INDEX    RSS    ADMIN

ま、いいか バレンタイン


001クッキー_スライム.jpg


「お、バレンタインだから、オレにくれるチョコクッキー作ってんのかー」

「違うよー、お母さんと、作って食べたいねー、ってことになったのよ」

「またまたあ、照れなくたっていいじゃん」

「違うったらー」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

「食べてもいいよ」


002クッキー_ハート.jpg


「ほらみろ、オレのために作ったんだろ」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・、

「うー、食べ過ぎたー、もう、晩ご飯食べらんないわー」

「お母さーん! お父さん、晩ご飯のお寿司いらないってさー」

「・・・って、何かの陰謀かい」







♪ My Funny Valentine / Chet Baker




20世紀女子たちのアメリカ ~『20センチュリー・ウーマン』


1979年に、何してた?

この映画は1979年に・・・
55才だったお母さんと25~26才だった働く女子(下宿人)、
17才だった女子高生(近所の子)、それと40代くらいの
もう一人の下宿人男子(大工)と、55才お母さんの息子の15才の、
それぞれの恋の悩みのハナシなんだよ。
トーゼンうまくいかない系。

001女衆.jpg


2018年現在なら、
お母さんは94才、
働く下宿人女子は64~65才、
女子高生は56才、
大工の下宿人男子は79才、
息子は54才、ということになるねー。

ね、おもしろい設定でしょ?
いろんな時代の恋愛観や、音楽や時代背景が出てくるから
いろんな世代の人がおもしろがったり、懐かしがったりできる
ようにできているんじゃないかな。

特に、いまお母さんやばあばになっているくらいの世代の
女性には共感深く観られるんじゃないかと思う。
自分のおばあちゃんやお母さん、自分自身、自分の娘や息子たちの
恋わずらいのしかたがジェネレーション別に観られるからさ。
まあ、アメリカでのハナシではあるんだけどね。



'79年に55才だったお母さんの恋愛観念といえば、
昔の人だから、それは古風なもの
だったんだろうな。
ちょっとくらい仲良しだからって、
簡単に男子とエッチしたりとか、フツーはしない。

002母子.jpg

いわゆるフィフティーズやシックスティーズの時代も
通り過ぎてきたけれど、その頃にはお母さんはもう大人。
恋愛でハメをはずしたりしなかったんだろうね。

でも、メンタリティ的には、幼少期に世界大恐慌で
苦しい時期を過ごしたかもしれないけど、
第二次大戦後の勢いのあるアメリカから、
'50年代、'60年代のアメリカの一番いい時代を
生きてきたんだから、夢や希望もでかい。
実際、複葉機(飛行機)で空を飛び回っていたようなママ。


25~26才のカメラマンの下宿人女子といえば、
ベトナム戦争を経て、アメリカン・ニューシネマや、
アメリカン・ポップアート、グラム・ロック、
パンク、アート・ロックなんかの
'70年代前半のカルチャームーブメントの申し子なわけだ。

003グルタとエル.jpg

ヒッピー時代よりさらに屈折したメンタリティで、
恋愛面でもひとクセもふたクセもありそう。


15才の息子と、息子の幼馴染で近所の高校に通う
17才の女子は、エッチに興味津々の年頃。
いつの時代のハイティーンの誰もが抱える悩みの真っ最中。
「あなたとは、親しすぎてセックスできない」、
なんて、ティーンズにありがちなセリフ。
まだ、心と体が一致していないんだな。

004カウンセリング.jpg


息子の音楽の好みは、パンク・ムーブメントの後の
ハードコア・パンクや、いま、つまり '79年の
トーキング・ヘッズ。
ブライアン・イーノ時代のポストパンクなんだなー。

まだ童貞。
身近な幼馴染の17才女子に、
駅前のショッピングモールしかないから的に
恋焦がれているのさ。

005息子とエル.jpg


ってな感じで、恋愛観いろいろ、音楽・カルチャーの
好みもいろいろで、お母さんの心配もいろいろでもう大変さー、
ってな映画なんだけどさ。

でも、これはただの「恋愛お悩み相談映画」ではないんだな。
それぞれの世代が恋愛に悩みながら、
それぞれの世代が聴く音楽をBGMに、
それぞれ世代の若いアメリカの風景があちらこちらに
挟み込まれているからさ。

そう、『フォレスト・ガンプ』のような、アメリカそのもの
への郷愁と新しい時代への希望のようなものが描かれているに
違いないなあ。
激動の20世紀と21世紀の狭間を駆け抜けてきた “ジ・アメリカ”
へのグッバイ&ハロー


1979年というと、イラン革命が起こって、
アメリカは石油危機から大不況の時代だった。
時の大統領は、ジミー・カーター。
いろんな内外政策に失敗して、おまけにイランで
アメリカ大使館人質事件が起こった。

この映画では、その人質事件の対応に追われたカーターが
テレビで国民に説明するのを観て、この20世紀女子たちが、
「終わったなー」と言って、アメリカは '80年代に
突入していく
んだよ。

その後、彼女たちはどんな音楽を聴きながら
どんな恋をして今日まで生きてきたんだろうなあ。





006ポスター.jpg

●20センチュリー・ウーマン(20th Century Women)
2016 アメリカ
上映時間/118分
監督/マイク・ミルズ
製作/アン・ケアリー、ミーガン・エリソン、ユーリー・ヘンリー
製作総指揮/チェルシー・バーナード
製作会社/アンナプルナ・ピクチャーズ、アーチャー・グレイ、モダン・ピープル
脚本/マイク・ミルズ
撮影/ショーン・ポーター
編集/レスリー・ジョーンズ
音楽/ロジャー・ネイル
音楽監修/ハワード・パー
美術/クリス・ジョーンズ
衣装/ジェニファー・ジョンソン
配給/A24(米)、ロングライド(日)
出演/アネット・ベニング、グレタ・ガーウィグ、エル・ファニング、
   ルーカス・ジェイド・ズマン ほか
受賞/第89回アカデミー賞
   ・脚本賞ノ ミネート
   ゴールデングローブ賞
   ・主演女優賞(コメディ/ミュージカル部門)ノミネート







♪ London calling / The clash





♪ 1979 / The Smashing Pumpkins





♪ Live at the CBGB's 1982 (Full Concert) / Bad Brains







007地面.jpg


008月.jpg


009電線.jpg


日本は大丈夫か? ~『わたしは、ダニエル・ブレイク』


001四人で


一度でも会社というものを辞めたことのある人なら知っている
と思うけど、失業保険ってちょっと変だよね。

あれって、失業期間中に「就職活動をしている証拠」を提示し
続けないと給付金が出ないでしょ?
しかも、会社を辞めた理由によってすぐに給付金が出るとは
限らないし。
まあ、会社を辞めて、もう働く気のない人や働く必要のない人は、
お金に困っていないと見なされる、という考え方はわかるけどさ。

でも、辞めたのが自分の都合で給付金が3カ月後に出るとして、
2カ月半後あたりに新しい職に就いたとしたら、
その2カ月半の間は生活費が補償されないということになる。
現に収入に困っているというのに。

さらには、もしその人が何かの病気のせいで仕事を辞める
または休まざるをえなくなった場合、
日本の場合は、フツーは雇用保険で補償されたり、
会社が休職扱いで給与の数十パーセントを補償したりするけど、
この映画のイギリスのニューカッスルでは、
とてもやばいことになるんだな。
日本でも、会社が雇用保険をかけていないフリーの職人とかの
場合は同じようなことになるのかな?

発作性の病気だから働けない。
だから失業保険の手続きをしたい。
でも、失業保険をもらうために、病気なのに
再就職活動をして、証拠作りをしなければならない。
お役所は、審査が厳しいし、融通がきかない。
でも、審査が通るまでは収入はゼロ。
間違って新しい職が決まってしまっても、
病気だから働くのを医者にも止められている。
再就職活動は、手続きのためのただの証拠作り
ということ。

つまり、給付金はいつまで経っても出ないし、
職が決まっても働けないので、にっちもさっちも
完全に収入がゼロになるという事態

そうなったら人間、会社を辞めたとたんに
病気のホームレスになっちゃうよねぇ。



いやいや、この映画はイギリスの雇用保険制度を
説明するハナシではないんだよ。

002ダニエル

主人公のダニエルは、40年も大工をやってきて
街の人たち誰もが、めっちゃ腕利きと認めるような
実直を絵に描いたような職人だからゆえに、
お上の制度の矛盾がくっきりと浮き彫りにされるんだな。

誠実に仕事に打ち込んで、ずっと税金も払ってきた人や
自分は何日もまともにご飯を食べずとも、
しっかり子供を育てたいと願っているシングルマザーなんかが
フツーに生きられない社会って、どんな社会なんだ?
ってこと。

003役人と

004空腹


前に、僕も感想を書いた『幸せなひとりぼっち』と
かなり似ているハナシだけど、この作品の場合は終盤に
痛烈なクライマックスが待っているんだな。
僕は涙を抑さえられなかった。



カンヌでパルム・ドールを手にしたローチ監督いわく・・・
「私たちが生きているこの世界は今非常に危険な状態にあります。
映画というものは多くの伝統を担っている。そのうちの1つが
“抗議” という伝統。権力に対する人々を前面に押し出すような
映画で、私はその伝統を引き継いでいきたい。この絶望の時代に
希望をもたらすべきなのです」


イギリスの「ゆりかごから墓場まで」はどこへ行ったんだろう?
アメリカは? 日本は?
重病なのに短期間しか入院できない医療費制度って?
ODAとか経済支援とかで、何千億も外国に払うなんてことは
もうやめて、もっと福祉に金を使うべきなんじゃないのかなー。


005反乱





006ポスター

●わたしは、ダニエル・ブレイク(I, Daniel Blake)
2016 イギリス・フランス・ベルギー
上映時間/100分
監督/ケン・ローチ
製作/レベッカ・オブライエン
製作総指揮/パスカル・コシュトゥー、バンサン・マラバル
製作会社/シックスティーン・フィルムズ、ホワイ・ノット・プロダクションズ、
     ワイルド・バンチ
脚本/ポール・ラヴァーティ
撮影/ロビー・ライアン
編集/ジョナサン・モリス
音楽/ジョージ・フェントン
美術/ファーガス・クレッグ、リンダ・ウィルソン
衣装/ジョアンヌ・スレイター
配給/イーワン・フィルムズ(英)、ロングライド(日)
出演/デイヴ・ジョーンズ、ヘイリー・スクワイアーズ、ディラン・マキアナン、
   ブリアナ・シャン ほか
受賞/英国アカデミー賞
   ・英国作品賞
   英国インディペンデント映画賞
   ・男優賞/デイヴ・ジョーンズ
   ・新人賞/ヘイリー・スクワイアーズ
   カンヌ国際映画祭
   ・パルム・ドール
   ・パルム・ドッグ人道賞
   デンバー映画祭
   ・特別審査員賞: 女優部門/ヘイリー・スクワイアーズ
   イブニング・スタンダード英国映画賞
   ・作品賞
   ・助演女優賞
   ・パワフルシーン賞
   ゴールデン・トマト賞
   ・3位
   ロカルノ国際映画祭
   ・観客賞
   ロンドン映画批評家協会賞
   ・英国・アイルランド作品賞
   ニューヨーク映画批評家オンライン
   ・トップ12作品
   サン・セバスティアン国際映画祭
   ・観客賞: 作品部門
   ストックホルム国際映画祭
   ・観客賞: 作品部門
   バンクーバー国際映画祭
   ・国際作品賞
   2017年 第91回キネマ旬報外国映画ベスト・テン
   ・第1位







♪ Daddy Don't Live in That New York City No More / Steely Dan





007氷.jpg


008月.jpg


009スコーン.jpg


SW、もう一つの魅力 ~『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』


もう、1カ月以上も経っちゃった。
封切られて1週間くらいの頃に観てきたよ、
『スター・ウォーズ/最後のジェダイ』。

世間では賛否両論、侃々諤々だねー。
ま、内容はちょっと横に置いとくとして・・・
僕はシリーズが封切られる度に、
いつも思い出すことがあるんだよね。



タイトルの見事さ

職業柄、映画の宣伝はもとより、作品のタイトルなんかも
気になるんだなー。

プロモーション大国のアメリカ映画のタイトルは
うまいものがたくさんあるけど、
中でもスター・ウォーズは、ピカイチだよ。

それは、"韻" と "字面"

001タイトル.jpg

口に出して発音してみると・・・
「ス」で始まって「ー」って伸ばして、さらに
「ー」って伸ばして「ス(゛)」で終わっている
でしょ?

ス〇ー・〇ース(゛)

徹底的に韻を踏んでいるんだよ。
上から読んでも、下から読んでも「山本山」みたいなもん。

それから、字面で見てみると・・・

S〇AR 〇ARS

「S」から始まって、「S」で終わっているでしょ?
その中にきれいに「〇AR」が2つ並んでいる。

やっぱり、左から読んでも、右から読んでも「山本山」。

音的にも、見た目的にも、
逆さ言葉のように几帳面な配列になっているんだね。
たった2つの単語の羅列に、これだけのシャレが
詰まっているという見事さなんだな。

タイトルのうまさ、
これもまたSWの魅力の一つなんだなー。



アメリカのカルチャーやコマーシャリズムの世界では、
"韻を踏む" というのがよく行なわれるけど、
近年、僕がお見事!と思ったのはコレ!

002インテル.jpg

インテル、インサイド」・・・ということで、
短い単語2つで、「イン」で韻を踏んでいるんだね。

それだけなら、まあね、ということになるけど、
僕がすごいと思ったのは、日本のコマーシャルのこと。
いまは、全然流れていないけど、
WindowsマシンのテレビCFで最後にぶらさがりで
このインテルのロゴが出てきてたでしょ?

その時に、伊武雅刀さんか誰かの声で、
「インテル、入ってるって言うんだよね。
それそれ!それがお見事なところ。

英語では、「イン」で韻を踏んでいるので、
日本語に訳してもなんとか韻を踏みたいところで、
「テル」で韻を踏んだんだね。

音のダジャレを共通化するのが困難な日本語と英語だけど、
これはお見事!言葉の意味も韻も、きれいに翻訳された
傑作の一つだと思うなー。



・・・で、肝心の映画の感想はどこへ行ったんだよ、
ということになるけど、まあ、いろんな人が
いろいろ書いているので、ちょこっとだけ。

003レイ.jpg


●クォリティは申し分なし
映像&音楽のクォリティ、チャンバラアクション、編集技
などなど制作上のアラは、まったくないと言ってもいいかも。
CGを駆使した映画は、ここまできた!って感じだな

004塩原.jpg


●ますます時代劇?
CG映画がものすごく発達してしまって、
CG+宇宙+戦闘 という図式の映画もたくさん作られてしまって、
スター・ウォーズのおもしろさやスター・ウォーズらしさ
というものが薄れてしまったんだろうね。
だから、今作は制作者は「CG+宇宙+戦闘」より
登場人物の内面・・・正義とか、ダークサイドとか、葛藤とか、
隠遁とか・・・に重心を置いた作風になっている
のだと思う。
まるで、日本の時代劇の精神性みたいなところをつついてる印象。

005レイ02.jpg


●まったく新しいスペースファンタジーへ
ダースベイダーがいなくなり、ソロがいなくなり、
歴代のジェダイがいなくなり、レイア姫がいなくなり・・・
かつてのスター・ウォーズを表わすものは何もなくなってしまい、
新しいダークサイドとジェダイ役の二人だけが残った。
映画としての「CG+宇宙+戦闘」の新鮮さもなくなったいま、
ミレニアム・ファルコンはどこへ行くんだろう?

006カイロ・レン.jpg


●それでも知りたい謎
レイはジェダイなのか?
なぜ、ジェダイの技を身につけているのか?
誰の子なのか?
・・・だからやっぱり、次作も観てしまうんだろーなー。

007レイ03.jpg

008キャラ.jpg



こたつのある映画館

ウチから徒歩ですぐのところに、映画館があってね。
よくある、駅前商業ビルの中に入っているシネコン。
テアトル系の「新所沢レッツシネパーク」っていうんだけどね。


元々、150席くらいのスクリーンが1つと
100席くらいのスクリーンが2つの小さいシネコンでさ、
ご想像通りの薄暗いピンボケ映像とチープなサウンドでね。
近くてめっちゃ便利なのに、1度しか行ったことなかったんだわ。

これが、ちょうど1年ほど前にリニューアルしたんだよ。
「きれいになった」って評判だったので行ってみたんだけど・・・

009シネパーク.jpg


したっけ、豪華なマッサージチェアのような電動リクライニング席が
数席あってね、1,800円だっけか、これが一般の席と同じ値段。

010ファースト席.jpg


一般の席だって、肘置きが隣の席と一体になっていなくて
横幅ゆったりのヘッドレスト付きの単体チェアなんだよ。

011セカンド席.jpg


やー、驚いたねー。
キャパは小さめだけど、こんなにゆったり座れる映画館は初めて!
生まれてこれまでで、No.1の快適さだったよ。
スター・ウォーズをこのミニシアターのようなとこで観るのは
少しはばかられたけど、サラウンド5.1の音も、
デジタルの映像もかつてとは違う超高品質だったよ。

さらに驚いたのは、最前列がネットカフェのフラットシートみたいな
ボックス席になっている
んだなー。
まあ、寝てまうかなー?って危惧もあるけど、
これが、1席4,000円なんだそうだ。
●大人1人+子供3人
●大人2人+子供2人
●大人3人+子供0人
●大人0人+子供4人
・・・これ以下の人数で使って4,000円。
なるほどー、子供がいっぱいいる場合はワリとお得なのね。

012ボツクス席.jpg


それで、昨日テレビのニュースを観てたら、
ここんちが出てきてさ、
いま、こたつを置いているんだってさ!
うーわー、僕の場合、寝てまう危険性ますますアップですわー。

013こたつ.jpg


なんだか宣伝っぽくなってしまったけど、
とてもおもしろい映画館だと思うので、ま、いいっかー、
クチコミということで。





014ポスター.jpg

●スター・ウォーズ/最後のジェダイ(Star Wars: The Last Jedi)
2017 アメリカ
上映時間/152分
監督/ライアン・ジョンソン
製作/キャスリーン・ケネディ、ラム・バーグマン
製作総指揮/J・J・エイブラムス、ジェイソン・マクガトリン、
      トム・カルノースキー
製作会社/ルーカスフィルム
原作/ジョージ・ルーカス『スター・ウォーズ』
脚本/ライアン・ジョンソン
撮影/スティーヴ・イェドリン
編集/ボブ・ダクセイ
音楽/ジョン・ウィリアムズ
美術/リック・ハインリクス
衣装/マイケル・カプラン
視覚効果監修/ルイ・モラン
配給/ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャーズ
出演/マーク・ハミル、キャリー・フィッシャー、アダム・ドライバー、
   デイジー・リドリー、ジョン・ボイエガ、オスカー・アイザック、
   ドーナル・グリーソン、ケリー・マリー・トラン、ローラ・ダーン、
   ベニシオ・デル・トロ、フランク・オズ ほか







015蝋梅01.jpg


016蝋梅02.jpg


017イルミ.jpg


018氷.jpg


019つらら.jpg


雪でした


所沢では、午前中から降り出したかなあ。
午後になって、どんどんひどくなって、
いまは小降りだけど、もうどっさり20cmくらい積もっちゃったよ。


寒椿01.jpg

寒椿02.jpg

寒椿03.jpg



雪と言えば、その昔、東京方面で大雪が降ったのを思い出すよ。
やー、しょっちゅう降るんだけどね。
その時は、一晩で30cmくらい降ったかな。
よくある、成人の日の大雪

前日の夜からバンバン降って、
ほとんどの電車が停まってしまった。

それで、会社に泊まることにしたんだっけ。
仕事がめっちゃ忙しかったので、
電車が停まらなくても泊まりだったに違いないんだけどね。(笑)

で、朝になったら、私鉄(京王線)だけが動いてた。
僕が住んでいるところの最寄駅には停まらない線なんだけど
割合近くまで行けるので、とりあえず乗ったっけ。

「高幡不動」駅で降りたら、家の近くまで行けるバスが動いてた。
ラッキー!と声を上げて乗ったんだった。
成人式の日なので、フツーの社会人や、
僕みたいなスーツを着ていないあやふやな大人のほかに、
着物姿の新成人の男女もけっこう乗ってたねー。
そうそう、バスの行き先は成人式を行なう市民会館方面でもあるんだ。

それが、家までの距離の半分くらいところまでは順調だったんだけどね。
その辺に長ーい坂があって、もうちょいで登りきるところで
バスがスリップしたんだよ。
バスのタイヤは、チェーンをはいていたんだけどさ。

運転手さんはバックして、平らなところから助走をつけてリトライ。
でもだめ、坂を上れない。
激しくトライしたら、タイヤが滑って車体が横向きになったりしてた。

6~7回トライしたところで・・・
昇降口の扉が、プシュー!

運転手さんがマイクで、
「このバスは、このまま車庫に戻ります、
皆さま大変申し訳ありませんが、降りてください」だと!

ええっ?降りろだと?
最寄り駅まで行きますので、ご容赦ください、とかじゃないのかよ。
こんなどっさり雪の積もった坂道のど真ん中で、降りろだと?

ぞろぞろ、みんなあっけにとられたように文句も言わず降りたよ。
その時はなんとなく、「上れないんだから、しょーがねえーか」
って思ったけど、雪深い道を1時間くらい歩いて家まで帰る途中で
だんだんムカムカしてきたっけなー。

着物&草履の成人式の若者たちには、なかなかの成人初試練だったかなー。
ま、式当日に突然、着物がなくなっちゃうのよりはマシだけどね。


寒椿04.jpg

寒椿05.jpg







♪ 雪 / 猫





♪ Kathy's Song / Simon & Garfunkel




僕のテレキャス


♪ 何もなかったように / 荒井由実








001テレキャス全景.jpg


僕のテレキャスでっせー。

ちょっと、引っ張り出したくなってしまいました。

だって、昔のロックバンドのハナシだとか、
ギターのハナシだとかするもんだから。


002ピックアップ.jpg


ピックアップマイクが、おもしろいでしょ?

上のハムバッカーが、
レスポールのやつみたいな広い金属板のやつなんですよ。


003ブリッジ.jpg


ブリッジは、弦2本を一つで引っかける3個金具じゃなくて
1本1本引っかけるタイプでしょ。

で、ブリッジの土台の金属板が、真っ平ら

3辺の淵が立ち上がっている、フツーの箱型のやつより
個人的にはこっちのほうがカッティングとかミュートが
やりやすいんですよ。

でも、弦が金属板で囲まれていないぶん、カッティングの音が
シャープさに劣るような気がするけど、どうでしょうかねぇ?



もっと、いろいろ教えてほしいことあったんですよ。

ずるいです、ハナシの途中でどっか行っちゃうなんて。

ワールドカップだって、もうすぐだっていうのに。





004サザンカ.jpg



005桂の冬木.jpg



Requiescat in pace, Mr.Pipco1980.






♪ Misslim / 荒井由実




科学の方程式からわかる幸せな生き方 ~『メッセージ』


001物体.jpg


もしキミがいま26~27才で、
世界一好きな恋人がいたとしたらどうする?
フツーなら、近い将来結婚したいなー、って思うよね。

じゃもし、キミが未来を知る能力を持っているとして、
その人と結婚した10年後に、その人が突然亡くなって
しまうことを知っていたとしたらどうする?

その人とすぐさま別れて、新しい恋人を探す?
うんでも、その新しい恋人だって短命かもしれないし、
短命じゃなかったとしても、実はDVだったりして
必ずしも幸せが待っているとは限らないよね。

そもそも、いま付き合っている世界一好きだと思っている
恋人と別れることができるんだろうか?

じゃ、どうすれば自分の人生を幸福にすることが
できるんだろうか?


・・・なんてことを考えさせられる映画だよ、これは。

ひいては・・・

もしキミが既婚者で、とっても幸せを感じているとしたら、
ツレアイにとてつもなくイヤなところがあったり、
幾度もの離婚の危機があったりなかったりしても、
いまはなんでこんなに幸せなんだろう?

とか

もし既婚者で、さほど幸せでない人がいたとしたら、
恋愛結婚にしろお見合い結婚にしろ、
ツレアイをとても愛おしく思ったことが幾度もあったのに
なんでいまは幸福感に満たされていないんだろう?

・・・なんて疑問を突きつけられる。

002HUMAN.jpg



え、この映画ってSFじゃないの?って思わせるような
僕の前置きだけど、そう、この映画はもちろんSFなんだけど、
恋愛や家族愛や人類愛なんかを考えさせられる、
ヒューマンなハナシ
なんだなー。

しかも、いくつかの科学的な思考を重ねてみることで、
これまでの生き方に対する根本的な姿勢を変えてしまう
ような哲学に触れることができる
と思う。



●エイリアンの言葉は、概念の集合体

僕らは、三次元の世界に生きているでしょ?
それと同時に、常に「時間」というものに影響を受けている。
あらゆる出来事が時系列で起こるんだな。

だから、“言葉を話す” という行為においても
ハナシのパーツを順序だてて「因果関係」や
「ストーリー」を経ながら言いたいことを伝える
よね。

ところが、この映画で登場するエイリアンは、
順序だてて話をしないんだよ。

このエイリアンは、「時間」に影響を受けていない
というか時系列や順序というものを持っていないんだな。
過去や現在、そして未来までも同時に把握しているんだよ。

だから、何かのメッセージを伝えるのに、
さまざまな概念を順序良く並べずに一度に送ってくる
んだ。

たとえば、パソコンで作成したデータを
フォルダに入れて整理するでしょ?
フォルダに名前を付けて、関連したファイルを入れていく。
その中にまた関連した別の名前のフォルダをいくつも作ったり、
そのフォルダのまとまりを別のまとまりとまとめて
一つのフォルダに入れたりもするよね。

このエイリアンのメッセージは、
その複数の階層になったフォルダをまとめて
ホイって送って寄こす感じ

つまり、言いたいことに関連した書類を何枚も
バサッと渡されるイメージ。
しかも、それらは過去も現在も、なんと未来のものも
一緒に一度に
やってくる。

劇中ではそんなことはひと言も説明されていないんだけど、
劇中で出てくる主人公が書いた言語分析マップが、
↓ 下図のようないま流行りのディープラーニングの
ニューラルネットワークのような図面
だったからさ、
僕はそういうメッセージの伝え方なんだって解釈したんだよ。

003ニューラルネット.jpg

時間とか順序という概念がないから、
その概念のまとまりを表わす文字は、
筆で書いたような円環になっている
のも納得。
伝えたいメッセージを中心にして繋がり合った
概念の集合を、始まりも終わりもない
一つの円で表現したわけだ。

004宇宙人のコトバ.jpg

それを主人公の言語学者と物理学者の二人が解読していく、
というのがこの映画のストーリーなんだよ。

待てよ、上のような概念マップは、そう、
「量子力学」の数理を利用した、
AIのビッグデータの概念図と同じ
じゃないか!



●量子力学とは?

「量子力学」とは、物質を作る最少単位である原子より
小さくて目に見えない、たとえば電子のような要素の
固有の特性を探ろうという学問
なんだそうだ。

細かいところは省いてっと・・・
その電子は波のように「波動」する性質を持っている。
というか、電子は粒子のような物体ではなくて
波動そのもの
といってもいいかもしれないのさ。
電子を代表とするそういうやつのことを「量子」と
呼ぶ
んだってさ。

原子はどんな物質でも同じもので、
その電子の「波動」や「電子の数」によって
なんらかの元素(すい、へー、りー、べ、ぼくのふね・・)
になるんだよ(知ってた?)。

だもんだから、ヒトは物質の根源の秘密を知るために、
その電子の波動の法則性(=固有の波動性質)を
探ろうとした
んだな。
それが、量子力学なんだねー。


<一般的な科学>は、下のような探求をするよね。

★ 原因 ×(作用素)= 結果
||
★ カルピスウォーター ×(作用素)= カルピスソーダ
※ カルピスウォーターになんかを作用させたらカルピスソーダになった!
||
★ レモンジュース ×(作用素)= レモンサイダー
※ レモンジュースに同じものを作用させたらレモンサイダーになった!

・・・その作用素とはなんだ? → 炭酸ガスを溶かすこと
ってぐあいに、謎を解いていく。


でも、<量子力学>の場合は、原因(物質)がなくて
結果(現象)しかないので、作用素と結果だけで
方程式を解くことになる・・・

★(電子の波動関数)× 任意の作用素 =(電子の波動関数)
作用素を探すのではなく、ある作用素を作用させても変化しない
  波動関数を探せ
!ということになる。
  それが、その作用環境における電子の固有の波動のカタチなのだ!

これを一般的な例に置き換えてみると・・・

★(結果)× 任意の作用素 =(結果)  ※(結果)=(結果)
ある作用素を作用させても、不変的な結果とはなんだろう?
||
★ ×(カルピスウォーター)× 炭酸ガスを溶かす =(カルピスソーダ)
※ カルピス系では、前の(結果)と後ろの(結果)が同じにならない
  炭酸ガスを溶かしても変わらないものってなんだ?
||
★ 〇(炭酸水)× 炭酸ガスを溶かす =(炭酸水)
※ そっか、炭酸水があった!炭酸水は、二酸化炭素を水に溶かす
  ことでできるという本質を確かめられる

・・・という答えの見つけ方だな。



●主人公は、量子力学を使って人生を幸せにする答えを出した

言語学者の主人公の女子と物理学者の男子は、
エイリアンのメッセージを解読するために雇われたんだよ。

解析を進めるうちに彼女のほうは、エイリアンが発する言葉が
過去・現在・未来を含む、量子力学的な体系で
できている
ことに気付く。

仕事を進めていくうちに、自身も過去・現在・未来を含む、
量子力学的な体系であらゆることを理解できるようになる

そう、自身の未来が必ずしもいいことばかりではないことも
知ってしまう


そこで彼女は、エイリアンから授かった分析能力を使って、
自分の人生の未来を幸せにするにはどうしたらいいのか
を考えた
のだと僕は思う。

人生における「幸せ」という概念を方程式に
当てはめてみると・・・


★ 人生におけるいろいろな出来事 × 作用素(法則)= 幸せ

フツーは、この作用素の「法則」を探し出せれば
幸せをつかむことができるわけだ。

これを量子数理的に考えてみると・・・

★ 幸せ × 任意の作用素 = 幸せ

・・・ってなるけど、人生における作用素って
とりもなおさず、「いろいろな出来事」
ってことだよね。
いろいろな出来事とは、いいことも悪いこともという意味
ヒトの人生に起こるいろいろな出来事なんて、
いいことばかりではなくて、誰しも同じようなものとして
作用素(法則)としてみる
んだな。

式に置き換えてみると・・・

★ 幸せ × いろいろな出来事 = 幸せ

人生を幸せにするということは、
いろいろな出来事が起こっても幸せでいられる
不変的な「幸せのカタチ」を探すこと。
逆に言えば「何をもって幸せとすれば」、
いろいろな出来事が起こっても幸せでいられるか

ということだよね。


エイミー・アダムス扮する主人公のルイーズは、
そんな思考方法で、「何をもって幸せとすれば」
この先の人生がいいことばかりじゃなくても
幸せでいられるか、の答えを出した
のだ。

だから彼女は最後に、ああいう道を選べたんだなー。
なんで、最後にああすることを受け入れたのか?
の答えなんだなそれは。

005解読.jpg

006親子.jpg

人生は必ずしもいいことばかりではないよね。
大好きな人と別れてしまったり、自分がケガをしたり、
肉親が亡くなってしまったり、つらいこともたくさん起こる。

この先、けっこうつらいこともぽつぽつ起こることが
わかっていたとしたら、なんとかそれを回避できる
別の生き方はないかと模索するよね、フツーは。

でも、回避してもまた同じように、いいことも悪いことも
必ず起こるのが人生
、泣いたり笑ったりが当たり前だとしたら、
それが運命というものだとしたら・・・
幸せって、つらいことを回避しようとしたって
つかめるものではないということになる
よなー。

じゃ、どうするの?
それは、この映画を観て、自身で答えを出してみようねー。



●科学理論の方程式から生まれるドラマ

クリストファー・ノーラン監督の『インターステラー』が
アインシュタインの「特殊相対性理論」を使ってヒューマンドラマ
を作った映画とするならば、このドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の
『メッセージ(Arrival)』は、量子力学の考え方の根幹となる
「シュレディンガー方程式」に当てはめてヒューマン哲学を
語った映画
と言えるな。

でも、んなめんどくさいことを考えなきゃおもしろくない
映画なのかというと、そうでもないかなー。
ヒューマンドラマの部分もあるからなー。
んー、でもやっぱりあんましおもしろくないかなー。



●それでも最後まで残る疑問

制作者のワナにまんまとハメられているのかいないのか、
最後まで観てもいくつか疑問が残るなあ。

エイリアン(ヘプタポッド)は、いまから3,000年後に
地球人に助けられるので、そのお返しの贈り物として
人類を救うための「武器=道具」を持ってやってきた
と言っていたけど・・・

●3,000年後に何があるんだろう?どんなふうに助けた?
●「武器=道具」とは何か?人類は危機に面してるの?


↑ 誰か教えてくれないかなあ。


007二人.jpg







008ポスター.jpg

●メッセージ(Arrival)
2016 アメリカ
上映時間/163分
監督/ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作/ダン・レヴィン、ショーン・レヴィ、デヴィッド・リンド、
   カレン・ランダー、アーロン・ライダー
製作会社/フィルムネーション・エンターテインメント、ラバ・ベアー・フィルムズ、
     21ラップス・エンターテインメント
原作/テッド・チャン『あなたの人生の物語』
脚本/エリック・ハイセラー
撮影/ブラッドフォード・ヤング
編集/ジョー・ウォーカー
音楽/ヨハン・ヨハンソン
美術/パトリス・バーメット
衣装/レネー・エイプリル
視覚効果監修/ルイ・モラン
配給/パラマウント映画(米)、エンターテインメント・ワン(英)、
   ソニー・ピクチャーズ・エンタテインメント(日)
出演/エイミー・アダムス、ジェレミー・レナー、フォレスト・ウィテカー、
   マイケル・スタールバーグ、マーク・オブライエン、ツィ・マー ほか
受賞/第22回放送映画批評家協会賞 ・SF / ホラー映画賞
   第16回ニューヨーク映画批評家オンライン賞 ・今年の映画ベスト12
   2017年度全米脚本家組合賞 ・脚色賞
   第70回英国アカデミー賞 ・音響賞
   第89回アカデミー賞 ・ アカデミー音響編集賞(Sylvain Bellemare)







♪ On the Nature of Daylight / Max Richter





♪ A HAPPY NEW YEAR / 松任谷由実



今年もたくさんいいことがあなたにありますように!


来年こそは・・・


001オリオンと冬の大三角.jpg


あちゃー、失敗。

いくら周りが明る過ぎるからって、
いくら街なかの濁った空気だからって、
ひど過ぎる。

一応、オリオンと冬の大三角が写っているんだけどね。

来年こそは、しっかり光をキャッチしなくちゃ。





今年もチンタラ更新におつきあいくださり
ありがとうございました。

来年もボチボチおつきあいくださいませー。
1日経ったらもう来年だけどね。







♪ 雪が降る町 / 奥田民生





♪ 風は西から / 奥田民生



あ、いけね、マツダのCMソングだった。


モロなオムライス


001毛呂駅.jpg


仕事で、毛呂に行ったよー。

毛呂(もろ)とは、埼玉県の西のほうの毛呂山町にある
JR東日本八高線の駅名だね。

この辺といえば、隣町の「越生梅林」とか
日高市・高麗川の「巾着田の曼殊沙華公園」が有名かな。
湖や低山のハイキングなんかでも人気。
名産品には「桂木ゆず」というのがあるねー。

それから、まわりがゴルフ場だらけ
飯能市から熊谷市の間に30くらいのゴルフ場があるなー。
トランプ大統領と安倍首相がゴルフをやった、川越の
「霞ヶ関カンツリー倶楽部」もけっこう近くにあるんだよ。



ま、とにかく、電車で毛呂にとうちゃこ!

駅の西側に出ると駅前通りがあるんだな。
ふと先を見ると、正面に「埼玉医科大学(毛呂山キャンパス)」
の正門の文字が。
おー、埼玉医科大学への “参道” だなー。

その数十メートルの参道の左右には・・・

昔ながらのタバコ屋。

002タバコ屋.jpg


駅前の定番といえば今川焼屋さんでしょ。
子供の頃、ウチの田舎にもあった。

003大判焼き.jpg

004大判焼き2.jpg


「エコー」って、なんでそんな店名に?


005だんご.jpg

茶屋っぽい佇まいのだんご屋さんなどなど、
んー、ほのぼのいいところだねー。
駅前通りなのに、僕以外誰も歩いていない。
天気がよかったせいもあって、すっかりぽよぽよしてしまった。



いかんいかん、仕事仕事。
モードを入れ替えて、あれやこれやをスタコラ済ませてっと。
で、やー、メシでも食おうか、というわけ。
せっかく毛呂山まで来たんだから、土地のものでも・・・。

あの大判焼きの店以外に何かあるのか、って探しても、
えー?ないのかー?ってウロウロしてたら、
かろうじて喫茶店みたいなのがあった!

006千草01.jpg

007千草02.jpg

「千草」、昔ながらの喫茶店というかパーラーというか。
ここに入ろう、というか、ここしかないというか。(汗)

中に入ると・・・おー、こりゃ広い。

008千草店内.jpg

この毛呂駅前にあって、供給過多というか、設備過剰というか。
でもそうか、ここ以外に食堂っぽいものが見当たらないし、
医大病院関係の人やジモティなどの、みーーんなが来るんだな
きっと、ここに。

009千草接客.jpg

でも、昼時なのに僕以外一人しかいないし、客。


たのんだのは、もちろんオムライス・600円(税込)
えー?土地のもの食うんじゃなかったのかい?
っつったって、喫茶店なんだもん。
オムライスがあったのだって、ほとんど奇跡だろー。

・・・なんて、ひとりノリツッコミ。
だって、ひとりなんだもん。


010オムライス全景.jpg

ほいほい、出てきた。
おー、美しい!
昔ながらの、モロなオムライス!
もう一回言うけど、モ・ロ・な・オムライス。

011オムアップ.jpg

んー、中身がよくわかんない。
玉ねぎ以外のものが入っているのかな?
でも、うまいよ!

012オムスプーン上げ.jpg

それから、これはフツーのオムとは決定的な違いがあるねー。
玉子焼きが厚いんだよ。
フツーは、薄くてピラピラか、または、厚くてトロトロだよね。
でも、ここのはそのどっちでもなくて、“厚くてズッシリ”!
“玉子焼き感” がたっぷり楽しめるねー。
なるほど、そうかあ。
こういうアプローチもあるんだなー。

んー、これは、昔ながらのモロなオムライスじゃなくて、
“毛呂なオムライス”
なんだあ。

ちゃんちゃん。

大変おいしゅうございました。

013コーヒー.jpg



駅に向かって歩いていると、さっきは気付かなかったけど、
こんなのが・・・

014駅前本屋01.jpg

015駅前本屋02.jpg


× さ × の
驛 前 本 屋
實篤書[印]


・・・って書いてある。
1行目は、「皆 さ ま の」だろうね。

実篤、といえば・・・・!
おお、そうか、武者小路実篤のことだろ!
そういえば、「新しき村」って、
この辺にあるんじゃなかったっけ?

大正時代だかに、武者小路実篤が提唱して作った、
自給自足、場合によっては無政府主義で生きようとする、
ヒッピーのコミュニティみたいなとろこだよね。


-----------------------------------------------------------------------

<代表挨拶>

新しき村のホームページをお開きになった方に、
私達の身近な友としてご挨拶を送ります。
しかしながら私達はお目にかかったこともなく、
お話ししたこともありません。これからがあなたとを
結ぶ大切な会話に、そして橋渡しにとなってゆきます。
本文にもでてくると思いますが、新しき村の出来たのは
大正七年で、平成二十六年の今年で九十五年になります。
そのことをご存知でしたでしょうか。以下は新しき村の
概要を一からご案内するつもりでご紹介してまいります。

私は講演などで新しき村をお話しするとき、
「新しき村は理想的社会を作ろうと願うものです」と
お話ししています。(そんなことが…)と思われる方が
多いと思いますが、理想的社会の第一条件は、自分が
理想的な生き方をしてゆこうというのがその第一歩です。
自分だけよければいい、他人はどうなっても構わない。
そんな手前勝手なものでなく、新しき村の目指している
ものは【自他共生】の世界です。心のままに生きることが
互いに通じ合える生き方を求めての世界です。ですから
他人を思い通りにしなければ満足できないという人達は
ここには居りません。自分を磨いてゆくこと生長させて
ゆくことは私達の生き方の中心になっています。
武者小路実篤の提唱によって始まった運動ですが、その
【新しき村精神】を基準に自他共生の世界を目指しております。
新しき村精神についてはおいおい話してまいりましょう。
(石川清明)


<新しき村の概要>

新しき村は、武者小路実篤が提唱した、
新しき村の精神に則った生活をすることを目指して、
その活動を続けている。

その精神とは、

・全世界の人間が天命を全うし、各個人の中にある自我を
 生長させることを理想とする。
・自己を生かすため、他人の自我を害してはならない。
・全世界の人々が我らと同じ精神、同一の生活方法をとる
 ことによってその義務を果たし、自由を楽しみ、正しく生き、
 天命を全うすることができる道を歩くように心がける。
・かくのごとき生活を目指すもの、かくのごとき生活の可能性を信じ、
 また望むもの、それは我らの兄弟姉妹である。

新しき村の現況は、つぎのとおりである。(2013年)

所在地:〒350-0445 埼玉県入間郡毛呂山町大字葛貫423番地1
電話/FAX:049-295-5398
土地:所有地約10ヘクタール、借地約3ヘクタール
村内生活者:13名
村外会員:160名

生産的な事:卵、シイタケ、米、野菜、茶、筍、竹炭などの生産、
      販売をしています。
      土地改良材としての鶏糞も販売しています。
文化的な事:新しき村美術館を公開するとともに、
      所蔵品の貸し出しを行っています。
      機関誌『新しき村』を毎月発行、
      また自費出版を中心とした出版事業も行っています。
建物:公会堂兼食堂(580㎡)、新しき村美術館(250㎡)、
   新しき村ギャラリー(200㎡)のほかに住宅、作業場、鶏舎。

-----------------------------------------------------------------------
※ 新しき村HPより http://atarashiki-mura.or.jp/

おおー、いまでもあるんだねー。





♪ Angels We Have Heard On High / Sixpence None The Richer



メリー・クリスマス!!


2049年にオムライスはない ~『ブレードランナー2049』


11月の最終週だっけなー、『ブレードランナー2049』を観てきたよ。

もう、ロードショウとしての公開が終わりに近づいていた頃
だったんだけど、まだ新宿ピカデリーでやっていたんだな。
まだいい画質と音で観られる、というわけで、
ネットで予約を入れて新宿へGO!



おっと、その前に、せっかく新宿へ行くんだし、
予約した時刻まで時間があるので、食事でも、
・・・というわけで、久しぶりに「はやしや」へ行こうぜー!
ということに。

「はやしや」は、昭和24年というから1949年かあ、
東京が焼野原となった終戦4年後に創業された
「三平食堂」
のいまの姿なんだな。


001三平入口.jpg


僕はもちろん「三平食堂」を知らないんだけど、
当時は新宿の駅前に燦然と輝くビル(いまと同じ)で、
和洋中なんでも食べさせる大食堂だったんだそうだ。

終戦4年後というと、新宿伊勢丹は戦前からすでにあって、
終戦とともに進駐軍に接収されていたところへ、
晴れて営業再開された年なんだそうだ。

進駐軍による戦後処理も進んで、ガチガチだった管理も
ゆるくなってきた頃なんだろうな。
少しずつ敗戦国日本の経済活動も動き出したようす。
そういう風を、創業者の小林平三さんはキャッチしたというわけだ。

それまでは、新宿は闇市のメッカ。
まあ、元々、なんにもなくなっちまった下町に替わって
庶民の生活を支えてきたエリアと言えなくもないわけだね。

「三平」は、洋食の「はやしや」の他に、
同じビルに居酒屋やゲーセン、地下に「三平ストア」という
食品スーパー
も営んでいるんだよ。

成城石井とか明治屋とかみたいな高級スーパーじゃなくて、
フツーのスーパー
生鮮もあるし、新宿の繁華街で惣菜とサンドイッチで、
ワンコインで昼ごはん、なんてこともできちゃう。

デパ地下や高級な食品店やコンビニが山ほどある新宿だけど、
フツーのスーパーは珍しいよねぇ。
それが、歌舞伎町一番街入口やゴジラ通り入口の、
靖国通りをはさんだはす向かいにある
んだからねー。

僕が東京に出てきて40年近く経って、その間に
新宿の東口から歌舞伎町までのエリアも目まぐるしく
新陳代謝してきたけど、この7階建てだか9階建てだかの
古いビルだけは全然変わっていないなあ。
(中身はちょこちょこ変わったり、内装をリフォームしているみたいだけど)
昭和の激動の新宿をずっと眺めてきたんだねー。



さてさて、エレベーターで5階へ。

おっと、ワインリストなんておしゃれな展開も。

002はやしやワインリスト.jpg


でもほらほら、ショーケースのサンプルなんかがあったりして、
昭和の食堂でしょ?
洋食屋というより、昔のデパートのファミリー食堂だよね。

003はやしや入口.jpg

004はやしやショウケース.jpg

005ビフカツ.jpg

006昭和のプレート.jpg

お子様ランチやホットケーキはないけどね。


しっかし、安い!
建物が自前で、原価も償却しちゃっているから
地代家賃が価格に乗っからないからなんだろうね。

007メニュー.jpg

これは、洋食屋の値段じゃないね、定食屋。
いや、定食屋より安いかも。
してみれば、ワインリストというのがとってもちぐはぐというか、
うれしいというか。


店内は、リニューアルされているのかな?
ボロいということはなくて、わりと上質な洋食屋然としてる。

008店内.jpg


窓から眺めれば、向いは歌舞伎町のメインストリートの入口
ちょっと前まではドンキはなかったよな。
真下の通りは靖国通り
昔は、ここを都電(路面電車)が走っていたんだよ。

009窓から.jpg



たのんだのは、ツレがビフカツ定食
サラダ、ご飯、味噌汁、漬物、ドリンク付きで980円(税込)。

010ビフカツ定食.jpg

011ビフカツアップ.jpg

012ビフカツどアップ.jpg


僕がたのんだのは、もちろんオムライス、690円(税込)

013オムライス.jpg

014オムライスアップ.jpg

015オムスプーン上げ.jpg


中身は鶏肉と玉ねぎが中心で、ケチャップが中も外もたっぷり。
うん、典型的な昔の洋食屋のオムだねー。
街のなんでも食堂の、ケチャップライスをガッツリ炒め尽くした
“中身焼きめし系” のオムも好きだけど、
こういうのもいいねー。



よっしゃ、お腹もふくれたし、いざピカデリーへ!

途中、村上春樹さんの小説にも出てくるジャズ喫茶「DUG(ダグ)」が。

016DUG入口.jpg

017DUG看板.jpg

018DUG看板単色.jpg


ピカデリー、とうちゃこ。

019ピカデリー入口.jpg

020ピカデリー入口中.jpg

022ピカデリー売店.jpg




映画の内容については、ストーリーに関わることは書くまい、と思う。
2時間43分という長さだけど、なるほどよくできたハナシ。


●前作の後の時代設定
前作は、大きな戦争があった後の地球が描がれていて、
紛争に関わった白人の人口が少なくて、
アメリカの都市でもアジア人が多く、環境は劣悪化していて
常に酸性雨が降っている街だった。

今作は、さらに時代が進んでいて、
環境破壊がさらに進んで、深刻な食料危機まで発生している。
2022年には、アメリカ西海岸で大規模な核爆発が起こって、大停電が発生。
あらゆる電子機器の磁気記録やプログラムがすっとんでしまった、という状態。

023街.jpg

024ライアン.jpg

前作に登場したレプリカントは、タイレル社の「ネクサス6型」だったけど、
今作では、その後にさらに進化した「ネクサス8型」の登場と
タイレル社の消滅を経て、ウォレス社がさらにさらにヒトに近く、従順で、
強く、寿命の制御もできる「ネクサス9型」を製造開始
AIの発達なんかも当然進んでいるという設定だね。

大規模な核爆発の後のロサンゼルスでは、ヒトよりむしろレプリカントの
ほうが人口が多いんじゃないかという状態だな。
そして、前作の街のごちゃごちゃ感に対して、今作は街の空虚感というか
寂寥感、孤独感が強く表現されている
と思う。


●前作の続きのストーリー
前作では最後に、ヒトであるデッカードと、反乱を起こす可能性のある型の
レプリカントであるレイチェルが一緒に逃亡して終わったけど、
今作はその後二人はどうなったのかがわかって、
そして、それが元になって、上に書いた世界のもとで
人類の存亡にも関わるかもしれない問題が発生する

というストーリーなんだよ。

025車で.jpg

ここまで僕が書いたことは、映画の中ではあまり説明されていないので
ネタバレというより、前知識として知っていた方が
より今作を楽しめるんじゃないかと思ってさ。
逆に言うと、前作の内容や時代背景を今作の背景として知っていないと
今作はあまり楽しめないといえるだろうなあ。
アメリカでも、メガヒットとはならず、観客も35才以上の男性が多い
というのは、そういうことが原因なんだろうね。

これはねー、賛否両論はっきりと分かれる映画だねー。
僕は好きだけど。


●映像がバツグンに美しい
『ボーダーライン』、『メッセージ』に続いて作られたこの作品、
いま一番ノッている監督のひとり、ドゥニ・ヴィルヌーヴが監督なんだね。
映像は、前作をはるかに超えた美しさだなー。
これ見よがしでないCGも申し分なし。
でもね、それゆえに失われたものがあるかもしれないなあ。
前作のあの雑巾の臭いのしそうな空気感や、
雑踏の中に散りばめられた闇の深さなどなど。
美し過ぎるんだなー。
まあ、大規模な核爆発の後のロサンゼルスという設定だから、
人も機械も建物も減っちゃってて、無機質な空気感が
ふさわしいのかもしれないけど。

026ハリソン対ゴズリング02.jpg

ゆえに、前作とは全然違った映像のタッチだと思う。
美し過ぎ、カットが決まり過ぎ。
それと、この監督はアクションシーンの撮り方があまりうまくないのかな?
前作のような緊張感や激しさが弱かったような気がするなあ。
それから、主役のK(ゴズリング)が室内で一人でいたり、
ホログラフィのジョイとのダイアログのシーンは
前作の室内のように「暗がり」っぽくしてほしかったなあ、
ホームドラマじゃないんだから。


●レプリカントがより高品質になれば・・・
レプリカントがさらにヒトっぽくなっていたね、
物理的にもプログラム的にも。
これは、映画的には大きなジレンマが生じるよね。
だって、体の組織や動きや、思考や感情やがより人間的になれば
それはもはや人間、もしくはめっちゃ強い人間でしょ?
そうすると、レプリカントであるがゆえのもどかしさや
切なささえも知ることのできない切なさとか、
抑圧・制限されている悲しさとかが表現しずらくなる
もんね。
そこんとこ、もっともっとうまくやってほしかったなあ。
前作は、デッカードとの戦いの最後でそれらが存分に表現されていて
泣けるほどの “レプリカント悲哀” が表現されていたのに。

027ゴズリングとホログラフ.jpg


●フィロソフィはそのまま
ヒトとレプリカントはどこが違うのか?
ヒトはどう生きるべきか?
ヒトのアイデンティティとは何か?
ヒトの尊厳とは?・・・・
やっぱり、そんなことを考えさせるハナシだね。


●次回作の予感
次回作が作られたとしても、なんら不思議じゃない終わり方だなー。
なぜなら、これまで “ヒトとレプリカント” という主題でやってきたけど、
今作ではさらに新しい方向へと展開してしまったからねー。

それが何か、は言えない。
なぜなら、それは、「そもそも、なんでブレードランナー
(反乱レプリカントの処刑人)という職業があるのか?」、
「ヒトはなぜ、ネクサス6~8までを全部処分したいのか?」、
「前作のタイレル社は何を狙いとしていたのか?」
なんて大きな疑問の
答えを言ってしまうことになるからねー。

028ショーンの墓.jpg

んー、これは次回作をブレードランナーの世界観&哲学で作るのは
難しいかもしれないなー。
そんな気がしてきたわー。



ちなみに、僕はワーナー・ブラザースに雇われた
レプリカント・・・ではない。





029ポスター.jpg

●ブレードランナー 2049(Blade Runner 2049)
2017 アメリカ
上映時間/163分
監督/ドゥニ・ヴィルヌーヴ
製作会社/ワーナー・ブラザース、アルコン・エンターテインメント、コロンビア映画、
     スコット・フリー・プロダクションズ、トリドン・フィルムズ、
     16:14 エンターテインメント、サンダーバード・エンターテインメント
製作総指揮/リドリー・スコット、ティム・ギャンブル、フランク・ギストラ、
      イェール・バディック、ヴァル・ヒル、ビル・カラッロ
原作/フィリップ・K・ディック『アンドロイドは電気羊の夢を見るか?』
原案/ハンプトン・ファンチャー
脚本/ハンプトン・ファンチャー、マイケル・グリーン
撮影/ロジャー・ディーキンス
編集/ジョー・ウォーカー
音楽/ハンス・ジマー、ベンジャミン・ウォルフィッシュ
音楽監修/デバ・アンダーソン
視覚効果監修/ジョン・ネルソン
美術/デニス・ガスナー
衣装/レネー・エイプリル
配給/ワーナー・ブラザース(米)、ソニー・ピクチャーズ(世界)(日)
出演/ライアン・ゴズリング、ハリソン・フォード、アナ・デ・アルマス、
   シルヴィア・フークス、ロビン・ライト、マッケンジー・デイヴィス、
   カーラ・ジュリ、レニー・ジェームズ、デイヴ・バウティスタ、
   ジャレッド・レト、エドワード・ジェームズ・オルモス、ショーン・ヤング ほか







♪ Live at The Greek Theater, Los Angeles, 1979 / Yellow Magic Orchestra

クリックしたらYouTubeにジャンプ



♪ "Blade Runner" End Titles / Vangelis





♪ Chariots of Fire / Vangelis




ポーキング


埼玉県所沢市の某所で発見。


001ヘンテコパーキング.jpg


何も、アテンションやメモラビリティを
追求しなくってもねぇ。

駐車場って、目的地に遠いのに
お気に入りのところに停めたりする?

まあ、だからこそ何やったっていい、
という理屈もあるけどね。

まあ、ひんしゅくを買わない範囲でね。



002枯葉.jpg



003富士夕景.jpg







♪ Stop Making Sense / Talking Heads



うおー、かっけー!


国分寺マニアックス ~ ボブを探しに


♪ ゆらゆら / YeYe





「独断映画評あらため北米が好き」http://newbii.blog.fc2.com/
NEWびーさんに教えてもらった “ボブ” がいるらしいので、
国分寺(東京都国分寺市)へ行ってみたよ。

国分寺は、11年も住んだ街なので、
どんなふうに変わったのかも見たかったんだなー。



駅に着いて、さっそく北口から出てみたよ。

およよー、駅前左前方の2ブロック分くらいのエリアが
なんにも無くなってる!

駅前の寿司屋も、シャノアールも、よく行ったラーメン屋も
なんもかんも。

で、その空けたスペースの半分くらいで、
北口側に出っ張った駅ビルを作ってんだなあ。
南口側はとっくの昔に丸井と専門店の入った駅ビルが
できていたからね。

その上に、さらに拡大かあ。
東西南北ぱっとしない沿線エリアから、
ばしばし人を集めようってわけだなー。

また、家賃が上がるんだろうな。
僕が住んでいた時、南口の駅ビルができたら、
家賃がいきなり1万円上がったことがあったんだよ。

で、そのうちにJR中央線の「特別快速」が停まるようになったら、
続けてポンと家賃が1万円上がったことがあったからなあ。



001駅マンション.jpg

一番わかりやすい変貌は、駅前の高層マンションだろうね。
これは、次々と2~3棟建ったよなー。
あんなに標高も価格も高いマンションなんて、全然国分寺的じゃないなあ。
1軒5,000~7,000万円、最上階は3億円とかじゃなかったっけ?


北口を出て、すぐに右折。
学芸大学のほうへ向かう駅前商店街へ。

002TARA.jpg

タイ人のおじさんがやってる(た?)タイ料理店。
本格的で、うまい!
昔、「タイと同じ辛さにしてください」って言ったら、
ぶっ飛ぶほど辛かったよ、トムヤムクン。


003たからや.jpg

はい、昔の学生街おなじみの質屋ですねぇ。
僕は、自分の持ち物を入れたことはなかったけど、
バッタもんや質流れ品も売ってるココで、
冷蔵庫やラジカセや本棚を買ったんだった。


004秀永.jpg

店内が、狭い喫茶店みたいな店だけど、
ココの中国料理はピカいちだよ(ラーメン屋ではない)。
たぶん、一流店からの独立組だろうね。
素材と味の洗練度がバツグン。
30年くらい前にできた店なんだけど、いまでも、あるんだねぇ。

国分寺街道に出る前の通りには、国分寺名所と言われていた
元ヒッピーのマスターがやってた「ほら貝」というバーが
あったんだけど、なくなっちゃってたなー。


005元自転車屋.jpg

ココは元自転車屋。


006胡桃堂喫茶店.jpg

隣に、なんだかおしゃれな喫茶店ができたねぇ。


国分寺街道を右折して、中央線のガードをくぐって
東京経済大学方面へ出て、すぐに右折。

007南口カレーの店.jpg

マンションの1階の奥まった店。
ココは昔は、手作り陶器の店だったなー。
カフェにもなっていて、カレーがものすごくうまかった、
1,000円だったけど。
ここで買った皿は、いまでも使ってる。

その道を挟んでの向いに、
こんなおしゃれなパン屋さんができたんだね。

008キイニヨン.jpg

駅南口に向かって坂を少し上って右に入ると・・・

009古美術南川.jpg

この古美術商は前からあったはずだなあ。
そうそう、国分寺といえば、アンティークショップ、古本、古着
そこらじゅうが、アンティーク、古本、古着だったなあ。

その奥にあるのが、セコハンレコード屋の「珍屋(めずらしや)」
おおー、ココは大昔からのままだねー。

010珍屋.jpg

011珍屋2.jpg

いまでも、LPレコード集めている人がいるんだよね。
僕も少しは持ってるけど。

ほらほら、古着屋発見。

012POT BOUND.jpg


さらに坂の上のほうにあるのが、国分寺マンション。
昔は、あそこの1階にも、古着屋があったねー。

013国分寺マンション_トミービル.jpg

この写真を撮った僕が立っている左側には、
「トミービル」というのが建っているんだけど、
なんと、このビルの地下に、村上春樹さんがやっていたJAZZバー
「ピーター・キャット」があった
んだよ。
ビルの写真撮るの忘れちゃったー。


そのトミービルの裏が「南町診療所」。
友達のみっちゃんがバイクの事故で運び込まれたっけ。

014南町診療所.jpg

トミービルのはす向かいにあるのが「ほんやら堂」

015ほんやら堂.jpg

シンガーソングライターの中山ラビの店だそうだ。
ココも昔から変わらないねー。


016まどそら堂.jpg

国分寺マンションの1階?地下?半地下?
ココは、昔から住居ではなくて、ショップがならんでいたね。

017アンティークアヴェニュー.jpg

そうそう、アンティーク系のお店の集まり。
んー、昔はたしか歯医者なんかもあった。
おー、ここはまだ国分寺的なままだねぇ。


殿ヶ谷戸庭園の入口。

018殿ヶ谷戸庭園.jpg

ここは、府中のほうに向かって崖になっているところで、
大昔の武蔵野の自然がそのまま残っているんだな。
崖だから、湧水池なんかもあったはずだけど、
あの高層マンションができた時に、地下水脈が絶たれて、
湧水の水が出なくなったとか言って、
問題になっていたことがあったなー。

一気に坂を上りきった、駅南口の向いには
僕が住んでいた30年以上前には陶器の専門店があったね。
で、その前は、椎名誠さんの『さらば国分寺書店のおババ』で
おなじみの古本屋「国分寺書店」があった
んだよ。



さてさて、再び国分寺駅に突入。
そして、中を通って再び北口から外へ。

はい、そこに “ボブ” がいましたー!!
ボブ、ゲット。
屋外販売のおじさん、ありがと、がんばってねー。



♪ 言う / YeYe





北口出てから、今度は左へ。

019四文屋.jpg


おおーっ、カフェ「ジョルジュ・サンク」がまだあるねぇ!

020ジョルジュサンク01.jpg

021ジョルジュサンク02.jpg

ココは、高っかいコーヒーの店だよ。
でも、当然うまい。
そして、シフォンケーキがピカイチ!
僕は、いまだにココのシフォンケーキよりうまいやつに
出会ったことがないわさ。

このはす向かいには、画材屋あったんだよなあ。
ムサビの学生や美大受験の予備校生御用達。


そのまま真っすぐ行くと、西部多摩湖線の踏切。
はい、その向こうには、あこがれの「国分寺女子ハイツ」ですなー。
男子禁制の女子学生マンションでっせー。

022女子ハイツ.jpg

国分寺は、近辺にたくさんの大学があるので、
学生が住むアパートなんか山ほどあったんだけど、
このマンション然とした女子ハイツは当時、
ひときわ格上なイメージだったなあ。
津田塾女子大学とか、武蔵野美術大学とか、学芸大学とかの
お嬢様が住んでいたんだろうねぇ。
友達と上の窓に向かって手を振っていたら、
管理人のおっさんに追いかけられたことがあったよ。


あ、いけねー、
“僕さあ、ボクサーなの” の「だんごの輪島」へ行くの忘れてたー。



023駅マンション01.jpg

024駅マンション02.jpg


今度は、北口の駅前通りを直進!

025元三成堂書店.jpg

ココは、以前は大きな書店があったんだな。
駅ビルに入っている紀伊国屋書店とネット販売に
やられちゃったんだろうなー。
地下には、インドかぶれのおねーさんがやってた
超辛いカレー屋さんがあった。

地下奥には、茶葉のボトルキープができる
おしゃれな紅茶専門店
もあったなー。


026いながき.jpg

駅前通りから少し右に入ると、おっと!
もつ焼きの「いながき」があった!
ココは、知る人ぞ知る店。

素材が新鮮、目の前で焼く、安い。
ので、ジモティだけでなく、中央線沿線から
わざわざいろんな人が食べにくる店なんだよ。

でもね、午後5時から9時半までとなっているけど、
その日に仕入れた素材がなくなったら終わりなので、
9時くらいに終わることもちょくちょく。

社会人駆け出しの頃は仕事柄、夜9時頃に家に帰られることなんて
ほとんどなかったし、早く帰れてもだいたい都内のどこかにみんなで
わいわいやりにいってたし、ごくごくたまにチャンスがあっても
いながきはいつも満席で、「他へ一軒目行ってから、
後でまた来るわー」とか言って再度来たらネタ切れでおしまい
なんてことが何度もあったりして、これまでに2回くらいしか
行ったことがなかったなあ。


いながきから、さらにディープなほうへ行くと・・・
あった、あった!

027でんえん01.jpg

これが、あの有名な名曲喫茶「でんえん」やーー!!
屋根のあたりがくずれかかってる。
僕が35年前に初めて行った時も、
なんだかくずれかかっている印象だったからね。

027でんえん02.jpg

“名曲喫茶” なんだから、もちろんクラッシック音楽だよー。
入ってすぐ左は、中二階みたいなあがりになっている。
全体的に木造だね。

店の一番奥に、わりと大きなスピーカーが2つあるねー。
外はくずれかかっているけど、中は古くてくすんでいても
傷んでいるとか壊れているようすは全くなくて、
アンティークで落ち着いたいい感じの喫茶店でしょ?

内装の壁にはアート作品があちらこちらに。
そう、ココではよくムサビや学芸大学の学生の個展やグループ展が
行なわれたりしてた
んだ。
いまでも、やってるのかなあ?

店主は、もう頭が真っ白になっちゃっているおばあちゃん。
もちろん、35年前に来た時と同じ方。
お互いに、ただトシをとっただけだなあ。
毎日、毎日、少しずつ、少しずつ。

どれだけの、後の偉大な芸術家や音楽家が通ったんだろう。

028でんえん03.jpg



029ニューロダン.jpg

美容院?床屋?
35年前でも、カット + 洗髪 = 4,500円だった。
僕は、自分で切っていたけど。



はいはい、これがかの「フジランチ」でっせ。
いまでもやってるんだねー。
ちょっと覗いてみると、仕込み中のお二人は・・・
わお、あのおじさんとおばさんそのまんま!
いったい何歳になったんだろう?
遠目には、おじいさん、おばあさんには見えないけど、
きっとけっこういいトシになっているんだろうなあ。

030フジランチ.jpg

ココは、いまは昭和のなつかし洋食屋、って感じで
行列ができるほどの人気店になっているようだけど、
僕が通った頃は、それとはちょっと趣きが違ったなあ。

チキンカツセットとか、チーズバーグとか、
ポークソテー定食とか、ピーマン肉詰め&ライスとか・・・
メニューはそれこそ洋食屋だけど、
学生向けのめし屋ってイメージだったなあ、その当時は。

だってね、おかずのボリュームもでかけりゃ、
ライスの盛りもすごくて、安く、腹いっぱい食べられる食堂
って感じだった
んだよ。
ライスはフツー盛りでも大盛り、だから大盛りは禁断の注文だった。

ある時、大食いのみっちゃんと一緒に行って、
彼が「ライス大盛り」を頼んだ時、お店のおばちゃんが
「えっ?」って驚いてたなあ。
(売ってる側のくせに、どうしよう・汗、という戸惑いがみられた)
「ものすごく多いけど、残さないよねぇ」って
めんどくさそうに言っていたよ。
(どうなっても知らねーぞ、お前ら、という迫力を感じた)

なんだかイヤな予感がしたんだけど、はい、出てきたものは
“てんこ盛り” とか “メガ盛り” というシロモノじゃなかったよ。
あれは、“盛り” じゃないな、あれは “盛り固め” だなー。
盛っただけでは崩れるので、しゃもじでまわりを押して固めてあるのだ。
中身を掘っていないかまくら。

みっちゃん、ペロッと全部食べたけどね。
いまは大食いの時代じゃないので(昔だってそんな時代じゃないか)、
あんな大盛りは出していないのかなあ?



“ウラブンジ” には、こんな古本屋も。
んー、ココはその昔もあった、あった。

031古書買入.jpg


駅前通りに戻って、どんどん北へ・・・

032元スカイラーク.jpg

ココには、24時間営業のスカイラークがあったなあ。
駐車場のないファミレス。
当時は珍しかったんだよ。

たぶん、スカイラーク創業からひとケタ台の古い店
だったんだと思う。
2階3階は客席ではなくて、調理場か倉庫があったはず。
いくつかの店舗の食材を一手に作っていたのかも。


後ろを振り向けば・・・
おー、ココのはす向かい(ローソンの看板のあるところ)に、
昔は「日本信託銀行」というのがあったんだよ。
そう、あの「三億円事件」のお金の出所だよ。
(持ち主は東芝の府中工場だけど)

033三菱銀行.jpg

で、この三菱東京UFJ銀行は、そのお金を積んで
あの現金輸送車(セドリック)が出発したところ

当時は、日本信託から三菱銀行に、“一時預金” というのをして
三菱銀行から三億円が出発したんだよ。
当時の報道では一時、三菱銀行の車が狙われた、
って言われていたけど、まあ間違いではないけど、
中身は日本信託銀行のお金だったんだね。
(まあ、持ち主は東芝の府中工場だけど)



034菊地.jpg

おおー、まだあったねー。
ココはいわし料理専門の店、「菊地」
お造りを頼むと、水槽から生きているいわしをすくって、
目の前でさばいてくれる。
安くて、うまい、したがって生き残っている。


035七七舎.jpg

この古本屋もずっと昔からあるねー。
国分寺北口の駅前通りは、古本屋だらけだったんだよ。


036_01木造家屋.jpg

036_02木造家屋.jpg

037電器屋.jpg

038星野模型.jpg

039クローネンバーグ.jpg



ここは、ロック系のライブハウスだったなー、
てか、いまでもやってるわー。

040ライブハウス.jpg


041はと屋.jpg



042元池田酒店.jpg

ああー、なつかしいなあ。
ここは、元「池田屋酒店」だなあ。
個人店でワインを並行輸入してた。

おばちゃんがワインソムリエの資格を持っていて、
地下に高いやつ用のワインセラーがあったんだよ。
夜中の1時頃まで開いていたので、
独身の頃は、会社帰りにしょっちゅう寄って帰ったよ。

そのおばちゃんの娘さんもワインにくわしくて、
まだ、日本で人気が出てなかった頃に
チリワインや南アワインを教えてもらった
っけ。



043尾崎金物店.jpg


044元浅見酒店.jpg

元「浅見酒店」。
こちらは、日本酒&焼酎系に力を入れてたなー。
近所に移転して、いまもやってるようだね。


045元セブンイレブン.jpg

元セブンイレブン。


046OKスーパー.jpg

いまも、OKスーパー。


047フルヤマ文具.jpg

048シンカイ写真館.jpg


049元小僧寿し.jpg

元「小僧寿し」。


僕が住んでいたアパート。
もちろん、リニューアルされているね。
大家は、清志郎の親戚のはず。

050元第一中の井荘.jpg


051樋川工務店.jpg


052神山モータース.jpg

ここもまだやっているんだね。
ホンダのロードのワークスマシン
飾っていたこともあったよ。



ずずーいと小平市の上水南町へ侵入!

053大さわ食堂.jpg

おー、残ってる、残ってる。


054横山商店.jpg

左奥に見えるのは、文化女子大学。


055桜上水公園.jpg


056山岸邸.jpg

これは、某有名少女漫画家の自宅兼アトリエだよ。
わっかるかなー?


057喜平橋.jpg

国分寺街道と五日市街道(玉川上水)の交差点。

058喜平橋02.jpg

059五日市街道.jpg


ここまで来たなら、国分寺街道を真っすぐ北上して、
西武新宿線の小平駅へ歩いて行っちまえー。

060こだいらマンホール.jpg

061エンフィールド.jpg



ところで、「ボブ」とは、この猫ちゃんのこと。
雑誌「ビッグイシュー」の表紙、2度目の登場でーーす。
いい顔してるねー。

062ビッグイシュー.jpg

「ビッグイシュー」とは、一般の市民が希望を持って
生きられるよう、社会問題、政治、環境・エコロジー問題、
自由・人権、平和、国際事情などを取り上げて編集されている
雑誌なんだそうだ。

特長的なのは、販売方法だな。
ホームレス状態の人が、街中に立って売っているんだよ。
(通販もあるけど)
売価350円のうちの180円が、販売員さんの報酬になる、
というしくみ。

ホームレスの人に無償の救済をするのではなく、
“仕事を提供” するという考え方がいいなあ。

発祥は1991年のイギリス・ロンドンだそうだ。
いまは、イギリスを含めて世界の6カ国に展開中。
同じビジネスモデル(ストリート・ペーパー)の
雑誌はすでに世界で100誌(紙)もあるんだそうだ。



NEWびーさん、ありがと!
なんか、すっきりしたわー。







♪ He Doesn't Have Christmas / YeYe




プロフィール

つかりこ

Author:つかりこ
北海道生まれ。広告制作会社勤務。スポーツ、飲み食い、音楽、読書、映画などなど、興味がゆらゆら。

ちかごろの記事

全記事表示リンク

カテゴリ

検索フォーム