって、布団を掛けて暖をとる器具

【こたつの語源】
こたつのやぐら部分が牛車の乗り降りに利用する踏み台「榻(しじ)」
似ていることから「火榻子」と漢字表記し、それを禅僧が唐音で読んだ
「火榻子(くゎたふし)」に由来すると考えられている。
起源は室町時代の禅宗が考案し、広めた物と考えられている。
※「知泉Wiki」より

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♪ また君に恋してる / ビリーバンバン





♪ さよなら涙 / ビリーバンバン







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みんみん話。  


またまた、hobohoboさんとこ「ほぼ毎日、ほぼ昭和食堂」
みんみんの話(http://char0203.blog.fc2.com/blog-entry-653.html)
を拝見していたら思い出したよ。



そうそう、東京の多摩地区および多摩西部方面で、
「みんみん」または「珉珉」と言えば、
吉祥寺の「みんみん」か、八王子ラーメン本家本元の
「みんみんラーメン」
のことだよね。

いやいや、東京都日野市の「珉珉」だという人も
いるかも知れないし、大阪にだって「珉珉」はあるぞ、とか
宇都宮の「みんみん」だって有名だぞ、という人も
出てくるに違いないよね。

うん、そのくらい「みんみん」や「珉珉」は、
日本中に存在する店名だということだわさ。
で、当然、中華屋さんや餃子屋さんに多い。
まあ、中国語だからねー。

で、「珉」ってどういう意味よ?ということで、
ちょっと調べてみたら、ウソかホントかわからないけど、
「珉」の本来は、偏が「王」ではなくて「玉」らしいんだな。
「玉」と「民」で、“民の宝” という意味で、
“みんなから愛されるように”
というということみたいだけど、
日本の漢字字典では、“美しい石(玉)” という意味みたい。
つまり、よくわからない。(汗)
※わかる方がいたら、ご教示くださーい。

「珉珉」とダブるのは、「ランラン、カンカン」(古い)みたいな
パンダの名前と同じで中国名の “愛称化” だよね。
“珉ちゃん” くらいのニュアンス。
日本における焼き餃子(焼き餃子は日本が発祥)の創始者の
奥さん(中国人)の名前だという説もあるから、なるほどだね。

で、中華屋や餃子屋だから、中国の人の名前の愛称だ
というのはわかったけど、なんで、珉珉以外の「ホァンホァン」や
「シャンシャン」がないのかは、わからんなあ。
みんな、うまい餃子屋や中華屋の元祖の真似をしたんだろうね。



話が逸れたわ。

そうそう、「八王子ラーメン」って、うまいんだよ。
見た目は黒っぽいフツーの醤油ラーメンだけど、
味はフツーじゃないんだわ。

豚骨ベースのスープだと思うんだけど、ホタテ出しでも
入れてるのかなあ?絶妙な旨味がきいてるんだよ。
トッピングのチャーシューやメンマともハーモニーを醸すんだな。
かといって、人気の「魚出し系」では決してなくて、
どの流派にも似ていなくて、たしかに立派に「八王子ラーメン」って
名乗るべき代物だと思うわ。

見た目の特徴は、生のタマネギのみじん切り
乗っかっているところだね。
これまた、薬味としての香りをピッと効かせながら、
スープの旨味を引き立てるのにぴったりときたもんだ。
どっかで出会ったら、ぜひお試しを。



・・・てか、また話が逸れた。

そうそう、東京の多摩地区で「みんみん」と言えば、
吉祥寺の中華屋さんか八王子ラーメンの有名店のことだけど、
僕はもうひとつ思い出す店があるんだよ。

それは、いまはなき国分寺(東京都)の餃子専門店「みんみん」
もしくは「珉珉」
(どっちの表記か、忘れてしまった)。

でっかーい餃子で大人気だったなあ。
文字通り、餃子専門。
ラーメンとかチャーハンとかはなく、
餃子の他は飲み物しかなかったと思う、たしか。

フツーの三日月型じゃなくて、一個が、直径5センチ ×
高さ4センチくらいのでっかい焼売みたいな餃子
だった。
中身の餡もたっぷり。
それが、8個だかで400円くらいだったと思う。

まあ、フツーの人なら1皿で充分な量だな。
腹いっぱい食べたいと思ったとしても、
2皿イケば、もし司法解剖を受けたら「警部、この遺体の胃の中は
餃子ばっかですよ」って、石原さとみや錦戸くんを驚かすほどの
量に違いないなあ。

国分寺は、知ってる人は知ってるけど、けっこうな学生街なんだね。
学芸大でしょ、東経大、武蔵美、一橋、津田塾女子、国土交通大学校、
東農大・・・などなど、市内や隣の市に集中してるんだよ。

そのせいか、量の多いめし屋が多かったね。
やたらと、ライスの量が多かった洋定食屋の「フジランチ」とかね。
昭和の学生街は、“盛り” の時代だったんだね、少なくとも男子には。

いまは、あまり流行らないのかな、頼みもしないのに大盛りって。
酒だって昔は「時々泥酔」だったのが、いまでは「毎日ほろ酔い」
の時代
だもんね。



で、この餃子の「みんみん」もごたぶんに漏れず、
“すげー量” で若者に人気の店だったわけ。

しかも、おもしろいのは・・・
「大食いチャレンジ」みたいなこともやってたんだよ。

正確には忘れてしまったけど、たしか
2,000円払ってチャレンジ・・・
5皿(40個)以上食べたら何個食べても無料(2,000円返戻)
5皿未満ならたとえ1個であっても2,000円は返ってこない
・・・ってな仕組みだったと思う。

僕なんかは、1皿でも充分以上なのに、とんでもねーや、
って思ったんだけど、店の中の壁を見ると、
けっこうなチャレンジャーというか、成功者がいるんだよ。
大き目の縦型短冊に、40個以上食べて無料になった人の名前を
書いて貼ってあるんだわ。

「学芸大〇〇学部 山本〇〇 54個」
「日立研究所 田中〇〇 58個」
「武蔵野美術大学〇〇学部 中村〇〇 62個」

・・・とかね。

全部、プロレスラーのような図体がアタマに浮かぶから
不思議だよね。
または、「大食いの研究者とか芸術家って、どんなんよ?」
とかね。

少ない順から見ていって・・・第2位
「東京経済大学アメフト部 斉藤徳太郎 81個」
だと!

うおー、とんでもねぇなー。
やー、いくらアメフト部と言ったって、そんなに食えるもんか?
なんて驚愕。

で、さてさて、いよいよ1位は誰よ、って首をズラしたら・・・
「津田塾大学 白石浩子 68個」
となっていたんだよ。

ん?
2位が81個で、1位が68個かい?
おかしくないか?

女子(津田塾は女子大)だから、ハンデでもつけてるのか?
あ、「女子の部」か?と思ったけど、
どうもそうじゃないみたい。

でもって僕は、1位の短冊をよく見たね。
そしたら、「68個」の横にやや小さめの文字で
こう書いてあったんだよ。


※ + 昼・63個



・・・へっ、「みんみん」の一席、お時間となりました、退散。



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大人気の大食いギャル・もえのあずきちゃん
※ 本文と当画像は、これっぽっちも関係ありません。





♪ ぎょうざの歌 ~ 俺たちの王将 ~ / canzone del raviolo cinese The Onigiri boys





♪ ヨーデル食べ放題 / 雀三郎 with まんぷくブラザース




平成31年の謹賀新年  


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あけましておめでとうねー

去年はいろいろありがとさん。
今年も楽しくやろうねー!!




平成31年の年賀のあいさつは、4カ月間のために。
新元号元年の年賀のあいさつは、存在せず。
・・・だよねぇ。





♪ A HAPPY NEW YEAR / 松任谷由実





♪ Happy New Year / ABBA





♪ A Sky Full Of Stars / Coldplay




A Sky Full Of Stars / 満天の星空


Cause you're a sky, cause you're a sky full of stars
きみは空だから、満天の星空だから

I'm gonna give you my heart
僕の愛をすべて捧げるよ


Cause you're a sky, cause you're a sky full of stars
きみは空だから、満天の星空だから

Cause you light up the path
道を照らしてくれるから


I don't care, go on and tear me apart
さあ、僕をバラバラにしたっていいんだよ

I don't care if you do
きみがそうするなら、僕はかまわない


Cause in a sky, cause in a sky full of stars
空の下だから、満天の星空の下だから

I think I saw you
きみに会えたんだよきっと


Cause you're a sky, cause you're a sky full of stars
きみは空だから、満天の星空だから

I want to die in your arms, arms
きみの腕の中で死んでしまいたいくらいさ


Cause you get lighter the more it gets dark
きみはまわりが暗くなるほど明るく輝くんだから

I'm going to give you my heart
僕の愛をすべて捧げるよ


And I don't care, go on and tear me apart
さあ、僕をバラバラにしたっていいんだよ

And I don't care if you do
きみがそうするなら、僕はかまわない


Cause in a sky, cause in a sky full of stars
空の下だから、満天の星空の下だから

I think I see you
きみを見ることができるんだきっと

I think I see you
きみに会えるんだきっと


Because you're a sky, you're a sky full of stars
だってきみは空だから、そう、きみは満天の星空なのさ

Such a Heavenly view
天にも昇るような眺め

You're such a Heavenly view
きみはなんて美しいんだ


※つかりこ訳


細く暗い通路の奥に  


29日から、すべてのクライアントが休みに突入。
後は、僕が年明けまでに承り案件をやっとくだけ。(苦)

まあ、電話やメールがバンバンくることもないし、
昼間にメシでも食べに行っかー、というわけで、
散歩がてら出かけたんだよ。

「どこにすっかなー」と考えてすぐに思いついたのは、
あの「栄華」だぜ。
所沢近辺ローカルの “入るのにかなり勇気のいる店” に
心当たりのある人なら、すぐにピンとくる中華食堂だよね。

いつも「行くぜー」なんて思っているんだけど、
仕事やなんやかんやで忙しくて、
ココロの準備をしっかりできなかったりすると、
なかなか行く気になれない店
とでも言いましょうか、
気合いの必要なところ。

そう、クライアントが休みのいまなら、
絶好のチャーンスなのだ!
というわけで、スタコラサッサ(死語)。


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スカッと晴れているけどキンと寒い中、とうちゃこ。

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ところが、これだ。

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お休み。
でもさ、これって年末年始休業の掲示に見えないよね。
いつからいつまで、って書いてないし。

フツーなら、“今日だけ休み” の書き方だけど、
悪く考えれば、いつまで休むかわからないぞ
ってとることもできるよね。

「エイガよ、お前もか」
なんせ、パパママショップならぬ、ジジババ食堂だからなー。
一日も早く “あの栄華の日々” を取り戻してほしい。

006栄華看板.JPG

不安な気持ちのまま、「なら、気合いの必要な店・その2だ」
ってことで、「プロペ通り」方面へ。



007プロペ通り.JPG

008くるま入口看板.JPG

「くるま」の看板のあたりに、
“スキマのような通路” があるはず。

009くるま通路入口.JPG

これだ!
これは、しょんべん横丁のような通りじゃないんだよ。
ビルの中なのだ。
プロペ通りを歩く人々は完全に無視、
もしくは見て見ないフリ?

建物の中に、長屋式に店が並ぶ寄り合い所帯なんだな。
昔は、たまに見かけたよね。
「〇〇市場」とか「〇〇ショッパーズ」とか言って、
魚屋とか、八百屋とか、豆腐屋とか、肉屋とかが
並んでいる長屋店舗。

010通路中.JPG

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あやしいっしょ?
5~6軒入れるテナントのうち、
当該店のほかは夜しかやってない飲み屋が2軒、
あとは閉店状態。

012くるま看板.JPG

それにしても、「くるま」とはなんだ?
「くるま屋」でも「くるま家」でもなく、「くるま亭」でもない。
「くるま庵」、「くるま軒」、「くるま食堂」、「くるま園」、
「くるま苑」、「くるま菜館」、「くるま飯店」、「レストランくるま」、
「レストハウスくるま」、「カフェテリアくるま」、「グリルくるま」、
「ビストロくるま」、「オーベルジュくるま」、「トラットリアくるま」、
「リストランテくるま」、「タベルナくるま」、「オテル・ドゥ・くるま」、
「シェくるま」、「食彩くるま」、「食房くるま」、「味処くるま」、
「くるま茶房」、「くるま茶屋」・・・でもなく、ただの「くるま」なのだ。

「土屋」とか、「田村」とか、「ジョナサン」とか、苗字だったり、
「中野」とか、「淡路」とか、「北海道」みたいな地名だったりするのは
あまり違和感がないけど、「くるま」みたいな一般名詞は珍しいよなあ。
「くるま」って店名がありなら、「自転車」とか、「バイク」とか、「乳母車」
だってありってことになるよねぇ。

店主が、カーマニアなのか?
店主の苗字なのか?
駐車場なんてひとつもないし。
ま、いいけど、今度、聞いてみよっと。

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019メニュー.JPG

020メニュー.JPG

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入口の横に貼ってあるメニューを見てびっくり!
ラーメンと蕎麦と定食が数種ある、立ち食い蕎麦屋みたいなとこ
かと想像していた
んだけど、なんと、すごい品数!
中華、めん類、和定食、洋食、サラダ、焼き鳥、つまみ、酒・・・
なんでもありじゃんか。


022店内.JPG

店内に入ったら、これまたびっくり!
なんと、広い
喫煙可席は、4人掛けテーブル × 6卓と2人掛けテーブルが2卓。
禁煙の別室には、4人掛けテーブルが5卓もある!
フルに入ったら、50人近くも入れるじゃん。
クルママニアの店でもなかった。

えーっ?
あの細くて昼間でも薄暗い通路、「たむろ禁止」の張り紙のある
通路の奥に、こんなパラダイス?!
これまで、この通路にはだけは入っちゃいけないと
無視してプロペ通りを歩いてきた自分が恥ずかしい。

023マンガ.JPG

漫画も新聞もどっさり。
完璧。

客もさまざま。
サラリーマン風、地元の高層マンションに住んでいそうなおじ様、
昼呑みのとっつぁん、ガテン系の二人組、子供を連れた家族、
中年カップル・・・。
畏るべき、懐の広さよ。



店主は、白髪で長めのオールバックの初老の方。
同じく初老の女性がお冷を持って、オーダーを取りにきたよ。

僕は、反射的に「オムライス!」とたのんでしまった
オムライスがあるのか確かめていなかったし、
入口のメニューを見て、「味噌チャーハン」というのに
しようと心に決めていた
のに。
早く作れるはずのランチサービスの定食があるし、
他のお客さんたちも、みんなサバ味噌定食とかをたのんでいるのに
めんどくさい客と思われたに違いないなー。

ほどなくして、オムライス到着。

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ほ、想像通りの姿。
しかし、玉子液を多めに使って半生に仕上げたとろとろ具合は
確かな腕とみた。

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うまいよー。
うむ、典型的な昔ながらのオムライス。
もやし&ワカメの味噌汁とキャベツののサラダつき。

12時40分頃。
そうこうしているうちに、どんどん混んできた。
4人掛けテーブルに4人座っているわけではないけど、
喫煙可席も禁煙席も、ほぼ満席!

驚いたのは、僕の正面に座った女子二人組。
お洒落な20代OL・未婚、って感じだな。
ポニーテールの一人は中条あやみ、
もう一人はストレート&セミロングの佐々木希。

ウソだろ、って?想像におまかせしますよ。
でも、どうせ想像するなら、かわいいほうがいいっしょ?

薄暗い店内が、スポットライトで明るくなった気がしたよ。

一人は「麻婆なすみたいなおかずの定食」、
もう一人は「モツ煮定食」を頼んでいた。
淡い桃色のニットに白いスリムフィットパンツに
パンプス履いて、足を組みながら、大き目のご飯茶碗を持って、
箸でモツ煮を突っついている姿はなかなかステキな光景だったわ。
(じろじろ見てんなよな)



客がどんどん来る中、初老のお二人の切り盛りを見ていたら
痛ましい感じがしてたけど、いつの間にか、30代前半と思しき
朗らか女子と、むすっとした20代後半くらいの男子も登場


娘&息子なのか?嫁なのか、娘婿なのか?
女子のほうは、厨房も任されているようだ。
とにかく、機動力アップ!

「ああ、よかった、この店はまだまだなくならないんだな」
と思って店を出た。


026サンフレッチェ.JPG





★本年もいろいろありがとうございました。
新年もぼちぼちお付き合いくださいませー。






♪ 366日 / 上白石萌歌





♪ どんなときも。/松岡茉優





♪ 時代 / 白戸家




よいクリスマスを!  


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♪ 1st X'mas Eve / 平松愛理





♪ Someday Somewhere / TULIP





♪ 生まれ来る子供たちのために / オフコース





♪ Thank God It's Christmas / Queen




らいらい話。  


失うものが多くなってきたような気がする。

身内や親類縁者、知人友人など人の命、
ずっと昔から大切に使ってきたモノ、
長年お付き合いしてきたクライアント、趣味・・・

「攻撃が最大の防御」と、得ること、成すことばかりに
注いで生きてきたパワーが減退して、
守ること、維持することに目の向くことが多くなってきた
ということかな。



懐かしい昭和の食堂を食べ歩いて記事にされている
hobohoboさんの「ほぼ毎日、ほぼ昭和食堂」は、
安い、おいしい、懐かしい(あったかい)のオンパレードで、
ヘビロテさせていただいているんだけど、
そちらでも最近、廃業閉店する店のハナシがちらほら。

平成が終わりそうないま、もうすぐ昭和も、
「平成の前のレトロ」になってしまうわけで、
今日を僕が生まれた昭和中期に置き換えてみれば、
明治時代に戻るくらいの昔のことになってしまうんだなあ、
なんて、変な計算をしていたら思い出した!
昭和食堂での出来事。



四谷見附交差点(東京都新宿区四谷。四谷怪談の四谷)の一角に、
「来々軒」という中華食堂があったんだよ。
四谷新道(しんみち)通りと、新宿通り(国道20号線)に
挟まれたエリアの角。
あっちこっちにある来々軒の元祖ではないはずだけど。


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閉店しちゃったのは、ついこの前だと思っていたんだけど、
2007年の6月というから、ろくな生き方をしてない内に
11年も経ってしまったんだな。
2007年の時点で、始めて60年と言っていたっけ。

井上ひさしさんが、若い頃に四谷新道通りの下宿に
住んでいた
んだそうだ。
その頃のことを書いた小説に『ナイン』というのが
あるんだけど、それにもそれらしき中華食堂のことが
書かれていた記憶があるなあ。

「lamentable(ラメンタブル)=悲しい」という英単語を
覚えるのに、語呂合わせで「ラーメン食べる “悲しい” 気持ち」
と教わったのだけど、ラーメンを食べるのはうれしいので、
試験で “うれしい” と答えて間違えたとかなんとか。



だからと言って、四谷の『来々軒』は、構えて入るような
中国料理店ではなかったんだよ。
極々、庶民的な中華食堂。

たとえば、家常豆腐定食が680円
ラーメンだって、たしか500円くらい。
海老チリとか、東坡肉とか、海鮮の黒酢胡椒炒めみたいな
一品料理類はそれなりの値段だけど、
ほとんどのものはライス、スープ付で1,000円未満なのだ。

でも、ラーメンと餃子のセットがウリの食堂でもない。
ものすごくあるメニューはかなり本格的。
料理人は、たぶん日本人じゃないし。
つまり、いっぱしの料理店なのだ。
ただ、リーズナブルなランチセットも、晩ご飯の定食もある
中華レストラン
だということ。

それでいて、すごくうまい、ということもない
いわゆるフツーにうまい、というやつ。
昔、香港や広州で食べた本物がそんなにうまいものでもなかった
というのを思い返せば、ある意味、本格的と言えるのかも知れない。
(汗)

店内は当然、昭和の中華屋そのもので、
決してかっこいいとか、かわいいということはないけど、
ものすごくオンボロということもない。
狭くはなく、けっこう広い。

さらには、行列ができるほど混んでいるということもない
かと言って、いつもガラガラということもない。
ランチ時も、晩ご飯時も、そこそこ客がいるし、
地下には宴会のできる卓なんかもあって、
時々、会社員の打ち上げみたいなグループも見かけるくらい。

毎日行きたい、という気にもならないけど、
もう行かねーぞ、という気になることもない。
こういう店って、あるよね?

そういうんだから、長ーく愛顧されるんだろうね。
ドカーンと人気があったわけではなく、
飽きられて人が来なくなったわけでもなく。
ハレの気分でもなく、掻っ込み気分でもなく、
そう、ちょうどいい、って感じ。
地元にしっかり根付く、というのは、
そういう現象を言うんじゃないかと見本になるような店だった。

僕も、中太に20年以上も通う客の一人だったんだよ。
店のおばちゃんとは仲良くなるでもなく、
まったく話したこともない、ということもなく。



ある日、いつものように一人で晩飯を食べに。
入口入ってすぐ左にある前金制のレジ&券売コーナー
に立って、大好きな「海老あんかけ焼きそば・900円也」
を頼んでお金を払おうとしたら、いつものラオス出身のおばちゃんが、
いつもの危なっかしい日本語で話しかけてきた。

「あのー、お店、もうやめます」
「えっ、ココ?」
「はい、今月いっぱい」

「えー、どっかに移転でもするの?
 ああ、このビル古いから建て直すんだ?」
「いーえ、もうやらないです」

おばちゃんは、昔の国鉄のキップにそっくりな
固い厚紙でできた食券
を僕に渡しながら言った。

「へ?このビル、なくなるの?」
「ビルはなくならないです。持ち主は別の人です。
 ウチだけやめます」

「儲からないから?つぶれるってこと?」
「いーえ、ただやめるです」

僕は、この店がいままで親兄弟や空気のような存在だった
ことにやっと気づいて、少し大きい声になったと思う。
「えっ、なんでさー?」
「わかりません、マスターがやめるって」

おばちゃんは、そのまま僕が選んだ席までくっついてきて、
テーブルに置いた切り取りミシン目もない食券を
無造作にちぎって
スタスタと持って行った。

そして、いつものように、店の奥にある
「料理専用のエレベーター」の中にちぎった食券を載せて、
ほにゃらー(日本語じゃない)、って合図の言葉を発して
オーダーを通した。

子供の頃のデパートのファミリー食堂や駅前の食堂で、
国鉄のキップみたいな食券や、料理専用のエレベーターを
見たことがあるけど、ここんちは、たった11年前の最近でも
そういうスタイルだったんだよ。



少し経って、おばちゃんが料理を持ってきた。

おや?
それは、「海老あんかけ焼きそば」ではなくて、
「五目焼きそば」
だった。

僕は一瞬、オーダーと違うって言おうとしたんだけど、
やめといた。
ま、いいかあ。

死ぬほど「海老あんかけ焼きそば」が食べたかったわけでもないし、
「五目焼きそば」が嫌いなわけでもないし、五目は久しぶりだし、
こっちのほうが健康にいいか、ってなもん。

麺を油を敷いた中華鍋に広げて、底面だけがカリッとなるくらい
焼いた
上に、海老と白菜がドカドカ入った白湯系の上品な薄味の
あんかけをかけた「海老あんかけ焼きそば」は、
この店のメニューの中でも至極の逸品だけど、
醤油とオイスターソースの旨味のきいた「五目焼きそば」だって
相当うまいのだ。
どっちのメニューも、かなりの量があるので、
その点でも文句はないや。

3分の2くらい食べた頃
おばちゃん、他の客への応対の流れで、
僕のテーブルの横を通ったんだよ。

おばちゃん、横目で僕のほうを見ると、はっ、と血相を変えたね。
「あ、違ったね!」
僕が、ちょくちょく「海老あんかけ焼きそば」を頼むのを
思い出したかのようだ。
「海老あんかけねー」
と言って、料理専用エレベーターのほうへ歩き出した。

「あ、いいよ、いいよ。
 もう、こんなに食べたんだから」

でも、おばちゃんは怒ったような顔をして、
「だめだめ」と言って、僕の席から離れて行ったと思ったら、
料理専用エレベーターのあたりで、語気を荒げて話している。

僕はたぶん、笑顔を浮かべていたと思う、2つの意味で。

ひとつは、もう腹いっぱいなのに、この後けっこうな量の
「海老あんかけ焼きそば」がやってくる
ことへの苦笑い。

もひとつは、20年も通って初めておばちゃんとこんなに話して、
そのぎごちない誠実さに触れたこと。



五目焼きそばの残りを食べ終わる頃に、
海老と白菜がドカドカ載った「海老あんかけ焼きそば」が
おばちゃんの手で僕の前に置かれた。

頭を上げて、いつもより凛としているおばちゃんの顔を見たら、
思わず目と鼻の間の奥のほうがツンとした。

僕は、吐いてでも全部食べてやろうと思った。



しばらく経って、来々軒がなくなった後にケンタができた。







♪ VOYAGER ~日付のない墓標~ / 松任谷由美



1977年に打ち上げられたボイジャー2号は11月5日、
太陽系でのミッションを終えて、未知の星間空間へ。
あとは、少しずつ電池がなくなって、その声が地球に
届かなくなるのを待つだけ。



♪ 不思議な体験 / 松任谷由実



ボイジャーには、地球外生命体へのメッセージとして
55種の言語による挨拶や自然音、効果音、音楽、画像
などを記録した「金のレコード」が積み込まれているんだよ。







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題して「月とツリーと東京タワー」。さて、東京タワーはどこでしょう?



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